Étiquette : Domaine Dard et Ribo
23
Mai
Par 伊藤與志男
Publié dans NEWS, Uncategorized, Event
ユイさん、ルネ・ジャンと同時に会うのは十数年ぶり 京都の名レストラン・エヴァンタイユでDard et Riboディナーをやった時以来だ。 ユイさんは、エヴァンタイユの森谷シェフの娘さん。(写真、左、右はユイさんの友人) 今はプブリシテーの会社を経営しているとのこと。 まだ、コロナの影響で日本から来仏する人が少ない中、久々の日本人。 ルネ・ジャンも、エルミタージより久々にParisに出てきた。 あまり会っていなかった友に会うのもいいものだ。 当たり前だけど、皆、前回会った時より進化・熟成しているのを感じ取れる。 お互いに,『あ~、こんな風になったか!』と思っている、のがわかる。 ルネ・ジャンはここ数カ月ぶりだけど佳く熟成しているし、ユイさんはもう別人のように佳く進化していた。 この年頃の人の進化度は凄い。前回あった時は20歳前後だったから当たり前だ。 仕事をバリバリやっているビジネスウーマンになっていた。 ユイさんのお父さんもお母さんも、京都のその道では凄い人なので、確りDNAを受け継いでいるな、という感じ。 今夜は今、パリ話題で予約が取れにくいワインビストロ“CUISINE”にやって来た。 このビストロは、ルネ・ジャンからのリクエストだった。 ここのシェフは日本人で、Takao Inazawaさん。 東京・目黒のワイン・ビストロ、元ヴェール・ヴォーレで働いていた人。 料理もどことなく和風が導入されていて、今、パリジャンにもっとも受けやすい料理風で大人気。 鮟肝、タコなどまるで和食風。 その上、ワインのセレクションが素晴らしい。勿論、本物ワインの自然な造りのものばかり! 造った本人ルネ・ジャンと飲むプランタンは格別だった。 今、超人気のマキシム・マニョンのメティス。南仏コルビエールのトビッキリのヤツ! もう一つ、今、超人気のニコラ・ルノーのプリモ・センソを開けた。ラングロールのタヴェルを思わせるヤツ! ルネ・ジャンのワインのスタイルとは全く違うけど、来仏の二人には是非飲んで欲しかった。 セミ・カルボ醸造の“魅力”をタップリ備えていて、時代の潮流“プレシジョン(精度)”もって造られた二つのワインだ。 今、南仏で最も注目されている葡萄品種、サンソーが使われている。 南フランスとは思えない繊細さを備えていて、ピノッテしていてピノ・ノワールを思い起こさせてくれるスタイル。 最後はやっぱり、本物中の本物! ルネ・ジャンのサン・ジョゼフで〆た。 やっぱりワインは、こうでなくては! と思ってしまうワイン。小手先の技など使わない、王道のスタイル。 やあ~、いい夜だった。 ユイさん、また次回。森谷シェフによろしく! ルネ・ジャンとは2次会でジャパニーズ・ウイスキーを飲ませてくれるバー・Minatoでディジェスティフを一杯やった。
13
Fév
Par 伊藤與志男
Publié dans Winery, Beaujolais, Distributor, Bourgogne, Resto, Roussillon, Rhône
(BY TAKESHITA) 京王線仙川駅のすぐそばにある素敵な空間のワインバー・ル・サンセール。一歩足を踏み入れると、 時間が経つのも忘れてしまう心地よい空間を作りだすのが、川村さんとみどりさんのカップル。 深夜にもかかわらず、定休日にもかかわらず、久しぶりにもかかわらず、いつもの気兼ねない雰囲気で迎えてくれた。 急きょの深夜オープンにもかかわらず、お店開けた途端に、 近所の常連が集まるわ集まるわ。まさに近隣住民の憩いの場。 そんなサンセールの2人が開けてくれたボトルが2010年のCLUB PASSION DU VINツアーで オリヴィエ・クザンのところに訪問したときに1人1本ずつくれたカベルネ・フラン2007のマグナム。 この時のツアー参加者は、赤穂の47リカーズの岡田さん、御殿場の泉屋酒販の勝俣さん、そして サンセールの川村さんとみどりさん、その友人の日野でバー経営の高田さん。 ツアー1軒目の訪問蔵元がオリヴィエ・クザンだった。 そこからミッシェル・オジェ時代のメゾン・ブリュレ、 もちろんサンセールは必須訪問でセバスチャン・リフォー、ブルゴーニュに行ってエマニュエル・ジブロ、 ラトー、フィリップ・パカレ、ドミニク・ドゥラン、 ボジョレーはデコンブ、石川研修中のラピエール、ラパリュ、 そしてダール・エ・リボ、マルセル・リショー、 ルシヨンのル・ブー・デュ・モンドまで南下したまさに弾丸ツアーだった。 さてオリヴィエのカベルネ・フラン2007は熟成感など枯れたニュアンスは一切なく、ガメイのごとく果実味溢れ、みずみずしい。タンニンはとても滑らかで、カベルネ・フランの持つ気品のある青みが、さらに清涼感を与えてくれた。 サンセール、お宝ワインがたっぷり。 ツアーの想いで話に花が咲き、気がつけば、、、、また時間が経つのを忘れてしまいました。。。 Le Sancerre 調布市仙川町1-19-36
17
Déc
Par 伊藤與志男
Publié dans Winery, Beaujolais, Distributor, Rhône
ドキドキの天候を乗り越えて、冬、春の記録的な豪雨、初夏、真夏の38度を記録した猛暑、こんな 一年を記憶をしている液体が18年ヌーヴォー。 4つの蔵元のヌーヴォーを楽しんだ。 醸造家の意志で軽めに仕上がったもの、 ミネラルを中心にスーット伸びてくるもの、 猛暑の太陽を十分に表現した力強いもの、 果実味を最大現に表現したもの、 醸造家の意志で色んなタイプができる可能性を秘めた要素を備えた年だったともいえる。 醸造家と共に追って来たこの一年、その総決算を多くの日本のワインファンと楽しむこのひと時は 格別だ! 今夜は野村ユニソン社の本社がある長野・諏訪で楽しんだ。 来日中のダール・エ・リボ醸造のルネ・ジャン親子も特別参加。 こんなに素晴らしい会を毎年開催して頂ける野村ユニソン社ファミリーに感謝!!
10
Déc
Par 伊藤與志男
Publié dans Winery, Distributor, Resto, Roussillon, Rhône
ワイン・ビストロが立ち並ぶParis11区に、自然ワインが飲める北アフリカ料理、クスクスやタジンが飛っきり美味しい店がある。 老舗のLe Tagineル・タジンである。 ダール・エ・リボのルネ・ジャンも時々やって来る。 クローズ・エルミタージ16年、(ルネ・ジャンの写真あり)をあけた。 何を食べても美味しい。 普通、私はアフリカ系香辛料がチョット苦手、でもここは別格。問題なく体に入っていく。 その上、誤魔化しのない本物ワインが飲めるのが嬉しい。 近くに立ち並ぶワインビストロでアペロをやって、ここで仕上げるのは最高。 (日本でのダール・エ・リボ醸造のワインの問合せは野村ユニソンまで) 私の大好きなルシオン地方のワイン、Domaine Possibleドメーヌ・ポッシーブル醸造のLoic・Roure ロイック・ルールのワインもある。スパイシーさこの料理にピッタリ。 ポッシーブル醸造の畑には野生の香草、タイム、ローズマリーなどが沢山ある。 だから、スパイシーな料理にピッタリとマリアージする。 ルシオンの山側地区では最初に入り込んで、誤魔化しのない本物ワインを造った人でもある。 醸造家ロイックの自然を愛するやさしく懐が深い人柄がワインに転写されている。多くの料理合わせることができる。 (ドメーヌ・ポッシブルの日本での問合せはオルヴォー社まで)
24
Sep
Par 伊藤與志男
Publié dans Winery, Distributor, Resto, Rhône
Le Repaire de Cartouche ル・ルペール・ド・カルトゥッシュ パリ3区のレピュブリック広場界隈にワインビストロがますます増えてきた。 チョット危険な感じになってきた。 軽く一杯の気持ちで行っても、近所に気持ちのいい店があると、どうしても足が向いてしまう。 結局、一杯で終わらず一杯(沢山)飲んでしまう危険な街角。 Chambre noireシャンブル・ノワールからレペール・ド・カルトゥッシュまで徒歩6分。 やっぱり、寄ってしまって、酔ってしまう。 店に入ると、即、ポンっといい音がした。 『ITO、最後の一本しかないプランタン・マグナム18を開けたぞ!』と嬉しそうにルドルフが言う。 チョット、待てよ、これからマグナムかよ。 でも、スーット体に入ってしまうから恐ろしい。 いやー、今夜もよく飲みました。ありがとう。
7
Juil
Par 伊藤與志男
Publié dans Winery, Resto, Rhône
先日は、Parisで久々の剣道。 パリには剣道8段の好村先生がおります。 好村先生は時代もの小説の作家でもあります。… 剣道の最高段の先生が書かれた歴代の剣士小説は最高に面白いです。 伊藤一刀斎 行くのか武蔵 武蔵 円明の光 愛洲移香(陰流開祖) など、立ち合いの描写などご自身が剣道8段という達人でなければ書けない極意が表現されている。 私の尊敬する大先生であります。 まだ、お読みでない方は是非お読みください。面白いですよ!! 最近、忙しさにまみれて稽古に顔を出していなかった。 先日、南フランスからパリに戻った日、偶然にもオペラ座の前で先生にばったりお逢いした。 『伊藤さん、最近稽古に来ませんね。』 『はい、失礼しています。』 『明日、稽古があるのでどうですか?』 『はい、行かせていただきます。』 もう自然なカタチで久々の剣道をやることになった。 BUDO 11 ブドウ・オンズという道場がサンセバスチアン・フロワサード駅の近所にある。 最初の打ち込み練習で既に足ガクガク、心、技、体がバラバラ。 気だけがはやって、体も技もついていかない。 そして、先生と稽古。 すべてを打ち消してゼロの気持ちでお願いした。 あまりにもの稽古不足で剣道になっていない。 でも、研ぎ澄まして全神経を集中できるこの小宇宙空間がたまらない。 心身が無茶苦茶な状態な私を、やさしく稽古をつけて頂き精神も体もスカットなりました。 やっぱり剣道、武道はいいなー。 私は武道が大好きだ!! 葡萄も大好きだ!! 稽古の後は、勿論、カフェで皆とビールを飲んでノドの渇きをいやした。 そして今日は久しぶりに好村先生と二人だけで食事を共にさせて頂きました。 道場の近所に、あのビストロRepaire de Cartoucheルペール・ド・カルトゥッシュがある。 感激のひと時でした。 一芸に達した人の一挙一動、一言に違いあり。 ありがとうございました。 先生が帰られた後、Dard et Riboダール・エ・リボのPrintempsプランタンをやった。(先生はあまりお酒類をたしなみされないので)
30
Mai
Par 伊藤與志男
Publié dans Champagne, Winery, Beaujolais, Distributor, Event, Languedoc, Roussillon, Rhône
毎年恒例、CLUB PASSION DU VIN主催、自然派生産者訪問弾丸ツアーを開催します。 実際にぶどう畑に足を踏み入れ、ぶどう畑を取巻く環境を、生産者の熱い想いを 一緒に体感しませんか! 今回は南仏ラングドック、ルーション地方をスタートにシャンパーニュまで駆け巡ります! たった7泊9日の旅ですが、自然派ワインへの理解がとんでもなく深まる感動のツアーです。 ご興味ある方はCPV竹下までご連絡お願いいたします。 案内書など送付させて頂きます。 日程:2018年6月18日(月)日本出発 6月25日(月)現地発 26日(火)日本到着 参加対象者:酒販店、飲食店関係者のみ 訪問予定蔵元:カゾ・デ・マイヨル/ブー・デュ・モンド/ポッシブル/ル・タン・デ・スリーズ/モン・ド・マリー/マス・ロー/エスカルポレット/ジュリ・ブロスラン/ダール・エ・リボ/ジャン・クロード・ラパリュ/ラピエール/ジャック・ラセーニュ/アレキサンドル・バンなど(変更の可能性あり) クラブ・パッション・デュ・ヴァン 竹下 (筆)
9
Mai
Par 伊藤與志男
Publié dans Winery, Chef, Resto, Rhône
Je suis chez Repaire de Cartouche pour boire c’est le printemps. 今夜はルペール ド カルトゥシュに来ている。 この時期、ここではプランタンがハウスワインです。 今夜、大阪からあの萬谷シェフがやってくる。 萬谷シェフとさしでやります。 チョット早く着いて一人プランタンをやってる。 今夜 今現在28度の真夏日。 プランタンを飛び越えて夏。 夏もいい。
12
Avr
Par 伊藤與志男
Publié dans Resto, PEOPLE
突然、電話が入った。 『今、パリです。』 そうこの人、オザミ・ワールドの社長、丸山宏人さん。 珍しく所用でイギリスに行ったらしい。ロンドンからパリにやって来た。 今夜は久々のCOINSTOT VINO. 丸山さんとは一か月前に東京で逢ったばかり。 いつ逢っても気持ちよく飲める人。 ほぼ家族のような存在。 今夜は、やはり家族のような存在の人 Rene-Jean * ルネ・ジャン が造った Dard et Ribo * ダール・エ・リボの St-Joseph * サン・ジョゼフをやった。 気の合った人と気の合ったワインを飲るのは最高だ!! 気の合ったビストロで一杯やるのも格別だ。 私はここCOINSTOT VINO * コワンスト・ヴィーノが好きだ。 気持ちのよいサーヴィスが心地よい。 おまけに、ワインの品揃えも、食べ物も美味しい。
30
Mar
Par 伊藤與志男
Publié dans Chef, Resto, PEOPLE, Roussillon
パリジャンから愛されている自然派ワインビストロの老舗 Le Repaire de Cartouche * ル・ルペール・ド・カルトゥッシュ 身長2メートル弱のシェフ。 多くのパリの自然派ワイン食いしん坊に愛されているルドルフ。 単に、ワインセレクトの良さだけでなく、料理がホントに美味しい。 料理で満足、ワインで満足のダブル満足の店だ。 今夜は、CPVパリスタッフとアペロをやりに来た。 春といえば、DARD ET RIBO * ダール・エ・リボのキューヴェ・プランタンの“春ワイン”! 本日は会議をやって、皆でアペリティフをやろう! という事になった。 毎年この時期に出荷される。 ダール・エ・リボのルネ・ジャンとは家族のような付き合いをしているルドルフ。 ここに来れば、キューヴェ・プランタン(春ワイン)を飲めると思った。 何たること! DARD ET RIBO * ダール・エ・リボのキューヴェ・プランタン到着日が遅れて明日着くとのこと。 残念!! では、ロドルフ・シェフの超お勧めワインでアぺロ。 これが大変、美味しかった!! ルシヨン地方の山側の蔵、Domaine La Petite Baigneuse * ドメーヌ・ラ・プティット・ベニューズ醸造のワイン、 シスト土壌のブドウを仕込んだワイン、Les Loustic * レ・ルスティックを飲んだ。 南フランスのスペインに近い最南端の一つの葡萄園とは思えないフッシュさ!! 軽めでグイグイ体に沁み渡っていくやつだ。 シスト土壌からくる涼しさを含んだミネラルが透明感を演出してくれている。 ルペール・ド・カルトゥッシュといえば、ロドルフ・シェフ自慢の人気パテだ。 食べ始めたら止まらない美味しさ。 ワインとパンで永遠に食べ続けられそうな組み合わせ。 今夜は、新ツマミ・メニュが登場。海の幸“オマール”のパテ。 イヤー美味しかった!! Le Repaire de Cartouche * ルペール・ド・カルトゥッシュ飲んだワインの紹介 La Petite Baigneuse ラ・プティット・ベニューズ醸造元 アルザス人のPhilippe Wies * フィリップ・ヴァイスは他の地方で野菜・果物のBIO栽培をやっていた。 葡萄栽培とワイン醸造に興味があって、どうしてもワインを造りたかった。 2008年にルシヨン地方のモーリ村にたどり着いた。 シスト岩盤からなる丘の葡萄園が売りに出ていた。 何と美しい景色とグルナッシュの古木が揃っている葡萄園を見て一目惚れ! あれから10年の歳月が流れた。 ワイン造りに熱中し過ぎて、人生上の紆余曲折を乗り越えながらもワイン造りにすべてを賭けてきたフィリップ。 人生を経験することで、人の苦味が判る深味が備わって来た。 まさにワインがシンプルになり、かつ深味、優しさが加わってきた昨今のLa Petite Baigneuse ラ・プティット・ベニューズ。 土壌はシスト一色。シストジュースと云っても過言ではない。強烈なミネラル感をソフトに包み込むフィリップの醸造。 勿論、BIO栽培、醸造も自生酵母のみ、醸造中は一切SO2をしない。ビン詰時も必要なければ入れない。ゼロSO2。 ラベルは大切な人からもらった人形が原型となっている。昔の水着姿の人形がモデルとなっている。 人気の白ワイン、Juste Ciel ジュスト・シエル、“空だけ”というワイン。 品種はマカブとグルナッシュ・ブランが50%づつ。 シストのミネラル感がフレッシュで透明感抜群の逸品!!
11
Nov
Par 伊藤與志男
Publié dans Resto
今、日本で一番食べに行きたいレストランは? と聞かれれば、即、“SIMBAシンバ”と答える。 何故? まず、大変、美味しい。 そして、飛っきり心地よい。 ワインのセレクションが凄い。 これだけ、三拍子揃ったレストランは本当に少ない。 最後に、菊池シェフの“気”が店中に行き届いている。私にとっては間違いなく三ツ星だ。 まずは、Stéphane Tissot*ステファン・ティソの 発泡ワイン Crémant du Jura Nature クレマン・ドゥ・ジュラ、ナチュールで乾杯 !! な,何て!スッキリ爽やかで真っ直ぐなミネラル感。 これがあればシャンパーニュはいらない。 ツマミに小魚の揚げ物。 もみじの黄葉、稲の穂、まるで俳句の世界だ。 ムール貝蒸し。 目の前で、磯野の香りがプーン。 ウーン、香草の香りが混じって潮の風味タップリ。 菊地さん自ら演出してくれました。 ウワー、こんなワインもありました。 Domaine de la Borde, Julien Mareschal*ドメーヌ・ド・ラ・ボルド、ジュリアン・マレシャル Jura ジュラ地方のArbois Pupillinアルボワ・ピュピラン. Cote de Caillot コート・ド・カイヨ。 石灰質の石ころが転がる標高500mnの急斜面にシャルドネである。 どこまでも繊細でミネラリーなワイン。 菊地さんの繊細な魚貝料理にはピッタリのスタイルだ。 これ以上マッチするワインは少ないだろう。 今日はこんなメンバーでやって来た。 ローヌのターン・エルミタージからDard et Ribo*ダール・エ・リボのRené Jean*ルネ・ジャンを囲んでCPVメンバーの勢ぞろい。 PARISスタッフの貴翔も、大阪の石川君も参加。 CPV JAPON の竹下君、そして、CPVの太陽であるまどかさん。 チョット、早目の忘年会のようなもの。 この辺から、皆、調子に乗ってきた。 ワインをポンポンと開けた。 料理もフル回転。 今、南ローヌで限りなくL’Anglore に似ていると北ヨーロッパで大人気の醸造家 Valentin Vallès*ヴァランタン・ヴァレスのワインがもうリストに乗っている速さ。 そして、スペインに最も近く、世界で最も美しい景観の葡萄園Banyulsの名畑を引き継いだJordy Pérez*ジョルダン・ペレズのLe Casot des Mailloles*ル・カゾ・デ・マイヨルのロゼ。 菊地さんの料理にマニフィックなマリアージだ。 何という旨味のかたまりスープ。 私の大好物カニ入りブイヤベース風魚スープ。 このカニの旨味に全く負けていない旨味を備えているラングロールのワインを合わせた。 まどかさんもしびれるほどの美味しさ。 ヤアー美味しかった!! 何を食べても驚きの美味しさ!! Precisionの世界。 精度の世界。 有難う!!シェフ!
1
Août
Par 伊藤與志男
Publié dans Wow
DARD ET RIBO ダール・エ・リボ醸造 Tain-Hermitageの街に行って来ました。 高速道路A7のTain-Hermitageで下りて5分と近い。 今日は、Tain-Hermitageの街でRene-Jeanと待ち合わせ。 自然派ワインが飲めるビストロでRene-Jeanファミリーと昼食の約束。 私は高速道路でここターン・エルミタージをよく行き来する。 時間的に余裕がある時はルネ・ジャンを呼び出して一緒に飲むことにしている。 早目に着いたので醸造所に寄ってみたが、誰もいない。フランソワもバカンスかな。 LE CAFÉ A TAIN-HERMITAGE 45 Avenue Jean Jaurès, 26600 Tain-l’Hermitage Téléphone :04 75 08 36 62 Tain-Hermitageターン・エルミタージの街に自然派ワインが飲めるビストロがある。どちらかと云えば昼定食屋さんと云う感じ。 昼しか営業していないけど、優しく美味しい料理を出してくれる心地よい店。 BIOの食材で体に沁み込む料理だ。 ナタリーさんが笑顔で迎えてくれる。 ターン・エルミタージの日常に自然派ワインが溶け込んでいる。こんな店が近所にあったら幸せだなと思う。 On peut y trouver vin nature. La Cuisine tres sain et bon. C’est Natalie nous recevoir. Tres agreable avec souri 今日はTain-Hermitagetターン・エルミタージのナタリーの店LE CAFEでDARD ET RIBOのレネ・ジャン・ファミリーと昼食。 息子、親戚などバカンス中の皆が集合。 ルネ・ジャンが小型船を購入した。今日はその進水式だった。 フランスは小型船でフランス中を旅できるようになっている。 河と運河でフランス中が繋がっている。 早速、来週からジュラ地方に船旅をするとのこと。 今日は、気温も熱くビールを飲もうということで、ビン内長期発酵のCANTILLONをやった。 酸がビシッときいていて暑い夏に食事とやるには最高のビール。 今日はイカ料理に合わせた。 ルネジャンはビールの超愛好家。若い時はベルギーのビール屋まで行って、造りを勉強していた程の通。
4
Mai
Par 伊藤與志男
Publié dans Event
日本滞在記―SEJOURS AU JAPON , DARD ET RIBO 最終日 Dernier jour au Japon.. Seminaire a TOKYO DARD ET RIBO 日本登場20周年記念・東京試飲会 ダール・エ・リボのワインが日本に入って20年が経った。その20周年記念日本ツアーを輸入元の野村ユニソン社の主催で長野、名古屋、京都、大阪、神戸、東京で行った。今日は最終日の東京である。 野村ユニソン社の藤木さんが挨拶。今回のツアーの集大成がこの東京セミナー兼試飲会。 藤木さんの意向で少人数でゆっくりダール・エ・リボの二人と直接話せる規模のセミナーとなった。 Depuis 20 ans que Les vin de Dard et Ribo sont arrive au Japon. Rene-Jean et Francois ,c’est la premiere fois qu’il sont venues en tous les deux ensamble. Ils ont fait seminaire et degustation a Nagano, Nagoya, Kyoto,Osaka,Kobe, et Tokyo aujourd’hui. Francois a pris d’habitude de faire discour. 日本滞在記―SEJOURS AU JAPON , DARD ET RIBO Dernier jour au Japon.. Seminaire et Degustation a TOKYO C’est tres important de L’echange et contacte avec les conssomateur et restaurateur japonais. Pour quoi 2o ans ? Parceque ils cultivent la terre japonaise. […]
25
Déc
Par 伊藤與志男
Publié dans Winery, Event, Rhône
パリ在住のダール・エ・リボ・ファンが ガールド・ローブに大集合! 自然派ワインの業界で今、飛ぶ鳥を落とす勢いのパリのワインビストロ“ル・ガールド・ローブ”で自然派ワインのレジェンドとも云えるダール・エ・リボのルネ・ジャンを招いて試飲・ディナーを開催した。 ルネ・ジャンはちょん髷姿で登場、江戸時代の町医者“赤ひげ”を思わせる風貌だ。ここパリでもルネ・ジャンの人気は根強く深い。本当に1980年代から自然派ワインを造っているダール・エ・リボはまさにレジャンドと云ってよい。多くのファンに支持されている。 超人気のガールド・ローブはもう夕刻の6:30にはほぼ満員状態になる。100%自然派ワインのワインバーである。普段は簡単なつまみ、生ハムセット、チーズセット、ビオ野菜セット、田舎パン、クロック・ムッシュなどをつまみながらワインを飲むスタイル。 生ハムもチーズも当たり前のものではなく、それぞれが工夫されていて、どれも大変おいしい。ルーブル・リボリに位置していて、芸術家が多いマレ地区にも近い。夕方は仕事を終えたビジネスマンや女性同士でも気軽に一杯ひっかけにやって来る。 隣の人とも気軽に話せる和やかな雰囲気が店内に流れていて、実に心地よい。陽の気が充満している感じ。 今夜は店の奥に小さなテーブルを設けて7時から8時までの一時間だけ、すべてのお客さんへのフリーテースティングの時間を設けた。パリ中のダール・エ・リボのファンが集まって来た。ここでは今、売り出し中の3つのワインを試飲、説明。 最初にクローズ・エルミタージュの白、“K”カリエールを試飲。クローズ・エルミタージュ地区では白ワインといえばマルサンヌ品種90%以上が普通。でもルネ・ジャンはマルサンヌ品種はほとんど使わない。つまりルーサンヌ品種100%の白。 11年は遅熟の年だった。ゆっくり熟した分、色んな成分もよく熟すことができた。そしてきれいな酸が残った。ダール・エ・リボのワインの特徴である超軽い微発泡が酸と調和してより爽やかさを強調している。ウーン・・美味い。洗練度が高い。 赤はクローズ・エルミタージュのDES BATIES デ・バティ11年を試飲。ルネ・ジャンのお父さんが植えた60歳のシラー品種100%。花崗岩土壌からくるミネラル感がタップリ。やはり軽い微発泡があって酸を伴った果実味と合わさりフレッシュで心地よい。 サン・ジョゼフ赤11年。11年は遅熟の年で普段より軽め目のバランスで仕上がっている。透明感があって、果実味がフレッシュで気持ちよい。一般女性客がこのサン・ジョゼフを試飲して一言『軽いワインね』と評価するほどスーット入ってしまう。 ルネ・ジャンはちょっとショック。。。『13度近くアルコールはあるのに軽いとは?サン・ジョゼフだぜ!』とちょっと不満そう。 店頭試飲が終わり第二弾は、地下の特別サロンに降りて、コアなダール・エ・リボ ファンを16名だけ集めて食事と古いヴィンテージワインを楽しむコースだ。この会への参加申し込みは、出した瞬間に満員となったそうです。パリでもダール・エ・リボのファンは多い。 流石にフランスの自然派ワイン愛好家、質問も鋭いことを聞いてくる。 客『SO2の使用はどのくらい?』 ルネジャン『年よって違うよ。入れなくてもよい状況の時はゼロの年もある。普通は瓶詰時にちょっとだけ入れる。SO2を入れない事を目的にしている訳ではないんだ。目的は美味しいワインを造ることだよ。よく自然派の醸造家でSO2を入れない事を強調し過ぎる人達がいるけど、ちょっとおかしいと思っている。決して目的ではない。』 客 『あなたのワインはいつもガス(超微発泡)を感じると思うけど、これでいいですか?』 ルネジャン『それは普通です。これは先程の質問とも関係して いるんですど、私は醸造中一切SO2(酸化防止剤)を使わない。その代りにアルコール発酵で自然に生じたガス(CO2)を残すことにしているんです。何故ならガスは酸化防止剤の役割をしてくれるからです。』 このソワレの企画はガールド・ローブの店長ASAMI(メキシコ生まれのパリ育ち)だ。この9月から店長になって張り切っている。連日の超満員状態の繁盛ぶり。ルネ・ジャンが持参してくれたミレジム・ワインを次々と開けてくれた。 まずは黄金色の液体がグラスに注がれた。ウーン、色だけ見るとかなり年代が古そうだ。しかし香りはまだ若々しさを感じる。口の中にいれるとまだガスが僅かに残っている、それに綺麗な酸がプラスされて超爽やかな風味に覆われた。でもこの深みはただものではない。 。 。。。なっなんと!サン・ジョゼフ・白2000年だった。なんて爽やかさがこんな形で残っているんだろう。もう13年も過ぎているのにこの若々しさ!一同感激と驚き。ルネジャン『エルミタージュやサン・ジョゼフは本当は白ワインの方がポタンシエルがあるんだ。』 今夜は、当ガールド・ローブのオーナーが自らワインに合わせて料理を作ってくれた。このサン・ジョゼフには鯛のカルパッチョ、鯛の刺身風のもの。よくこんなに新鮮な鯛を見つけたものだ。まだ爽やかさタップリのサン・ジョゼフ白は鯛の白身の旨味に、熟成によって洗練されたミネラルの旨味に驚くほどピッタリだった。(赤いのは根野菜のベットラブの絞り汁) 次はエルミタージュ白05のマグナムが開けられた。ルーサンヌ品種。ルネ・ジャン『エルミタージュもよく赤ワインの事ばかり話題になるけど、本当は白の方が偉大なワインなんだ。特にルーサンヌが良く熟した年、まさにこの05なんかは世界に誇れる偉大な白なんだ。』 ホタテのカルパッチョ、軽く表面を焼いてある。力強さと爽やかさが共存するミネラリーなエルミタージュ05に料理の方が合わせてくれた感じ。 クローズ・エルミタージュ赤、04,06が出された。なんてクリアで透明感のあるミネラリーなワインなんだろう。濁りワイン・臭い自然派ワインの象徴だったダール・エ・リボの進化は自然派ワイン全体の進化と共有している。 前を歩いている人がいない世界、地平線をゼロの段階から切り開いてきたルネ・ジャンとフランソワ・リボの職人芸の含蓄した技、味わいには、何とも言えない深みを感じる。 ASAMIの完璧な温度管理とサービスでダール・エ・リボのワインの真価を楽しませてもらいました。 自然派ワインこそ提供するタイミングや温度で何十倍も美味しさを発揮する。ダール・エ・リボのパリ在住ファンも大喜び。 パリ在住の熱狂的ダール・エ・リボのファン 皆、大喜びでした。中にはどうしても現地に行きたくてダール・エ・リボ醸造まで訪問しているファンも何人かいました。造り手を前に古いヴィンテージを飲みながら楽しめるのはファンにとって最高の喜び。ルネ・ジャンも嬉しそうでした。 一番嬉しそうだったのは、企画者のASAMIだった。いつも店に来てくれるお客さんと大好きなルネ・ジャンを招いてのソワレは格別なひと時だった。この大成功のソワレの最後にポロっと嬉し涙を流したASAMIは幸せそうでした。 ルネ・ジャンはあまりこの様なソワレには参加することはない。大好きなASAMIの頼みとあっては断れなく今夜の会が成立。この会のお蔭で私も知らなかったダール・エ・リボを再発見した部分も多かった。素晴らしい一期一会でした。この二人に感謝! 自然派ワインは長期熟成にも問題なし! 今夜、飲んだワインの一部。イヤー!すべてがクリアで新鮮なタッチで飲めました。僅かなSO2(参加防止剤)しか入っていないのに、全く問題なく熟成しています。自然栽培からとれた葡萄自体のパワーがSO2を必要としていないのだろう。 このダール・エ・リボのルネ・ジャンが14年1月に日本に行きます! 日本中の各地でダーリ・エ・リボのテイスティング会を開催します。 お問い合わせは、野村ユニソン社(03-3538-6502)、CLUB PASSION DU VIN(03-5565-5880)まで!
23
Fév
Par 伊藤與志男
Publié dans Winery, Rhône
まだ、“自然派”なんて言葉が存在するズッと以前、1980年代初頭から自然な手法でワインを造り、多くのワインファンをつくってきたルネ・ジャンが、今年も日本にやってきた! どうしてルネ・ジャンは自然なワイン造りをするようになったのだろうか? 理由は簡単!お父さんが造っていたワインを日頃飲んでいて、自分もそのようなワインを造りたいと思ったからだ。しかし、若くしてお父さんを亡くしてしまったルネ・ジャンは、父から造りを教わったというよりは、お父さんと同年代、或いは昔ながらのワインを造るお爺さんの造り手の話を聞きながら自分なりに会得していったのだった。 そのルネ・ジャンが今年も日本にやってきた!フランスでも根強い『ダール・エ・リボ』ファンが沢山いるが、日本でも同じ。今回は各地のワインショップで行なったイヴェントをレポートします! 第一弾は、神奈川県藤沢市にある個性派ワインショップ「ロックス・オフ」さん。 一見すると「やってるの?」といった趣ですが、お店に入ると既にお客さんで満員! ルネ・ジャンの来店を待っているお客さんの熱気でムンムンしてました。 まずはドメーヌの説明から。 お父さんを若くして失ってしまったルネ・ジャンは、1975年から一人でワイン造りを始めました。その後、ボーヌの醸造学校でワインの勉強をしましたが、栽培や醸造に化学物質を多用するその内容が嫌で嫌でなりませんでした。しかし、同じような思いを抱いていたフランソワ・リボと意気投合し、1984年から2人でドメーヌを共同経営するようになりました。 2人の目指しているワイン造りの哲学は、「自分が飲んで美味しいワインを造ること」と実にユニーク!そして、「余ったワインを売る」のだそうです。誤解なく。半分は冗談ですが、これは本音です。本当に美味しいワインを生みだす為とことん本気で努力し、自分のワインを飲んでくれる人たちに喜んでもらいたい、という気持ちの表れなのです。 そして早速試飲です。本日のワインは ①シャン・リーブル/サンペレ・泡 ②クローズ・エルミタージュ・ブランK2006 ③セ・ル・プランタン、クローズ・エルミタージュ2008 ④クローズ・エルミタージュ(赤)2007 ⑤サン・ジョゼフ(赤)2007 の5アイテム。 なかでも②のワインは、厚みと複雑さが秀でた傑出した美味しさでした! ワインの味わいに納得頂けたお客様たちから沢山ご購入いただけました。お礼にルネ・ジャンからボトルにサイン! 日本語が少々分かるルネ・ジャンは、”DAI SUKI DESU” など・・・ 店主の若林さん、スタッフの黒石さんと記念のショット! イヴェント大成功でした!皆様、ありがとうございました!!! ■ROCKS OFF 神奈川県藤沢市鵠沼石上2-11-16 TEL.0466(24)0745 ************************************ お次は、東京・銀座のど真ん中に昨年OPENしたばかりの自然派ワインショップ『カーヴ・フジキ』さんです。 さすが麗しい女性たちによって運営されているお店だけあって、店頭でのご案内もオシャレでかわいい! この日は、またまた麗しい女性カルテットによるサックスアンサンブル「ラ・メール」に続いての登場です。 お客さんたちは、「ダール・エ・リボ」のワインを楽しみながら、 美しい音色に酔いしれていらっしゃいました。 ルネ・ジャンは、美しい女性たちの後でしきりに「やりずらいな・・」と漏らしておりましたが、ルネ・ジャンが登場するや否や、お客様皆様興味深々で話に聞き入っていらっしゃいました。 その中で、興味深い話がありました。「ダール・エ・リボ」の赤ワインは、シラーという単一品種で造られております。よく“シラー”という品種は男性的で力強い品種だ、と言われますが、「ダール・エ・リボ」の赤ワインはとてもエレガントなスタイルで女性的だ!フランス語では、すべての名詞に対して男性名詞か女性名詞か決められていて、普通「シラー」は男性名詞とされてますが、「ダール・エ・リボ」では”女性名詞“だ!と力説しておりました。 エレガントなスタイルの「ダール・エ・リボ」の“シラー”には、まさに女性名詞が相応しいと一同納得! さて、本日試飲のワインは次の通り。 ① ラール・デ・ショワ(赤) ② クローズ・エルミタージュ(赤)2007 ③ サン・ジョゼフ(白)2007 ④ サン・ジョゼフ(赤)2007 ⑤ エルミタージュ(赤)2004 =マグナム 試飲しながらお客様と質疑応答。 「自分の飲みたいワインを造って、余りを売る」という哲学(?)に、とてもご納得・共感頂いた紳士の方。 自然派ワインを飲み始めた愛好家のご婦人からは、自然派ワインの味わいの違いをご質問いただきました。 ルネ・ジャンは、自然派ワインの味わいは、そうでないワインには決して表れない“ダシが効いている”と言っておりました。自然に栽培するとぶどうの根っこは地中深くまで張り巡らされるので、地中に含まれているミネラルや味わい成分が十分に吸い上げられ、それがダシのような味わいとなってワインに表れるのだという。なるほど納得だ! 今日のイヴェントを聞きつけ、「ダール・エ・リボ」で収穫の手伝いを1週間行なったマッチャンが駆けつけてきた! マッチャンは、オザミ・グループでソムリエとして活躍する重要人物だ。「ダール・エ・リボ」での貴重な体験を語ってくれた。 →写真中央 藤木社長、加藤店長、スタッフの岡元さんと、“ダー!” ⇒解説 「ダール・エ・リボ」では、写真を撮るとき “チーズ”ではなく、“ダー!”で撮ります。 (ダール・エ・リボの“ダー”) チャッカリ“ラ・メール”の美女の皆さんとも! ■CAVE FUJIKI 東京都中央区銀座4-7-12 三越新館1階 TEL.03(6228)6111 ************************************ 第3弾目はやはり昨年末に新装開店した隠れ家ワインショップ『野崎酒店』さん。東京都世田谷区にあります。何とこのお店、看板も表札もありません! でも、通りがかりの方気になるらしく、窓から覗き込んではお店に入ってくる、何とも不思議なお店です。 しかし、ワインの品揃えはかなり気合が入ってます!自然で美味しいワインが所狭しと並んでます。 もちろん『ダール・エ・リボ』も、殆ど日本に輸入された当初より扱って頂いております。店主の野崎さん、ありがとうございます! お店に入るや否や、すでにお客様でイッパイ! 熱気ムンムンで、皆様ワインの試飲をして頂いております。 今日お越しいただいている方は殆ど近くのレストランの方で、いつも自然で美味しいワインを扱っていらっしゃる方ばかりです! 本日の試飲ワインは、 ① クローズ・エルミタージュ(白)2007 ② サン・ジョゼフ(白)2006 ③ セ・ル・プランタン(赤)2008 ④ クローズ・エルミタージュ(赤)2007 ⑤ サン・ジョゼフ(赤)2006 ⑥ エルミタージュ(赤)2004 と、他にも程良く熟成した2002の白の試飲など、貴重な機会となりました。 ルネ・ジャンから店主の野崎さんに、お礼として「ラール・デ・ショワ」とソーシッソンのサイン入り写真が贈られ、歓喜する野崎さん! 「ラール・デ・ショワ」は、ルネ・ジャンが買いぶどうで「ダール・エ・リボ」と同様に造っているワインです。このワインは、フランスの日常食であるソーシッソンやシャルキュトリと一緒に気楽に楽しめる、リーズナブルで美味しいワインです! いつも満席で予約を取るのが困難な「ウグイス」のオーナーシェフ紺野さんは、自分のコックコートにサインをもらいご満悦! 「ウグイス」のスタッフの皆様と 野崎さんご夫妻、そして野崎さん2世もご一緒に! 野崎さん、これからも「ダール・エ・リボ」よろしくお願い致します! また、お店頑張ってください。 本日は、ありがとうございました。 ■野崎酒店 東京都世田谷区下馬1-22-13 TEL.03(3422)4770
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Avr
Par 伊藤與志男
Publié dans Winery, Rhône
マルセル・ラピエールを昼食後、出発して高速道路A6号線に乗って、LYONを超えて1時間半ぐらい走っただろうか、エルミタージの丘が見えてきた。出口ターン・エルミタージがそろそろある。出口のチョット手前の左側にダール・エ・リボの醸造所が一瞬だが高速道路から見える。 中身の充実に賭けるダール・エ・リボ。建物は壊れそうな壁だ。ダール・エ・リボの象徴的な醸造所だ。ルネ・ジャンもフランソワも二人とも外観など全く気にしていない。中身だけの勝負だ。彼ら自身の容貌や、服装を見ていても、変に飾ることはない。清潔だが実に質素だ。見かけなどを重要視していない。これが彼らの生活哲学だ。この生活哲学は彼らのワインに対する姿勢も同じだ。魅せかけの外観は一切重要視していない。 樽に寄りかかるルネ・ジャン 栽培方法も醸造方法も最も重要なことに集中して、無駄なことは一切、切り捨てている。だから、真っすぐでピュアなワインになる。他では絶対にないダール・エ・リボ独特の風味のワインが出来上がる。だから、世界中に熱狂的なファンがいる。ルネ・ジャンはジャーナリストが大嫌いだ。フランス系ワイン雑誌に載ることはない。写真も日本人以外は撮らせない。 高速道路を降りるとすぐなので、車で南下する時は時々挨拶に寄る。今朝、電話して、今日の午後に通過するのでチョット寄る旨を伝えた。着いたら電話することになった。今日は天気が良いので畑に行っているとの事だ。醸造所の壁にベルがある。鳴らしても、応答なし誰も居そうもない。ルネ・ジャンの携帯に電話した。今、こちらに向かっているとのこと。今年は寒い冬が長かったので畑仕事が遅れているのだろう。去年、膝の手術をしたルネ・ジャンは完璧に治らず、まだ痛そうに歩く。 だから、キツイ畑仕事はあまり出来なくなっている。立っている時もすぐ何かに寄りかかっている。15分程待った。 天気が良いので気持ちがよい。醸造所の前にリンゴ畑がある。 花が咲きかけている。その周りにタンポポが咲いていた。 ホットする空間とひと時だ。 2009年産を樽からテースティング 2008年は収穫直前の豪雨で葡萄園が大きなダメージを受けた。その影響で2009年も生産量が極端に少ない。 少ない代わりに、品質は抜群だ! 少ししか出来なかった葡萄房に土壌のエネルギーが濃縮した感じだ。 09はルネ・ジャンにとって色んなことがあった年だった。 10年は流れが変わって今のところ順調に推移している。 1-CROZE-HERMITAGE クローズ・エルミタージュ 白 まだ発酵も完璧には終わっていない。 まだ、ガスがいっぱいある。アル発酵で生じたCO2がワインに溶け込んでいる。 残糖もまだ僅かに残っている。この時期のテースティングは難しい。 外観は緑がかった薄黄色、香りは当然発酵の香りがまだ充満している。 でも、口中で随分と粘着性を感じる。酸も素晴らしい。最後にミネラル感が残る。ポテンシャルは素晴らしいと思う。 2-HERMITAGE エルミタージ 白 色合いはほぼ透明に近い、香りは閉まっている。アルコールのボリューム感は 凄い、よく熟したと思う。最後にミネラルからくる塩っぽさが残る。 ミナラリーなワインに仕上がるのではないかと想像する。 3-ST-JOSEPH サンジョゼフ 白 これもまだ発酵が完璧終わってない。 透明に近い色合い、現時点ではアルコールの力強さが目立ていた。 やはりミネラルの塩っぽさが凄い。 今の時点で云えることは、ミネラル感溢れる力強い白ワインになるだろう。 細かなニュアンスはこれからの熟成で醸し出される。 発酵途上の樽テースティングについて 発酵や樽熟成が終わってない自然派ワインのテースティングは完成時と大きく異なることがあるのでこの段階で大切な判断はできない。この段階の判断はその年のポタンシエル・可能性を測ることだ。 醸造家も毎日、試飲するごとに変化するワインに驚かされているのが現実。 今日はお互いにあまり時間もなく、試飲はこのくらいで終わった。ルネジャンは次のお客さんが来て、これから出なくてはいけない。我々も南ローヌまで行かなければならない。 普段なら、永遠と続くカーヴでの試飲も今日は早々と終了だ。 何となく淋しそうだった。 伊藤『今日はどうかしたの?』 ルネ・ジャン『今、ひでこ(奥さん)とアンジュマリ(娘)が日本に帰っているんだ』なんとなく淋しそうな雰囲気。 伊藤『今夜、何か予定があるの?なければ一緒に夕食を食べないか?』 ということになり、お互いに用事を済ませたあと、南ローヌのどこかの村で落ち合って食事をすることにした。 私もあの可愛いアンジュマリーの顔を見れないのはチョット淋しい。 雑ニュース ソムリエ・トリアトロン競争のポスター (醸造所の壁に貼ってあったポスター) 5月23日、ソムリエ・トリアトロン競争がエルミタージ地区で 開催されます。 3つの競技に得意な方、是非、参加ください! 1-自転車競走 2-マラソン(走ること) 3-ワインを飲むこと 我こそはと思う方、23日にエルミタージまでどうぞ! 電話:04-7508-4056 携帯:06-7011-0918 最後に静岡から来たラ・ヴィーニュの門脇さんと記念撮影! SCARABEE ドメーヌ・スカラベ ルシオンのイザベルさんのワインが 何故か?ダール・エ・リボの醸造所 に置いてありました。 除梗なしのマセラッション・カルボで 醸造した果実味が豊かなワインです。 実に美味しい赤です。 価格的にもお勧めです。 DARD ET RIBOのワインで現在、日本で販売中のワイン DARD ET RIBO ダール・エ・リボ 1-Crozes Hermitage rouge 2007 クローズ・エルミタージュ 赤 2-Crozes Hermitage rouge, Les Baties 2007 クローズ・エルミタージュ赤 レ・バティ 3-Crozes Hermitage blanc 2007 クローズ・エルミタージュ白 4-Crozes Hermitage blanc, Les Baties 2007 クローズ・エルミタージュ白 レ・バティ 5-Crozes Hermitage blanc, Les Karrières 2007 クローズ・エルミタージュ白 レ・カリエール 6-Saint Joseph rouge 2007 サン・ジョゼフ赤 7-Saint Joseph blanc 2007 サン・ジョゼフ白 8-Saint […]
13
Nov
Par 伊藤與志男
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収穫後のDARD ET RIBOダール・エ・リボを訪門 10月31日 リヨンから高速A7でターン・エルミタージで降り、収穫後のホッと一息のダール・エ・リボを訪ねた。土曜日にもかかわらず醸造所で訪問者に試飲させているルネ・ジャンに会う。ここも訪問者が絶えない。私が来る時は必ず数人と重なる。超人気蔵だ。 今日はインポーターの野村ユニソン社の萩野さんと一緒だ。ルネジャンはあの人懐っこい笑顔で迎えてくれた。ルネ・ジャンは個人的に最も好きな醸造家の一人だ。 人間味豊かな感受性を備えて、限りなく自然体だ。一緒にいて実に心地よい。 2009年は? 『今年の葡萄は選別作業をやる必要が全くなかった。まれにみる健全な状態だった。白ワインがチョと熟しすぎた感があるけど、マアマアだよ』自分で試飲してみなよ!と醸造所の奥を銀のカーテンで区切って温度が下がり過ぎないようにしている。白ワインの発酵中の樽はすべてその密室に置かれていた。2週間前の寒波で-3度まで下がった。白のアルコール発酵が止まりかけてしまった。それで特別部屋を作ったとのこと。 ST-JOSEPH BLANC PITROUまだ濁り酒で残糖が残っていてほんのり甘い。 HERMITAGE BLANC BATIES酸も残っていて最高にバランス良い。この段階での評価は難しいけど、どれもパワフルな白だった。やはり根っこが深く入っているVV古木のものは酸もきっちり残っていた。 2009年ROUGE・赤のダール・エ・リボは偉大なる年だ!!
29
Sep
Par 伊藤與志男
Publié dans Winery, Rhône
<困難を乗り越えて !> 2009年9月10日ダール・エ・リボ訪問。 ちょうど、9月7日(月)から白ワイン用ぶどう(マルサンヌ、ルーサンヌ)の収穫をはじめ、 9日(水)から赤ワイン用ぶどう(シラー)の収穫が始まった。 昨年のダール・エ・リボは、まさに踏んだり蹴ったりの災難続きの年だった。 収穫前の洪水で、カーヴに続く道路が、氾濫した川水に流され、ぶどう畑にも行けない状態。 車も、浸水し廃車。。。なんとか、少々高台にあるカーヴは、浸水から逃れたと思ったら、なんと、火災。。。 何かの火元が、プラスチックに接触し、夜半に出火、2007年のストックなど、2000本近くのワインが犠牲となった。。。 そして、ルネ・ジャンの膝の故障。 今年、白ぶどうの収穫で、また膝を痛めたルネ・ジャンは、終始、足を引きずっていた。 ここまでの災難。。。かなりへこんでしまうだろう、いや、へこんだであろうが、収穫の雰囲気は、いつも同じ、気負わず、あせらず、和やかなムードで進んでいた。 <2009年のぶどうの出来は?> このエルミタージュのあたりは、2008年の雨とうって変って、乾燥の年、2003年の酷暑まで行かないが、それに近い天候の年。 この8月、9月の暑さで、急激にぶどうの糖度が上がってしまい、白ぶどうで、ポテンシャル15.8度だという。 赤ぶどうも同じく、13度を超すポテンシャル。 ぶどうの実は小さく、全体的な収穫量は少ない。 また、急激な糖度の上昇で果梗までゆっくり熟さなかったものあり、今年は一部、除梗をして、発酵槽にぶどうを移している。 しかし、収穫中のぶどうを見ると、健全な果皮のしっかりとした最高のぶどうに見える。 この、ぶどうで、どのように発酵、醸造を進めていくか、今からが生産者の腕、決断次第で変わっていく重要な時だ。 <2008年試飲>