8
Mar

和服のワインバー  Yumekichi 夢キチ

東京、庶民の街角、神田に粋なワインバーYumekichiがある。    店に入ると和服姿のあすかチャンがやさしい笑顔で迎えてくれる。 まるで銀座のクラブのような感じ。… でも自然派ワインが飲める気楽なワインバー。 こんな雰囲気で自然派ワインを飲めるのも粋な感じ。     私の大好きなボジョレの若手Yann Bertrandヤン・ベルトランのMorgonモルゴンがあった。 若手の中ではピカリと光る存在のヤンのワインを選んだとは、鋭い選別眼。 他にもDard et Riboダール・エ・リボ醸造のSt Josephサン・ジョゼフのワインもあり、新鋭の造り手からレジェンド級の造り手まで幅の広いワインが揃っている。 神田方面にお越しの節は、お勧めのワインバーです。 ★★ Yumekichiで 飲んだワインの造り手 ★★ ★Yann Bertrand ヤン・ベルトラン 自然派の最も濃いボジョレで生まれモルゴン村とフルーリ村にまたがって、 畑が広がっているヤン・ベルトラン。 ボジョレの各先輩が残してくれた自然な造りを継承しながらも若いセンスで透明感がありながらも柔らかい果実味がのった、飛び切り美味しいワインを醸すヤン。 ★Dard et Ribo ダール・エ・リボ 自然派の原点、レジェンドと云ってもよいRene-Jean DARD(droite)、Francois Ribo(gauche) ルネ・ジャン・ダール(右)とフランソワ・リボ(左)の二人。 ほぼマルセル・ラピエールとほぼ同時期に自然な造りをはじめていた。 自然派の古参の醸造家でも、進化を続けてますます透明感のあるワインを造っている。

6
Oct

Bistro Repaire de Cartouche – バルセロナのYUKOさんがPARISに来た!

バルセロナで活躍するYUKOさん、来パリとあっては一杯やらない訳にはいかない。 PassionビストロのRepaire de Cartoucheルペール・ド・カルトゥッシュへやって来た Yukoさんとは4か月前に日本で逢って、一か月前にスペインのタラゴナで逢ったばかり。 いつもバルセロナの太陽の様に明るく元気なYukoさん。 今回は京都の大鵬さんのVerre Voléのイベントに来たらしい。 終了後、大鵬さんとバルセロナのブリュタルでのイヴェントまで同行するとのこと。 忙しく活躍するYukoさん。生きてるね!って感じ。 ここRepaire de Cartoucheルペール・ド・カルトゥッシュに来たら、まずこれでしょう。 René-Jean の白を注文したらいきなりこれが出てきました。 サンジョゼフのPitrouピトル2004年だ。 ヤー、な..なんという液体だ。 もう13年という歳月が流れている。果実味はもう薄れてビシッとミネラルからくる“うまみ”が太くなっている。 このミネラル感は永遠につづくのでは、と思ってしまうほど芯がある。        ルネジャン 『エルミタージュやここサンジョゼフのテロワールは、本当は白の方に向いているんだ。昔は、この地区では白の方が多かった。近年AOCの制定以後は赤のイメージが強くなって、皆シラー品種ばかり皆植えるようになってしまった。』 このルネ・ジャンの言葉をいつも思い出す。 Dard et Riboダール・エ・リボの白を飲む度に感動する。 ルペール・ド・カルトゥッシュのカウンターでしばらく沈黙するほど感激してしまった。 エモーション、エネルギーが心、体の奥に伝わってくる。 Pitrouピトルという名前はこの畑の所有者のお祖父さんの名前からとったもの。 この区画は、ルネ・ジャンの家の目の前の急斜面の畑。 白っぽい花崗岩が多く直ぐ下は花崗岩の岩盤。 このピトルの強烈なミネラル感は、この花崗岩からだ。 この美味しいピトルをバルセロナのYUKOさんと分かち合えてよかったです。 こんないい状態で13年間、保管していたルドルフは凄い。 今、パリでは自然派ワインを飲ませるビストロが竹の子の如く増えている、でもこんな希少なワインを持っているところは少ない。やっぱりRepaire de Cartoucheルペール・ド・カルトゥッシュは凄い。 YUKOさん、PARISを楽しんでください。 ありがとう。