Étiquette : DOMAINE MARCEL RICHAUD
2
Mai
Par 伊藤與志男
Publié dans Winery, NEWS, Rhône
コロナ攻撃で外出禁止令の中、マルセル・リショーさんより電話が入りました。 . 『伊藤、元気でやっているか?』 マルセルの明るい元気な声が聞こえてきた。 . お互いにコロナの影響を心配している。 『私の愛する日本の状況はどうだ?BMOの山田さん達は元気でやっているか?』 . 『私、ドメーヌの皆は元気でやっているよ。葡萄木が元気で芽も伸びて活力があるよ。だから、毎日畑に出ている。農家の私達は畑に出るのはOKだから。毎日、トラクターの中で外出禁止しているよ。』 相変わらずのお笑いオチがついている。 . 『ドメーヌに変わったことはないの?』伊藤 最近、ラストー村に素晴らしい畑が売りにでたので、子供達(クレール、トーマ)達が19Hを手に入れた。 今、現在は借り畑もあってその中には、この畑よりやや満足できない区画もあるので、このいい畑に集中できるように進化させていきたい、と思っているよ。長期計画になるけど、二人の子供達がいて頑張っているので、よりよく進化できる伸びしろがあるのが嬉しい! この先が楽しみだよ。 . 『早くこのコロナを終わらせて、また日本に行きたいよ! BMOの山田さんにも会いに行きたい!日本も早くコロナを終わらせて皆で楽しく一杯やりたいね。私にとって、日本は特別なんだ!皆、頑張ってほしい!』 . そうです。私達、インポター、造り手は、何があっても同じ船に乗って、皆さんに喜びを送り続けますよ。!
13
Fév
Par 伊藤與志男
Publié dans Winery, Beaujolais, Distributor, Bourgogne, Resto, Roussillon, Rhône
(BY TAKESHITA) 京王線仙川駅のすぐそばにある素敵な空間のワインバー・ル・サンセール。一歩足を踏み入れると、 時間が経つのも忘れてしまう心地よい空間を作りだすのが、川村さんとみどりさんのカップル。 深夜にもかかわらず、定休日にもかかわらず、久しぶりにもかかわらず、いつもの気兼ねない雰囲気で迎えてくれた。 急きょの深夜オープンにもかかわらず、お店開けた途端に、 近所の常連が集まるわ集まるわ。まさに近隣住民の憩いの場。 そんなサンセールの2人が開けてくれたボトルが2010年のCLUB PASSION DU VINツアーで オリヴィエ・クザンのところに訪問したときに1人1本ずつくれたカベルネ・フラン2007のマグナム。 この時のツアー参加者は、赤穂の47リカーズの岡田さん、御殿場の泉屋酒販の勝俣さん、そして サンセールの川村さんとみどりさん、その友人の日野でバー経営の高田さん。 ツアー1軒目の訪問蔵元がオリヴィエ・クザンだった。 そこからミッシェル・オジェ時代のメゾン・ブリュレ、 もちろんサンセールは必須訪問でセバスチャン・リフォー、ブルゴーニュに行ってエマニュエル・ジブロ、 ラトー、フィリップ・パカレ、ドミニク・ドゥラン、 ボジョレーはデコンブ、石川研修中のラピエール、ラパリュ、 そしてダール・エ・リボ、マルセル・リショー、 ルシヨンのル・ブー・デュ・モンドまで南下したまさに弾丸ツアーだった。 さてオリヴィエのカベルネ・フラン2007は熟成感など枯れたニュアンスは一切なく、ガメイのごとく果実味溢れ、みずみずしい。タンニンはとても滑らかで、カベルネ・フランの持つ気品のある青みが、さらに清涼感を与えてくれた。 サンセール、お宝ワインがたっぷり。 ツアーの想いで話に花が咲き、気がつけば、、、、また時間が経つのを忘れてしまいました。。。 Le Sancerre 調布市仙川町1-19-36
13
Fév
Par 伊藤與志男
Publié dans Winery, Beaujolais, Distributor, Languedoc, Rhône
ここラングドック地方から来週のロワールの自然派ワイン展示会のLa Dive Bouteille まで長期耐久レース開始。先ずは、ヴァン・ドゥ・メザミから。 どの会場も年々拡大している。外国人バイヤーで殺到している。 特別に美味しかった造り手 ☆最近、酸、フレッシュさを残す為に、葡萄が熟す前に収穫するところが多い。 薄め、軽めのワインが多い。 でも、完熟させた葡萄を仕込んだワインの美味しさにこだわる蔵元もいる。 特別に文句なしに美味しい。 ★Domaine de La Garance ドメーヌ・ドゥ・ラ・ガランスのピエール。 ベテランの技が光るピエールのワイン。濃縮感ありながらも体に沁み渡って行く液体。 文句なしの美味しいさ。熟しながらも樹齢の古さからくる酸がキッチリ乗っている。 Les Armièresレザルミエールは特別なワインだ。 (問合せはディオニ社) ★Domaine Marcel Richaud ドメーヌ・マルセル・リショ からは今日はトマがスタンドに立っていた。 18年は湿気の為、病気で半分以上も生産量が減ってしまった。 マルセルは今日は山で家族スキーのため不在。 南ローヌの最古の自然派マルセルはレジェンド的存在。ベテランの味は流石である。 マルセルの醸すグルナッシュ品種は特別だ。 マルセルは云う『グルナッシュは完熟しないと本当の良さが出てこないいんだ。』 (BMO社) ★Domaine Lapierre ラピエール家からはマチュが参加していた。 18年は特別な年だった。品質も生産量も素晴らしい年だった。葡萄がよく熟した年でもあった。 特に、Cuvée Marcelは時別だった。ガメ―品種がよく熟した時の美味しさも素晴らしい。 (野村ユニソン社) ☆薄めの中に特別にやさしい果実味とミネラルを表現したスタイルも、やっぱり美味しい。 驚きのラングロール文化圏内のこの二人、左から AD Vinum のセバスティアン・シャティオン (BMO社)と Le Clos des Grillonsクロ・デ・グリオンのニコラ・ルノー(ディオニ社)。 この二人のワインはグイグイ体に入ってしまう。 彼らのワインは感動的な美味しいさ!!
24
Fév
Par 伊藤與志男
Publié dans Espagne, Winery, Bordeaux, Bourgogne, Event, Languedoc, Rhône
Par Takeshita Masaki ★Jean-Baptiste SENA この人のワインの進化にビックリ。 ジャン・パプティスト・セナ! いったい、いつが飲み頃?というパワフルなワインをミネルヴォワで造っていたが、白はフレッシュな洋梨ジュース、赤はエレガントながら、1本芯の通ったエネルギー詰まったワイン。 髭をはやし、性格的も穏やかになった感じのセナ。旨し! ★Thomas Picot – Domaine Pattes Loup パット・ルーのトマ・ピコは2015年ヴィンテージを持参。このエレガントなミネラル感がたまらない。繊細なシャブリ。余韻の塩気が心地良い。 ★Mas Haut BUIS ラングドックの標高500mにぶどう畑を持つマス・オー・ビュイ。 オリヴィエも昔は凝縮度たっぷり、新樽たっぷりのワインを造っていたが、今やマセラシオンカルボニックで、樽の使用も減らし、素晴らしいバランスのワインを造っている。 ★Cosmic(スペイン) この自然派巨匠溢れるサロンで、ひときわ輝いていたのが、スペインのコスミック。 ザルバは見ての通り、チベットあたりの修行僧のような雰囲気。 無駄の無い、かつまさに宇宙のエネルギーの流れ詰まった、研ぎ澄まされたワイン。 カリニャン・ノワール、ブラン、グリのキュヴェ、オンカリダスは、もうワインを超えた飲料。 ちょうどMas Pellisserマス・ペリセールのOriol Artigasオリオルも試飲会に来ており、ザルバと熱く語りあっていた。 今からのスペイン自然派を引っ張っていく、輝く2人だ! ★Christophe Pueyo サンテミリオンのクリストフ・プエヨもセミヨンのアンフォラのキャヴェなど、いろいろ挑戦。マセラシオンする事で、セミヨンの苦味、アロマが、より複雑に表現されている。 赤は安心感溢れるバランス。 ★Mas de Mon Père コート・ド・マルペールのマス・ド・モンペール!今や日本に取り扱いが無いのが残念。。。 彼もMCをセパージュによって取り入れ、マセラシオン期間も以前より短くし、綺麗で果実味溢れるワインを造っている。 ★Marcel Richaud マルセル・リショーのスタンドは息子のトマが担当。まさに熟度あり、アルコール感ありながら、それを果実で包むマルセル・マジック。 巨匠のワインだ。 ★Catherine Bernard カトリーヌ・ベルナールの2017年、まだ出来上がってないが、アリカント、カリニャンのキュヴェは素晴らしい味わい! チャーミングでエネルギッシュなカトリーヌの人柄がまさに出ている。 筆:竹下 Envoyé de mon iPhone
12
Avr
Par 伊藤與志男
Publié dans Resto
美味しい牛肉に合わせたい、お勧め豊潤赤ワイン Domaine Marcel Richaud , L’Ebrescade ドメーヌ・リショーのレブルスカド Domaine Charlotte et Jean-Baptiste Senat, Le Bois des Merveilles ドメーヌ・ジャン・バティッスト・セナのボワ・ド・メイヴェイユ Domaine de La Vieille Julienne , Les Hauts-Lieux ドメーヌ・ド・ラ・ヴィエイユ・ジュリアンヌ のレ・オー・リュー Domaine Le Bout de Monde , La Luce ドメーヌ・ル・ブー・ド・モンドのラ・ルス La Ferme Saint-Martin , Les Terres Jaunes ドメーヌ・ド・ラ・フェルム・サン・マルタンのレ・テール・ジョンヌ Vignobles Elian Da Ros , Clos Baquey ヴィニョーブル・エリアン・ダ・ロスのクロ・バケ
9
Mar
Par 伊藤與志男
Publié dans NEWS, Event
フランス、スペイン、オーストリア、イタリアからPASSION溢れる醸造家が東京・銀座に結集。 まずは、日本の大衆ビストロ文化の一杯飲み屋焼き鳥やで気勢を挙げた。 お互いが初対面の醸造家同士、普段、畑で自然栽培を実践している面々、チョット話しただけでお互いを理解できる。 それぞれのワインを持ち込んで、お互いのワインを飲み合ってそれぞれが自己紹介となる。ワインが名刺になる。 一口飲めば、ウーン、やるな!と判りあえる。 特に、スペインのPARTIDA CREUS*パルティーダ・クレウスのMassimo*マシモとアルザスのFrédéric GESCHICKT*フレデリック・ゲシクトは意気投合!! 熱く語るClaire RICHAUD*クレール・リショー。 熱く語るJOLLY FERRIOL*ジョリー・フェリオルのJean Luc*ジャンリュック。 優しく、聞くSTROHMEIER*シュトロマイヤー夫婦。 飲み足らず銀ブラをしてオザミ・ビルへ! オザミでは誰もが納得するOlivier COUSIN*オリヴィエ・クザンのシャルドネ2005年を開けた。 有難う。小松さん。 さあ、今週は日本中を飛び廻るぞ!!
7
Mar
Par 伊藤與志男
Publié dans Event, Rhône
Domaine Richaud*ドメーヌ・リショーの次世代、マルセルの長女クレールが日本にやってエ来る。 ブルゴーニュのボーヌのワイン学校を出た後、マルセル・ラピエール醸造で自然なワイン造りを修業したクレール。 地元ケランヌ村のドメーヌに戻ってお父さんのマルセルについて働きだしてもう数年の月日が経った。 ケランヌのテロワールと向き合って、やっと土壌が分かってきた。 ここの土壌、気候風土とグルナッシュ品質の生かし方が見えてきた。 これからが楽しみな醸造家が誕生した。Claire Richaud*クレール・リショー。 自然派ワインのレジェンドである父マルセルのもと修業できるのは大変なチャンスであり、また大変なプレッシャーのあることだと思う。 マルセルのワインを飲んで、人生が変わった人が多い。 マルセルのワインはエモーションが伝わってくる。 ワインの真実の深味がある。 自然派とか、ビオとかの範疇を超えた真実がマルセルのワインにはある。 そんなワイン造りを引継ぎ、これからもずっと我々に楽しみを続けさせてくれるクレールがいる。 そんなクレールが来週、日本にやって来る、逢いに来てください。 3月9日は札幌 札幌試飲会 フレンチ・パンダにて。 夜はThe Meat Shop にてワインパーティー 11日は岩手の盛岡、(夜、盛岡グランドホテルにて 絆ワインパーティー) 12日 東京、恵比寿でBMO 20歳・感謝祭、夜はスカイツリー・ソラマチ・オザミ店にいます。 13日、東京、ホテル・モントレ銀座の試飲会
2
Nov
Par 伊藤與志男
Publié dans Visite, Rhône
Mr Yamada et son groupe STC sont venus chez Marcel Richaud ce septembre. C’est à son tour de se déplacer au Japon. C’est vraiment important d’ échanger l’ univers de chacun. Le vin a la capacité de réunir les gens en paix. この9月、山田さんはSTCのメンバーとマルセル ・リショー情報を訪問した。 今度はマルセルが日本までやって来た。 お互いが生きる小宇宙を知り合うことが本当に大切なことだ。 ワインは人々を結ぶつける能力を持っている。 山田さん率いる日本全国に広がるSTC小売店のメンバー 南ローヌの自然派の原点を造りあげた人 Marcel Richaud*マルセル・リショー。 ローヌ河の左岸は、マルセルのお蔭で自然派がいち早く定着した。 多くの醸造家がマルセルで修業したり、教えをうけて自然派ワインを造り始めた。 南ローヌの自然派の基礎を造りあげたレジェンドと云っても良い。 そのマルセルが今、日本に滞在中!! La famille Richaud. Thomas , Claire, Marcel. リショ家の次世代はこの二人。 トーマ、 クレール。 穏やかな性格の長男トーマ。 ボジョレ、モルゴンのラピール家で修業したクレールの醸造センスが楽しみだ。 リショさんのところに始めて訪問した時の事を今でもハッキリ覚えている。 もう長い付き合いだ。 南ローヌらしいスタイルのワインだ。 どんなに濃厚でも体に沁み渡っていく。 潮っぽいミネラル感と旨味タップリ。 明日から、リショの試飲ができます。 私の大好きなリショのワインを楽しんでください。 Marcel Richaud est rentré en France de son voyage au JAPON. マルセル・リショーさんがフランスに戻って来ました。 いっぱいの良き思い出と一緒に! 山田さん、BMOの皆さん、日本でマルセルに出会ったすべての人に感謝しています。 特に、ピオシュ、祥瑞、キャバレーでのひと時は格別だったようです。 有難うございました。 『Je suis rentré aujourd’hui J’ai vécu de jolis moments 』Marcel
25
Oct
Par Asami
Publié dans Resto
今日はいつもお世話になっているBMO様のメンバーとオシャレなフレンチでランチ! Vinthéo*ヴァンテオは渋谷、中目黒、新橋とマストな場所に店舗があり、おいしくてしかもお手ごろな価格でランチができちゃいます!夜は気軽に飲みながらおつまみチックに楽しめます!何といっても岩手の短角牛の熟成肉が、見るだけでよだれが出そうなくらい旨そう・・・!自然派ワインを片手に是非楽しんでください!
14
Oct
Par Asami
Publié dans Event, Rhône
今日は久しぶりに試飲会のレポートです。 2年間のブランクがあるので、ゆるーいコメントから始めますが、どうぞお許し下さい! Les Toquésの試飲会では、ローヌ地方の生産者が勢ぞろい。 今回の会場は、魚料理で有名な、 Macéo Restautant*マセオ・レストランの二階で行われました。 古くから建っているこのレストランは、オスマニアン・スタイルが魅力。 ゴージャスなインテリアで一度優雅な夕食を味わってみたいです! Macéo Restaurant 15, Rue des Petits-Champs, 75001 Paris Tel : 01 42 97 53 85 Métro : Pyramide / Palais Royal / Bourse / Les Halles La Ferme St Martin * ラ・フェルム・サン・マルタン 最初に試飲したのは、スゼットの村でワイン造りを受け継いだ、La Ferme St Martin* ラ・フェルム・サン・マルタンのThomas Jullien*トマ・ジュリアン。 お父さんのGuy*ギーさんもいたけれど、相変わらずのシャイ・ガイ。 今年の出来具合は? 『2012年・13年が暑いビンテージ。 2014年は爽やかなビンテージ。 2015年はバランスが良いビンテージだよ!』 Blanc 2014*白2014 (Clairette, Grenache Blanc, Roussanne) ルサンヌをマセラシオンした後、他の品種とブレンド。 熟成:2/3フードルで、1/3タンク。 ミネラル感◎・繊細で長く続く後味・フレッシュ! テラスでの一杯かな! La Gérine 2014*ラ・ジェリンヌ2014 (Grenache 50%, Cinsault 25%, Carignan 25%) カリニャンをマセラシオン・カルボニック。 飲みやすさ◎・フルーティー・ほんのりスパイシー。 友達との飲み会のお供に。 Les Estaillades 2014*レ・ゼスタイヤード2014 (Grenache 90%, Counoise 10%) シラーのようなスパイシーさ・クノワーズが出す野性感・でも口当たりはボリューミーで爽やかでビックリ◎ Les Terres Jaunes 2014 *レ・テール・ジョーヌ2014 (Grenache 80%, Syrah 20%) 繊細度◎・なめらか・より女性的。 ちょっと豪華なディナーに。 Beaume de Venise 2014 *ボーム・ド・ヴニーズ2014 (Grenache 85%, Syrah 15%) 熟成:1/2フードルで、1/2タンク。 まろやか・エレガント・14,5°もあるのに酸味がキリットあるので飲みやすい! これはお肉と一緒に是非!! Cave d’Estezargues*カーヴ・デステザルグ 続いては、いつも笑顔で出迎えてくれる、Cave d’Estezargues*カーヴ・デステザルグのDenis Deschamps […]
1
Avr
Par 伊藤與志男
Publié dans Winery, Rhône
今日は、3月末に来日する予定だったこの二人の2010年ビンテージ・ワインに付いて語ります! 2010年のローヌ地方のワインは、とても綺麗なバランス! マルセル曰く、『2010年はエレガントで繊細なビンテージ。綺麗な骨格で、フレッシュ感バッチリ!エレガントな年は、何年後かに飲むと更に上品になっているんだ。私はこのビンテージが大好きだ!口に含むとワインが踊ると言うか、とても良いハーモニーでハッピーな気分になる。私にとって、綺麗なワインは濃厚でタンニンが抽出しているワインではない。パワフルな部分は、抽出からではなく、テロワールから引き出されるものだ。私が目指しているワインはバランスが良く、飲みやすく、皆で楽しめるワイン!』さすがアセンブラージュの王! ではでは、アセンブラージュしたてのワインを試飲です! Terres d’Aigues*テール・デグ2010 グルナッシュ80%、ムルベードル20% オリーブ、グリオット、野イチゴなど、熟成されたブドウの香り。 豊富で濃厚な味わいにフレッシュ感が足され、タンニンの渋みもちょうど良い! 全然重くなく、丸みのある気持ち良いワインです。 Terres de Galets*テール・ドゥ・ガレ2010 グルナッシュ50%、カリニャン30%、シラー20% 樹齢30年 小さな石と、赤粘土質のテロワール 黒実フルーツのジャムを思い出させる、甘くて深い香り。 口に含むと、南仏のワインのように厚みがあり、ガリッグ(香草)の特徴が出ていてスパイシー!ミネラル感もタップリと感じられ、エレガントで繊細なワインです。 Cairanne Blanc *ケランヌ・ブラン2010 ルサンヌ、マルサンヌ、ビオニエ、グルナッシュ・ブラン、クレレット、ブルブラン 白い花と洋ナシの香りが綺麗に混ざり合い、表現豊かなワイン。 後味が長く残り、フルーティーで飲みやすい!アペタイザーにはピッタリです! Cairanne *ケランヌ2010 グルナッシュ46%、ムルベードル20%、シラー16%、カリニャン16%、クノワーズ2% 樹齢40年から70年 赤フルーツの濃厚な香りが漂うワイン。 厚みとボリューム感タップリで滑らかなタンニン!なおかつ酸味も効いていて爽やか! マルセルからのアドバイスは、『ちゃんとしたカーブだったら5年間保管出来るよ!』と。 5年後どのようにこのワインが化けているか、是非飲んでみたいです! Ebrescade*エブレスカード2009 各品種をバリックで熟成した後、アセンブラージュを終えフードルでの熟成。 とてもまろやかでボリューム感タップリ。 熟成された黒実のフルーツの甘さが口いっぱいに広がります。 トーストとスパイスの香ばしい香り、そしてフレッシュ感もあり、上品な一本。 2010年はより爽やか!ピュアなブドウの後味が長く残ります! 個人的には、トップ10に入る大好きなワインです!ちょっとセレブな時間を味わいたい時に飲んでいます! 続いて、エロディーのワインも試飲! 彼女も、朝アセンブラージュを行ったばっかり。 エロディーに2010年の特徴を聞いてみると・・・ 『今年も、過去10年間と同じパワフルさ。アルコール度数は15%なの・・・でも2009年より酸味がより強いので、フレッシュで飲みやすいよ。今年は、完璧な熟成度に達するまで時間が掛かったんだ。普段は9月の頭に収穫がスタートするんだけど、2010年は9月の20日から開始したんだ。前年に比べると遅いかもしれないけど、昔は9月の下旬から収穫時期が始まっていたんだよ。だから、早いと言うより、普通に戻ったと言った方が正しいのかも。でも、ブドウがゆっくりと熟成した分、バランスが良く爽やかさも感じるワインに仕上がったよ!2010年はバランスも良く、骨格もよく、綺麗なタンニンが味わえるよ。』と笑顔で話す彼女。 『でも開花時期に、グルナッシュのブドウにクーリュールが発生しちゃったんだ・・・その分収穫量が落ちてしまったの・・2009年の収穫量は少なかったけれど、今年も更に低くなっちゃった・・』とちょっと困った様子。。。 確かに、パリでは知らないカービストはいないほど人気なエロディー。御客さんは増えてもワインが少なくなってしまってどうしようと・・・ でもそんな問題も2011年からは解決!今年から畑の面積が、今ある8Haから13Haに拡大! 皆さん!彼女の2010年ワインをゲットするには早い者勝ちです! Vin de Pays de Vaucluse*ヴァン・ドゥ・ペイ・ド・ヴォークリューズ2010 カリニャン50% - 40年 グルナッシュ25% - 40年 メルロー25% - 8年 グルナッシュとメルローは同じタンクで醸造。カリニャンがフレッシュ感を与えている、綺麗なフルーティーなワイン。空気のように、スーっと喉を通っていき飲みやすい!エロディー・タッチが綺麗に出ている、女性的なワインです。 Côtes du Rhône*コート・デュ・ローヌ2010 グルナッシュ(80年)、シラー ラストーから北斜面にある、ビュイッソン村に位置しています。 深い部分は粘土質、そして表面は砂岩質(小さな粒が石灰で固まり、出来た堆積岩) 鮮やかな色合いからは、熟成された濃厚なフルーツとスパイスの香りが!ミネラル感が多いに感じられ、パワフルでありながら上品な骨格。とてもエレガントでフェミナンなワインです。 Rasteau*ラストー2010 グルナッシュとシラーのアセンブラージュワイン。 テロワールは粘土石灰質。 今回は、まだブレンドをしていなかったので、ラストーのグルナッシュだけを試飲。まだ残糖が残っていましたが、綺麗で甘いフルーツやレグリス、チョコレートの香りが!そしてまろやかなタンニンが印象的! Les Champs Libres, AOC Roaix*レ・シャン・リーブル、AOC ロエ2010 グルナッシュ70% ムルベードル20% シラー10% テロワールは、鉄分を含んだ赤い泥灰岩。表面には大きな石が。 2010年からアペラシオンを取得したこのワインは、野生的で繊細な香りが魅力的。 フレッシュ感あり、ミネラル感あり、とても綺麗なバランス。4年前に植えられたムルベードル、そして立体感を与えるために足したシラー。去年とは一味違うレ・シャン・リーブルをお楽しみに! エロディー 、そしてマルセルのワインについてのお問い合わせは、 こちらまでお願いします: BMO 株式会社 TEL : 03-5459-4243 FAX:03-5459-4248 MAIL: wine@bmo-wine.com http://www.bmo-wine.com
18
Juin
Par 伊藤與志男
Publié dans Winery, Rhône
鶴の恩返し,マルセル・リッショ− 6月6日、南ロ−ヌに自然派の波をもたらしたリ−ショを訪問(レブルスカ−ドの畑にて)。 マルセルが20代前半の頃、ワインを造り始めたばかりの時、醸造所が無かった。マルセルのお父さんは葡萄栽培家だったが、収穫をした葡萄をすべて農協に売っていた。だから醸造する場所、設備は一切無かった。 マルセルは自分で栽培したワインを農協に持ち込みたくなかった。1年間苦労して自然栽培した葡萄を他の 葡萄とゴチャ混ぜにして醸造してしまう農協のやり方に納得がいかなかった。 こんな事を続けなければならないのなら葡萄栽培を止めようと悩んでいた。 解決策のない壁に悩んでいる時、子供の頃から顔見知りの近所のお爺さんに会って、この事を相談した。 『マルセル、俺の醸造所を使いなさい!』と気持ちよく醸造所の片隅を貸してくれたのであった。 このお爺さんのお陰でマルセルはワイン造りを始められたのだった。マルセルはこの“恩”を忘れることが無かった。しかし、しっかりしたお礼を云えないままお爺さんは亡くなってしまったのだった。 30年後、近所の若い女性がマルセルの門を叩いた。 エロディ 『ムッシュ・リッショさん、あなたの醸造所でワイン造りの研修をさせてくれませんか? 』 マルセル 『君の顔は見たことあるけど、名前は? 』 エロディ 『エロディ・バルムです。 』 マルセルは驚いた。バルム・・・・バルム、あの世話のなったお爺さんのお孫さんだ! バルム爺さんの顔や当時自分が八方塞がりの苦しい状況にいたことなど色んなことが頭に浮かんだ。大きな瞳で真っ直ぐ見つめているエロディを見つめ返した。 マルセル 『勿論だよ!』快諾した。 でもマルセルはお爺さんとの過去のことを口に出さなかった。 エロディ・バルムの2年目のワインを飲んでディスカッション マルセルは約30年かけて自得してきたことを惜しみなく伝授した。エロディは1年間はマルセルの醸造元に 入り込んで研修した。その熱心な姿と姿勢にマルセル自身も感動したし、影響された。 マルセル自身はある程度のところまで到達してしまった。若い頃のワインに対する情熱が冷めかけていたところだった。そこに若きエロディが登場して、その熱心な姿に若かった時の自分を見るようだった。 ドンドン成長していくエロディを見て、世話になったバルム爺さんへの“恩”返しができていることに感謝の念が止まらなかった。マルセルは本当に嬉しかった。 今日はエロディが独立して2年目の2007年産ワインを一緒に飲んだ。正直云ってマルセルは驚いた。 自分が約30年費やしてたどり着いたワインの境地に、たた2年で近づいてきたエロディをみて本当に心から嬉しかった。次々に質問を畳み掛けてくるエロディに、的確に次々と答えていくマルセル、2人の師弟関係は横で見ていて美しさを感じた。 エロディに刺激されたマルセルは今、 次の世代の為に葡萄の植樹を始めた。 現在の自分があるのは先祖や先輩達が植えた葡萄があるからだ。感謝と恩返しの念をこめて、60年後の後輩達の為に植え始めた。しかも伝統マサル方式の苗木の作り方弟子達に伝授しながらである。