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中国・上海事情・ 想像以上に進んでいる自然派ワインマーケット part2

(Vin nature en CHINE By Masaki Takeshita-Oeno connexion ) 上海2日目。 上海にはプラタナスの並木道に連なるフランス租界時代のゴシック調の西洋建築の建物が残る、閑静な地区がある。 そんな中にカフェとクレープ始め軽食と自然派ワインが楽しめるRACがある。 店内だけでなく、開放感溢れるテラスでゆったりとした時間を過ごせる。 ワインリストは圧巻。 グラスワインはドメーヌ・ポッシブルのフルュイ・ド・ハザールや、ジュリアン・マレシャルのコート・ド・カイユなど。 ボトルリストは全部で10ページほどあるが、 ジャック・ラセーニュに始まり、ビュズラ、アレクサンドル・ヴァン、セバスチャン・リフォー ニコラ・レオ、ラピエール、マキシム・マニョン、ポッシブルにブーデュモンド、フランスのみならず、ドイツ、オーストリア、スペイン、オーストリアなど、ほぼ100%ナチュール。 そして、同じ界隈にある、レストランFRANCKはオープンしてかなり経つが、上海初の自然派ワインビストロ。その横にはa coteというグリル料理、ピザと自然派ワインのお店が。 ここも10ページ程の自然派ワインほぼ100%のリストだが、この三軒、ほぼ取り扱い内容同じ。元々同じ経営者だったのかもしれない。 そして上海料理ディナーの後訪問したのが、 店の名前はなんだっんだろうか。。。入り口にvin natureと書いてあるだけ。。。 そこに、自然派ワイン好き集まりブラインド大会スタート。 どこにでもフィリップ・ジャンボン出来る人間がいるもんで(^^)。最初の最後の1本から始まり、何度も続く最後の1本。 世界中どこに行っても自然派ワイン好きは同じ。 彼らは日本にも何度も来ており、祥瑞、ピユッシュや葡呑、キャバレ、酒販店も京都エーテルヴァインから仙台バトンまで、いろいろ訪問して、上海では飲めないワインを飲み、買えないワインを買っている。 その自然派ワインに対するパッションには頭が下がる。また彼等の選択眼は厳しい。ビオ、ビオディナミなど認証だけには囚われない。数ある自然派の後中でも、より本物を探している。 そんな彼等のいる上海のこれからのポテンシャルは凄いだろう。 そして上海に来て、改めて多種多様な自然派ワインが存在する日本のインポーター、択一したセレクトのカーヴィスト、自然派ワインに深い理解と知識を持ち、適切にサービスする飲食店、そんなワインを愛する一般愛好会達、日本の成熟した自然派ワインマーケットを強く感じた。 自然派ワインの世界での日本の存在は大きい! これからの中国の展開が面白い!! 自然派ワインが着実に世界に広がっている。本物だから、当然だ。

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Avr

いよいよ中国本土に自然派ワインが!En fin, vin nature en Chine !

By Masaki TAKESHITA Population total de 1.39 milliard d’a7hbitants. 13億9千万の人口。日本の約10倍強。 人口2400万人の巨大近代都市上海。 その広大なスペース、高層ビル、中心街の人の多さ、スケール感が違う。 高層ビルオフィス街、百貨店側から離れると、巨大都市とは思えない閑静なヨーロッパ風街並みなど、いろいろな異国情緒が混ざっている。 そんな上海でも、ここ10年ほど前から自然派ワインが輸入されていたが、ここに来て自然派ワインバーやビストロが増えている。 そんな上海の自然派ワインマーケットをリードするのが、年に3回〜4回、フランスのみならず、オーストリアやオーストラリアの生産者を周り、自然派ワインを上海に輸入して、自らも6ヶ月前に自然派ワインバーNO NAME WINEをオープンさせたNeilさん。 1番好きなワインはジュラ。 特に鏡さんのドメーヌ・デ・ミロワールの大ファン。もちろんオヴェルノワのファンでもあり、信じられないほどのジュラワインに対する知識と情報を持っている。 Neilさんの会社では、オーストリアのシュトロマイヤー、フランス、アレキサンドル・ヴァン、ラパリュ、ランジュヴァンなどなど多種多様な自然派ワインを輸入しているが、試飲能力もさることなら、生産者のワイン造りにかける姿勢、人間性などを主にワインをセレクトしているところが、只者では無い! NO NAME WINEの名前の由来は行政の規制でお店の看板を付けられない建物だから。 ブランドでは無く、そのワインの本質で飲む自然派ワインにはもってこいのネーミング。 (オヴェルノワの大ファンのNielニールさん。世界中から集めて試飲済み。昨年、このTシャツを着て台湾Buvons natureに参加) Neilさんのアテンドで上海の自然派ワインを取り扱う、ほぼ全てのワインバー、カフェ、ビストロを飲んで回ったが。。。続く。。。 Ecrit par Masaki TAKESHITA