Étiquette : Pierre Nicolas
21
Juil
Par 伊藤與志男
Publié dans Winery, Roussillon
By madoka カリマスでの試飲を終えて町の夏祭りに参加し(そこで偶然クロマソッドのピエールニコラと鉢合わせをした。やったぁー!久しぶりの思いがけぬ再会♪嬉しい!)、皆で改めてエドワードのワインを楽しんだ後、夜のうちにバニュルスへ移動しホテルインした。 朝、目が覚めると海が一望できる素晴らしい景色が飛び込んできた。ずっと憧れていたバニュルスにやっと来れた 😊 ワクワクする気持ちを抑えつつ途中ジョルディを拾って畑へ向かう。 山道をくねくねと登り、着いたのは少し前 日本にも入荷したクロ・ド・タイラックの畑。2005年まで先代アランが造っていたがその後この区画のキューヴェはリリースされていなかった。ドメーヌが所有する畑のなかでも一番の傾斜で海側に位置する。 実際に来てみると傾斜は想像を超えた。どうやって仕事をしているの??まさに命懸けだ。 クロ・ド・タイラック。 ジョルディが2016年に復活させた区画。 このことをアランに内緒にしていたジョルディがワインが出来た時アランにブラインドで飲ませたというエピソードがある。一発で言い当てたアラン。思い入れが強い。嬉しかっただろうな。 白と黒の両方の葡萄が植わる混植のこの区画にしか出せない味わい。ルシヨンなのにブルゴーニュのグランヴァンのように軽快かつ繊細。余韻は長く旨味が溶け込んでいる。 その後カーヴに戻り来月日本に入ってくる新しいキューヴェを含む2017年ヴィンテージを試飲させてもらいました。 リリースはサンフォニーにて9月〜10月を予定しています。乞うご期待!
23
Fév
Par 伊藤與志男
Publié dans Espagne, Winery, NEWS, Distributor, Bourgogne, Languedoc, Loire, Roussillon, Rhône, Sud Ouest
Ecrit par Takeshita Masaki 本日からモンペリエ周辺で自然派ワインサロンスタートしましたが、今日明日でメインのサロンが3箇所あり、全てを回りきるため、試飲会スタートから猛ダッシュ試飲です。 まずは、もうすぐ来日、イヴォ・フェレイラが中心となって主催のL’irreelリレールに訪問。 最初の試飲は、今や通称モナムーの岩ちゃんのスタンド!かなこさんが、この日の為に作った 勝負Tシャツが凄い! アムール溢れるスタンド(^^)。 「和」と名付けられたピノ・ノワールは絶品! 今や自然派ワイン生産者としてサロンに出展できるまでになった岩ちゃんに拍手! 昨年のBMO20周年記念イベントで来日のゲシクトのアルノー、クロ・マソットのピエール・ニコラとは日本での懐かしい話しに花を咲かせながらの試飲。 いつでも安定の美味さのゲシクト。 クロマソットの2017はマセラシオンを短くした影響で、今までとはまた一味違うエレガントなワインに! これまた3月来日予定のドメーヌ・ル・ブ・デュ・モンドのエドワーは頼もしい息子とともに。 オリビエ・コーエンの友人の造り出すRedというキュヴェが、これまた凄い! スペインからアンフォラおじさんと、シェラネバダ山脈の麓、標高1000メートルのぶどう畑でワインを造るボデガ・カウゾンも美味い! ミュスカデの自然派、新ジェネレーション、レミ・セデス美味し! ガイヤックのボワモワセは息子が一緒にワイン造りを始め、ワインの品質が更に高くなった。美味し! 南ローヌのレ・マウは、変わらず南らしからぬ清涼感を持ち合わせるエレガントワイン。 サルナン・ベリュは、ミネラルという1本芯の通ったワイン。 新たな若手ヴィニョロンも多く参加! 活気溢れるサロンにて、気がつけば、すでに16時に。。。まだ全部試飲できてなーい。 でも、もう次にも行かなきゃ。。。試飲マラソンです(^^)。時間がたりないー。 筆:竹下
2
Sep
Par 伊藤與志男
Publié dans Espagne, Winery, Event, Roussillon
Clos Massotteクロ・マソット醸造 ピエール・ニコラはボルドーでワイン造りを学び、ボルドーでも働いた。 そしてオーストラリアに渡り、全く異質の醸造を経験してきた。 2004年に自分の故郷のルシオン地方に戻ってきた。 ピレネー山脈のCanigouカニグ山が見える実に美しい景観の葡萄園。 曾祖父さんが始めた葡萄栽培、お父さんの代までは農協に属していた。 つまり栽培して葡萄を農協に売っていたので醸造所はなかった。 ピエール・ニコラは自分自身で栽培・醸造をしたかった。 Clos Massotteクロ・マソット醸造を設立すると同時に自分で醸造所も建設した。 自分の手ですべてやりたかった。 7.7ヘクタールの畑を一人でやっている。必要な時だけ季節労働者を雇っている。 勿論、最初からビオ栽培。 醸造も自生酵母のみ、SO2(酸化防止剤)も必要なければ入れない。 ピエール・ニコラは他の醸造元の造りを一切真似しない。 自分で失敗を繰り返しながら今の自分の造りを完成させてきた。 だから、ワインのスタイルもユニークである。だれのワインとも似ていない。 ルシオン地方の自然派醸造家の多くは、除梗をしないグラップ・アンティエールのセミ・マセラッション・カルボニック醸造が多い。 でもピエール・ニコラは除梗する。でも破砕はしない。Grain entierグレン・アンティエールと呼ばれる醸造方法。 つまり、葡萄の粒だけを発酵槽にいれて、葡萄粒の中から発酵が始まる方法である。 発酵槽に入った葡萄粒はまるでキャビアのようだ。 カルボニック醸造と同じような果実味が得られる。そして、カルボニック醸造では得られない複雑味も同時に得られる。 マセラッション(カモシ)期間が3カ月とか6か月という長いのが特徴。 色調は比較的、混い目のものが多いが果実タップリで、複雑味もありながらもスーット体に入っていく。 ピエール・ニコラ 『自然と話し、自然から聞く、自然は色んな事を教えてくれる。自分自身でいることの大切さを教えてくれる。』