6
Août

南ローヌ・自然派の原点RICHAUDリショー醸造の次世代が動きだした!!

南ローヌ地方で最初に自然ワインVin Natureを造り出して、ローヌ地方全体の若手醸造家に多大な影響を与え続けてきたDomaine RICHAUDマルセル・リショー醸造。 その尊敬すべきマルセル・リショー醸造も進化の時代がやって来た。 キラキラ輝く、明るいスカイブルーの瞳を持つClaire RICHAUDクレール・リショーが動きだした。 クレールはワイン学校を卒業して、モルゴン村の自然派ワインの元祖マルセル・ラピエール醸造で修業。 ドメーヌに戻って、お父さんのマルセル、お兄さんのチボーと共に働いてきた。 マルセルの熟練した技を伝授しながも、時代の流れと共に新たなリショーを模索して来たクレール。 マルセルは云う 『この南ローヌの石灰質土壌のテロワールで育つグルナッシュ・ノワール品種はよく熟さないと本当の旨味が表現できないんだ。』 マルセルの濃縮感あふれるグルナッシュ・ノワールの美味しいスタイルは特別なもの。 多くのリショ・ファンが世界中で待っている美味しさだ。 クレールはお父さんの濃縮感の素晴らしさを残しながらも、更に“飲みやすさを”表現できないか、と数々の試作を重ねて新スタールを研究してきた。 ★Bulbille ビュルビーユ お父さんの“グルナッシュの濃縮感の素晴らしさ”、その上に、“飲みやすさ”を追求してきたクレールが練磨を重ね、心を込めて造りました。 グルナッシュ51%、クノワーズ34%、シラー15% アルコール度数の低いクノワーズ品種を34%選択。 軽やかさを狙う為、砂質のテロワールを選択、 50%除梗、50%除梗なしの葡萄房丸ごと発酵槽に入れて、タンクの底に溜まるジュースをコマ目に取り出す完璧なマセラッション・カルボニック醸造。 短期のカモシ期間、たったの6日間のカモシで発酵槽から出して、プレスにかけてジュースを絞り、発酵槽に戻してアルコール発酵を続けて、そのまま8か月のタンク熟成。 クレールの渾身の一本!! 溢れんばかりの果実味! 旨味タップリの濃縮感、それなのに、何故か、スーット体に入っていく飲みやすさ! 見たら即、飲むべし!! Bulbille ビュルビーユ !! (限られたお客さんにしか販売しない限定品です。日本では問合せはBMO社まで)

17
Juil

南ローヌ自然派の原点RICHAUD Famille リショー・ファミリー

Par Masaki TAKESHITA     自然派の世界も第1世代からの世代交代が進んできている。 自然派巨匠マルセル・リショーも、長男トマが2009年から長女クレールが2014年からドメーヌに参画。新たな風をドメーヌに吹かせている。 更にエルメスで働いていた次女も、現在ドメーヌに数ヶ月戻ってきて、引っ切り無しに来る世界各国からのプロや愛好家達のレセプションを受けおっている。 長女クレールはマルセル・ラピエールでの経験を活かし、収穫したぶどうを10度まで冷やしてからの醸造も始めた。 昨年は例外だが、乾燥と酷暑の南ローヌで、フルーティーでエレガントなワインを造るための、いろいろなアプローチを行なっている。 アルコール度数が15度あっても、それを感じさせない果実味。リショーマジックのレベルは更に上がっている。 この日残念ながらマルセルは友人生産者達とジョージア訪問。 アンフォラ買ってくるかも。。。とマルセルあるあるの話しで盛り上がりました。 家族の愛、家族のパワー、エネルギーがワインにたっぷり詰まっている。