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Mai

Cave Augé * カーブ・オジェでローヌの試飲会

パリに春が来た!  お日様がポカポカ照らす中、Cave Augé * カーブ・オジェにフラッと遊びに行きました。そしたらラッキー!ローヌ地方の試飲会が行われていました!  久しぶりに会う醸造家たち!うれしい! 皆も良い天気なののでニコニコ! そして妊娠中の私に、<自然派はちょっと飲んでも大丈夫だよ!逆に赤ちゃんも喜んでるよ!>とのこと・・・ 本当ですか?!でも美味しいからちょこっと飲んでしまう私・・・         Hervé Souhaut, Domaine Romaneaux Destezet*エルベ・スオー、ドメーヌ・ロマノ・デストゼのヴィオニエで造られた白はピュアで一番美味しかった!そして大好きなSt Epine*サント・エピヌは上品でウッカリと飲んでしまう 、繊細でセクシーなワイン!久しぶりに奥さんのベアトリスにも会えて、なんと気づいたら2人で30分も話し込んでしまった・・・娘さんたちの出産話や、エルべと結婚してよかった事とか、色々と教えてくれました!        Alain Allier, Domaine Mouressipe *アラン・アリエ、ドメーヌ・ムレシップのワインは相変わらずフルーティーで夏にはぴったり!特にサンソーが含まれたPitchounet*ピッチュネは冷やして飲んだ一本なんてあっという間に無くなってしまいそう!それに比べてより濃厚な、グルナッシュとシラーで出来たCacou*カクーも飲みやすい!今年は冬もそれほど寒くなく、春も早めでしたので、8月の半ばには収穫開始するかもしれないらしいです!      Nicolas Renaud, Clos des Grillons*ニコラ・ルノー、クロ・デ・グリヨンは私が大好きな生産者!優しくて、シャイで、きれいな目で・・・しかも2008年が初ビンテージ、まだワイン造りを始めて10年も経っていないのに、とても綺麗で真っ直ぐなワインを生み出す、ラングロールも一押しな作り手!特にキュベ・1901(コンクリートの卵形タンクで出来上がったウニィ・ブラン)は繊細で、香ばしく、今回一番ウットリしたワインです。夏にピッタリなLes Grillons *レグリヨン2013もスッキリとしてレモンスカッシュのように、サッパリ!そしてムルべードルの赤も、酸味がありフレッシュでスイスイといけそう!       そしてL’Anglore*ラングロールのTavel*タベル2013は、まだビン詰め前なのに、もう完璧に仕上がっています!赤フルーツいっぱいな香りに、ちょっぴり残るスパイシーさ。香りを嗅いだだけで、すぐタベルだと分かる絶対・確実さ、やっぱりエリックはすごい! ほかにも・・・ La Vieille Julienne, Chateauneuf du Pape *ラ・ヴィエイユ・ジュリエンヌ、シャトーヌフ・デュ・パップ09を試し、<オオオーこれは赤いジューシーなお肉と飲みたい>と思い、 Gilles Azzoni, Le Raisin et l’Ange*ジル・アッゾニ、ル・レザン・エ・ランジュと今後のことを話し合い、 ラングロールの奥さん、マリー・ジョと、レストラン、ジュール・ド・フェットのオーナー、ビュッシュ     最後はやはりこの人、René Jean Dard*ルネ・ジャン・ダール!彼とLes Baties*レ・バティを飲みながら、世間話!C est le Printemps *セ・ル・プランタン2013は名前の通り、春の香りが漂い、バラやスミレのお花畑にいるみたい。 膝が痛くて、腕も痛くて、体が傷んでボロボロになっても、いつも笑顔で明るく、冗談ばかり言っているルネ・ジャンが大好き!これからも元気で美味しいワイン、美味しいサルディーヌ、美味しいビールを造って下さい!                 ルネ・ジャンと、ワインバー、ル・ガード・ローブで働いていた、アン・エレーヌ * ピースサインで! 私と、アルザスの生産者、クリスチャン・ビネール   ASAMI  

23
Avr

自然派大試飲会 REMISE 地中海のマルセイユで開催!No2~後編~

MYRENE BRU ミレーヌ・ブリュ 地中海最大の漁港セットから内陸に20Kほど入ったところ石灰岩盤の山がある。標高180mの山の北斜面に葡萄園が広がっている。08年により4hの畑を手に入れ最初からビオ栽培。馬を使って耕している。女性ながら子供の頃からワイン造りが夢だった。理想の畑を手に入れて5年の歳月が過ぎた。やっと自分が狙ったワインができるようになってきた。葡萄を熟しながらフレッシュ感を残すことも可能になってきた。    <LADY CHASSERAS レディー・シャスラ 白> 真っ白な石灰質土壌に元海底だった頃の魚介類の骨などが堆積してできた岩盤ロッシュ・メールが地表にあり、その岩盤にシャスラ品種の根が入り込んでいる。だからヨード系の潮っぽいミネラル風味がワインをしめている。13年はシャープな酸もあり、これも和食にピッタリの相性だ。   <FAR-OUEST ファー・ウエスト> グルナッシュ、カリニャン、シラー、サンソー品種。畑の周りには野生のローズマリーやタイムなどの香草が一面に広がっている。その香草の香りがワインの中に表現されている。グラップ・アンティエール(除梗なし)と除梗した葡萄を交互に発酵槽にいれてセミ・マセラッション・カルボ醸造。甘ささえ感じる熟度の果実味。ミネラル感がしめている。       <LES MOULIN DE MON COEUR レ・ムーラン・ド・モン・クール13> 13年からの新キュヴェ。シラー、カリニャン、サンソー品種。 13年は酸が綺麗に残っている。中庸の濃縮度で爽やかな旨味が乗ったグイグイいける赤ワイン。   ESCARPOLETTE エスカルポレット 新人の中でも飛びぬけた才能と探究心と実行力を持った人、イヴォ・フェレイラ。本当に美味しいワインを造るには繊細な感性を必要とする。小さな現象から多くの事を理解しようとする感性はもって生まれたのもが必要だ。このイヴォにはそれがある。ラングドック地方のワインのイメージを根幹から変えてしまうようなワインを造り出した若者だ。 パリでソムリエをやっていた。ワイン造りに興味があってジュラ地方のジャンマルク・ブリニョのところに手伝いに行ったのがきっかけとなった。ワイン造りの面白さに魅了されてしまった。本格的にワイン学校で勉強を開始、ボルドーのシャトー・デュ・プイで3年間も修業した。2009年にラングドックで独立。現在4Hの畑をまるで試験台のように工夫を重ねて栽培、勿論ビオ。工夫に工夫を重ね醸造を丹念に造り上げている。将来、イヴォはきっとラングドックを代表する醸造家になるだろう。   <LA PETITE PEPIE 13 ラ・プティット・ペピエ 白> グルナッシュ・ノワール品種を収穫後にすぐプレスしてジュースを絞ったブラン・ド・ノワール。黒ブドウから造った白ワイン。ラングドックのモンペイルー村でここまで爽やかな白ができるとは驚きだ。11度とアルコールも低くヴィヴァシテーと呼ばれる超フレッシュな酸を感じさせてくれる。         <PETITE CRAPULE 13 プティット・クラピュール 赤> カリニャン、グルナッシュ品種、50%をセミ・マセラッション・カルボニック醸造、50%を除梗したトラディション。ピジャージュもルモンタージュもしない超自然な醸造。色合いは薄いけど果実味と旨味はしっかりのっている。シャープな酸は北フランスのピノのバランス感覚。     <LES VIELLES 12 レ・ヴィエイユ 赤> ラングドック地方のモンペイルー村といえばカリニャン品種で著名なワインがある。このイヴォが醸すカリニャンには興味がある。この石灰度の強い真っ白な岩盤土壌に育つ40歳から70歳の古木のぶどうからミネラル感タップリでタンニンのしっかり乗ったバランス良い赤に仕上げる。そこには驚きの涼しさが存在している。   SACARABE スカラベ(イザベル・フレール) スペインの国境に隣接、地中海に落ちそうなくらい海に近いARGELE SUR MERアルジェレス・シュール・メール村にある。イザベルは学校の先生をやっていたが、お祖父さんの畑を家族が失いそうになった時、2007年、後を継承することを決意。まずルシオン地方の自然派の伝道師フラール・ルージュのジャン・フランソワ・ニックのところで修業。最初から除草剤や殺虫剤で地球を汚すような農業はしたくなかった。ビオ栽培、仲間と共同で馬による耕作をしている。平均収量が15hl/hと極小。女性ながら手で農作業をやっている頑張り屋。花崗岩土壌と砂質、シスト土壌も混ざったワイン造りには興味深い土壌を持っている。   <SUR NUAGE シュール・ヌアージュ(雲の上の意)> グルナッシュの古木が90%、シラーが10%の構成。フラール・ルージュ式のセミ・マセラッション・カルボ醸造。勿論、自生酵母のみ、兎も角、軽めで果実味が中心の柔らかくフワフワとした感じ、まるで雲の上に乗っているような感じのワイン。     <CUVEE 7 キューヴェ・セット> 7という数字は変革、改革、新たにするという意味を持っているとのこと。昨年、イザベルは人生上、色んなトラブルが重なった。健康上も色んな問題があった。すべてを“新たにする”という変化を現わした新ワインを発表した。醸造方法も変化をつけた。シラーをセミ・マセラッション・カルボ醸造、グルナッシュは除梗、カリニャンは50%セミ・マセラッション・カルボニック、50%を除梗した。イザベルらしい果実の爆発的な旨味、柔らかでグイグイ体に入ってしまうワインだ。   JEROME JOURET ジェローム・ジュレ(元レクラパス) ジェローム・ジュレ、元レクラパスと醸造元名をつけていたが、同名の名の蔵から訴えられて、名前を変えなければならなかった。ジェロームは2006年までは農協に属していた。 自分で栽培した葡萄を自分で造りたかった。醸造所も自分で設計して自分で建ててしまった。すべてワインの移動をポンプを使わないで重力を利用して移動できるよう設計されている。 近所にはジル・アゾニやマゼルのジェラールという自然派の名手がいる。彼らとも情報交換をして一挙にハイレベルな自然派ワインのスタイルを造りあげた。最近のワインの高レベルには驚きである。パリのワインバー・ヴェール・ヴォレのシリルも 驚いていた。   <PAS A PAS パ・ザ・パ 13 赤> まだ、13年産は熟成中でラベルもできていないので写真はない。カリニャン、アリカント品種のセミ・マセラッション・カルボ醸造。13年はまるでロゼのように明るい色合いだった。その透明感と果実味の透き通った旨味は 今までの最高傑作ではないだろうか。シリルも驚きの声を挙げていた。SO2添加ゼロ。 13年のジェロームの赤はすべてのキュヴェが同質の軽やかで果実味が透き通っている。 他のキュヴェの熟成中の13年を試飲用に抜いてきていた。13年のジェロームの赤は見たらすぐ買うべし。 きっと後悔はしない。   <L’IVRAIE BLANC リヴレ12 白> ユニ・ブラン、クレレット、ヴィオニエ品種の構成。ここSAINT-GIRAUDサン・ジロの丘は中世では有名な名醸地として知られていた。フィロキセラ被害の後は復興することなく 放置されていた丘の斜面を、ジェロームは復活させるべくほぼ10年前より植えつけていた畑である。何て空間性のある白だろう、透明感とミネラル感は素晴らしい。   SEPT LUNE セット・リュンヌ (ST-JOSEPH サン・ジョゼフ) ジャン・デロブルがボーヌのワイン学校で勉強していた当時、同級生にダール・エ・リボがいた。実家は北ローヌのサン・ジョゼフで果実栽培、酪農など兼業農家だった。ジャン・デロブルは実家に戻って葡萄栽培に少しずつ特化していった。97年よりビオ栽培を始めた。2001年に農協から脱退して独自でワインを造り出した。名前はセット・リュンヌ・7つの月の意。ビオ・ディナミを取り入れて、ワイン造りには月の影響力が大きく、大変重要だったからセット・リュンヌとした。16年のビオ栽培をやってきて畑がイキイキしてエネルギーに溢れている。ワインの品質も酸とミネラル感が素晴らしいバランスになってきた。当初はこの近辺では孤独な存在だったが、今では若手自然派醸造家が増えてきて、ジャンも先輩醸造家として指導・援助する立場となってきた。   <GLOU グル> 花崗岩の土壌ガメイ品種をセミ・マセラッション・カルボ醸造で醸し、果実味を中心の軽めで気軽にグイグイ飲めるワインを造った。グルとはフランス語でグイグイという擬音。グルグル飲めるという意味。ガメイの最南端、ガメラーには欠かせない逸品。     <SYRAH 12 シラー 12年 花模様> アルデッシュ地方の北に位置するシラー品種。比較的若いシラーをセミ・マセラッション・カルボ醸造で醸した。狙いはガメイのように果実味を中心に気楽に楽しめるシラーワイン。シラーをここまで爽やかに造るには酸を残すことが重要だ。ビオ栽培が生きているからこその爽やかさだ。 <SAINT JOSEPH ROUGE 12 サン・ジョゼフ 赤> […]

17
Avr

自然派大試飲会 REMISE 地中海のマルセイユで開催!No1~続編へつづく~

自然派大試飲会 REMISE A MARSEILLE!!! 3月末は自然派大試飲会のREMISEがフランス第二の都市マルセイユで開催。昨年よりこのマルセイユで行われるようになった。マルセイユの駅は高台にあってマルセイユ全体が見渡せる。 地中海に面した大都市として活気のある街だ。ギリシャ、ローマ時代より地中海のラテン文化がフランスに入ってきた玄関のような存在の街。映画ではフレンチ・コネクションの舞台になった美しい街角と熱しやすい人情の民風。ワイン文化もここを起点にフランス中に広がっていった。その意味ではこの地で自然派大試飲会のREMISEが開催されるのは意義がある。     日本からフランスに戻った翌日にマルセイユまで移動。パリからマルセイユ駅までは3時間半。駅から歩いて10分ほどの所でREMISEが開催された。会場に着くともう熱気で溢れていた。 ルミーズ試飲会は発足当初はラングロールなどが主体として初めたグループだ。今はラングロールが卒業して中堅、若手が会を盛り上げている。 ディーヴ・ブテイユの次に巨大な試飲会まで に発展している。ローヌ、ラングドック、ルーション、オーヴェルニュ地方の生産者などが主体となっている試飲会である。   JOLLY FERRIOL ジョリー・フェリオル JOLLY FERRIOLは数百年前、ナポレオン3世やイギリス王室に納めていたほど有名なドメーヌだった。 ジャン・リュックとイザベルはパリジャン。ジャン・リュックは、コンピューター情報処理システムのプロだった。一時はフランス国会、フランス裁判所の殆どは彼の開発したシステムを使用していた。2005年にルーションに放置されていたドメーヌを訪問して、“俺の人生はここだ!”と持ち前の追及心は半端でない。畑と設備を改良して8年を経て、もう自然派ワイン界の中でも話題の人。誰も造れないスタイルのワインを次々と造りだしている。   <Blablablanc> ブラブラブランもシスト土壌で育つグルナッシュ・グリ品種、ミネラル感タップリで潮っぽく、和食にもピッタリだ。25l/haと極小の収量。SO2添加ゼロ、ポンプも使わない、自然派極の造り。       <Pet’Nat> シスト土壌で育ったムスカ品種を発泡酒に仕込んだ。青リンゴやパンプルムスを思わせる爽やかさ、 20l/haの収量、年間4000本しか生産しない。世界中から引っ張りだこの超人気ワイン。 その外にも、グラップ・アンティエール(除梗なし)セミMCで醸す葡萄ジュースのような赤も素晴らしい。   POTRON MINET ポトロン・ミネ 近年、ルーションで最も輝いている醸造元の一人。ポトロン・ミネのジャン・セバスチャンは数年前まではパリで会社経営をしていた。しかしワイン造りへの夢が大きすぎてすべてを投げ打ちルーションにやって来た情熱の塊のような人。 でも、静かに燃える人、恥ずかしがり屋で謙虚な性格。目立たないけど内に秘めた情熱はメラメラ燃えている。 5年の歳月を経てコツコツ畑仕事に打ち込んできた結果がやっとワインに出てきた。南の太陽の元でロワールのようなフレッシュさ!     <PARI TROUILLAS パリ・トルイヤス13> フランス最南端のルーション地方にも関わらずフレッシュで透明感がありグイグイ飲めてしまう絶品だ。カリニャン、グルナシュ・グリ、シラーという品種構成。ブラインドで飲んだらとてもルーション地方とは答えられない軽やかさを備えている。 典型的なセミ・MC醸造の果実味が心地よい。   MOURESSIPE ムーレシップ アラン・アリエはニーム近辺の葡萄栽培家の息子。お兄さんが後を継いだ。アランはワイン造りをしたかった。 長年、ガレージスト(自動車修理技師)の仕事をしながら資金を蓄えて畑を少しずつ買い準備していた。そして、アラン自身も大好きなワインであるラングロールのエリック・プフェーリングの所でワイン造りを修業した。     <Galejade roseガレジャード・ロゼ13> ラングロールのエリックに学んだワイン造りを生かしたワイン。サンソーとグルナッシュ品種を三日間マセラッションをして、三日後にプレスをかけて絞ったジュースを仕込んだロゼ。ややオレンジがかった桜色。果実味がタップリ、ミネラル感でしめている。なんて心地よいヤツなんだろう。           <Pitchounet・ピッシュネ13> このワインもまさにラングロールのエリックのワインを思い出させるような風味を備えている。サンソーを主体にグルナッシュ、ムールヴェードル品種をたった5日間だけMC発酵したロゼのような薄目の赤ワイン。サンソーを繊細に醸すとピノ・ノワールのような一面がでてくる。グルナッシュで南の果実味を演出、ムールヴェードルで背骨を造る。素晴らしいバランスだ。   JULIEN PEYRAS ジュリアン・ペイラス ラングドック地方期待の若手ジュリアン。お祖父さんが葡萄栽培家、お祖父さんの畑を引き継いだ。ジュリアンは最初から地球を汚すような栽培は絶対にしたくなかった。地元の自然派の巨匠フォントディクトのベルナール・ベラセンで修業した。 ワイン造りは約2Hの畑のみ、すべて手作業での家族全員の手助けを借りてやっている。ビオ栽培、自生酵母、SO2添加ゼロ。最初の頃は還元臭が強かった。でも今は色んな先輩から教えを得て、還元風味の残る造りは終わった。 ジュリアン・ペイラの素晴らしさは、生き方そのものが家族一丸となって、地球継続可能な方法で試行錯誤を繰り返しながら、自然で美味しいワインを多くの人に届けようという目標意識を持っていることだ。 こんな目標意識で邁進するジュリアンの将来、ワインの品質は大きく変化している。期待できる新人と確信する。   <L’inattendu ・イナタンデュ13 白> 最近、白を造っている。当たり前の白は造りたくなかった。ルーサンヌとクレレット品種を15日間マセラッションしたあとに絞って造った白ワイン。ややオレンジがかった色合い、完熟したパイナップル風味、洋ナシを煮詰めたような旨味と酸の絶妙なバランス、その上にマセラッションからくるアメルチューム(苦味)もあって複雑味のある奥行あるバランス。       <Gourmandise ・グルマンディーズ13 赤> 今、ラングドック地方ではサンソー品種が見直されている。軽快な色合いと軽やかな果実味が素材を生かした最近の料理にピッタリ相性だからだ。ビュヴァヴィリテと云われる飲みやすさも素晴らしい。それでいてしっかりしたミネラルと南の太陽をうけた果実味が心地よい。   FERME SAINT MATIN フェルム・サン・マルタン フランスで最も美しい景観の葡萄園の一つ。400Mの山の頂上に醸造所があり、そこから見渡す斜面に葡萄園が広がっている。トリアス期の石灰質土壌がある。一億9千万年前の土壌がある。だからここのミネラル感は深みが違う。15年前よりビオ栽培、今は畑の50%はビオ・ディナミ農法を採用している。 2006年よりトーマがお父さんのギィと一緒に働いている。今は特に醸造に関してはトーマが担当。ワインに透明感とビュヴァヴィリテ(飲みやすさ)が表現されるようになった。まさにトーマの優しくソフトな性格がワインに表現されている。 トーマ『私達はまず自分達が好きなタイプのワイン造りを目指している。そのワインができるだけ多くの人達に喜んでもらえたら限りなく幸せです。一部の愛好家だけに喜んでもらえるような特別なワインは造りたくない。多くの人達に“これは飲みやすくて美味しいね”と云われるのが嬉しい。できるだけ多くの人達とワインを通して“喜び”を分かち合えたら最高に幸せなんです』トーマのワインには、暖かい感情が伝わってくるようなビュヴァビリテ(飲みやすさ)がある。   <LE BLANC ル・ブラン 白> ルーサンヌ、グルナッシュ・ブラン、クレレット品種を10日間マセラッションした白ワイン。 今、フランス中の若手でこのマセラッションによる白ワイン醸造が行われ始めた。 黄金色の美しい色、南ローヌの太陽を浴びたマンゴを思わせる果実味、トリアス期の石灰土壌からくる潮っぽいミネラル感、辛口に仕上がった実に美味しい白だ。       <LA GERINE ラ・ジェリーヌ 赤> 50%グルナッシュ、25%カリニャン、25%サンソー品種。半分をグラップ・アンティエール(除梗なし)のセミMC発酵、半分を除梗したトラディション醸造。果実味が豊かでとにかくグイグイ飲める赤ワイン。ビュヴァヴィリテのワインの中にもしっかりしたミネラル感もある。       <LES ROMANINS レ・ロマナンス 赤> グルナッシュ、シラー、サンソー品種。除梗をして潰さずに葡萄粒を発酵槽に入れて醸造。酵素の働きでMC発酵のような状態になる。無理な抽出の為のピジャージュなどはあまりやらない。 果実味豊で透明感があり、構成もしっかりして、かつ飲みやすい赤ワイン。 […]

25
Déc

自然派ワイン界のレジェンドRENE JEAN DARDがもうすぐ来日!

パリ在住のダール・エ・リボ・ファンが ガールド・ローブに大集合!     自然派ワインの業界で今、飛ぶ鳥を落とす勢いのパリのワインビストロ“ル・ガールド・ローブ”で自然派ワインのレジェンドとも云えるダール・エ・リボのルネ・ジャンを招いて試飲・ディナーを開催した。 ルネ・ジャンはちょん髷姿で登場、江戸時代の町医者“赤ひげ”を思わせる風貌だ。ここパリでもルネ・ジャンの人気は根強く深い。本当に1980年代から自然派ワインを造っているダール・エ・リボはまさにレジャンドと云ってよい。多くのファンに支持されている。 超人気のガールド・ローブはもう夕刻の6:30にはほぼ満員状態になる。100%自然派ワインのワインバーである。普段は簡単なつまみ、生ハムセット、チーズセット、ビオ野菜セット、田舎パン、クロック・ムッシュなどをつまみながらワインを飲むスタイル。   生ハムもチーズも当たり前のものではなく、それぞれが工夫されていて、どれも大変おいしい。ルーブル・リボリに位置していて、芸術家が多いマレ地区にも近い。夕方は仕事を終えたビジネスマンや女性同士でも気軽に一杯ひっかけにやって来る。 隣の人とも気軽に話せる和やかな雰囲気が店内に流れていて、実に心地よい。陽の気が充満している感じ。   今夜は店の奥に小さなテーブルを設けて7時から8時までの一時間だけ、すべてのお客さんへのフリーテースティングの時間を設けた。パリ中のダール・エ・リボのファンが集まって来た。ここでは今、売り出し中の3つのワインを試飲、説明。 最初にクローズ・エルミタージュの白、“K”カリエールを試飲。クローズ・エルミタージュ地区では白ワインといえばマルサンヌ品種90%以上が普通。でもルネ・ジャンはマルサンヌ品種はほとんど使わない。つまりルーサンヌ品種100%の白。 11年は遅熟の年だった。ゆっくり熟した分、色んな成分もよく熟すことができた。そしてきれいな酸が残った。ダール・エ・リボのワインの特徴である超軽い微発泡が酸と調和してより爽やかさを強調している。ウーン・・美味い。洗練度が高い。 赤はクローズ・エルミタージュのDES BATIES デ・バティ11年を試飲。ルネ・ジャンのお父さんが植えた60歳のシラー品種100%。花崗岩土壌からくるミネラル感がタップリ。やはり軽い微発泡があって酸を伴った果実味と合わさりフレッシュで心地よい。 サン・ジョゼフ赤11年。11年は遅熟の年で普段より軽め目のバランスで仕上がっている。透明感があって、果実味がフレッシュで気持ちよい。一般女性客がこのサン・ジョゼフを試飲して一言『軽いワインね』と評価するほどスーット入ってしまう。 ルネ・ジャンはちょっとショック。。。『13度近くアルコールはあるのに軽いとは?サン・ジョゼフだぜ!』とちょっと不満そう。   店頭試飲が終わり第二弾は、地下の特別サロンに降りて、コアなダール・エ・リボ ファンを16名だけ集めて食事と古いヴィンテージワインを楽しむコースだ。この会への参加申し込みは、出した瞬間に満員となったそうです。パリでもダール・エ・リボのファンは多い。 流石にフランスの自然派ワイン愛好家、質問も鋭いことを聞いてくる。 客『SO2の使用はどのくらい?』 ルネジャン『年よって違うよ。入れなくてもよい状況の時はゼロの年もある。普通は瓶詰時にちょっとだけ入れる。SO2を入れない事を目的にしている訳ではないんだ。目的は美味しいワインを造ることだよ。よく自然派の醸造家でSO2を入れない事を強調し過ぎる人達がいるけど、ちょっとおかしいと思っている。決して目的ではない。』 客 『あなたのワインはいつもガス(超微発泡)を感じると思うけど、これでいいですか?』 ルネジャン『それは普通です。これは先程の質問とも関係して いるんですど、私は醸造中一切SO2(酸化防止剤)を使わない。その代りにアルコール発酵で自然に生じたガス(CO2)を残すことにしているんです。何故ならガスは酸化防止剤の役割をしてくれるからです。』   このソワレの企画はガールド・ローブの店長ASAMI(メキシコ生まれのパリ育ち)だ。この9月から店長になって張り切っている。連日の超満員状態の繁盛ぶり。ルネ・ジャンが持参してくれたミレジム・ワインを次々と開けてくれた。 まずは黄金色の液体がグラスに注がれた。ウーン、色だけ見るとかなり年代が古そうだ。しかし香りはまだ若々しさを感じる。口の中にいれるとまだガスが僅かに残っている、それに綺麗な酸がプラスされて超爽やかな風味に覆われた。でもこの深みはただものではない。 。 。。。なっなんと!サン・ジョゼフ・白2000年だった。なんて爽やかさがこんな形で残っているんだろう。もう13年も過ぎているのにこの若々しさ!一同感激と驚き。ルネジャン『エルミタージュやサン・ジョゼフは本当は白ワインの方がポタンシエルがあるんだ。』 今夜は、当ガールド・ローブのオーナーが自らワインに合わせて料理を作ってくれた。このサン・ジョゼフには鯛のカルパッチョ、鯛の刺身風のもの。よくこんなに新鮮な鯛を見つけたものだ。まだ爽やかさタップリのサン・ジョゼフ白は鯛の白身の旨味に、熟成によって洗練されたミネラルの旨味に驚くほどピッタリだった。(赤いのは根野菜のベットラブの絞り汁)   次はエルミタージュ白05のマグナムが開けられた。ルーサンヌ品種。ルネ・ジャン『エルミタージュもよく赤ワインの事ばかり話題になるけど、本当は白の方が偉大なワインなんだ。特にルーサンヌが良く熟した年、まさにこの05なんかは世界に誇れる偉大な白なんだ。』 ホタテのカルパッチョ、軽く表面を焼いてある。力強さと爽やかさが共存するミネラリーなエルミタージュ05に料理の方が合わせてくれた感じ。   クローズ・エルミタージュ赤、04,06が出された。なんてクリアで透明感のあるミネラリーなワインなんだろう。濁りワイン・臭い自然派ワインの象徴だったダール・エ・リボの進化は自然派ワイン全体の進化と共有している。 前を歩いている人がいない世界、地平線をゼロの段階から切り開いてきたルネ・ジャンとフランソワ・リボの職人芸の含蓄した技、味わいには、何とも言えない深みを感じる。   ASAMIの完璧な温度管理とサービスでダール・エ・リボのワインの真価を楽しませてもらいました。 自然派ワインこそ提供するタイミングや温度で何十倍も美味しさを発揮する。ダール・エ・リボのパリ在住ファンも大喜び。   パリ在住の熱狂的ダール・エ・リボのファン     皆、大喜びでした。中にはどうしても現地に行きたくてダール・エ・リボ醸造まで訪問しているファンも何人かいました。造り手を前に古いヴィンテージを飲みながら楽しめるのはファンにとって最高の喜び。ルネ・ジャンも嬉しそうでした。 一番嬉しそうだったのは、企画者のASAMIだった。いつも店に来てくれるお客さんと大好きなルネ・ジャンを招いてのソワレは格別なひと時だった。この大成功のソワレの最後にポロっと嬉し涙を流したASAMIは幸せそうでした。 ルネ・ジャンはあまりこの様なソワレには参加することはない。大好きなASAMIの頼みとあっては断れなく今夜の会が成立。この会のお蔭で私も知らなかったダール・エ・リボを再発見した部分も多かった。素晴らしい一期一会でした。この二人に感謝!       自然派ワインは長期熟成にも問題なし!   今夜、飲んだワインの一部。イヤー!すべてがクリアで新鮮なタッチで飲めました。僅かなSO2(参加防止剤)しか入っていないのに、全く問題なく熟成しています。自然栽培からとれた葡萄自体のパワーがSO2を必要としていないのだろう。 このダール・エ・リボのルネ・ジャンが14年1月に日本に行きます! 日本中の各地でダーリ・エ・リボのテイスティング会を開催します。 お問い合わせは、野村ユニソン社(03-3538-6502)、CLUB PASSION DU VIN(03-5565-5880)まで!  

21
Fév

2013年ロワールにおける各種自然派ワイン見本市レーポート PART-1

RENAISSANCE DES APPELLATIONS ルネッサンス・デ・アペラッション ルネッサンス・デ・アペラッションの会場風景、超満員状態の盛況だった。 MYRENE BRUミレーヌ・ブリュさん、が入口の最初のブースで張り切っていました。何て明るくて元気な人なんだろう。 子供の頃からの夢“ワイン造り”を実現して今は楽しくて楽しくてどうしようもない、という感じの女性だ。 2008年が初リリースというのに途轍もなく美味しいピュアーなワインを造る。やはり、好きでパッションがあるから、並々ならぬ努力を惜しまない姿勢がこんなに美味しものを新人なのに造り上げてしまうのだろう。パリの自然派ビストロの老舗バラタンでも人気ものだ。 2月初旬は自然派ワインの見本市が多数開催された。アンジュの街でサロン・デ・ロワールのオフ見本市として、大小合わせると約10か所ほどで開催された。ルネッサンス・デ・アペラッション、そしてソミュールで開催されたディーヴ・ヴテイユ。この二つが巨大自然派見本市。そして、両グループに入れない新人醸造家などが小規模見本市を別々で開催していた。 ルネッサンス・デ・アペラッションでは120社を超える醸造元が出店してすべてのブースが人で満杯状態、なかなか飲みたい醸造元ブースに近づけないほどだった。 2013年の自然派ワインの勢いを感じる熱気に溢れていた。 出店者の中には、ディーヴ・ブテイユと両方に参加している醸造家が多くいた。印象に残った幾つかを紹介しよう。 南仏ラングドックのMYLENE ・BRUミレーヌ・ブリュ   LADY CHASSELAS レディー・シャスラ ミレーヌ・ブリュさんのワインは温かみがある。情熱が伝わってくるようだ。レディー・シャスラは70歳のシャスラ品種から造られている白ワイン。 石灰岩盤の土壌の中に根が深く入り込んでいる。だから石灰岩からくるミネラルが酸の代わりにフレッシュ感を演出している。 南仏の白ワイン醸造は、酸を残す為にSO2を添加してマロラクティック発酵を止めるところが多い。でもミレーヌさんはそんな妙なテクニックは使わない。自然にマロラクティック発酵を行っている。それでもミネラル感があるので爽やかで、かつマロのお陰で旨味がのった潮っぽい白ワインだ。ほのかな甘みがあり日本酒に近い感触で和食にピッタリだ。 葡萄園に比較的近い地中海に面した街BOUZIGUESブジーグ村ではカキの養殖場がある。 地元の新鮮なカキを食べながらレディー・シャスラを合わせると、涙がでるほど美味しい。地中海カキは塩分が高い。潮っぽいレディ・シャスラとはピッタリカンカンだ。 このシャスラ葡萄木はクローンではない。マサル方式の葡萄木だ。シャスラの原木だ。 しかも15HL/Hの収穫量。ボルドーやブルゴーニュのグランクリュより少ない収量だ。 旨味が乗っているのは当たり前だ。 年間たった1200本しか生産していない希少なワインだ。 収穫は勿論,手摘みで、圧搾は小型垂直式の古式プレス機でゆっくり重力圧をかけられるので葡萄の皮を傷つけることなく、皮から汗の如くやさしく流れ出た上品なジュースのみを絞ることができる。自然酵母で発酵。本当に小規模でないとできないとても贅沢な造りをしている。このワインの事を書いているだけで飲みたくなってきた。 RITA リタ ミレーヌさんのネーミングセンスの良さには感心する。リタは二人の女性をイメージしている。一人は聖女リタである。過酷で悲惨な人生、絶望的な状況にある人々を救いだす聖女リタにこのワインをなぞっている。 もう一人はハリウッド女優のリタ・ヘイワースにも由来している。ギルダという映画の中で、長手袋を脱ぎながら妖艶に踊るシーンがある。そのシーンで赤い手袋を脱ぐイメージをラベルで表現している。 私の大好きなカリニャン品種100%だ。造り方次第で南仏のピノノワールと云われる程、繊細なワインができる品種だ。粘土石灰質土壌に育つ50歳の樹齢。北向き斜面の涼しい畑。除梗なしのセミ・マセラッション・カルボ醸造からくる独特の爽やかでピュアーな果実味が心地よい。過酷な人生の局面で、厳しい状況にある時は是非このリタを飲んで癒されてほしい。そして女優のように優雅なひと時を過ごしてほしい。   2012年10月に東京の下町・根岸の酒販店ESPOAよろずやの御一行が訪問 日本ではESPOAグループが輸入している。 エスポア店はお客さんと一緒に廻るワインツアーを企画している。造る人と飲む人が面会してひと時を過ごすと云う感動とハプニングがある楽しいツアーをやっている。 このツアーの時に、ミレーヌさんは日本行きを決意した。 遠い日本から来てくれたお客さん達へのお礼とお返しに。 今年の4月に日本へ行く。ミレーヌさんには二つの夢があった。 ワイン造りと日本へ行くことだった、その二つとも実現してしまうという幸せな人だ。 4月5日から10日間ほど日本全国を廻ります。 自然派好きな皆さん! 是非ミレーヌさんと彼女のワインを飲みながら楽しいひと時を過ごしてください。元気でますよ! 問い合わせはESPOA本部 06-346-3806 中島さんまで。

12
Déc

FESTIVIN 2012

昨年は第2回目の開催にして約1400名の来場者があったFESTIVAN! 今年もこの自然派ワインのお祭りはさらに盛り上がること間違いなし!との前評判を聞きつけて 参加してきました!12月9日。 初のレポートをアップします! 今回の会場は渋谷ヒカリエ。 今年できたばかりで、もうすでに渋谷のランドマーク的存在になりつつある今注目の商業施設です。 渋谷駅から直結していて交通の便もよく、今年はそこのワンフロア ヒカリエホールを貸し切っての開催ということだけあって 来場者の皆さんのテンションと期待もマックスに高まっている様子でした。 会場に入るとそこは「ワインのお祭り」らしく、ステージから流れてくる音楽と 出店されている飲食店やインポーターの皆さんの掛け声などで活気に溢れていました。 予想していた通り会場は外の寒さとは裏腹に熱気でカナリ暖かくなっていたので、やはり薄着で来たことは正解だったと頷きながら中へ進むと大きなホールのその奥にはステージが!そしてその裏にあたる場所にもブースが続いているではありませんか。 とにかく広い広い!そして、とても興味深い料理とワインの種類の多さにビックリでした。 今回のフェスティヴァンも一部と二部に入場がわかれており時間の制限はそれぞれ3時間半。 入場して間もなく、おそらく全ての人が自分の興味ある全てのブースを堪能するには時間が足りないということを悟ったと思います。 感想としては、このイベントを3日間くらいにわたってやってもらって余すことなく楽しんでみたい! 残念なのは、人間が3時間程度で一人当たり消費出来る飲食の量がだいたい決まっていること。 自然派のワインと関わりある興味深い飲食店の味を全て味わうことは出来ませんでした。 すごく残念!全部食べたいのに!!飲みたいのにー!!! 参加店舗リストの中には、東京じゃなかなか味わえない大阪うずら屋さんや、長崎のアンペキャブルの名前もありました。 そして真っ先に走って行った飯田橋の兄貴!自然派ワイン界の兄貴!宗像さんのお店メリメロ出店ブースには子豚ちゃんの丸焼が!! 奥のブースの入り口では商店街の魚やさん顔負けの掛け声で呼び込むオザミの丸山さんがローストビーフを元気にサービス! その隣には、若干丸山さんに圧倒されている様子の順子さん率いるヴィヴィエンヌチームが! これまたとびきり美味しいクスクスを提供していました。ホッと一息できる。さすが癒し系ヴィヴィエンヌ! パリの自然派ワインブームの火付け役となったビストロ、ヴェールヴォレを東京目黒で再現し今東京一熱い場所を提供するヴェールヴォレ・ア・トーキョー。 このブースでは苦手な人にも必ず美味しいと言わせる全く癖のない絶品ブータンノワールが! 造り手が来日するとこぞって立ち寄る下町の名店!山利喜のモツ煮込みも! どおする?どおする?なに食べる?なにから飲む?? なーんてやっているうちに3時間はあっという間に過ぎてゆきます。 インポーターブースも負けてはいません。 野村ユニソンブースでは、竹澤部長みずから立ち寄ったお客さまに本当に熱心に!ワインの説明をしていました。 ワインが大好きで、情熱をもって知ってもらおうと必死で話しているお姿は感動ものでした。 台湾から助っ人で来ていたレベッカさんとのコンビも最高!なぜか二人の会話は楽しいフランス語です。 そんな良い雰囲気のなか皆で記念撮影をしていると男性が一人乱入してきました。 そうです!今回も出品があるシリル・ル・モワン!! なんでこんなところにー!? 野村ユニソンブースはますます熱気を帯びていきます。 BMOブースでは、やっぱりこの方の笑顔に癒されます。聖子(まさこ)さん。 いつも美味しいワインを皆さんに惜しみなく提供してくれます。 この時、彼女がサービスしていたのはムーレシップ。 前回、アンドレティソ来日試飲セミナーの試飲会場で試飲をした時にも大好評を博していました。 わたしが住んでいた南フランスでも!ローヌでヴィニュロンを目指す友達の家でも!パリの自然派ワインカーヴでも! 誰かがこのワインを今いちおしのワインなんだといって出してくるそんなワインです。 あの!ラングロールが大人気になっていった行程と同じような勢いを今感じます。 BMOに置いてあるワインには共通してそんな魅力があります。 フランスでも自然派ワインが大好きな友達が知り合いのホームパーティーに持っていくような… 是非みなさんにも、そんな一本をトロワザムールでみつけてもらいたいものです。     今回、このフェスティヴァンで自然派ワインを普段あまり飲んだことがないという20代の女性と知り合いになりました。 彼女に聞きました。この会場で一番飲みやすくて美味しいと感じたワインは何でしたか? 彼女に連れていかれたのはイーストラインブースでした。 そこで、彼女が指をさしたワインはなんと!モーペルチュイのロゼ発泡ワインでした。 自然な甘みがスルッと喉を通過して心地よい後味。 酸味と果実味のバランスが抜群でとにかく美味しい!本当に美味しいネ!改めて声をあげ合いました。 フランスへ行って、食事の最初に飲む発泡だけが美味しいわけじゃない、最後に飲まれる発泡こそがとてつもなく美味しいってことに気づく。 このロゼ発泡ワインは、とびきりの食事をした最後にもってきたい、そんなワインです。 少し疲れた胃に流し込んでも心地よいこと間違いなし。 早速イーストラインブースを取り仕切る大好きな紀子姉さんに説明してもらう。 品種はガメイ。 場所はオーヴェルニュ。 そういえば、4月にブルターニュで行われたワインの祭典VINI CIRCUSでもみんなの印象に残っていた。 オーヴェルニュが熱い!そのなかでもモーペルチュイのワインは皆を爽やかな気分にしていた。とっても好印象だったのだ。     そんなこんなでフェスティヴァンは、自然派ワインを愛する情熱溢れる人たちの手によって大盛況に終わりました。 とにかく楽しく幸せな時間があっという間に過ぎてゆき、それぞれのブースでは、それぞれにドラマがあったことでしょう。 改めて自然派ワインの持つ力と美味しさに感心させられました。 魅了された人たちによって魅了していく。それが幸せのサイクルとなって皆を幸せにしていく。 そんなきっかけを沢山つくってくれたフェスティヴァンに感謝し、勢いづく自然派ワインの世界を、微力ながら、これからますます盛り上げていけたらと思います。 恵比寿トロワザムール http://3amours.com/ 株式会社エスポア http://espoa.co.jp/ イーストライン http://www.tokoseika-group.jp/html/page5.html 飯田橋メリメロ http://www.melimelo-web.com/ 大阪うずら屋 大阪府大阪市都島区都島中通3-5-24      06-6927-3535 銀座オザミ http://www.auxamis.com/ 長崎アンペキャブル http://impeccable.petit.cc/ 東銀座ヴィヴィエンヌ http://twitter.com/Vivienne_GINZA 目黒 le verre vole a tokyo http://www.leverrevoletokyo.com/info.html

20
Nov

CPV8社 合同自然派ワイン試飲会開催 今、名古屋が熱い!!!

遅ればせながら10月に行われた名古屋試飲会レポートをアップします!   名古屋と言えば、味噌煮込みうどん、味噌カツ、手羽先などなどB級グルメの王道ながら、ワインの世界は、 正統派ボルドー、ブルゴーニュのグランヴァン、有名シャンパーニュなどの正統派王道を歩むマーケットだと感じていたが、ここ数年の名古屋での自然派ワインの広がりは凄い !!!  La cabotte, innoverなどがいち早く自然派を取扱いはじめ、レストランバーMORRIS、フレンチの老舗 レ・ミルポア、そしてホテルオークラの桃花林などでも自然派ワインが普通に飲める状況になってきた。  もともとワイン文化の高い名古屋、だからこそ、今更自然派ワインが入りにくい環境にあるかと思われたが、スーッと水がしみ込むように自然派ワインの取扱いの飲食店、酒販店が増えてきている。 今回、10月2日にアイリス愛知で開催したCPV合同試飲会には、野村ユニソン㈱、BMO㈱、イーストライン㈱、ウエストエンドジャパン㈱、㈱富士インダストリーズ、(有)クロスロード、日仏商事㈱、㈱サンフォニ―の8社が出展、12時の試飲会開始から17時の試飲会終了までずっとひっきりなしに来場者があり、熱気溢れる試飲会となった。また、試飲をした方々が素直に「美味しい」と評価してくれた。 名古屋、そしてその周辺地域の自然派ワインは爆発的に広がっていく予感が。。。 野村ユニソンブースでは、竹澤本部長自ら熱心にワインの説明。 ソミュール・シャンピニ―の新蔵元、ティエリー・ジェルマンや、2011のマルク・ペノ、アレクサンドル・バンの希少な赤、そして大御所、クロ・ルジャール、パカレ、ジャンボンなどを紹介。 来場者からは、安定した自然派ワインが多いとの高評価を受けていた。 クロスロードの有馬さんも絶好調! コート・ド・ブランのモング―村で造られるChampagne Jacques Lassaigne*ジャック・ラセーニュ、ボジョレーのラパリュの造るアンフォラワイン、ルーション地方のクロ・レオニーヌなどを紹介。 ワインもさることながら有馬さんのキャラクターも受けていた。 そして、今回、来場者を驚かせた超自然派ワインを揃えて参戦したのが日仏商事! あの自然派アルデッシュの自然派、ル・マゼル、ラングドックのマタン・カルム、ロワールのカトリーヌ&ピエールブルトンなどを紹介。 このブースも大人気! BMOの鎌田さんが一生懸命接客中。 本年来日もした、ジャンフランソワ・ニックのフーラル・ルージュ、その弟子ポトロン・ミネ。 ラングドックのムレシップ、ボジョレーのクリストフ・パカレ、マコンのヴァレットなど洗練された自然派ワインを紹介。オリヴィエ・クザンも登場! 一番活気のあったのがイーストラインブース。 出展ワインのボリュームも凄いが、門脇さん、佐藤さんの夫婦漫才コンビのトークも熱く、最初から最後まで人が溢れていた。 ワインは、ロワールの鬼才ジャンピエール・ロビノの ランジュ・ヴァンや、フランスでも珍しい南西部の ニコラ・カラマン、パトリック・ロルス、プラジョルなど個性豊かな数々のワインを紹介。 サンフォニーブースは大園氏が担当。 グリオットから独立したセバスチャンの新しいドメ―ヌ、ババス、トゥレ―ヌの新星女性自然派生産者、マリ―・ティボー、そしてビオディナミの大御所、 ミッシェル・オジェのメゾン・ブリュレなど好評。 試飲会初参加!富士インダストリーズ(FICワイン)の長瀬さん。 ラングドックの高品質リーズナブルワイン、グレ・サン・ポールが大好評! カリニャンの古木から造られる、日本初入荷蔵元、 カラボットの評判も良かった。 ウエストエンドジャパンブースでは、上柳さんが対応。 サン・シニアンの凝縮度がありながらタンニンの滑らかなボリ・ラ・ヴィタレルのワイン、ミネルヴォワで女性が造る、優しい味わいのクロ・ド・グラヴァィヤスが好評でした。 今回、名古屋試飲会にご来場の皆さま、本当にありがとうございました!

24
Mai

大規模・自然派ワイン見本市VINI CIRCUS ヴィニ・サーカス

DIVE BOUTEILLE ディーヴ・ブテイユに匹敵する大規模さ! 主催者の代表アントニー・コワントル 夜は試飲会場が巨大レストランに大変身、500人の大宴会! 自然派の神髄は、よく働き、よく食べて、友と分かち合う事 3日間続くソワレは盛大だ。普段は黙々と自然と向き合って働くヴィニュロン(葡萄栽培・醸造家)。自然派は時には過酷であり容赦はしない。時にはマニフィックな条件を与えてくれる。自分でコントロールが利かない自然を相手に生活を賭けている。地球を汚さず、飲む人に喜びと健康をもたらす為に真剣に自然と向き合っている。 今夜は、自分達のワインを評価してくれているワイン屋、レストラン、消費者の人達との団欒の場だ。 醸造家同士の情報交換の絶交のチャンス さらに彼等にとって大切なのは、同じ方向に向かって日夜自然の中で働いている他の地方の醸造家達と親睦を深めたり、情報交換の場でもある。自然を相手に同じリスクを負いながら頑張る人達の悩みやトラブルには共通点が多い。違う自然状況の中で、お互いにやっていることを話し合うだけでも、時として大きな発見や改良点のヒントを見つけることができる。だからこんなソワレは彼等にとっては貴重な時間なのだ。自然派ワインの初期のころは、欠点が強いものが多かったが段々少なくなってきたのは、明らかにこのような情報交換が大いに役だっているからだ。先輩自然派ワインの造り手達が若手に色んなアドバイスをする場でもある。 左からソミュールの若大将セバスチャン・ボビネ 真ん中はパリの自然派ビストロ、ビストラルのオーナー、マチュ 右はアンジュの自然児、馬で耕し超自然な造りのブノワ・クロ ひょうきんなアイデアが次々と SYRIL・ARONNZO シリル・アロンゾ 会場に入ると、入り口に最も近いところにブースを構えていたのはこの人、アイデアが泉の如く湧いてくるシリル・アロンゾ。ボジョレ地区最大の街ヴィル・フランシュに本拠地を構えネゴス活動を続ける。当初はボジョレの醸造元に入り込んで自分のアイデアでワイン造をしていた。最近はボジョレだけにこだわらずローヌ地方まで活動範囲を広げた。 ラベル上の新アイデア。月に葡萄園がある景色、月から地球を眺めるラベル。大胆不敵にもラベルの裏に分析表を明記して貼ってある。 揮発酸、SO2総亜硫酸、アルコールの数値。 DU RIFIFI デュ・リフィフィ 爽やかなグイグイ飲めてしまう微発砲の白とロゼがある。仕事が終わった後、冷蔵庫から出してグイ、風呂、シャワーから出てグイ!とやるには絶好の軽さで心地よい。 スペインとの国境にある美しい葡萄園で元気溌剌な女性イザベルが頑張っている。地中海、灼熱の太陽、乾燥した風土、世界遺産級の古木、これがルシオンのイメージだ。 ルシオンには自然派の大物ジャン・フランソワ・ニックがいる。彼に教えをうけてイザベル流を確立。 MURMUREミュールミュール 赤 樹齢85年のカリニャンが90%、樹齢85年のグルナッシュ10%。2011年は60%を除梗して、40%をグラップ・アンティエール除梗なしで仕込んだ。まさに果実の爆発!!といったイメージ。イザベルの元気がそのままのワイン。旨い! LA PETITE BEIGNEUSEラプティット・ベニューズ アルザス人のフィリップ・ヴィエスは5年前に、ルシオンのモーリ村にやって来た。シスト土壌と世界遺産級の古木がある原生的な空間と野性味に魅せられてしまった。 JUSTE CIEL ジュスト・シエル 白 アルザス人がシスト土壌で樹齢82年のグルナッシュ・グリで醸す辛口白ワイン。酸を残しながら収穫。シスト土壌のミネラルがキチッリのって爽やかさを倍増。潮っぽさも旨い。 LES LOUSTIC レ・ルスティック MAURYモーリー村の“スティル・ワイン”に原産呼称が認められた。樹齢82年のグルナッシュ・ノワール95%, 樹齢40年のシラー5%、除梗なし・グラップ・アンティエールのセミ・マセラッション・カルボの果実味の心地さ、昆布ダシのような旨味、シストのフレッシュさ抜群。 CLOS LEONINEクロ・レオニン 元プロ・カメランでもあり、ミュージシャンだった。曾爺さんが持っていたルシオンの畑に惹かれて葡萄家になった。醸造の師匠は、あのジャン・フランソワ・ニックだ。芸術家としてのセンスの良さに、南のトップ自然派の教えを享けてオリジナルな境地を開く大男ステファン・モラン。 MALOPHETマロフェ 赤 何と樹齢107年のカリニャン品種が60%で構成でフレッシュさを保ち、樹齢25年のグルナッシュ品種で果実味でミネラルを包み込んでいる。マロ発酵をやっても爽やかな南仏赤ワイン。 CARBONE 14カルボン 14  赤 ピレネー山脈が隆起した時代の花崗岩にやや粘土質が混じった土壌。樹齢60年のグルナッシュ・ノワール60%、グルナッシュ・グリ20%、グルナッシュ・ブラン20%、マセラッション・セミ・カルボで醸したフレッシュで果実味とミネラルが調和。 MAUPERTUISモーペルチュイ フランス中央オヴェルニュ地方にあって自然派の元祖ジュル・ショーヴェの流れを継承するマルセル・ラピエール、ジャック・ネオポール、オヴェルノワなどの影響を直接うけた人物、ジャン・モーペルチュイが醸す超自然派の逸品。 LES PIERRE NOIRESレ・ピエール・ノワール ヴォルヴィック火山地帯の玄武岩土壌。やや黒く焼けた岩盤がある。標高400mという高さからくる爽やかな果実味が心地良くエレガントなワイン。樹齢77年の古木が生きている。 PINK BULLESピンク・ビュル モーペルチュイのワインはどれも爽やかで軽快でどんなに疲れていても飲める癒し系ワインだ。そんなワイン達の中にあって、最も癒されるワインが、ガメ品種で仕込んだ軽やかな泡ワインだ。ほのかな甘みに爽やかな酸と果実味がどこまでも心地よい。どんな疲れも吹っ飛んでしまう。 ブルゴニュの新人JULIEN ALTABER ジュリアン・アルタベール

7
Mai

Beaujoloise – ボージョーロワーズ2012

CHRISTOPHE PACALETクリストフ・パカレ マルセル・ラピーエルの甥にあたるクリストフはマルセルのPASSIONは自分が継承する。と言い切る。今日はお父さんも手伝いに来てくれた。クリストフのお父さんとフィリップ・パカレのお父さんは兄弟。 BEAUJOLAIS BLANC 11 クリストフのワインは彼の優しい性格と同じで実にやさしいタッチに仕上り。酸のコクもアルコールもすべてが穏やかでスーと入ってしまう。 FLEURIE 11 イチゴのような果実味、旨味、酸とすべてが出過ぎることなく、実に心地よいバランスに仕上がっている。グイグイ入ってしまう。ガメ品種の良いところをすべて備えている。 ガメラーには堪らないワインだ。 CYRIL ALONZO シリル・アロンゾ シリル・アロンゾもお父さんのジェラールが応援に駆け付けた。ジェラールは元レストラン・ターブル・ド・シャントレの元オーナー、今はアヴィニョンでレストラン・アロンゾをやっている名シェフである。勿論ワインは自然派オンリー。シリルは溢れるアイデアの持ち主。ラベルのセンスが抜群だ。 TERRE JAUNE テール・ジョンヌ10 南ローヌ、70歳のグルナッシュを仕込んだ。シリルらしくそんなに濃いワインには仕上げない。コンクリート槽で除梗なしのセミ・マセラッション・カルボ醸造。あまり濃くしたくないシリルはピジャージはやらない。黄色の粘土質なのでしっかりした骨組みをもったワインに仕上がっている。 COTE DE PYコート・ド・ピ11 モルゴン村の銘醸ワインを生み出す丘の斜面。ジャン・フォワラールの横の畑。マグネシウムを含んだ岩盤土壌、40歳のガメ。シリルらしいミネラル感が中心の真っ直ぐな辛口タイプのガメ。サクランボの果実味、ややスパイシーなコショウぽい風味に潮っぽさを感じる。 QUARTZ ET SABLE クオーツ・エ・サーブル11 ランティニー村にある70~100歳を超える古木が存在する特別な畑のガメ品種。まさにシリルの真骨頂を表現したワインのスタイル。“ワインの価値は色の濃さではない” 軽めの色に、爽やかな果実味、石英石、水はけの良い土壌からくる軽やかさ、透明感があるザ・シリルのスタイルのグイグイはいる心地よいワイン。 CHAMONARD シャモナール マルセル・ラピエールの幼馴染“シャ”猫というあだ名で皆に親しまれている。マルセル在命中は夕方になるといつもマルセルのカーブにやって生きて一杯ひっかけていた。 マルセルに最も近いところに居た人物のひとり。 マルセルがシャト・カンボンを購入した時、シャモナールも出資した。 だから、共同出資者でもある。 シャモナールはいつも古いミレジムを持っている。 今日は2003年を持っていた。猛暑の年だ。 2003年のわりには酸がシッカリのっていた。タンニンは溶けて、ピノッテしている。まるでピノノワ-ルだ。 GEORGES DESCOMBES ジョルジュ・デコンブ 今日は二男のケビンと末っ子のマノンちゃんがブースに立っていた。つい最近まで小学生だったマノンちゃんが突然、思春期をむかえて化粧をするようになった。女の子が女性に突然変わった。 1)CUVEE Gigi キューヴェ・ジジ 11 イヤー!美味しい!まるで葡萄ジュースだ。搾りたての葡萄ジュースをそのまま飲んでいるという感じ。 たた5日のマセラッションで軽くてフレッシュで生果実の風味。ジジとは奥さんの名前からとった。ジスレンのジを繰り返してあだ名になっていて、明るく気さくな性格の奥さん“ジジ”はモルゴン村の人気ものだ。 ジジの性格そのもの、明るいワインだ。 2)MORGON モルゴン11 濃度はひかえめだ。スパイシーでミネラル感を含んだ果実味。フラッシュな酸はザ・デコンブだ。果実とのバランスが良い。 3)BROUILLYブルイ11 デコンブのブルイはブルイ山を見下ろす隣の山斜面にある。花崗岩の岩盤土壌に育つガメ.樹齢も最も若い木が30年。ミネラル中心の真っ直ぐな果実味がスカットする。 4)BROUILLY VIELLE VIGNE ブルイ・ヴィエイユ・ヴィニュ10 ブルイ山を見下ろしながら育つ100歳のガメ品種。コート・ ロッティのような急斜面。根っ子が岩盤を破って地中深くからミネラル分を吸い上げている。10年産は真っ直ぐな果実味に透明感があるスタイルに仕上がった。超おすすめワイン!! DOMAINE COQUELET ドメーヌ・コクレ デコンブの長男、ダミアンが独立して創設した醸造元だ。村の長老達から愛されていたダミアンはモルゴン村の最も良いと云われているコート・ド・ピの畑を譲りうけた。一生懸命働くところが長老から認められたのだろ。お父さんゆずりのパワフルで酸がピリッと光るミネラリーなワインを造る。 小さい時からお父さんの横で畑の中で遊びながら育ったダミアン。お父さんの趣味の モトグロス、オートバイ・レースにも帯同していた。醸造学校へ行きながらお父さんの右腕となって働いていた。本当に畑仕事とワイン造りが好きな若者だ。仲間を大切にする青年だ。収穫時は多くの友達が手伝いにやって来る。昔からの友達が今アメリカに在住している。そんなことから、ダミアンのワインがアメリカに出荷し出した。もの凄い勢いで人気が上がっている。文句なしに旨いからだろう。 CHIROUBLE 11 シルーブル地区の斜面にある畑、地表は花崗岩が風化して砂状になっている。水捌けが良い土壌。ミネラル感と果実味そして酸が素晴らしい。 COTE DE PY 11 MORGONの最良の畑コート・ド・ピ。花崗岩とシストの岩盤土壌。60歳以上の古木が沢山ある。果実味の中にミネラルが共存、そしてお父さん譲りのフレッシュな酸が見事としか言いようがない。 NICOLAS TESTARD ニコラ・テスタ BEAUJOLAIS BLANC ボジョレ・ブラン プリゥーレ・ロックで醸造長を務めたニコラ・テスタの醸造の技は天下逸品だ。最近、白にも気合が入っている。11年は小型の木製垂直式プレスでじっくり絞った果汁で醸造した。口中に入れても水より透明感があって、潮っぽいミネラル、グイグイ一本が空いてしまう。 BEAUJOLAIS VILLAGE ボジョレ・ヴィラージ ピノ・ノワールをこよなく愛するニコラが造るガメ品種は限りなくピノに近い。軽やかな果実味とミネラル感が実に心地よい。そっと横から、持参していたプレス・ワインを飲ませてくれた。ワー!まさに高級ピノ・ノワールだ。ガメはピノの従弟品種だ。それをニコラが醸すとピノッテしてしまう。特に良質プレス・ワインはピノだ。 JEAN-CLAUDE LAPALU ジャンクロード・ラパリュ 今、フランスで最も光っている醸造元を一人挙げろといえば、私は迷わずジャンクロード・ラパリュを挙げる。 質実剛健、優しく、後輩の面倒をよくみる。果敢に新しいことに挑戦し続ける。マルセル亡き後のボジョレの新しいリーダーになりつつある。心より信頼のおける人物だ。多くの若手自然派が人望を寄せて、ここから旅立っている。 TENTATION 11タンタション 11年は特別繊細なワインになった。一段とフィネスなワインになってきた。濃いのが特徴だったけど、ミネラルが中心で透明感と果実味が爽やかなイメージでバランスが取れている。 BEAUJOLAIS VILLAGES VIELLES VIGNES 11 ボジョレ・ヴィラージ・ヴィエイユ・ヴィーニュ 11年の収穫に私は立ち合った。全ボジョレの中で最も健全で美しい葡萄が穫れたのがジャンクロードだった。その葡萄を底の薄い小さな籠で大事そうに醸造所まで運んでいた。すべての動作・作業への気配りはロマネ・コンチ以上ではないか、と思う程である。このワインは80歳から90歳の畑区画、50歳の畑区画の古木ガメを仕込んだもの。最近、ラパリュはあまりピジャージをしない。中庸の濃度の色、古木が地中深くから吸い上げたミネラル感と透明感を伴った旨味が素晴らしい。 BROULLY CUVEE DES FOUS ブルイ・キューヴェ・デ・フ ジャンクロードがガメの可能性を追求しきったワイン。ボジョレのロマネコンチといっても良いワインだ。近年、ジャンクロードはロマネコンチ醸造の瓶詰前の新酒のテースティングに招かれて行っている。ジャンクロードの人物、技が認められている証拠だ。 10年とまだ瓶詰前の11を試飲した。80歳以上のガメのみを丹念に仕込んだワイン。 濃すぎることなく、果実味が豊かで、ミネラルの旨味が繊細だ。ここ2年前よりプレス機を垂直式の古式を採用している。一段とフィネスが増してきた。 ALMA MATER アルマ・マテル 3年前よりジャンクロードの新たなる挑戦。アランフォ・陶器カメの中でのセミ・マセラッション・カルボ醸造・熟成。陶器は息をしているから、空気の出入りが樽より多い。醸造・熟成中から酸素に慣れてくる。熟成中の蒸発分は樽の2倍近くかかる。 しかし、出来るワインは特別だ。よりテロワールが全面に出てくる。バラエタルさは消えてしまう。もうガメではない。ふくらみがあって、よりミネラルのフィネスが出てくる。純粋な土壌が表現されたワインだ。ピノにグルナッシュを僅か足した感じだ。 VIN […]

18
Avr

BEAUJOLOISE自然派ワイン見本市ボージョロワーズ2012年

  今年もやってきましたボジョロワーズの季節 ボジョレの祭典 ボジョロワーズの祭典が始まったのは、5年程前にこの3人が発起人となって始めた。まだマルセル・ラピエールが生きていた当時だった。マルセルの長男、マチュは、このボジョレで皆が楽しく過ごせる一日のお祭りをやりたかった.造る人も、ワインを売る人も、愛好家も皆集まって、翌年のワインが出来上がるこの時期に、冬を越してほぼ熟成も完了したワインを発表しながら、楽しむ会をやりたかった。そして、この2人、クリストフ・パカレ、シリル・アロンゾが賛同してこのボジョロワーズが始まった。この3人の発想は違っていた。自然派醸造家だけで小さく固まるのは止めたかった。当時、自然派醸造家と一般醸造家の対立があった。この若者達にとっては、そんな対立に全く興味が無かった。皆仲良くやれば良いのにといつも思っていた。出店者への呼びかけは、一般の醸造家へも呼びかけた。最初は2組の一般醸造家の参加しかなかった。 “BBB”今年のロゴはトロワB 今年は違う。30社ほどの一般醸造家が参加している。今年はそのグループ名もできた。BEAUJOL’ART ボジョラアートと命名。ビオでも自然派でもなくワインを真剣に造っている人達もいる。そんな人達も立ち上がった。そして、もう一つのグループが結成された。正式なビオ栽培者達だけのグループも結成された。それがBiojolaise ビオジョレーズと命名された。だから今年は各グループ名の頭文字をとってBBBの3Bの会となった。発起人達の自然派醸造家Beaujoloise ボジョロワーズはそのまま継続。それぞれがお互いの存在理由を認めつつ集う新時代の幕開け。この3人の平和思想が形になった。ブラボー! 元祖自然派のラピエール家のブースは超人気でなかなか近づけない マルセルなきラピエール・ワイン大人気 長男マチュの決断が光った2011年産 ラピエールのブースにはいつも人だかりで近づけない超人気。2011年、長男マチュの決断が光った年となった。11年の評価はすこぶる高い。11年の収穫時、マチュは葡萄園を周って葡萄の熟度が同じ区画の畑でもあまりにもバラバラで差があり過ぎた。マチュは決断した。収獲人を集めて指示した。『よく観察してよく熟した葡萄だけを収穫すること、熟していない葡萄は10日後にもう一度収穫に来る。』手間暇が2倍いや3倍かかる作業を決断した。つまり同じ畑の区画を2度に分けて収穫をする事を実行した。しかも、収穫人に収穫籠を2つ持たせて完璧な葡萄のみを入れる籠、やや痛んだ部分もある葡萄の籠と分けて収穫。完璧な葡萄のみをMORGONモルゴンに仕込んだ。他の葡萄はVDPの“レザン・デ・ゴロワーズ”として仕込んだ。エレガント、繊細でフィネスを備えた2011年のラピエール・モルゴン。今年のラピエールは今までに無かった繊細さ、透明感がある。マチュの狙った新しいラピエール・モルゴンの誕生だ。シャトー・カンボンの方も今年は爽やかさのあるサクランボ風味がピノッテいる。果実味が心地よくグイグイ入る。レザン・デ・ゴロワーズはグイグイ入ってしまう危険なワインだ。

26
Déc

フィリップ・パカレ夫妻と恒例の年末ディナー

毎年、その年の経緯や今後のことを話すホット・ディナー。 2011年は本当に色んなことがあった年だった。 残念ながらル・コントワールでは今夜は席がとれなかった。隣のL’AVANT COMTOIREラヴァン・コントワールの立飲みビストロで待ち合わせてアペリティフ替わりに一杯ひっかけた。2店目はもう一杯アペロをやろうということになり、近所のワイン屋 兼エピセリー店LA CREMERIEラ・クレムリにてもう一杯アペロをやった。 このラ・クレムリ店も自然派ワインの品揃えはかなり充実している。勿論、フィリップ・パカレのワインも入っている。ジェラール・ウストリックのマゼルやドミニック・ドゥランなど自然派の大御所的存在からエロディーバルムのような比較的新しい自然派までバランスよく揃っている。今夜は色んな興味深い話がフィリップから聞けた。 フィリップのワイン造りにかける哲学があらわれた話だった。 フィリップ ワイン哲学を語る 『最近、何で自分はワイン造りをしてるんだろ、て思うことがあるんだ。答えが判ったよ。』 『自分自身を成長させてくれるからだよ。自分をより磨きをかける為なんだ。』 『ワイン造りは、人に愛、感情などを与えることだ。』 『発酵はムーブメントだ。動きはエネルギーを生成する。そして保存もきく。エネルギーを多くの人にも、もたらすことができるんだ。』 『ワインはエネルギーだ。ワインは造る人をも、反映している。人、土壌、その場のエネルギーを反映されているものが本物ワインだ』 竹チャンのお任せ料理 最初に、今日は美味しいウニが入ったというので、生うにを頂いた。モニカさんもフィリップもあまりにもの旨味に大喜びだ。 そして、生カキとカキフライをロワールのメゾン・ブリュレ醸造のミッシェル・オージェさんが醸す白ソアヴィニョンを合わせた。ロワールらしいキリっと締まったミネラルを伴った酸が魚介類にピッタリだった。 そして、お寿司にはパカレのシャブリ・1級ボーロワを合わせた。最高のマリアージだった。 強烈なミネラル感とイオデを思わせる潮っぽさが海の幸の風味に同化していく旨味が共通だった。 マーク・ペノのボエム 枝豆と一緒にアペリティフで飲みました。 抜群に美味しかった。 パリでこんなことができるなんて本当に幸せ! フィリップには 来年も美味しく 人々に愛情とエネルギーを与えられるワインを 造ってほしい。 伊藤 PARIS

23
Déc

人気自然派ワインバー・ル・ガールド・ローブにて小さな忘年会

昨夜はパリで小さな忘年会をやりました。パリのナンバー1のワイン専門店カーヴ・オージェで働いているガンちゃんこと岩田さん、シュン(三浦)と私の3人でASAMIちゃんが働いているワインバーLE GARDE ROBEガールド・ローブに行った。 超人気店のガールド・ローブは満員だった。立席が丁度空いたので陣取った。 『アサミ!お勧めの白ワインを頼みます!』アサミが黙って開けた一本がLOVE AND PIFラヴ・アンド・ピフだった。 プリューレ・ロックで働いている若手ヤン君が自分ワインを造った。その初リリースのブルゴーニュ白だった。ミネラリーでキリッと締まった酸がしびれるほど美味しかった。 ブルゴーニュの久々の新人・自然派ワイン醸造家 ヤン・ドリュ ブルゴーニュの偉大なテロワール開拓人 ヤン君はHAUT COTE DE NUITSの 村にお婆さんの持っていた畑と醸造所を 引き継いで、ここ数年、畑を自然栽培に改良してきた。ヤン君はオー・コート・ニュイ地区にも偉大なるブルゴーニュの土壌が未開発で眠っていると信じている。 今、ガンちゃんは超忙しい。パリナンバー1のワイン屋カーヴ・オジェはクリスマスのディナー用に飲むワインを買いに来るお客さんで溢れている。 大量に買ってくれるお客さんには配達もしなければならない。師走のパリ中を走り周っているようだった。ほんのり赤くなったガンちゃん、お疲れさん! ヨーロッパ経済が絶不調の中、自然派ワインは絶好調!急進撃を続けている。

20
Août

アルデッシュ(ローヌ地方)自然派ワイン夏の宴

アルデッシュ自然派ワイン祭り アルデッシュ地方はフランスで最も美しい地方の一つに挙げられる。ローヌ河の右岸に位置する。 アルデッシュと云えば、自然派ワイン大御所のMAZELマゼルのジェラールがいる。そして、中堅的存在になったDOMAINE LES CLAPASドメーヌ・レクラパスのジェロームがいる。第1回目の昨年はマゼルでやった。今年の第2回目はジェロームが中心になって、レ・クラパスの醸造元の敷地に巨大テントを張って夜の食事会の為に準備した。テースティングは青空のもと外で朝10:30から開催された。 自然派ワインが急増中 ジョセリヌ・マゼルとステファニ・レクラパス フランス中の地方で、自然派が急増している。自然派の新旧が一緒になって自然派を盛り上げている。もう自然派という言葉を使う必要がないほどに広まっている。このローヌ地方ではワイン農協がバタバタ倒産している。当たり前のワインが売れなくなっている。飲食するものに対するトレサビリテーへの関心がますます強くなっている。自然派が急増するのは理解できる。 自然派ワインの蔵元の明るさと親しみやすさ 元ワイン農協の農家が世代交代の時期に新世代の若者達が 自然派ワインを造りだす傾向がますます多くなってきている。しかもジェラールなど熟練者は惜しみなく若者への援助や技術指導をしている。こんな会での情報交換が新規の挑戦者や若者達に勇気と安心感を与えている。 アルデッシュ自然派祭に400から500人が集まった。 10時半から始まって、お昼は仕出し屋さん(ジェラールの村のレストラン)お昼は外にテーブルを出して20ヨーロの定食、ワインは勿論、出店ワイナリーの自然派ワイン100%。出店ワイナリーはアルデッシュ地方とオヴェルニュ地方の16社、、他の地方からも遊びに来ている醸造元をいれれば30社ほどの自然派ワイナリーが来ていた。 訪問者は私のような海外向けの輸出者・輸入者、フランス中のワイン屋、レストラン業者、愛好家、バカンスの時期だけにフランス中から集まってきました。 温度の27度前後の大変気持ちが良い気候だった。豚の丸焼きを5頭を一日中かけてじっくり炭焼き、炭も引き抜いた葡萄木を焼いて作ったもの。最高に美味しい風味がでる。田舎でなければできない祭だ。 このような自然派ワイン祭りはマルセル・ラピエールが20年前よりフランス革命日の7月14日に毎年開催されている。毎年500人近い人たちが集まってくる。この会は超有名になっている。私も毎年参加している。やはり5匹の豚を丸焼きにする。3日間かけて自然派に関わる人達が集まってくる。こんな自然派祭がこのアルデッシュで始まったことに無上の喜びを感じる。このアルデッシュにはジュル・ショヴェ先生の直弟子であるジャック・ネオポールも住んでいる。 ここで始まったのは偶然ではないだろう。 お昼を食べ終わってからは、木陰で昼寝をする人、延々と試飲を続ける人、醸造元同士で情報交換をする人、私は他の国へ輸出している人達と情報交換をした。癒し系ミュージックの演奏者も入って、南フランスしか聞けない蝉の声を聴きながらの昼寝は最高だ。 なんて心地よいひと時なんだろう!!時間が止まったようなひと時だった。世の喧騒から離れて、気の合った人達と大好きな自然派ワインを飲みながらの瞬間は格別なものだ。夜は巨大テントの中で大フィーバーだ。 こんな素晴らしい人達がいました。 MAZEL マゼルのジェラール・ウストリック 一見すると岡本太郎に似ているジェラールは本当に愛すべき性格の人物だ。純粋で真っ直ぐで、人情熱い暖かい性格だ。近所の若者達を惜しみなく援助している。畑まで与えて自然派ワイン造りを指導している。彼にはジャック・ネオポールが近所にいる。時々顔を出してくれるようだ。始めた当初はよく教えを受けていた。ジュル・ショヴェ仕込みの自然派ワインを知りたければ、このマゼルのワインは絶対にはずせない。自然派の原点と云って良い。 今日の祭を主催してくれたLES CLAPASレ・クラパスのジェローム・ジュレ 質実剛健、ジェロームに浮いたところが全くない。決めたこと着々とジックリと進めていくタイプの性格だ。自然派ワイン造りを始めた時も、いきなりSO2を添加しないような造りを恥じなかった。試作を何年もかけて実行して、自分が確信もてるようになってから世に出した。こんな実直な彼の性格が認められて、ヴィルヌフ・ベルグ村が所有する16世紀には有名だった山の段々畑、フィロキセラ害虫より野生化していた畑を再生するように村役場より依頼があり現在再生中である。5年前、フィリップ・ジャンボンと日本に来日した。当時はまだ初めてそう時間がたっていなかった。今はフランスでも外せない重要なポジション評価を得ている。 MAUPERTUIS モーペルチュイのジャン 今は幻となってしまったオヴェルニュ地方のドメーヌ・ペイラのメンバーだった人物だ。ペイラが人気絶頂の中、消滅せざるをえない状況となって、ジャンは自分独自の醸造元を打ち立てた。優しいタッチのワインの性格はペイラに似ている。ジャンの優しい性格がワインに反映されていて、自然派独特の優しい果実味とオヴェルニュ地方の優しい太陽らしい低アルコールの心地良さは他の地域では決して味わえないタッチである。今ではペイラ時代と同じくらい超人気ワイン蔵となってしまった。 ROLS ロール フランスの中心部オヴェルニュ地方からさらに南に下がってミロー橋の手前を大西洋側にちょっと移動したところにある。西南部地方にはいるアヴェイロンでは珍しい自然派ワイン。シャルドネ、シラー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニョン、メルロー品種などが植えられている。赤は実に柔らかなタンニンとホワッとした優しさ、軽めのアルコールと心地よい酸がフレッシュで良い。 NICOLAS CARMARNS ニコラ・カルマラン 元パリで自然派ワインのビストロ経営していたニコラ。お祖父さんの実家がアヴェロン県にあった。オーリャックにも近く、フランスでは最も寒い地区の一つでもある。子供の頃から夏休みになるとお祖父さんの家に来て遊んでいた。お祖父さんから『この村には昔葡萄園がいっぱいあったんだ。』という話を聞いていた。自分でワインビストロを経営していて、自然派の醸造家との知り合いが増えた。フィリップ・パカレ、マルセル・ラピエール、エリック・プフェーリング(ラングロール)2007よりパリの生活を終わりしして、この地に移り、ワイン造りに専念している。除梗なしのセミ・MC醸造で完全自然派タイプ。 その他こんな醸造家が来ていました。 ムーレシップのアランとル・ブー・ド・モンドのエドワード グリオットのパトリック マス・リビアンのエレーヌ こんな人達も参加していました。 リヨンの石田さん 在仏日本人で自然派ワインを語る時、この人を外しては語れない存在。マルセル・ラピエールとは家族の付き合いをしていた。自然派醸造家に愛されている名シェフ。 パリのヴェール・ヴォレのソムリエのリョウさん夫妻 パリで自然派ワインを語らせたら右にでる人はいません。控えめで実直な人。多くのパリジャンに愛されている。 アルデッシュ真夏の夜の祭典 半日かけて焼き続けた豚5頭が食べごろに焼けてきました。ジェロームが先頭を切って豚の解体を始めました。皆待ちきれずテントの中では飲み会がはじまっている。 石田さんは毎年、ラピエールの自然派祭りの際、豚の解体を担当している。ほとんど食べている時間がない。今夜は飲んで食べる側に身を置いた。今夜はゆっくり飲みましょう! よく飲んで!よく食べて!よく楽しむ!自然派ワイン大好き人間400人が集まった。ワインは各醸造元が提供してくれた。みんな楽しく飲ん、食べて、最後は音楽が入ってダンスが始まった。自然派とは人生を楽しむことだ!ますます自然派が増えていく。地球にとっても、飲む人間にとっても幸せなことだ。

14
Août

アルデッシュとオーヴェルニュの人気生産者が集結!

今年もアルデッシュでの試飲会’La Nature a horreur du vide’の季節がやってきた。今年の会場は、自然派ワインに対するパッションが溢れるジェロームのドメーヌ、レ・クラパス(Les Clapas)だ。  今年は、主催者であるジェロームに多大なる影響を与えたジェラールのドメーヌ、ル・マゼル(Le MAZEL)、アヴェロン、オーヴェルニュを代表する生産者たち、ニコラ・カルマラン(NicolasI CARMARANS)、ジャン・モペルテュイ(Jean MAUPERTUIS)、パトリック・ロルズ(Patrick ROLS)をはじめとして、今大人気の14生産者が集まった。 良く晴れてはいるが、日差しはさほど強くない快適な天気の下で開催されたこのイヴェントは、ヴァカンスど真ん中の時期だけに、「試飲会」というよりも「お祭り」と呼んだ方がいいかもしれない。会場脇では、既に午前中から、夜の宴に向けた準備が着々と進められているのであった。 レ・クラパス(Les Clapas) 2006年に独立してから5年で早くもアルデッシュの地で今回のような大規模な試飲会を開催できるほどのジェロームの人望、情熱は相当なものだ。  この日は、以下の3キュヴェを試飲することができた。 ・パ・サ・パ(Pas à Pas) 2010 (2009は瓶詰めがまだ) 品種:カリニャン70% アリカント25% グルナッシュ5% 土地:粘土質、石灰質、0,6ha 樹齢:カリニャン55年、 アリカントゥ35年 生産量:45hl/ha、手摘み 醸造・熟成:  除梗したブドウを5000リットルのステンレスタンクで18-25度で15日間醸造。ステンレスタンクで数月間熟成。SO2無添加、コラージュ無、フィルター使用無。 ・ラブリ(L’Abrie) 2010 (11月以降、出荷可能) 品種:カベルネ・ソーヴィニョン100% 土地:粘土質、石灰質、0,75ha 樹齢:34年 生産量:35hl/ha、手摘み 醸造・熟成:  除梗したブドウをステンレスタンクに入れ、果汁を抜き取って15日間醸造。ステンレスタンクで6-7ヶ月熟成後、樽で5ヶ月間熟成。SO2無添加、コラージュ無、フィルター使用無。 ・オン・ナヴァン・ドゥットゥ(En Avant Doute) 2010 品種:グルナッシュ100% 土地:粘土質、石灰質、丘陵、350-380m 樹齢:30年 生産量:30hl/ha、手摘み 醸造・熟成:  除梗したブドウをステンレスタンクで3週間醸造。その後、瓶詰めまで澱と共に6ヶ月間熟成。SO2無添加、コラージュ無、フィルター使用無。 ル・マゼル(Le MAZEL) 自然派の元祖、ジュール・ショヴェ先生の直弟子の一人、ジャック・ネオポール氏に教えを受けたジェラールのワインは、コクがありながらもスイスイ飲めて、何の料理でも合わせやすい万能選手!昼食の時間とちょうど重なったので、試飲ではなく、たっぷり注いでもらって、テリーヌ、タジンと一緒にじっくり味わった。 ・ブリアン(Briand) 2010 品種:グルナッシュ100% 土地:粘土質、石灰質 樹齢:50-65年 生産量:30hl/ha、手摘み 醸造・熟成:  除梗せずにステンレスタンクで6-12度の低温で1ヶ月マセラシオン。木の垂直プレス機でゆっくりと圧搾。バリックで12ヶ月間熟成。SO2無添加、コラージュ無、フィルター使用無。 ・ラルマンド(Larmande) 2010 品種:シラー100% 土地:粘土質、石灰質、南向、1,35ha、標高260m 樹齢:40-60年 生産量:33hl/ha、手摘み 醸造・熟成:  除梗無。ステンレスタンクで6-12度の低温で4週間マセラシオン。木の垂直プレス機でゆっくりと圧搾。バリックで10ヶ月間熟成。SO2無添加、コラージュ無、フィルター使用無。 ニコラ・カルマラン(Nicolas CARMARANS) ミディ-ピレーネー地方、アヴェロン県(12)北部の村、カンプリエス(Campouriez)村のさらに外れにニコラの畑はある。標高450メートルのその畑で、ニコラは、土着品種5品種[ポルテュゲ・ブル(Portugais Bleu)、ルスル(Roussellou)、ネグレ・ドゥ・バニャール(Négret de Banhars)、フェー・サルヴァドゥ(Fer Servadou=マンソワMansois=ブロコルBrocol)、ジュランソン・ノワ(Jurançon Noir)]を含む12品種(他には、アブリュー、アリカンテ、シュナン・ブラン、シャルドネ、ミュスカデル、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニョン)のブドウを栽培している。 今回は、セルヴ(Selves) 2009とモヴェ・タン(Mauvais Temps) 2010を試飲させてもらった。 ・セルヴ(Selves) 2009 品種:シュナン・ブラン100% 土地:花崗岩、南西向の段丘、1ha 樹齢:25年 生産量:30hl/ha、手摘み、畑で選果 醸造・熟成:  除梗無。直接圧搾。澱引きの際にSO2を1g/L添加。バリックで18ヶ月間熟成。コラージュ無、フィルター使用無。 瓶詰め:2011年9月末 味わい:  しっかりしたボリュームがありながら、綺麗な酸味とのバランスが良く、スイスイ飲めてしまう一本。 ・モヴェ・タン(Mauvais Temps) 2010 品種:ネグレ・ドゥ・バニャール40%+フェー・サルヴァドゥ40%+カヴェルネ・フラン20%+カヴェルネ・ソーヴィニョン20% 土壌:花崗岩 樹齢:26年 生産量:30hl/ha、手摘み、畑で選果 醸造・熟成:  除梗無。15hlの樽(tronc conique)で24-25日間マセラシオン・セミ・カルボニックを行った後、バリックで8ヶ月間熟成。コラージュ無、フィルター使用無。 味わい:  パワフルでスパイシーな赤。赤身の肉料理と合わせたい。 ジャン・モペルテュイ(Jean MAUPERTUIS) パリでも大人気のジャンのワイン。この機会にピンク・ビュル(Pink Bulles) 2010とピエール・ノワール(Pierres Noires) 2010を久々に飲む機会を得た。 […]

1
Août

日本とフランスを繋ぐ7000本のワイン WINE BONDS -ワインの絆-

日本の被災地のことを想うフランスの生産者の気持ちがいっぱい詰まった『東北応援大ワインパーティー』開催!!! 8月28日(日)にBMO(山田恭路社長)が運営するWINE BONDS主催の東北応援イヴェントが開催されます。フランス各地41蔵元からの熱い気持ちが詰まったワインがようやくみなさんの元に届きます。8月28日に向けて、7月31日付『読売新聞 全国版』でも紹介され、次第に盛り上がってますよ。詳しくは、下記のご案内にて。  なお、Club Passion du Vinでは、ツイッター(@ClubPassionVin)でもフランス各地からの新鮮な情報を写真と共にお届けしています。東北応援大ワインパーティの日本・フランス同時乾杯もツイッターで実況中継予定です。どうぞお見逃し無く!!! *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*- 41蔵7,000本の義援ワインによる熱い絆キャラバン! WINE BONDS ワインバンズ http://www.wine-bonds.com/ 『8/28東北応援大ワインパーティー』が決定! ●日時  8月28日(日) 17:00~21:00   ●会費  4,000円 〔ロゴ入りグラス、1,000円分飲食券込〕    ●チケット発売  WEB上スタートしています! ●会場  品川 THE GRAND HALL       http://www.tg-hall.com/contact/       品川駅南口 徒歩3分 ●内容  41蔵のワイン出展!       飲食店が出店!       被災地写真展!        音楽!       義援ワイン販売!       トークショー       フランスとのネット中継!  ワインバンズホームページで随時更新中! フェイスブック ファンページ開設しました! ワインバンズ で検索! http://www.facebook.com/pages/%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%BA/194335290615908 いいね!を押して下さい。 ツイッター フォローして下さい! WineBonds(ワインバンズ)で検索! http://twitter.com/intent/user?screen_name=WineBonds *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

24
Juin

6月のボルドーは試飲会ラッシュ!

今年も好天気の中で行われた様々なワイン・フェアー。 ボルドーでは、2年に一度VINEXPO*ヴィネクスポという大きなイベントが開かれます。 世界から何千人のアルコール・ドリンクの造り手、そして大きな協同組合が集まる、行かなくてはならないワイン・フェアーです! しかし、私達が知っている生産者は、そんな大きな行事がちょいと苦手・・・ そこで様々なシャトーで、『オフ』試飲会が開かれます。 親友同士の間から生まれるこれらの試飲会は、アットホームな雰囲気の中行われます。仲間のシャトーの庭に樽を並べ、テーブルを設置し、朝まで音楽が流れている中一日、そして一晩が過ぎていきます。 そんな楽しい真夏の試飲会を一気にどうぞ!! まずはMoulin Pey Labrie *ムラン・ペイ・ラブリでの試飲会! 毎年、この試飲会始まれば、『夏だ!!』って感じがします! シャトー・ムラン・ペイ・ラブリで行われ、庭には現代アートのオブジェが沢山! 太陽の日差しに美味しいワイン、にぎやかなモード! それでは、皆の笑顔をどうぞ!! Marcel Richaud*マルセル・リショー 最高に上品で、果実実のジューシーさが口に広がるワイン! ローヌで収穫される様々なブドウを慎重にアセンブラージュしていき、 ちょうど良い組み合わせを生み出す彼は、まさにアセンブラージュの神! Terres Aigues *テール・デグ10 50 % Syrah, 37 % Grenache, 13 % Carignan 長い後味+熟成された黒いフルーツの香り! Cairanne *ケランヌ09 Grenache (49 %), Mourvèdre (27 %), Carignan (15 %), Syrah (8 %), Counoise (1 %). 様々なテロワールと品種のブレンド! 複雑感タップリ+綺麗なハーモニー! そして私のお気に入り、Ebrescade*エブレスケード08 Grenache (32 %), Syrah (34 %) et Mourvèdre (34 %) 繊細なタンニン+綺麗なフレッシュさ+長く残るブドウやスパイスの香ばしい香り・・・最高!!! いつもジョークを言っているマルセル。 奥さんのマリーがいうには、彼は『永遠の少年』だとか・・・ しかしインタービューの時はとても真面目! 真剣になると、人が変わったように顔が引きしまる彼。そんなギャップが女の子達に大人気! Philippe et Cécile Valette*フィリップ・エ・セシル・ヴァレット 会う度に素敵な笑顔でワインを注いでくれるヴァレット夫婦。 何か最近、顔の表情が似て来たような・・・ 白では欠かせない生産者です! 真っ直ぐな味わい、上品な酸味、フレッシュ感に複雑感、大好きです! Viré Clessé*ヴィレ・クレッセ07 最高なバランス!まろやか+フレッシュ+ハチミツやエキゾティック・フルーツの味わい=夏にはピッタリ! Pouilly Fuissé Clos de Mr Noly *プイイ・フュイッセ、クロ・ド・ミスター・ノリ01 一度は飲まないと損!香ばしさ+トリュフや白い花、柑橘類の香り+なめらかさ=一晩掛けて、ゆったり飲みたいワイン! 先月、日本の皆様のために、子供達がワインの瓶詰めをしてくれました! 『日本のために僕達も何かしたい!』と、皆笑顔で頑張ってくれました。 子供ながらの真剣な気持ち。 本当にありがとう! 左から二番目が、ヴァレット夫婦の子供、ガスパール君。 Domaine de la Cadette*ドメーヌ・ド・ラ・カデット いつでもエネルギーいっぱいのジャンに、 ゆったりマイペースなカトリーヌ。 去年から、息子のバレンタインも学校を卒業し、ドメーヌを手伝う事に! ジャンも『あいつは・・・!』といつも言っているけれども、微笑んでいます・・とても嬉しそう! Chatelaine*シャトレーヌ10 フレッシュで厚みがあり、柑橘類のフルーツがタップリ! Piecette*ピエセット10 パワフルでより複雑感が!ハチミツや、香ばしい香りが沢山! 彼らの住んでいる、ヴェズレー(ブルゴーニュ)の町は、とても神秘的で可愛い町! フランスでも、一度は皆行く素敵な場所です! La Ferme St Martin […]

31
Mai

今、パリで自然派ワインが豊富なレストランが急増中!

キラリと光る新レストランSEPTIME誕生!自然派のトップ醸造家大集合で試飲会 最近オープンしたてのレストランSEPTIMEで自然派ワイン試飲会が開催された。今回の試飲会は、自然派ワインビストロしてはあまりにも有名なバラタンのフィリップ・ピノトー氏の呼びかけによるものとのこと。試飲会中、ずっと立ちっぱなしで頑張る生産者の方々のための昼食は同じくバラタンのシェフ、カレナ・ラケル氏が担当。最近、流行の北欧風のシンプルな内装の空間(同じく自然派ワインの豊富なラインナップを誇るSATURNEに似てる?)に自然派の人気生産者たちが勢ぞろい。 参加生産者: Emmanuel Lassaigne*エマニュエル・ラセーニュ (シャンパーニュ) Maxime Magnon*マキシム・マニョン (コルビエール) Les Foulards Rouges*レ・フラール・ルージュのJean François Nicq*ジャン・フランソワ・ニック (ルシヨン) L’Anglore*ラングロールのEric Pfifferling*エリック・ピファーリング (タヴェル) など、総勢10人。 エマニュエル・ラセーニュ*Emmanuel Lassaigne(シャンパーニュ) 今やシャンパーニュといえば“ラセーニュ”シャンパーニュの新時代を切り開く! – Millesime 2004 Non dosé ミレジム・2004 ノン ドゼ 2002年に続き、出来のよかった2004年のブドウのみ。補糖なしなので、ブドウの味がより直接感じられる。 -La Colline Inspirée ラ・コリーヌ・アンスピレ 8ヶ月樽熟成した2007年のワインと20ヶ月熟成した2008年のワインのブレンド。糖分添加は、1リットルあたり3グラム。ふくよかで丸みのある風味。繊細な泡。 マキシム・マニョン*Maxime Magnon (コルビエール) ラングドック地方でブルゴーニュの爽やかさ、深み、そして南仏の太陽を絶妙に調和 – La Bégou ラ・ベグ2010 グルナッシュ・グリ90%+グルナッシュ・ブラン10%。フレッシュさを特徴としながらもほんのりとヴァニラのようなふくよかな香りも備える。 – Rozeta ロゼタ2010 カリニャン主体(40%)+グルナッシュ+サンソー。力強いが、酸味とのバランスが絶妙。 – Campagnès コンパニエス2010 カリニャン。スパイシーでコクがある。 ドメーヌ・デ・フラー・ルージュのジャン・フランソワ・ニック*Domaine des Foulards Rouges, Jean François Nicq (ルシヨン) 誰もが認めるルシオン地方の最高峰!トップ・オブ・ザ・トップ自然派ワイン! – Soif du mal blanc ソワフ・デュ・マル 白 2010 グルナッシュ・ブラン、マカブ、ミュスカ。リンゴのような爽やかな風味。フレッシュ。アペリティフには理想的な一本。 – Soif du mal rouge ソワフ・デュ・マル 赤 2010 シラー、グルナッシュ。まっすぐで綺麗な酸味が特徴。 – Glaneuses グラヌーズ 2010 グルナッシュ、シラー。フルーティーでフレッシュさを感じる。 – Glaneurs グラヌー 2010 グルナッシュ(古樹)。まろやかでふくよかな香り。パリの酒屋でも大人気の一本。 – Vilains ヴィラン 2010 カリニャン(古樹)。骨格がしっかりしていながら非常に繊細でエレガント。 – Frida フリダ 2010 グルナッシュ、カリニャン。既に熟成感が強く、丸みとコクがある。食事しながらじっくり飲みたい一本。 ドメーヌ・ラングロールのマリー&エリック・ピファーリング*Domaine de l’Anglore, (タヴェル) すべてを超えた境地!どこまでも繊細!限りなくピュアー!至高のワイン – Sels d’argent 2010 セル ダルジャン 2010 グルナッシュ・ブラン。丸みのある優しい旨みが詰まった白。 – Tavel 2010 タヴェル2010 グルナッシュ60%+サンソー20%+カリニャン、クレレット。フルーティーかつほのかな甘みを感じる。 – Tavel 2009 タヴェル2009 グルナッシュ60%+サンソー20%+カリニャン、クレレット。イチゴ、赤い木の実のようなフレッシュな果実味。 – Chemin de […]

23
Mai

グルッグルッ・ワイン大集合!

今日はまたまたカーブ・オジェでの試飲会! 今日はグルッグルッ・ワイン=グイグイ・ワインが沢山! ス~っと飲めるワインが大集合です! Benoit Courault*ブノワ・クロー クリクリヘアーに青い目・・・そして優しい笑顔・・・ まさに天使みたいなイケメンのブノワ! 彼のワインは、飲みやすくてアロマが凄く魅力的! Les Guinechiens*レ・ギヌシアン09 フレッシュで綺麗なシュナン、そしてスパイシーで果実身タップリ! Le Petit Chemin*ル・プチ・シュマン10 リッチ+スパイシーでありながら、酸味がキリっとしていてサッパリ+ドライ系。お勧めです! Les Tableneaux*レ・タブルノー09 繊細なカベルネ+フルーティーなグロロー。 存在感がありながらもフレッシュなタンニンが、ワインをエレガントに仕上げています。 Marc Pesnot*マーク・ペノ いつでも笑顔で優しく落ち着いた表情。 彼のワインは幸せになれます・・・最高にワインを愛している彼の思いが伝わります! Folle Blanche*フォル・ブランシュ10 真っ直ぐで最高なバランスのワイン。 シスト土壌の特徴が前面に出ていて、後味が長い! La Bohème*ラ・ボエーム10 とても濃厚で柑橘類のアロマが凄い!まったり系だけど酸味もスパイシー感もあり、長くて最高な後味が魅力的!! Alexandre Bain*アレクサンドル・バン 繊細で完璧主義者なアレクサンドル。 彼の心は人一番大きいです! 目標まで辿り着くまでは決して諦めない頑張り屋さん! MademoiselleM*マドゥモワゼル・エム 豊富で複雑感タップリ!柑橘類や蜂蜜、香ばしい香り! 最高に熟されたソビニョンが美味いです! ピノ+ガメイを使ったRouge*ルージュ09 ピノが綺麗に表現されている一本。しかもテロワールがしっかりと感じられ、スパイスとミネラル感タップリ!しょっぱさまで感じられます! Jean Maupertuis*ジャン・モーペルチュイ ピュアで透き通ったワインを造るジャンさん。 とてもシャイな彼。この笑っている一枚はチョーレアなショットです! Guillaume*ギヨーム10 ミネラル感豊富!イチゴ・ジュースを飲んでいるかのように飲みやすく、ピュア!女性にピッタリなワインです! Pierres Noires*ピエール・ノワール エレガントで爽やか! 品がありながらも軽く、とても飲みやすい一本! Pink Bulles*ピンク・ビュール10 まさに『ザ・グルグル・ワイン』!ピンクのフレッシュなスパークリング・ワイン!夏には持って来いのスカッとする一本です! Nicolas Camarans*ニコラ・カマラン 穏やかでクマさんみたいなニコラ。 彼のワインもまたまたピュアで透明感バッチリ! Selves*セルブ09 熟されたシュナンがタップリ!長く続く柑橘類の香りが旨い! Otto*オット10 フェール・セルバドゥーで出来た、グイグイ系のワイン! イチゴや野いちごの香りにフレッシュ感が混ざり、今の季節にはピッタリ! L’Altre*ラルトル10 先ほどのワインより、2週間長めのマセラシオン+マセラシオン・カルボニック。よりフルーティーで濃厚!綺麗な骨格が印象的です! Pierre Breton*ピエール・ブルトン Bourgueil*ブルギュイユ09 フラン・ド・ピエから収穫されたカベルネは、綺麗なタンニンと爽やかなブドウを生み出します!繊細でエレガントな骨格は、サッパリとした料理と一緒に頂きたいです! Perrières*ペリエール08 ヴィエイユ・ヴィーニュから収穫されたカベルネ。よりタンニンが強く、しっかりとしたワイン。厚みがあり、熟成されたブドウが口いっぱいに広がります。 Nuits d’Ivresse*ニュイ・ディブレス フレッシュで飲みやすく、果実身タップリのワインです! ダブル・セバスティアンのショット! Sébastien Bobinet *セバスティアン・ボビネ Amateus Bobi*アマテウス・ボビ09 私も大好きな一本!エレガントでスーっと喉を通るカベルネ・フラン・・・本当に上品でウットリとしてしまうワイン! Sébastien Riffaut*セバスティアン・リフォー Skeveldra*スケベルドラ08 毎回ビックリするこのワイン・・・クルミやトーストの香ばしい香り。濃厚で、ジャムのような柑橘類のアロマ。フレッシュ感。複雑感。リッチで、癖になる一本です! 上の二人と大親友の、Luc Sébille*リュック・セビーユ モサモサのひげと、人懐っこい笑顔が、何かとてもキュートです・・・! 彼のVin de Pause*ヴァン・ド・ポーズ09は、名前通り飲みやすい『休むためのワイン』。 グイグイと飲めてしまう、カベルネ・フランのフルーツ感が味わえる、100%フルーティー・ワイン! 余計なものがなく、気付いたらすぐに空になっしまう・・・ 1時間たっても残っている後味が魅力的! みなさんも、今の季節にピッタリな、グルッ・グルッ・ワインをどんぞ楽しんで下さい! 白はもちろん、赤もチョッピリ冷やして飲むと、よりサッパリして気持ち良いです! 生産者と話を楽しむマーク・シバール (カーブ・オジェのオーナー) Benoit Couraultのワインについてのお問い合わせは、こちらまでお願いします: ディオニー株式会社 TEL : 03-5778-0170 FAX : 03-5778-0278 www.diony.com Alexandre Bainのワインについてのお問い合わせは、こちらまでお願いします: 野村ユニソン株式会社 […]