Étiquette : ドメーヌ・フィリップ・ジャンボン
3
Mai
Par 伊藤與志男
Publié dans NEWS, Chef, Resto
何ということだろう、もう5週間も、このフランスの時間が止まっている。 コロナ感染者が109252人、死者18681人。 . 私の愛するフランスが、こんなことに!・・・・。 . でも、フランスの真髄の世界で、炎を燃やし続けている人達がいる! ワイン造り手達と料理人の人達だ! . 炎の料理人Repaire de Cartouche ルペール・ド・カルトゥッシュのシェフ・ロドルフがいる。 . そして、コロナ騒動なんて存在しないかのように、連日畑にでて我々に、美味しいワインを届ける為に農作業に励んでいるフィリップ・ジャンボンがいる。 . 私は、今日、また久々にパリオフィスに出勤した。 . 勿論、昼食はロドルフの料理のテークアウト。今日のメニューはParmentier 。 ロドルフは、従業員を全員休ませて、自分独りで料理を創っている。 . カルトゥッシュが野菜屋さんに! 引き取りに店まで行くと、な・何と店の入り口にテーブルを並べて八百屋になっていた。 カルトゥッシュには美味しい野菜業者がいる。 その野菜を販売してくれている。これは助かる!! . パリジャンは、野菜仕入れる為には長蛇の列に繋がってスーパーや食品店に行かなければならない。 ここは並ばなくてもトビッキリ新鮮な野菜が手に入る。 オフィスに戻って早速、料理をお皿に並べた。 ワインは?ロドルフと云えば、勿論フィリップ・ジャンボンだ!! ロドルフはスイスの三ツ星レストランの調理を担当していた料理人時代がある。 その時に若きフィリップ・ジャンボンがソムリエとして働いていたのである。 . ジャンボンのAux Amis d’une Francheを開けた。 ウーン! 炎の料理に炎のワイン! フランスの真髄にある奥深い文化エネルギーは燃え続けている!! . 食べている間に、自分の体の奥から喜びとエネルギーがほとばしってくるのを感じる。 . 時間が止まった様なフランスには、このエネルギーの火種を絶やさないように頑張っている人達がいる。 我々にエネルギーを提供し続けている人達がいる。 . 脅威をふるうコロナも、食とワインに関わる我々のエネルギーを止めることはできない!! . 日本の仲間達の皆さん!! 今こそ!テーブル文化の真髄の炎をメラメラと燃やし続けましょう!! コロナ如きに負けるな!! 苦しいのは皆同じ! 自分の奥深くにある炎さえ絶やさなければ、いつでも再生できる! もっと、強く、もっといいやり方で!! . 今こそ、Passion !! 燃やせ!!PASSION!!燃えろ!!PASSION!!
2
Nov
Par 伊藤與志男
Publié dans Winery, Beaujolais, Bourgogne
Blan…….Chard ブランシャール 極自然醸造のジャンボンと、超自然栽培農夫のギー・ブランシャールの合体作品。 8年間の樽熟をへて瓶詰めされた作品でもある。 それは、それは、もう……….NECTERネクターです。 8年間の色んな要素がすべて液体に記憶されている。 悪玉バクテリアと善玉が戦って、善玉の正義が勝って平和がおとずれた、物語が刻み込まれている。 ジャンボン以外の誰も造れない作品だ! どうしてこうなるのだろう。 現在の醸造学の狭い範囲では説明が程遠い。 微生物学、最新物理学、人間力学がくわわらないと。 何てという深みなんだろう。 Merci Catherine et Philippe , Merci Guy Blanchard.
21
Avr
Par 伊藤與志男
Publié dans Winery, Beaujolais, Event
★不屈の精神力のフィリップ・ジャンボン★ この人フィリップ・ジャンボンのエネルギーは凄い! 志を絶対に曲げない不屈の精神力は天下一品。 . 何としても、百パーセント自然にこだわるフィリップ。 ここまでくると、誰も何も言わない。 『フィリップだから』で終わる。 . フィリップのワインにはエモーションがある。 世界中の繊細な人達にエモーションが伝わっている。 多くの人達から愛されている。 ジャンボン・ファンは熱烈な人が多い。 フィリップ・ジャンボンを応援しよう!! ここ数年間、収穫が殆どない。昨年も超極小の収穫量。 このままでは、存続が難しい状況になるだろう。 ★Une Trancheユンヌ・トランシュについて★ フィリップが個人的に大好きで、ワインもフィリップに限りなく近い造りの醸造家のワインを譲ってもらって、瓶詰するワインがある。 それをUne Trancheユンヌ・トランシュのラベルで出荷している。 . そのユンヌ・トランシュに南仏ローヌのワインが初登場“Sudiste”シューディストである。 . Denis TARDIEUドゥニ・タルデュの葡萄、14年産のグルナッシュ85%,シラー15%で仕込んだもの。 不思議なものでジャンボンのUne Trancheラベルで瓶詰するとジャンボン風味になる。 南とは思えないフレッシュさを伴なった果実味! このUne Trancheワインが、ジャンボンが継続できるようになるための糧になる!! 2016年、ジャンボンを応援する醸造家、ファミリーが集まって収穫 カトリーヌも息子達もファミリー皆で、フィリップを元気付けながら収穫した。 一つも葡萄房がない葡萄木が沢山あった。 生き残った数少ない葡萄を皆で大切に収穫。 フィリップ・ジャンボンを愛する近隣の醸造家、リリアン・ボッシュなども応援に駆けつけた。 それでも、あまりにも少ない収穫量に、流石のフィリップも寂しそうだった。 何とか、フィリップ・ジャンボンが続けられるように!! Une Trancheユンヌ・トランシュのラベルのワイン飲んで、応援しよう!! カトリーヌのこの笑顔がある限り、大丈夫かな。 皆で応援したい。
21
Avr
Par 伊藤與志男
Publié dans Winery, Beaujolais, Event
いつも元気100倍なのは、あのフィリップ・ジャンボン 4月15.16日、フィリップ・ジャンボン一派が主催する超ビオ・ナチュールの小規模醸造家が集まった試飲会。 ボジョレ北端に近い村Leynesレンヌ村の公民館でいつも開催。 こじんまりしたアットホームな試飲会。 ワインだけでなく、近隣でビオ栽培している農家、家畜家、チーズ屋、ビオパン屋さんもいる。 ボジョレの近隣のナチュール好きが集まったという感じ。 醸造元の何社かは、ボジョレ以外の地方からも参加していた。 牧歌てきな雰囲気が漂うホワッとした暖かい試飲会だった。 その中でも、いつも元気100倍なのは、あのフィリップ・ジャンボンだ。
8
Déc
Par 伊藤與志男
Publié dans Winery, Beaujolais, Loire
Il y a beaucoup de vignerons qui passent à Paris en cette saison chez Oeno. Philippe Jambon et Pascal Simonutti se sont rencontrés ici. Ils sont restés une demi-journée, à discuter , manger, déguster, et boire. On a passé un très bon moment. この年末の時期は多くの醸造家がパリにやって来る。 自然派の極を走る2人が偶然に、いや必然的にCPV事務所で奇跡の遭遇。 カタチは違っても極を走るフィリップ・ジャンボンとパスカル・シモヌッティの二人だ。 弁当昼食(パリで日本弁当が買える)、食べながら、約20本のワインをブラインドテースティング、この一年あったことなど、それぞれの“今”を5時間ほど語り合いました。 それぞれが、悩み、問題を抱えながら頑張っている。 フィリップの奥さんカトリーヌが名言。 『問題、悩みを持っていない人など世の仲に存在しないわ。皆』と笑い飛ばした。 50歳を超えてもなお夢を追い続けるフィリップ・ジャンボンを支えるカトリーヌの一言に皆、納得。 ジャンボン・ワインのファンも多いけど、カトちゃんファンも多い。私もその一人。 2016年はフィリップ・ジャンボンにとって、きわめて厳しいミレジムとなった。 ジャンボン家は厳しい年は慣れているけど、16年は度を超えたミレジムだった。 冷害、雹、ウドンコ病ど災害で5hl/haという生産量。 台所を支えるカトリーヌの奮闘が予想される年になった。 ジャンボン家を応援、支えているのは、フィリップを心から信頼して、 心からジャンボンファミリーを愛している周りの仲間醸造家達ちだ。 フィリップはボジョレ自然の極をいく醸造家達のリーダーでもある。 彼らが、醸造上でも、生きる上でも問題を抱えた時は、フィリップは自分の事の様に真剣に考えて問題解決の為に協力してくれた経験を持っている。 Une Trancheは、そんな醸造家達がジャンボンファミリーとジャンボン・ワインを飲み続けることが出来るように提供してくれたワインを詰めたワインだ。 皆、ジャンボンの影響を享受した醸造家ばかりである。ジャンボン風味が乗り移ったスタイルになっている。 ジャンボンが続けられるのはUne Trancheユンヌ・トランシュのお蔭でもある。ボジョレのジャンボンファミリーへの“愛”が詰まったワインと言ってよい。 ジャンボンを愛する日本の皆さん!Une Trancheを是非試してみてください。 ジャンボン風味が乗り移った“エモーション”を伝わってくるワイン達です。 リリアン・ボッシュなどジャンボンファミリーを愛してやまない近隣の醸造家達が集まって友情収穫をした2016年の収穫写真です。 葡萄木に一房の葡萄もなかった木が多かった。 あまりにもの極小さに流石のフィリップも気落ちしていた。 皆で行って元気付けながら収穫した。 ジャンボン,Une trancheを試しください!! きっと、彼らの“エモーション”が伝わってきて暖かくなりますよ!! 世界無形文化遺産を継続させたい。 フィリップがやっている事、記録は醸造学の研究室では絶対に出来ない貴重な醸造実験の実録となって、将来の醸造学のヒントに繋がるでしょう。 パスカル・シモヌッティがParisまで出てくるのは本当に稀である。 この二人が同時にCPV事務所で遭遇したのは嬉しい限りだ。 カタチは違うけど、色んな意味で“極”の世界で生きている。 パスカルは2度に渡る交通事故で足と内蔵にトラブルがあり、もう何年も経つのに今でもリハビリを続けながらのワイン造りをやっている。 心身共にギリギリの線のところで踏ん張っている。 いつワイン造りがストップせざるをえない状況になるか、本人にも分からない。 パスカル・シモヌッティのワインは何かを超えた“危なさ”を備えたロックンロール的な魅力がある。 他のワインでは絶対に代替えできない強烈な魅力を備えている。 パスカルの生き方が反映されている。余計なものをスッパリと切り捨てて、本当に必要なものだけに集中した生き方。 余計なものはない、質素で真っ直ぐなワインだ。 フィリップと同様に、飲む人にエモーションが伝わるのだろう、強烈で熱狂的なファンが世界中にいるパスカル・シモヌッティだ。 パスカルは若き頃、アルザスのブルノ・シュレールで修業、ロワールでもテェリー・プゼラやヴァンサン・ジローなどで修業をした。 2002年に6ヘクタールの畑で独立した。 最初からAOCを名乗ることなく超自然なVIN DE TABLEでとうしていた。 2010年に残念な交通事故で心身にダメージを負った。 それからは、周りの醸造元仲間、身内の援助を受けながら、頑張って現在に至っている。 パスカル・シモヌッティも2016年は厳しい年だった。 収穫は殆どないに等しい。 何とか、持ちこたえてほしい。 応援したい!! Pascal Simonutti est venu au Japon en 2007. Il a fait un […]
11
Oct
Par 伊藤與志男
Publié dans Distributor, Resto
先日、日本より大阪の業務用卸酒店・小松屋の中川マリさんがパリにやって来た。 マリーさんは本当にいつも元気で、笑顔で気持ちの良い女性だ。お母さんがスリランカ人の美人さん。 数年前、一年間休職して世界一周の旅を実現した恐ろしく行動力のある女性。 小松屋・社員としてフランス・ワインの旅に何回も来仏したことのあるパッションの女性だ。 今日は、宇都宮の山仁酒店の樋口さん、そして、これから南アフリカでワイン造りを目指している佐藤圭史さんを同行してやって来た。 ヨーロッパに着いてほぼ一週間、ギリシャ、南仏、シャンパーニュを周ってパリ到着。日本食も食べられて自然派ワインも飲めるバーTENに行った。 9月11日はMarcel Lapierre*マルセル・ラピエールの命日、今年は七回忌である。 マルセル自身が醸造した最後の年の2009のCuvee Marcel Lapierreを開けた。有難う、マルセル。 大阪人のマリさんとタコ焼きを食べながらPhillippe PACALET*フィリップ・パカレを開けた。その後、店の人も一緒にこんなワインを開けました。 Philippe Jambon*フィリップ・ジャンボンのLes GANIVETS, Domaine du Possible*メーヌ・デュ・ポッシブルのCharivariのマフナムも開けました。どれも最高に美味しかった。 シメに、カレー専門家のマリーさんがカレーを食べました。 ヤー、結構飲みました。 店を出るといオペラ座が輝いていた。 酔った勢いでカクテルのハリス・バーOPERA店でカクテルをひっかけた。 ヤアー、結構、酔っ払ってしまいました。
12
Oct
Par Asami
Publié dans Resto
お久しぶりです、アサミです。 今日は、何年かぶりのレストラン・レポートです! 今回訪れたのは、Cirque d’Hiver*シルク・ディヴェール(サーカス)の手前にある、一年前にオープンしたビストロです! その名もLe Clown Bar *ル・クルーン・バー*ピエロ・バー!!ここは、サーカスのメンバーやお客さんが昔入り浸りしていた隠れバー。 Restaurant Clown Bar 114, rue Amelot 75011 Paris TEL : 01 43 55 87 35 Métro : Filles du Calvaire, Oberkampf, Saint-Sébastien-Froissart 一年前、サチュルヌ(Saturne)で働いているEwenさんとSven さんがここを買い取り、ヴィヴァン・ターブル(Vivant Table)で働いていたアツミ・シェフと組み、今では、自然派ワインがジャンジャン出てくる最高なビストロにリニューアル! インテリアも、ほぼそのままで、あちらこちらにピエロの顔が! 天井もおしゃれ! 今日は土曜日! しかも天気のいい土曜日! パリでは、 *週末+ポカポカ=テラスでお食事*が一般的! それにしても、お客さんがノン・ストップで入ってくる! サービスのCaroline*カロリンヌが、アペタイザーに出してくれたのは、Domaine La Bohème*ドメーヌ・ラ・ボエム, Patrick Boujou*パトリック・ブジュー のシャルドネ・ペティヤン! 爽やかで、フルーティーで、まるでロワールのシュナンと間違えてしまうサッパリ感! 真冬でも、ちょっとポカポカしている日には口にしたい一本! ここで稲増さんがチョイスしたワインは、Philippe Jambon*フィリップ・ジャンボン の Les Batailles sur la Roche Noire 2008。 香りはまさにピノ・ノワール!まだまだフレッシュで酸味が感じられ、ゆっくり飲んでいくと、赤フルーツの甘みとまろやかさがジュワジュワと体の中から湧き上がってくる感じです。 一言でいうと・・・『一本じゃ足りない!!次回はマグナムで!』です。 そして一気に料理紹介です! 『タパス的なおつまみ、そして締めにお肉を』スタイル。 ピーチ、 インゲン、 そしてブラタ(モッザレラ・チーズをさらにクリーミーにしたチーズ) の盛り合わせ。 イチジク、スモークされたウナギ、 フォアグラ、パリパリ・クレソン の盛り合わせ。 フランボワーズ、 コリアンダーの花、 生のカツオ、 の盛り合わせ。 パイに包んだ鳥のお肉に、ジロールのキノコ入りのサラダ(ラッキ~)! これに合わせてもらったワインは、Domaine Le Scarabée*ドメーヌ・ル・スカラベ、Isabelle Frère (イザベル・フレール)のワイン! コクがあり、太陽を感じながらも、エレガントで飲みやすいワイン。 ラベルが何といってもかわいい! Le Scarabée とはカブトムシのこと! 彼女のワインはここ数年でスタイルが変わり、とても飲みやすくなりました。南仏でありながらも重くなく、ガブガブいけちゃいます! 皆さんも、 もしパリでサーカスを見る機会があったら、 是非隣のこのビストロで一杯飲んで休んでいって下さい! 勿論、サーカスに行かなくても、 Vous êtes les bienvenus *You are welcome! チームもフレンドリーで、何といってもインテリアが楽しくてトリッキー! フォークとナイフを頼んだら、テーブルの中に入ってるよ!と。 よく見たら引き出しがついてて、引っ張ってみたらセットが! 知らなかったのは私だけ?!ちょっと恥ずかしかったです・・・