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Fév

試飲会ラッシュ、南フランスの陣が終了

★Le Vin de Mes Amis ル・ヴァン・ド・メザミ 最も、古くから自然な造りをはじめた古参、中堅が多い試飲会 やっぱり、熟練された技から生み出された液体には感動するものが多い。 ★Les Affranchis レ・ザフランシ 古参から新人の醸造家までバランスよく構成されていて面白い。 小粒でもキラリと光るものを持っている個性的な醸造家が多い。 ★L’iréel リレール 上記の二つの試飲会メンバーに入れない若手醸造家が多い。 ラングドック地方の最も元気印の醸造家Escarpoletteのイヴォが主催しているサロンである。 新人や若い人が多いので活気があって、よりフレンドリーな雰囲気がある。 今年は京都の大鵬の名シェフ幸樹さんが料理を作ってくれた。 ★Roots66 ルーツ66 最も小規模でファミリー的な試飲会。 スタイルも超ナチュレルなものを目指している蔵人が多く、 まだ世に知られていない蔵もあり興味深い試飲会でもある。 ★Millesime Bio ミレジム・ビオ 最も大きなサロン。モンペリエの巨大な展示会場で行われている。 色んな国からビオ栽培者が一同に集まったという感じ。 ビオというだけで、あまり好ましくないワインも多かった過去がある。 でも、今年はかなり意識も造りも自然な方法をとるところが増えている。 価格も安いものが多く、興味深い蔵を何件が発掘した。

15
Fév

それぞれの見本市の中から、ピリッと光るPassion溢れる造り手達

Bodega CAUSONコーゾン醸造のRamonラモンさん          (L’iréelリレール見本市) スペイン・フラメンコの世界・アンダルシアからの参加のRamon Saavedraラモン・サヴェドラさん。 南スペインの太陽の果実味と標高の高さからくる爽やかな酸が共存するワインを醸す名人ラモンさん。      アンダルシア人らしい明るさと芯のある個性を持つラモンさん。 いつもにこやかで人との交流が大好きなラモンさんの人柄のそのものの人懐っこいワイン達。       太陽が欠けている冬に飲めば太陽の暖かさとラモンさんの温かさで体も心もポカポカしてくる。 温もりが必要な方に、お勧めです。

15
Fév

1月、2月、フランスは自然派ワイン見本市の真っ最中!

南フランスのモンペリエの街にヨーロッパ中のBIO自然派ワイン醸造家が集まっている。 最も大きなものはMillesime Bio ミレジム・ビオである。 年々、規模が大きくなっている。 これには世界中からBio栽培醸造家が集結している。 . また、世界中からワインバイヤーも集まってきている。 世界のワイン業界でも、ビオワインの需要が急増しているのが分かる。 モンペリエの街から海の街ラ・グランド・モットに行く途中に巨大なイベント会場がある。 そこで、三日間に渡ってミレジム・ビオが開催された。 , そして、その会場の周辺で、OFFの小規模なビオ・自然派ワイン見本市が開催された。 1- L’irréel リレール 2- les Affranchis レ・ザフランシ 3- Le Vin de mes amis ル・ヴァン・ド・メザミ 4- Roots 66 ロット・66 5- Salon Bio Top サロン・ビオ・トップ それぞれの見本市がそれぞれの特徴をだしている。 素晴らしい若手の醸造家が増えていることに大きな喜びを感じる。 それぞれのスタイルが確立されてきた。 伝統的な果実味を大切するスタイル ミネラルが中心で真っ直ぐ伸びてくるスタイル 薄ウマ系のスタイル 濃縮系でも驚くほど透明感があるスタイル 共通しているのは土壌の微生物を大切にしていること。 美味しいワインを造るのに、土壌を生かすことは当然のこと。 今や、ボルドー、ブルゴーニュのGrand Cruの醸造元の多くがBio栽培を取り入れるようになった。 当たり前のことだ。 一本何万円もするワインを造るのに、農薬・化学肥料をバンバンに使って、楽な農業をして宣伝費だけを膨大に使ってグランクリュの地位を継続するのに限界を感じてきたのだろう。 ワイン造りの基本である農作業に最大の経費を使うのは普通のこと。 ワイン業界の中で、こんなに活発にワイン見本市をやっているのはBio・自然派ワインの醸造家達だけ。 彼らのPassionが、ワイン業界の大切なことを変える原動力になっていることは間違えのないことだ。 最低限、自分達が生計をたてる為に地球を汚すことは止めてもらいたい。地球は皆の家だ。 “美味しいワイン”と“地球にやさしい”は両立する。