15
Fév

関西自然派の源流・ナジャ米沢ファミリーがフランスに

藤丸さん  ロビノ  宮本さん  松下さん  小原さん  大徳寺さん   米沢さん  竹下 関西で自然派ワインを語る時、この男をはずしては考えられない。それが米沢さんだ。 ナジャの米沢さんは阪急インターナショナルのシェフ・ソムリエを勇退して果敢に関西初の本物ワインビストロ“ナジャ”をオープンしたのが2002年だった。私との付き合いは当時からだ。2003年にフランスに来られた時にフランス中を一緒に旅をした。特に印象的だったのは、当時米沢さんの憧れだったエグリエールに訪問した時だった。ベジエのホテルから車でモンペイルー村まで向かった。あの無口の米沢さんが緊張してさらに無口になっていた。そして、コメイラスさんと会って握手した時、何故かコメイラスさんがその手を離さずズット3分間ほど米沢さんに話しかけていた。米沢さんはそのまま緊張のあまり体が直立不動で固まっていた。お互いに目を離さずコメイラスさんは話し続けた。何か遠くから旧知の友がやってきて喜んでいるような感じのコメイラスさんだった。コメイラスさんが手を離した時、米沢さんの極度の緊張から解放された時のあの表情が今でも忘れられない。 今回のツアーの起点になったのはこの藤丸さんだ。藤丸さんは高校生時代から米沢さんの下でホテル・バンケットのサービスアルバイトをしていた。偶然にも藤丸さんの自宅近所に関西初の自然派ワインバーがオープンして浸っていたのが藤丸さん。藤丸さん『自宅の近所にナジャがオープンした時、何故か惹かれてよく出入りしているうちに気が付いたらナジャで働いていた。』その後、2年間ニュージーランドでのワイン造りとオーストラリアにワイン遊学した。ヨーロッパにも数カ月遊学していた。そして3年前に自然派ワイン専門卸酒屋を立ち上げた藤丸さん。関西の自然派ワインの世界ではすでに無くてはならない存在となっている。師匠の米沢さん譲りの無口で、一見シャイな風貌ながら真がしっかりして、スーとソフトなタッチで人の心に入って信頼されてしまう人物だ。 松本さんは昨年大阪の新地に自然派ワインバー“マツケン”をオープンした。松本さんも米沢さんが阪急インターナショナルのバンケットを担当していた当時から一緒に働いていた人物だ。 今回は小原さんも同行している。小原さんは自然派ワインビストロ“ダイガク”で長年働いていた看板女性だ。大阪には小原ファンが多くいる。私も小原ファンの一人だ。笑顔が素晴らしく魅力的な女性だ。マツケンで自然派ワインを飲みながら小原さんの笑顔と松本さんの元気溢れるトークを聞いているだけで疲れが吹っ飛んで元気が湧いてくる。 そして、徳大寺さんは松本さんとホテルで一緒に働いていた。長身でスマート、公家さんのような顔をした若者だ。近日中に大阪の新地に自然派ワインバーをオープンする予定だ。 そして、最後に大阪の気合の入った女、オンナ?うずら屋の宮本さんだ。7年ほど前にフランスに来た時一緒にフランス中を一周した。今回は友人のフランス人がパリにうずら屋風の店を造りたいということで、コラボーを依頼されての来仏だ。パリにうずら屋のような店があったら嬉しいかぎりだ。特別参加の宮本さんだ。 そして、運転主、通訳、道案内を務めるのは、先週日本で東京、大阪、福岡で自然派ワイン大試飲会“レクレアション”を主催したCLUB PASSION DU VINの竹下だ。 今年はこんなパッション・ツアーをドンドン企画実行する予定だ。 2010年の第一回目のパッションツアーは浪速の豪華なメンバーで幕を切った。総勢7名、そして部分参加の私、伊藤が加わってのパッション溢れる旅だった。         アンジェ・ヴァンの熟成カーヴにて 自然派ワインビストロ、世界第一号“アンジュバン”をやったロビノ訪問

26
Juin

関西耳より情報~美味しいワインが飲める店&美味しいワインが買える店~

今日は、関西で美味しいワインが飲めるワインバーと、美味しいワインを販売している酒屋さんをご紹介いたします。 大阪駅から阪急神戸線で20分程で着く塚口駅を下りた、落ち着いた住宅街にあるバー『ナジャ』に行ってきました。 住宅街にひっそりと、こんないい雰囲気のバーがあるなんて、ご近所の方が羨ましい~、と思ってしまいました! オーナーの米沢さんは、阪急インターナショナルホテルにてバーテンダーとして経験を積んだ後、独立してこのお店をつくられました。 お店のサブタイトルに、“バー・ラ・パッション・デュ・ヴァン”=“パッションワインのバー” とある通り、米沢さんは大のワイン好き!自分がこれぞ!っと思ったワインを自信を持って勧めてくれます。 ワインのボトルがズラっと並んだ落ち着いたほの暗い店内を見回すと、ワインの木箱が山積みになっております。 よ~く見ると、木の箱は殆ど『ドメーヌ・レグリエール』のトップュヴェ、『キュヴェ・ドレ』と『キュヴェ・ルス』ではありませんか! ほかにもこんなボトルが・・・ しかも、生産者のサイン入りボトル。 左から、『ドメーヌ・デ・グリオット/ボネ・ダンヌ』、 『ダース・エ・リボ/クローズ・エルミタージュ』、 『ロマノー・デストゼ/サンテピンヌ』などなど。 これは、どれを飲もうか迷ってしまいます・・ 気さくでクールな米沢さんと会話を重ねながら、今宵も気分よく過ぎていったのでした。 お近くにお住まいでしたら、一度足を運んでみては? Bar la passion du vin – Nadja 尼崎市南塚口町8-8-25 TEL/FAX 06-6422-3257 http://winenadja.exblog.jpl 営業時間 19:00~26:00 火曜定休 *********************************************** お次は、京都の新進気鋭の酒屋さん『エーテルヴァインさんのご』紹介です。 酒屋さんといっても、レストランなど業務用・ワイン専門の酒販店さんです。 店構えは、いかにも京都らしい落ち着いた佇まい。でも一体何屋さんだか正直言って外見だけではわからないかもしれません。 オーナーの江上さんは、業務用のワイン販売で経験を積んだ後、独立してご自分の店をつくられた方です。今、江上さんのような30歳代の若手が独立してつくられたワインショップが各地に出てきて、きっと彼らがこれからのワイン界を背負って立ってくれるのでしょう! ゆったりした店内には長いカウンターがあり、 その向かいがワインセラーとなっており、 ワインはすべて温度管理されたセラーに保管されております。 セラーにはご覧のとおりズラっとワインが陳列されており、フランスとイタリアが約半々。 よくぞこれだけ揃えたものだという趣で、自然派ワインが 勢ぞろいです! かいつまんで取り扱いワインをご紹介すると、 『シャン・リーブル/ラール・デ・ショワ』 『カステルモール/ラ・ビュヴェット』 『マキシム・マニョン/ロゼッタ』 『ダール・エ・リボ/クローズ・エルミタージュ』 『ダール・エ・リボ/レ・バチ』 などなど 特に京都のレストラン様、美味しいワインをお探しの際は、お声掛けしてみては! Ethelvine エーテルヴァイン 京都市中京区壬生下溝町36-12 TEL. 075-314-0305