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Juin

6月のボルドーは試飲会ラッシュ!

今年も好天気の中で行われた様々なワイン・フェアー。 ボルドーでは、2年に一度VINEXPO*ヴィネクスポという大きなイベントが開かれます。 世界から何千人のアルコール・ドリンクの造り手、そして大きな協同組合が集まる、行かなくてはならないワイン・フェアーです! しかし、私達が知っている生産者は、そんな大きな行事がちょいと苦手・・・ そこで様々なシャトーで、『オフ』試飲会が開かれます。 親友同士の間から生まれるこれらの試飲会は、アットホームな雰囲気の中行われます。仲間のシャトーの庭に樽を並べ、テーブルを設置し、朝まで音楽が流れている中一日、そして一晩が過ぎていきます。 そんな楽しい真夏の試飲会を一気にどうぞ!! まずはMoulin Pey Labrie *ムラン・ペイ・ラブリでの試飲会! 毎年、この試飲会始まれば、『夏だ!!』って感じがします! シャトー・ムラン・ペイ・ラブリで行われ、庭には現代アートのオブジェが沢山! 太陽の日差しに美味しいワイン、にぎやかなモード! それでは、皆の笑顔をどうぞ!! Marcel Richaud*マルセル・リショー 最高に上品で、果実実のジューシーさが口に広がるワイン! ローヌで収穫される様々なブドウを慎重にアセンブラージュしていき、 ちょうど良い組み合わせを生み出す彼は、まさにアセンブラージュの神! Terres Aigues *テール・デグ10 50 % Syrah, 37 % Grenache, 13 % Carignan 長い後味+熟成された黒いフルーツの香り! Cairanne *ケランヌ09 Grenache (49 %), Mourvèdre (27 %), Carignan (15 %), Syrah (8 %), Counoise (1 %). 様々なテロワールと品種のブレンド! 複雑感タップリ+綺麗なハーモニー! そして私のお気に入り、Ebrescade*エブレスケード08 Grenache (32 %), Syrah (34 %) et Mourvèdre (34 %) 繊細なタンニン+綺麗なフレッシュさ+長く残るブドウやスパイスの香ばしい香り・・・最高!!! いつもジョークを言っているマルセル。 奥さんのマリーがいうには、彼は『永遠の少年』だとか・・・ しかしインタービューの時はとても真面目! 真剣になると、人が変わったように顔が引きしまる彼。そんなギャップが女の子達に大人気! Philippe et Cécile Valette*フィリップ・エ・セシル・ヴァレット 会う度に素敵な笑顔でワインを注いでくれるヴァレット夫婦。 何か最近、顔の表情が似て来たような・・・ 白では欠かせない生産者です! 真っ直ぐな味わい、上品な酸味、フレッシュ感に複雑感、大好きです! Viré Clessé*ヴィレ・クレッセ07 最高なバランス!まろやか+フレッシュ+ハチミツやエキゾティック・フルーツの味わい=夏にはピッタリ! Pouilly Fuissé Clos de Mr Noly *プイイ・フュイッセ、クロ・ド・ミスター・ノリ01 一度は飲まないと損!香ばしさ+トリュフや白い花、柑橘類の香り+なめらかさ=一晩掛けて、ゆったり飲みたいワイン! 先月、日本の皆様のために、子供達がワインの瓶詰めをしてくれました! 『日本のために僕達も何かしたい!』と、皆笑顔で頑張ってくれました。 子供ながらの真剣な気持ち。 本当にありがとう! 左から二番目が、ヴァレット夫婦の子供、ガスパール君。 Domaine de la Cadette*ドメーヌ・ド・ラ・カデット いつでもエネルギーいっぱいのジャンに、 ゆったりマイペースなカトリーヌ。 去年から、息子のバレンタインも学校を卒業し、ドメーヌを手伝う事に! ジャンも『あいつは・・・!』といつも言っているけれども、微笑んでいます・・とても嬉しそう! Chatelaine*シャトレーヌ10 フレッシュで厚みがあり、柑橘類のフルーツがタップリ! Piecette*ピエセット10 パワフルでより複雑感が!ハチミツや、香ばしい香りが沢山! 彼らの住んでいる、ヴェズレー(ブルゴーニュ)の町は、とても神秘的で可愛い町! フランスでも、一度は皆行く素敵な場所です! La Ferme St Martin […]

17
Juil

VINEXPO時に COTES DE BORDEAUX委員会が新AOC発表会

~ VINEXPO時に COTES DE BORDEAUX委員会が新AOC発表会 ~ 新AOCのコート・ド・ボルド-委員会は活動的だ。世界ソムリエ協会のメンバ-を世界中から呼び寄せて、このイヴェントを開催した。 世界ソムリエ協会の会長、小飼さんをはじめ田崎真也さん、大阪の岡さんなど日本の重量級ソムリエもボルド-空港から直接の参加だった。世界各国のソムリエのトップが集合していた。 そして、世界から料理人たちも招待されていた。日本でもおなじみのボルド-ビストロのチュピナTUPINAの名物オ-ナ-・ジャンピエ-ル・イラダキ氏や日本からはオザミ59(池袋)の金子シェフも招待されての盛大な会だった。 オザミ59の金子シェフとラ・チュピナのオ-ナ-・イラダキ氏 場所はジロンド河沿いの昔大型船が入港してボルド-ワインが世界中に出荷された場所にあるカフェ・ビストロで行われた。 ~ 若いボルド-レ(ボルド-人)が果敢にボルド-を進化させようとしている ~ 新コ-ト・ドゥ・ボルド-の新設には若い力が積極的に動いて実現した。 ボルド-は格式ばったグランククリュだけではない、の理念に立ち自分達の存在価値に危機感を感じている若手がロビ-活動をして現在にいたった。 説得活動を続け、AOC BOURGを除いて下記の従来のAOC名をCOTES DE BORDEAUXに統一した。 BLAYE COTE DE BORDEAUX COTE DE CASTILLON COTES DE FRANC CADILLAC PREMIERES COTE DE BORDEAUX コ-ト・ドュ・ボルド-の部長クリストフ・シャト-氏が現在までに至った経過を発表。 その中にボルド-でも人気者のプピ-ユのフィリップ・カリ-ユも重要な役割を演じた一人である。 ソムリエ世界一のフォ-ブラック氏 にセレモニ-ワインを注ぐフィリップ・カリ-ユ氏。フィリップはすべての醸造元がビオ栽培をするべきだと熱く説得して廻っている。既に、彼の勧めでビオに変換した醸造元が沢山ある。   フォーブラック氏 コート・ドゥ・ボルド-委員会の部長は本当に活動的だ。 ボルド-の顔として人気者のプピーユやチュピナのイアラザキ氏を引き連れて、世界30カ国を、コート・ドゥ・ボルド-の宣伝活動の為に世界巡業中だ。 今年、3月に日本でも同様の会がオザミ59で行われた。 日本から駆けつけてくれた田崎真也氏と大阪の岡ソムリエ 今年3月に日本で開催⇒ 田崎氏との再会 田崎氏と私が知り合ったのはこのボルド-だ。田崎氏がまだ若干19歳の頃だったと思う、私が26歳頃だった?記憶が確かでない。田崎氏が1年間ほどボルド-に滞在していた時だった。 一緒に空手をやったり、食べたり、飲んだり、良く一緒に楽しみました。田崎氏とこのボルド-の空気の中で会うと、何か昔にタイムスリップしたような感じになってしまう。お互いに見かけは年を重ねたけど、彼は相変わらず爽やかで、エネルギッシュだ。