26
Sep

Séléné, Domaine Sylvère Trichard                          ドメーヌ・シルヴェール・トリシャールのヌーヴォーは?

収穫は9月1日に始めて、6日に終了した。 晴天の中、朝の涼しい内に収穫。 完璧な状態の葡萄が発酵槽に入れられた。 葡萄の熟度と酸のバランスが理想的だった。 軽く、優しくて、果実味とフレッシュな酸のバランスが絶妙なスタイルになるだろう。 ヌーヴォー用の発酵槽はセミ・マセラッション・カルボヌック醸造中。 シルヴェールは発酵槽に葡萄をいれたら、基本的に一切さわらない。 煎じ茶、お茶のように優しく皮の色素、内容を引き出す手法をとっている。   Sélénéセレネ醸造の優しく軽快なタッチは、ここの土壌からくるものもあり。 ここでは、花崗岩は少なく、砂状の層が深く、中に石英石などが混じった特使な土壌。 水捌けが極端によいここの砂状は、優しい女性的なタッチのワインに仕上げやすい。   2018年はシルヴェール自身が最も好きなタイプのヌーヴォーになるだろう。 軽快で、飲みやすく、心地よく、一本があっという間になくなる瞬飲ヌーヴォーとなるでしょう。  

26
Sep

久々の肉体労働、マールが入ったケースを圧搾機まで               運ぶ作業 -no3

セレネ醸造のシルヴェールは今日、デキューヴェゾンの日、マールを出して圧搾機にかける日。 今年から投資して買ったベルトコンベアーつき搬入機(マールを圧搾機に搬入する)の 初試運転だった。 よくあることだけど、うまく作動ぜず、人間の手で発酵槽から圧搾機まで運び入れなければ ならなくなった。 当然、人手不足、ドンドンマールが発酵槽から出てくる。 このままにしていく訳にはいかない。 皆、私の顔を見る。 了解。そんな訳で手伝うことになった。 20キロほどあるマールが入ったケースを圧搾機まで運ぶ作業を2時間程手伝うことになった。 チョット、運動不足だったので丁度良かった。それにしても、結構なハードな作業だった。 左腕の筋肉が限界に近かった。最後の持ち上げる動作が厳しかった。 それでも汗を流して働くと気持ちがいいものだ。      作業機械の故障は醸造中に結構頻繁におきること、メカニックの修理技術も醸造家には必要なこと。 汗を流した後の皆でやる一杯、チーズに生ハム、ソーセ-ジ、この瞬間がたまらない。 SELENEセレネ醸造の18産には、2時間だけだけど私の汗の労働がはいってます。    美しい夕焼けを見ながらの一杯は最高。気持ち良かった。急場をしのいだシルヴェールも一安心。 頑張った奥さんを抱擁。