27
Nov

日仏をインターネットで結びボジョレー・ヌーヴォー同時乾杯

野村ユニソン社主催のヌーヴォーを楽しむ会を約250人が集まって盛大に開催された。 フランスとテレビネットで結び自然派ワインの大御所マルセル・ラピエール夫妻にも参加してもらい日仏同時ヌーヴォー解禁乾杯をやった。 マルセルも遠くから皆が楽しむ姿が見られて大喜びだ!また野村ユニソン社の野村社長も直接にマルセルに今年の状況を聞き 、 マルセルから09年は生涯最高のヌーヴォーだったことを聞き、会場に集まった人達も喜びと期待をつのらせ“乾杯”に力が入った。 マルセルはこんな大勢の人達がまだヌーヴォー解禁を楽しんでくれることを本当に喜んでいた。 奥さんのマリーさんも大感激だった。 醸造所兼自宅の庭にカメラを設定して万全の準備をして、このテレビネット会談に臨んだ。 画像も最高に良い状態だった。 野村ユニソン社では3年前より2カ月に一回ワイン勉強会を開催している。 このようなコツコツした活動・努力がこれだけの人が集まってくる理由なのだろう。 年々ボジョレ・ヌーヴォーの会がおとなしくなってきている時流がある。 しかし、一般の人でもボジョレ・ヌーヴォーは知っている。 ワインを知ってもらう絶好の機会であることにかわりはない。 ~自然派ヌーヴォー4種類の飲み比べ~ マルセル・ラピエール     パカレ     ジャンポール・ブラン       デコンブ 2か月前の収穫時のこの歓喜が! 今、日本に! 歓喜の伝達! 今、自然なワインは世を明るくする! 今、世界は明るさ、健全さを必要としている。 宇宙のエネルギーと地球のエネルギーが詰まった自然派ワインが明るさをもたらす。 造る人、売る人、飲む人が一堂に会することができる。 ナント素晴らしいことなんだろう。 ワインを通じて人が集まる。 心が通じる。 それぞれの人の生き方が、心が、情感が結ばれていく。 自然派ワインは最高だ!

26
Nov

ESPOAしんかわヌーヴォーの会

中央のエプロン姿が店長竹之内さん 横浜の青葉台にあるESPOAしんかわのヌーヴォーの会に参加した。毎月、店内でワイン勉強会を開催している竹之内さん、今夜も常連のお客さんを集めてのヌーヴォー比較試飲会だ。 最初は結構真面目に試飲していたけど心地よい酔いがまわってきたところでワイワイ楽しむ会に変身だ。 10種類飲み比べ 途中からお母さんの手料理がサービスされて 美味しいつまみを食べながら楽しいひと時を皆さんと過ごした。 皆さんが本当に楽しそうに飲む姿を見るだけで胸がいっぱいになってしまう。 ボジョレの畑が目に浮かぶ。 収穫にも立ち会った蔵元達の顔が目に浮かぶ。 こんなに楽しく飲まれているワイン達も幸せだろう。 “喜び”を生み出すエネルギー飲料それが自然派ワインだ。 ワインで世界が変わる。 つい2か月前にこんな風に収穫されたばかりの葡萄が、もうこんな風に飲まれているとは、本当に不思議だ! こんなに美しい景色の中で育った葡萄がワインに姿を変えて横浜の皆さんに喜びを提供している。 熱心な竹之内さん、横浜の皆さん、楽しいひと時をありがとう!! 青葉台にお住まいの皆様、ESPOAしんかわをよろしく! 燃やせ!!PASSION!!燃えろ!!PASSION!! ESPOAしんかわ  神奈川県横浜市青葉区榎が丘13-10  TEL :045-981-0554  担当 竹之内

26
Nov

Le Timbré *ル・タンブレで パリ試飲会

今日はパリ6区にある小さなフレンチ・レストランで、自然派ワインの試飲会が行われました! 私もカメラとノートを片手に行ってきました! Le Timbré 3 rue Sainte Beuve 75006 Paris TL : 01 45 49 10 40 しかし・・・可愛らしいレストランの中は・・・ もうすでにギュウギュウ詰め! いくら頑張っても入れない・・ しかたないので、しばらくの間外で滞在・・・! そして10分待った後にやっと中へイン!人が多すぎてあんまり良い写真が取れませんでした・・・すいません! まず最初にいたのは、Domaine La Cadette*ドメーヌ・ラ・キャデット(ブルゴーニュ)のカトリーヌさん。 今年のブドウは?と聞くと・・ 『2009年は本当に綺麗なワインが出来上がる年!長年ワインを造っているけれども、こんなに綺麗なブドウを収穫出来たのは初めてだわ!ジャン(旦那様)も私も大感激よ!』 ここでは L’Ermitage 2008*レルミタージュを試飲。綺麗なタンニンと滑らかさ、そして果実身がファーと広がる飲みやすさ・・・とにかくフレッシュで繊細! Les Saulniers 2008*レ・ソルニエは酸味と果実の甘さのバランスが抜群!そしてなによりもミネラル感が凄い! そして奥さんのワインも試飲! La Galerne 2008*ラ・ガレルヌは女性っぽくとてもエレガント。そしてBourgogne 2008ブルゴーニュもとろみがあってフルーティー! そして隣にはL’Anglore*ラングロールのEric Pfifferling*エリック・ピファーリング(ローヌ)! 2009年は熟成度が高く、とても質が良いブドウを収穫!しかし皆さん、量は少ないので早くしないと飲み損ねてしまいますよ! 彼のワインはとにかく繊細で飲みやすいです。 赤にしても白にしても、『何この香り!!』と驚くほど果実が強い! 長く続く後味は本当に美味しいです! Sels D’argent 2008*セル・ダルジャンはアブリコットやモモのような甘さと複雑さ、Véjade 2008*ヴェジャードは心地良いタンニンとさわやかさ、Tavel 2009*タベルは相変わらずのイチゴの美味しそうな香り、そしてPierres Chaudes*ピエール・ショードはアニスや香草の香りが印象的。 しかしどのキュベを飲んでも、彼そのものの真っ直ぐさが感じられます! そして、そして!今年はプリムール的なワインを1月に出します!とてもフルーティーでグイグイと飲んでしまえる危ないワイン・・・!盛り上がっているときに開けたら更にヒートアップするに間違いない!喉越しが最高なワインです! 皆エリックのワインに興味津々! 更に更に・・・2009年に収穫されたグルナッシュとサンソーのプレセ・ワイン! 通常は、これはタベルにアセンブラージュするのですが、今年は始めて別々で造ってみました!この先、このキュベはこのまま出すか、それともタベルにブレンドするか・・まだ決まっていません! 『残糖が残っているの?』という私の質問に、隣のカトリーヌと飲み比べをするエリック・・・答えは・・・少々ね!でした。 そして久しぶりに Fanny Sabre*ファニー・サーブルもいました! しかし彼女は大の写真嫌い・・・ 良いショットが取れないので、彼女のお母さんをパシャ! とても仲が良く、娘の仕事ップリにちょっと感動しているような感じがしました・・・(私だけ?!) Sauvigny Les Beaunes 2008*ソヴィニィ・レ・ボーヌは綺麗なミネラル感とさわやかさ、Meursault Les Charmes 2007*ムルソー・レ・シャルムはしっかりとした骨格に複雑感が足され、甘いフルーツの香り、Beaune Chouachoux 2007*ボーヌ・シュアシュはとても飲みやすく華やかな味わい、そしてAloxe Corton 2007*アロックス・コルトンはなめらかなタンニンと黒フルーツのアロマが美味しかったです。 最後に、笑顔が素敵な!Catherine Breton*カトリーヌ・ブルトン(ロワール)! 彼女のワインはアルコールが感じられないくらい優しくて飲みやすい味わいです! La Dilettante Blanc 2008*ラ・ディレタント(白)は12度もアルコールが入っているのに、炭酸入りブドウジュースみたいで大好きです!今回の一押しです! パイナップルやグレープフルーツのようなさわやかな香りと繊細な泡で是非乾杯して下さい!La Dilettante Rouge 2008*ラ・ディレタント(赤)も飲みやすくてフレッシュ!樽の木の香りも良い具合にマッチしています。 そして彼女の赤ワインはどれも完璧! なめらかなタンニン、さわやかさ、そして果実身の強さが彼女のワインの特徴です! そして更にLes Galichets 2008*レ・ガリシェには綺麗な骨格、Nuit d’Ivresse 2008*ニュイ・ディヴレスはパーティー用に、Bourgueil 2007*ブルギュイユはレグリスの香りが、そしてChinon 2007*シノンはスパイシーさが! なんだかんだで2時間半も試飲していた私・・・ 最後は皆アペタイザーのような雰囲気に・・・ あっちで『このワイン飲ませて~!』こっちで『このワイン試すよ~!』などお互いのワインを試飲!ハ~、今日も美味しいワインをたくさん飲めて、幸せ!ほろ酔い気分で無事自宅に到着しました・・・! La Cadetteのワインについてのお問い合わせは、こちらまでお願いします: 株式会社MOTTOX TEL:06-6725-4925 FAX:06-6725-4923 http://www.mottox-wine.jp Eric Pfifferlingのワインについてのお問い合わせは、こちらまでお願いします: BMO 株式会社 TEL : 03-5459-4243 FAX:03-5459-4248 MAIL: wine@bmo-wine.com http://www.bmo-wine.com Fanny Sabreのワインについてのお問い合わせは、こちらまでお願いします: […]

20
Nov

!!!Beaujolais Nouveau 2009 参上!!!

~道端にて~ 19日=プリムール&ボジョレー飲み放題の日!!!やっと来ましたこの日が!! ずっとずっとず~~~っと待っていました・・・! 私は・・・ とりあえず自然派ワインがワンサカあると評判なCave Augé*カーブ・オジェに行ってきました~! そしたらなんと人がたくさん・・・ まだ11時30なのに皆ワイングラスを片手に楽しそう! それもそのはず、 2009年プリムールを紹介しに来た生産者が! しかも皆仲良く道端で瓶詰めをしていました・・・! Cave Augéに関する常用は: 116 Boulevard Haussmann 75008 Paris TEL : 01 45 22 16 97 今だったら日本人スタッフもいるので、 パリに来た人達は是非遊びに行って下さい!          ************************************** ルシヨンで醸造しているJean-François Nicq*ジャン・フランソワ・ニック氏, Les Foulards Rouges*レ・フラール・ルージュです! Octobre*オクトーブル(10月という意味)というプリムールを紹介! ヌーボーのスタイルに似ているヴァン・ド・ターブです。 品種:70%シラー、 30%グルナッシュ 土壌:花崗岩が混ざった砂質 収穫量:30hL / ha 醸造:マセラシオン・カルボニック さくらんぼの香りがおいしい!力強さと滑らかさ、両方味わえるワインです! そして隣では、いつも一緒のEric Pfifferling*エリック・ピファーリング、Domaine de l’Anglore*ドメーヌ・ドラングロール! 彼もTerres d’Ombre*テール・ドンブルを懸命に瓶詰め中・・・! 品種:グルナッシュ100% 地質:砂・砂利質。 相変わらずの繊細さ、ミネラル感、そしていちごの香りがたまらない!! そしてロワール地方で 有名な Puzelat*ピュウズラ氏。 ミステリアスな笑顔に 誘われて飲んでみた 彼のソビニョンは、 綺麗な酸味とまろやなか味わいが最高! そして時間つぶしに Jean-Claude Lapalu*ジャン・クロード・ラパリュ氏も登場! 『皆のワインを飲みに来たよ~!後でラファイェットで試飲会するからおいで~』と・・・ お言葉に甘えて行って来ました~!       ************************************** ~ラファイェットにて~ ラファイェット・グルメに到着した瞬間、 エントランスにはデカデカと 『ボジョレー・ヌーボー』の文字が・・・! ケーキのようなデコレーション、 ラパリュのワインも目立っています! そしてそれぞれのブースが並べられていました! ラパリュはやっぱり人気!前を通る人は皆立ち止まり、試飲し、買って行きます! 私もボジョレーの飲み比べをするぞ~~! ラパリュのワインは、飲んだ中でも一番骨格がしっかりとしていて、濃厚な色。 しかし、とても綺麗で強い赤フルーツの香りと、グイグイ と飲める喉越し感が最高!ラパリュ氏の優しさと寛大さがワインそのものに感じられます!絶品です! そして隣にはJean-Paul Brun*ジャン・ポール・ブラン, Terres Dorées*テール・ドレのボジョレー・・・! ジャン・ピエールは残念ながら不在でした・・・ でも試飲はしっかりとしてきましたよ! このボジョレーはラパリュとはまた全然違うタイプです。 どちらかと言うと、まろやかでミルキーな感じがしました! でもやっぱり繊細で果実身が強い! 取材用に写真を撮っていたら、撮影禁止!と怒られたので、場所を変えて次は・・・・       ************************************** ~ラヴィーニャにて~ その後も、Lavinia*ラヴィーニャに行き、ウィンドー・ショピング! ここでも入った瞬間、気になる棚が・・・ よく見たら・・・ Jean Foillard*ジャン・フォアイヤールのヌーボー、 そして Marcel Richaud*マルセル・リショーのプリムールでした! カラフルなラベルに目を惹かれます・・・! 皆さんもボジョレー解禁、楽しい夜をお過ごされましたか? 今からでも遅くない! 今週末は2009年初ワインで盛り上がっていきまましょう!!!

4
Nov

レ・ボー・マック*Les Beaux Macs パリ試飲会

収穫が終わって醸造も一段落ついた11月2日に小規模の試飲会がパリで開催された。 マルセル・ラ・ピエールなどボジョレやマコンの自然派醸造元が中心に約20社ほどが参加していた。 パリの高級ホテル・サン・ジェームスで行われた。 自然派ワインにはない試飲会の雰囲気だ。 パリの高級ホテルの一角でやる試飲会。 普段、自然派ワイン会に集まるメンバーとは違う種類の人達が多かった。 自然派ワインの貴重度を多くの人達が理解してきた証拠だ。 マルセルはいつも出席だ。 できたてのヌーヴォーを試飲した。 ボジョレのメンバーは全員がヌーヴォーを持参していた、 それぞれが09年の素晴らしさをそれぞれのスタイルで表現していた。 今年のヌーヴォーは凄い!! ジャン・クロード・ラパリュ ジャン・フォワラ ジャン・ポール・ブラン ニコラ・テスタ

26
Oct

Elodie Balme の試飲会!

土曜日、モンパルナスタワーのふもとに在る可愛いカビスト、Mi-fugue mi-raisin*ミ・フューグ・ミ・レーザンで、エロディ・バルムの試飲会がありました! 彼女のワインは、とても繊細で上品。 女の柔らかさと優しさが溢れています!(男子の方、ごめんなさい!!) 私も、この地区のワインは苦手だったのですが、彼女のワインは特別! 苦みも強いアルコールの感じも無く、グイグイと飲んでしまえるワインです! 彼女には3つのキュベがあります。 VDP Vaucluse*VDP ヴォークリューズ 品種 : 65%グルナッシュ、15%カリニャン、20%メルロ AOC Côtes du Rhône*AOC コート・デュ・ローヌ 品種 : 85%グルナッシュ、5%カリニャン、10%シラー AOC Rasteau*AOC ラストー 品種 : 80%グルナッシュ、20%シラー 特に人気だったのが、一番最後のラストー! とてもフルーティーでエレガント! 飲みやすく女性的なワインです! Mi-Fugue Mi-Raisin 36 / 38 rue Delambre 75014 Paris Tel : 01 43 20 12 06 Fax : 01 43 20 12 06 Mail : mifugue.miraisin@orange.fr ミ・フューグ・ミ・レーザンとは、半分家出、半分ブドウという意味。これは、フランスに古く伝わることわざ、ミ・フィーグ・ミ・レーザンから一文字変えて造られた名前。Mi-Figue Mi-Raisin*ミ・フィーグ・ミ・レーザンとは、直訳したら半分イチジュク、半分ブドウという意味。これは、『良い面もあれば悪い面もある』という意味。キリスト教で、ブドウは神を表す聖なる果物、そしてイチジュクも同じく聖なるフルーツですが、ブドウのほうが明らかに人気があったことから、このことわざが生まれたらしいです。 このワインショップでは、ワインだけではなく、懐かしいアーティストのCDや、自然の音が編集されたCDまで楽しめます! Elodie Balmeのワインについてのお問い合わせは、こちらまでお願いします: BMO 株式会社 TEL : 03-5459-4243 FAX:03-5459-4248 MAIL: wine@bmo-wine.com http://www.bmo-wine.com 可愛くて元気いっぱいのエロディー!大好きです! PS:写真はいっぱい取ったのですが、途中で試飲会にいた子供に全て消されてしまいました・・・ショック・・・・次回は気をつけます!!皆さんすいません!!

13
Août

MARCEL LAPIERRE マルセル・ラピエ-ル家に自然派大集合

~毎年恒例の自然派ワイン祭~ フランス革命記念日前夜祭の日にフランス全土より自然派醸造家が集合した。 本当は数日前からマルセルのところに寝泊りして準備活動をしている若手醸造家が何人もいる。何せ500人程の人が集まるので準備だけでも大仕事となる。 会場となるマルセルの敷地に巨大テントを幾つも張ったり、ミュ-ジシャンの為の舞台を造ったり、大テントが大食堂となって500人が一斉に会食するので、一週間前より準備がかかる。当然みんなボランティアである。大祭りは7月13日の夜行われた。 ~自然派ワイン造り情報交換会議~ 前日の12日は、恒例の自然派ワイン講座というか情報交換会というか持ち回りでそれぞれの地方を代表する自然派醸造家が各地方の違った条件の中での自然派ワイン造りの経験を発表するのである。これは特に若手醸造家には貴重な情報収集の機会となる。 今までやった講師は、ジュラ地方のオヴェルノワ氏、ルシオン地方のカソドマイヨ、アルザス地方のヴィネル氏などである。それぞれの地方の微気象、土壌の違いに合わせて、自然派造りの問題点がことなり、それぞれが工夫を重ねて発見した対応策は自然派を目指す醸造家にとって貴重な情報となる。特に若手には本当に貴重な財産となる。 朝から葡萄木を燃やしたスミ造り ~そして、マルセル・ラピエ-ルによる10年ミレジムの垂直テ-スティング~ 1998年より2007までのマルセル・ラピエ-ルのワインである。各年代とも3種類がある。 1-SO2添加ゼロのもの  2-10mgのSO2添加したもの 3-30mgのSO2添加したもの これは大変興味深いテ-スティングである。SO2無添加のワインは熟成に耐えないとよく批判される。しかし、マルセルの無添加ワインは若々しくまだまだ熟成ができるものばかりである。私は数回89年を飲ませてもらったことがある。 完璧なブルゴ-ニュのグランヴァン・ピノ・ノワ-ルを彷彿させるワインだった。また、ほんの僅かなSO2添加の差がどのくらい味覚に影響するか?を知ることは重要な経験となる。 4頭のブタの丸焼きを朝から準備。 ~皆、ムッシュ・自然派・マルセル・ラピエ-ルの周りに集まってくる~ フランス全土の自然派レストラン、愛好家など集合 夕方から人がぞくぞくと集まりだしてきた。今夜飲むワインはすべてマルセルのワインオンリ-だ。太っ腹マルセルの提供である。 なんせ、500人分のワインだから恐ろしい量だと想像する。有難う、マルセルである。 そして、、色んな人達がボランティアで準備参加してくれている。まるでマルセル王国だ。今夜は参加者皆が王国の住民だ。近所の肉屋さんもいる。近所のレストラン経営者や皆が喜んで手伝いにやってくる。 マルセルの人物の大きいところは、自然派醸造家のみならず、ボジョレの普通の醸造家も招待している。いつもマルセルは言っている 『皆、どんな醸造家もそれぞれ存在理由があって存在している。』マルセルは自分だけが正しいことをやっているとは思っていない、ところが凄い。こんな人物が存在することに喜びを感じる。感謝! 料理のリヨンの日本人フレンチシェフとして有名な石田さん 石田さんは自然派の良き理解者であり自然派の醸造元から愛されている人物。 リヨンEN METS FAIS CE QU’IL TE PLAITアンメ・スキルトゥプレと云うレストランを経営すオ-ナ-シェフだ。気合の入ったトラディション・フレンチだ。 そろそろ焼き具合も良い頃だ! ~さあ、皆お腹が空いてきた。石田さんの出番だ!~ アペリティフがわりにマルセル・ラピエ-ルをグイグイとやりながら色んな人としゃべっているうちにお腹がグ-グ-鳴り出してきた。 石田さんとモルゴン村の肉屋さんが動き出した。 500人分のブタの丸焼き解体は格闘技だ。ほぼ2時間の格闘が続いた。しかも目の前に皿を持った人が並んでいる。石田さん、汗を拭く間もなく格闘が続いた。お陰で皆、美味しいワインとブタを頂きながら色んな人との出会いを楽しんだ。 まずは、ロックバンドの演奏が始まった。 真夏の葡萄園でのロックコンサ-トだ。しかも、自然派ワインをグイグイやりながらだ。 そして、次は太鼓ミュ-ジック!?真夏のモルゴン村に響く太鼓、まるで日本の夏まつりだ! 50人ほどの太鼓隊の音は迫力がある。踊る舞台も設置されている。 皆が踊りだした。そのエネルギ-は凄かった。 最後は太鼓隊も踊り台に入り混じっての大フィ-バ-だ!それぞれ、話し込む人、踊る人、ただ黙々と飲む人、皆自由に吹っ切っていた。 そんな中に、醸造元が入り混じって一年に一度の祭りを楽しんでいた。昨年の厳しい年を忘れて今年にかける彼らの意気込みは燃えていた。 今年、ヌーヴォ日本初デヴュ-するクリストフ・パカレ ヴァレットとジャンボンの両フィリップ 自然派には欠かせない人、オヴェルノワ氏も お疲れさんでした、石田さん! 隣はあの偉大な料理人故アラン・シャペルの息子さん。 マルセル・ラピエ-ルが自然派になる切っ掛けをつくったのは、アラン・シャペルだった。80年にマルセルを偉大なるジュル・ショ-ヴェ先生に紹介したのがアラン・シャペルだったのだ。 彼のお父さんが居なかったら今の自然派は存在しなかったかもしれないのである  夜も更けて、何と朝4時まで続いたとのこと。 若手はそのまま現場で寝ていたそうです。 私は1時ごろに引き上げてモルゴン村のホテルに帰った。 楽しい夜でした。とてつもない自然派のエネルギ-を感じた夜だった。 マルセル・ラピエ-ル氏の精神力と実行力とすべてを包み込む大きくてシンプルな人柄に感謝! 燃えろ!!PASSION!!燃やせ!!PASSION!! 伊藤  PARIS

27
Juil

試飲会レポート in 札幌

2004年以来5年ぶりの開催となる、CPV試飲会の札幌開催。。 例年この時期、北海道はおおよそ「梅雨」という時期は存在しないのであるが、会場当日(7月13日)は朝から雨一色。時折横なぐりの大雨でいささか本土にいるかのような印象。 会場はロイトン札幌。道内でも有数のホテルで、数多くのイベントが行なわれているいわば「ランドマーク」的なホテル。 約120名の事前参加の予約をいただいたが、降りしきる雨でいささか心配に。 出展にご協力いただいたインポーターは9社。 各社それぞれ渾身のラインナップを揃えて開場を待つことに。 イーストラインのイチ押しはジュリアン・クルトワ。 ロワールの自然派を代表する生産者でワインに賭ける情熱は並々ならぬ物を感じさせてくれる。まさにパワフル&ナチュラルのワイン、といったところ。 中でも娘の誕生記念に彼女のニックネームを名前にしたZOZO 2004(10番の札のついたワイン)は秀逸。樽熟成・樽発酵36ヶ月、瓶熟1年ならではの落ち着いた味わいが特徴的。 エレモン・テールも超ド級のガメイといいたいほどの複雑さと酸・旨味のバランスの良さはさすが、といったところ。 左からゾゾ、フラン・ド・ピエ、ソン・プールソン、エレモン・テール 株式会社イーストライン TEL / FAX:054-205-4181 MAIL : lavigne4181-shizuoka@tokoseika-group.jp http://tokoseika-group.jp/index.html JALUXからは“自然派”のキーマン的存在であるエリアン・ダロスがラインナップ。 中でもアブリューは非常に特徴的。ボトルの名前にもなっているように、ガメイ種の親戚にあたるアブリュー種100%. 使用された、本場のボジョレーと同じMC製法で作られている。アロマティックでフルーティーさとフレッシュな風味で喉ごしはなめらか。 左からル・ヴァン・エ・ユヌ・フェテ、ヴィニョーブル・デリアン、アブリュー、シャンテ・クク・ルージュ 株式会社 JALUX ワイン部 営業チーム TEL:03−5460−7156 FAX:03−5460−7227 http://www.jalux.com Dionyからはドメーヌ・ド・ラ・ガランスの日本限定発売の「キュヴェ・風(KAZE)・ルージュ」がお目見え。南仏の広大な丘の上で自然栽培を行なうガランス。新しいピノ・ノワールの可能性を「風」に託して日本限定発売に。バナナやスイートピーのような甘くチャーミングな香りと若々しいタンニンが主導するハートウォーミング系赤ワインである。 ディオニー株式会社 TEL : 03-5778-0170 FAX : 03-5778-0278 www.diony.com Mottoxからは、専門家たちのブラインド・コンテストで最後までぺトリュスと張り合ったといわれる「プピーユ」のラインナップを4種類、ミネルヴォアを代表する生産者であるドメーヌ・ラ・トゥール・ボワゼは「キュヴェ・マリ・クロード」など4種類含め14アイテムを出品。 株式会社MOTTOX TEL:06-6725-4925 FAX:06-6725-4923 http://www.mottox-wine.jp オルヴォーからはフランスとスペインの国境にあるランサックという町にあるドメーヌ・デュ・ポッシブルから「クール・トゥージュール」、「シャリヴァリ」、それぞれミネラル感みなぎる、濃厚な葡萄の旨味が染み渡る珠玉のワイン2種類を含む12アイテムを出品。 株式会社オルヴォー TEL : 03-5261-0243 FAX : 03-5206-8557 MAIL : tanaka@orveaux.co.jp TOPページ ロワールのミュスカデのワイン造りに並々ならぬ情熱を燃やしているドメーヌ・セネシャリエールから「ラ・ボエーム」「ラ・ミス・テール」「ムロン」など4アイテムを出品されたのは今回が札幌初“上陸”のエスポアしんかわ(横浜) 株式会社エスポア TEL : 06-6384-3319 FAX : 06-6386-0248 MAIL : jssesaka@vega.ocn.ne.jp 「自由な畑(領域)」を意味するフランス語で、様々な規制やしがらみを受けず、思うがままにワインや食材を紹介したいというコンセプトからスタートしたレ・シャン・リーブルの「ラール・デ・ショワ・ブラン」「レ・ゼール・コート・デュ・ローヌ」他16アイテムを出品したのは野村ユニソン株式会社。 野村ユニソン株式会社 TEL : 03-3538-7854 FAX : 03-3538-7855 MAIL : wine@nomura-g.co.jp http://www.nomura-g.co.jp BMO株式会社(片岡物産)からはローヌの重鎮であるラングロール、ルーションからは新進気鋭の生産者であるドメーヌ・ラゲール、ミネルヴォワの若き天才醸造家であるジャン・パブティスト・セナなど16生産者24アイテムを出品。 BMO 株式会社 TEL : 03-5459-4243 FAX:03-5459-4248 MAIL: wine@bmo-wine.com http://www.bmo-wine.com あいにくの天候にもかかわらず、128名のご来場者で会場は大いに賑わい、熱気に包まれていた。 中でも熱心に質問をされる方も数多く、この試飲会に並々ならぬ意気込みを持って参加されているのがひしひしと伝わってきた。             Shoji

11
Juil

ボルドー試飲会パート3*Haut les Vins

今日は大きなシャトー内で行われたオ・レ・ヴァン試飲会! 再びナチュールワインの試飲を開始! 会場の中では、プロに混じって生産者達も試飲を楽しんでいます! ~~ ランクドック ~~ ドメーヌ・デュ・グラン・ローズ*Domaine du Grand Lauze コルビエールで醸造しているグザビエ・ルドガール氏の畑は、100年以上のヴィエイユ・ヴィンニュが殆んど! パワフルで真直ぐな味わいは、彼の性格そのもの! ル・コンパニョン07は樽の香りがエレガント。 そして亜硫酸=0のトゥ・ナチュールはミネラル感溢れる一品です! Domaine du Grand Lauze のワインのお問い合わせは、こちらまで: 大榮産業株式会社 TEL : 05-2482-7231 FAX : 05-2481-0499 ドメーヌ・マクシム・マニョン*Domaine Maxime Magnon 自然に囲まれてこそ幸せを感じるというマクシムのワインは、彼のように温かくて穏やか。ラ・ベグーやラ・デマラントは綺麗な味わいで飲み心地が最高! ロゼタのアロマはもうチョイ複雑感に溢れていてミネラル感たっぷり! 奥さんのベアトリスと一緒に、繊細な味わいのワインをこれからも造って下さい! シャトー・ロックフォール*Château Roquefort いつも笑顔でジョークばかり言っているレイモン・・・ でも彼のワインは、とてもエレガントで優しい味! 特にロゼのコライユは夏には必要品! 造り方もこっていて、真夏の太陽の下でグイグイ飲めてしまう不思議なワイン! Château Roquefort のワインについてのお問い合わせは、こちらまで: 豊通食料株式会社 TEL : 03-5288-3854 FAX : 03-5288-9248 http://www.vin-de-t.com ドメーヌ・ラゲール*Domaine Laguerre 恥ずかしがりやで口数が少ないエリックのワインは最高のミネラル感! シスト・ブランはスパイシー、シスト・ルージュは黒フルーツ、ル・ヴァン・ブランは綺麗な酸味、そしてエクリップスはフルーティー! 彼のワインはどのキュベでも楽しめます! 残念ながら2009年はベト病が発生してしまって、収穫量も低くなってしまうかも・・・でもめげずに後3ヶ月の間、綺麗なブドウが生る事を祈っています! Domaine Laguerre のワインについてのお問い合わせは、こちらまで: CLUB PASSION DU VIN 竹下まで TEL:03-5565-5880  E-Mail:passion@basil.ocn.ne.jp ~~ 南西地方 ~~ シャトー・プレザンス*Château Plaisance いつでも気を使ってくれるマークさん!彼のワインの特徴は、何と言ってもネグレット品種を使用したパワフルなワイン!しかし、彼の土壌では、とても酸味が低いネグレットが収穫出来るため、とてもフレッシュで繊細なタンニン! 特にティボー06やトット・コ・ケ・キャル06は、それぞれ18ヶ月間と22ヶ月間の間樽で熟成されていたため、綺麗な骨格とフルーツの熟成度、そして最高なバランスのワインが味わえます! Château Plaisance のワインについてのお問い合わせは、こちらまで: 株式会社オルヴォ TEL : 03-5261-0243 FAX : 03-5206-8557 MAIL : tanaka@orveaux.co.jp TOPページ マス・ド・リビアン*Mas de Libian セクシーな彼女のワインは、とても飲みやすくてフレッシュ! ブ・ド・ザンやキラームはフルーティーで綺麗なタンニンが味わえます! 特に2008年ヴィンテージは、アルコール度数が前年よりも低く、より飲みやすく爽やかなワインに仕上がっています! Mas de Libian のワインについてのお問い合わせは、こちらまで: BMO 株式会社 TEL : 03-5459-4243 FAX:03-5459-4248 MAIL: wine@bmo-wine.com http://www.bmo-wine.com ~~ ロワール ~~ マーク・ペノ*Marc Pesnot 優しくて穏やか!としか言えないマークさん。彼はブドウを育てる事、そしてワインを造る事が出来れば満足!というほど醸造家の仕事を愛しています。そのピュアな心は、彼のワインにも感じられます。特にシャポー・ムロンやラ・デジレは、まろやかで口当たりが良く、一口含んだだけで幸せ~という感覚に・・・! 皆さんも一度は経験してみたらいかがですか?! Marc Pesnotのワインについてのお問い合わせは、こちらまで: 野村ユニソン株式会社 TEL : 03-3538-7854 FAX : […]

26
Juin

ボルドー試飲会Part 2 – Union des Gens de Métiers

今日はトップ・レベルの醸造家達が集まる、ユニオン・デ・ジャン・ド・メチエの試飲会に朝行ってきました! シャトー・トゥール・デュ・パ・サン・ジョルジュで行われたこの試飲会。 様々な造り手の中、私達と共に働いている醸造元達をキャッチしてきました! Domaine Plageoles*ドメーヌ・プラジョル(南西地方) 繊細でまろやかなタンニンと、複雑なテロワールから引き出る風味が印象的。 フルーツとスパイスのアロマ、そして喉越し完璧なモーザック ・ヴェールやモーザック・ナチュールは是非是非皆さんにも飲んで頂きたいです! そしてあの美智子妃殿下もお気に入りのミュスカデルは綺麗な酸味とまろやか感たっぷり! Clos Rougeard*クロ・ルジャール(ロワール) 彼のカベルネ・フランは何時飲んでもまろやか!そして何といっても他では味わえないほどのタンニンの繊細さ! 特に2005年は彼にとって完璧に近いヴィンテージだそうです! 彼の凄いところは、醸造する事はとても難しいと言われている大西洋気候のロワールでも、とても繊細で上品で華やかなワインを造ってしまう事。 何故そのようなワインが出来上がるのか?その答えは古くから伝わる伝統に潜んでいました! «  Philippe Alliet*フィリップ・アリエ(ロワール) いつも元気いっぱい、笑顔いっぱいなフィリップとフィリップの奥さん、クリードさん。彼の手にかかれば、シノンもまるで別物になってしまいます!シノンのトップシャトーにまで導いた、まさに見事な指揮者なのです! 今日特に美味しい~~!と思った一品は、コトー・ノワレ2007!パワフル感あり、エレガントでもあり、まろやかなタンニンが印象的! 年が経つにくれ、品が良くなっていく彼のワインは、試飲会でもとても人気でした! «  Clos Rougeard のワインについてのお問い合わせは、こちらまで! 野村ユニソン株式会社 TEL : 03-3538-7854 FAX : 03-3538-7855 MAIL : wine@nomura-g.co.jp http://www.nomura-g.co.jp Domaine Plageoles のワインについてのお問い合わせは、こちらまで! 株式会社イーストラインTEL / FAX:054-205-4181 MAIL : lavigne4181-shizuoka@tokoseika-group.jp http://tokoseika-group.jp/index.html Philippe Alliet のワインについてのお問い合わせは、こちらまで! 株式会社エスポア TEL : 06-6384-3319 FAX : 06-6386-0248 MAIL : jssesaka@vega.ocn.ne.jp

26
Juin

ボルドー試飲会Part 1*Moulin Pey Labrie

大きなシャトー。綺麗な庭。最高な天気。 そして左右に広がり当たるブドウ園。 今日の試飲会は、ヒュボー夫妻のシャトー、シャトー・ムラン・ペイラブリーで行われました! とにかく最高な環境にビックリ!試飲会のような、ワイワイと賑やかな飲み会なのか・・・?! 庭には古い樽がテーブル代わりに並べられており、とてもオシャレ! 奥には、食事も取れるようにテーブルがズラリ! さてさて、今日はどんな美味しいワインが見つかるだろうか・・・・? Domaine Vacheron*ドメーヌ・ヴァシュロン(ロワール) 彼達のピノ・ノワールはとにかくエレガントでピュア! 今年のロゼも抜群! アペタイザーにはちょうどいい味わいと爽やかさ! ジャン・ドとジャン・ローランはとにかく若くてダイナミック! これからの活躍が楽しみです! «  Philippe Valette*フィリップ・ヴァレット(ブルゴーニュ) 笑顔が優しいフィリップさんのプイイ・トラディシオンは、口の中がとろけそうなくらい美味しい! 彼のワインはとてもアロマティックで濃厚! 甘いフルーツと柑橘類の香り、そして口に残るミネラル感・・・ その秘密は細かいブルブ熟成! これでまろやかで旨みがたっぷり詰まったワインが出来るそうです・・・! 2009年は3度も雹が降って大変でしたけれども、開花期はとても綺麗でしたので期待していて下さい! Clos Ouvert*クロ・ウヴェール(チリ) マルセル・ラピエール氏の友達でもある彼らのワインはチリ特殊のブドウ品種(カルメネールやパイス)を使用したワインがいっぱい! とてもフルーティーで爽やか! パリでも彼らのワインは人気物! どのワインショップにも見当たる一品です! Ferme St Martin*フェルム・サン・マルタン(ローヌ) お父さんの代わりに、始めてこの試飲会に参加する息子のトマがワインの紹介をしていました! 彼も2006年から一緒に醸造をしています! 2009年はとても綺麗なブドウが生りそうと嬉しそうな笑顔で話すトマ。 彼のワインは熟成されたフルーツが口いっぱいに感じられ、一本じゃ足りないくらい飲みやすいワインです!特にラ・ジェリーヌ、テール・ジョーヌはお勧めです! «  Prieuré Roch*プリウレ・ロック(ブルゴーニュ) スパイシーでまろやか、そしてピノ独特の香りが特徴的なワイン! やはりプリウレ・ロックのClos des Corvéesは偉大なワイン! 一口飲んだだけで、テロワールのミネラル感が感じられます! Vini Bera*ヴィニ・ベラ(イタリア) いつも笑顔でダイナミックなアレサンドラ!今年は家族も一緒に来て大騒ぎ! 2007年ヴィンテージを紹介している彼女のワインはなめらかな喉越しと、完璧な熟成度が伝わってきます! 特にロンコ・マロで使用されたバルベラ品種は最高な出来具合! そして飲みやすくてセクシーなアルチェッセはミュスカのようにフルーティーで夏にはピッタリ! 忘れてはいけない彼女のモスカット・ダスティは誰もが大好き!アルコール度数はたったの4度!フレッシュさと繊細な泡、そして最高なブドウのアロマ、すべてが揃っています!!一生に一回は飲まないと損です! Marcel Lapierre*マルセル・ラピエール(ボジョレ) 誰もが尊敬しているマルセル。 今年も最愛の奥さん、マリーさんと一緒に試飲会へ登場! とにかくフルーツ、フルーツ、フルーツ!!!という印象が強い彼のワインの秘密は、マセラシオン・カルボニックに潜んでいました。。。! マルセルの2008年ヴィンテージは、今回数多く試飲したワインの中でも、最高なヴィンテージです!誰もが試飲し、認めるモルゴン2008 は、他では味わえない繊細さ!全てが完璧にマッチングしており、完璧なハーモニーが感じられる、心が落ち着く一品です! «  Elian Da Ros*エリアン・ダ・ロス(マルマンド) 長い熟成期間を終えた彼のワインはアロマの複雑感、果実身の強さ、パワフルさ、そしてフレッシュさが見事にマッチされています。 特に2007年がファースト・ヴィンテージのアブリウ100%のキュべは綺麗なタンニンと、濃厚さがあり、最高なバランス! « マルマンドのボジョレー » とも言われているこの品種。2007初めてマセラシオン・カルボニックを行い、とてもフルーティー!今が最高な飲み時です! クロ・バケイ05はとても複雑な味わいと繊細さ、そしてミネラル感もたっぷり!自然に育てたブドウの魅力がたっぷり!2007年は残念ながら雹が降り、畑はグチャグチャになってしまいました・・・2008年が楽しみです!2008年は彼も自信たっぷりなヴィンテージです! Domaine de la Cadette*ドメーヌ・ドゥ・ラ・キャデット(ブルゴーニュ) 笑顔いっぱい、ジョーク連発!今でも元気ハツラツなモンタネ氏のワインには、彼のように、温かさと軽さと優しさが詰まっています! そしてもう一つ:彼以上に自然が好きな人はいないのではないか?!と思うくらい、彼は自然が大好き!2年前、農園を買い取り、今では牛や様々な動物に囲まれ、農家を楽しんでいます!彼の白ワインは、全てシャルドネ品種ですが、各それぞれテロワールの特徴が引き出されていて、味わいも全然違う!特にラ・シャトレーヌは綺麗な色合いと最高なアロマ、そして気持ちいい喉越しさがウ~~~、幸せ!という幸福感に満ちてくれます! こちら、カキと一緒に召し上がったら最高なマリアージュ! «  Jean-Baptiste et Charlotte Sénat*ジャン・バティスト・エ・シャルロット・セナ(ラングドック) とても明るいシャルロットラ・シャトレーヌのワインは、毎年品種が変わり、楽しませてくれるワインです! オルニカール08 はとてもまろやかでフルーツ沢山なワイン!4つの品種をブレンドし、マセラシオン・カルボニックで醸造したこのキュベは最高にナチュールなワイン! ボア・デ・メルヴェイユ07 はグルナッシュ、ムルベードル、カリニャンを使用した、一番複雑感があり、濃厚なワイン。600Lの大樽で熟成され、お食事にはピッタリな一品です! そしてラ・ニンヌ07 は5つもの品種を使って出来たキュベ!2007年は残念ながらもう売り切れ・・・2008年が出るのを皆さん楽しみにしていて下さい! Roc des Anges*ロック・デ・ザンジュ(ルシヨン) とてもキュートな彼女のワインは、ミネラル感と、45区画もある畑のテロワールの複雑さが溢れているワインです! 赤ワインはスパイシーさと酸味が混ざり、濃厚なワインと仕上がっています。 白ワインは口がトロケルほど繊細!イグレシア・ヴェラ08はグルナッシュ100%!爽やかで花の香りが漂ってきます! そして彼女の最高のワインを紹介します:レ・ヴィンニュ・メティセ08!白ワインなのに、少しピンクがかかった綺麗な色!それもそのはず!25品種も使用しているワインなのです!女の子らしい、とてもエレガントで上品で美味しい~! 皆お昼ご飯中です! 皆仲が良く、お食事中も、 ワインに関する疑問や醸造方法のテクニック、 お互いの悩みを聞きあい、アドバイスをしあったりで、 とても勉強になる一時です! Domaine Vacheron, Prieuré-Roch, Marcel Lapierre, Vini Bera のワインについてのお問い合わせは、こちらまでお願いします: 野村ユニソン株式会社 TEL […]

11
Mai

クロスロードの自然派ワイン試飲会

4月27日、レストランなど業務用にワインを販売するワイン商「クロスロード」の試飲会が、 東京、表参道のレストランLE PRE VERRE(ル・プレ・ヴェール)にて開催された。 いかにも「クロスロード」有馬さんのキャラクターらしい、陽気で和気あいあいとした楽しい試飲会であったのが印象的だ! 会場となったLE PRE VERRE パリで人気のドゥラクセル兄弟の経営する店の東京店 昔ながらのビストロ料理を現代的にアレンジした“ネオ・ビストロ”料理が売り物だ! 様々なスパイスを上手に使い、 ハッ!とする印象的な料理を生み出す。 店頭にはこんなディスプレーも。 **** では、試飲会に突入しよう! ドキドキ・・・ワクワク・・・**** スパイス使いの魔術師であるシェフ、 フィリップさんと試飲する 「クロスロード」の有馬さん! 真剣だ!! Champagne Jacques Lassaigne*シャンパーニュ“ジャック・ラセーニュ” これほど熟した果実のニュアンス豊かなシャルドネは初めて! しかもとってもエレガント!!! 秘蔵のコトー・シャンプノアにもビックリ! よく見るとボトルに価格が・・・ まるでヴェール・ヴォレみたい。 ルーション “クロ・レオニーヌ” この日の一番人気はこれかな? ルーションとは思えない清涼感! 軽やかでスイスイいってしまう赤“ケパサ”。 キャラメルみたいにとろとろの白“キ・ル・クル”、でもこれ白?濁った黄色してるよ! 香り高く軽やかなペティアン”ボアソン・デプラティック“。 明るい茶色の色合いの”モン・トメオ・ア・モア“、焼き栗や味覚糖キャンディのような味わい、何?これリヴサルト?! 多彩で始めて出会う、新感覚ルーションだ! 来場者も錚々たる方々にお越し頂きました! マンダリンオリエンタルホテルのシェフ・ソムリエ、加茂さん! あの有名なワインバー「祥瑞」のオーナーで、 自然派ワインに深い造詣をお持ちの勝山さん(右) 自然派ワインをこよなく愛すレストラン「メリメロ」のシェフ、宗像さん(左) 豪快で美味しい料理で楽しませてくれるビストロ「ラミティエ」 のシェフ、宮下ご夫妻宮下ご夫妻(右) “ル・プレ・ヴェール”の看板ソムリエ、アランさん。 親しみある流暢な日本語で、ワインを熱く語る。 この日もジャック・ラセーニュに興奮! この日は、フランス最高のパテ職人のレシピで造ったシャルキュトリーをつまみながら、楽しく語らいながら試飲会が過ぎて行きました。 みなさま、どうもありがとうございました! ≪お問い合わせ≫ (有)クロスロード 東京都新宿区新宿2-9-17  TEL. 03-3352-0911 ル・プレ・ヴェール  東京都渋谷区神宮前5-10-1 TEL. 03-3486-1603 ≪今日のワインが飲めるお店≫ マンダリンオリエンタルホテル    東京都中央区日本橋室町2-1-1  TEL. 03-5443-1309 祥瑞 東京都港区六本木7-10-2 TEL. 03-3405-7478 メリメロ 東京都千代田区飯田橋4-5-4 TEL. 03-3263-3239 ラミティエ 東京都新宿区高田馬場2-9-12 TEL. 03-5272-5010

28
Avr

L’Esprit Remise « Un Vent de Liberté » * ルミーズ試飲会のスピリットはまさに『自然の風』

La Remise a vu le jour en 2004 à l’initiative d’une poignée de vignerons nature du sud (Jean François Nicq des Foulards Rouges, Eric Pfifferling de l’Anglore, …). Ils souhaitaient organiser une manifestation amicale et conviviale à l’image de leur vin et de leur façon de travailler. Inviter des amis cavistes, importateurs, restaurateurs afin de présenter les nouveaux millésimes, de nouveaux amis vignerons et de partager un bon moment. 2004年、南仏の醸造家達(レ・フラール・ルージュのジャン・フランソワ・ニック、アングロールのエリック・ピファーリング・・・)の『楽しくて友好的な試飲会』という提案から、『ラ・ルミーズ』は開催されました。カヴィストやインポーター、レストランのオーナーなどを招待し、自分達の働き方やワイン、そして新しい仲間を紹介しあい、楽しい一時を分かち合う為開催された試飲会です。 La première édition a eu lieu dans la remise située au fond du jardin de la maison des parents de Marie Lo (la femme d’Eric Pfifferling), il y avait 17 vignerons, beaucoup de visiteurs et une centaine de personnes au […]

28
Avr

Dégustation Cave Augé

Samedi 25 et dimanche 26 avril 2009, une dizaine de femmes vigneronnes faisaient déguster leur vin au marché des Enfants Rouges (Paris 3ème). Les stands de dégustation côtoyaient dans une ambiance bon enfant et joyeuse les étales de légumes et de fleurs, les tables où les parisiens brunchaient en famille ou entre amis… 2009年5月25日と26日(土日)、10人以上の醸造家達がマルシェ・デ・アンファン・ルージュ(パリ3区)でワインの試飲会をしていました! 野菜売り場や花屋さんの隣にワイン・ブースが並べられ、家族連れや友達とブランチを楽しむパリジャン達で賑わっていました! Laurence Joly du domaine La Roche Buissière avait abandonné le temps d’un week-end son mari Antoine ! Elle nous présentait Petit Joe 07, Flon Flon 07 et le Rosé 08. Toujours beaucoup de concentration dans ses vins, mais avec un fruité présent. ドメーヌ・ラ・ロッシュ・ビュシエールのローランス・ジョリさんは2日間の間旦那さんのアントワーヌをドメーヌにお気去りにしてパリへやって来ました!彼女が紹介してくれたワインはプチ・ジョー07,フロンフロン07、そしてロゼ08. とても濃厚で果実身が強い赤ワインです。 Elodie Balme : sourire aux lèvres faisaient déguster son VDP 08 […]

26
Avr

Cave Auge の恒例試飲会(25/Apr/2009)

前回に引続き本日またCave Auge で試飲会が行われました。 今回はValee du RHONE ということで、ダール・エ・リボといった大物を筆頭に気合の入った蔵元たちが集まりました。 では総勢12の蔵元達を紹介しましょう! Dard et Ribo Thierry Allemand Domaine Gramenon Mas de L’Anglore Mas de la Begude Domaine du Mazel Romaneaux Destezet Jean Michel Stephan Domaine de la Vieille Julienne Ferme Saint Martin Marcel Richaud Emmanuel Reynaud  う~ん、これだけの大物達を集めるのは並大抵のことじゃない!  さて、今回の試飲で特に目を引いたものを紹介します。 ちなみにダール・エ・リボはいつものように全てが最高の味でしたが、余りの混雑で写真が撮れなかったので今回は割愛しました。  先ずは、エリック・ピファーリン氏が造るフランス最高峰のTAVELと言う人が多いラングロールの2008年!それが何と1本11.05€の安さ!11時スタートの試飲会でしたが、試飲前にこれを買い求めに来るお客さんで店内はごった返し!(ちなみに僕もその一人だったりして・・)お一人様12本限定ということで、殆どの人は12本買っていました。僕はちなみに少し色気を出して24本売って~ん♪とお願いしてみましたが、あっさり断られてしまいました(笑)。果実実溢れる風味と一緒に土壌の香が立ち昇るこのワインは、市場に出ればこのように数日で即売してしまいます。                                    続いてジル・アッゾーニ氏が造るMas de la Begude のVin de table, Nejima 2007。これがまた7.73€と破格。ローヌ地方らしいまったりとした白なんだけど、ムスカが若干混ざっていることから来る柑橘系の香りがとても爽やかな逸品でした。ジルさんの人柄もとっても優しくて温かい感じで、すっかりファンになってしまいました。                                    そして有名なマルセル・リショー氏のCairanne rouge 2007 。これは12.2€。全然酸が舌に刺さってこないふくよかな味わいの赤ワインでした。

23
Avr

自然派が進化するイヴェント第2回ボージョロワーズ開催

***** 4月20日BEAUJOLOISE試飲会 ***** 今年も自然派発祥の地ボジョレにて大自然派ワイン試飲会が開催された。 ***** 主催したのは次世代を担う3人組 ***** 右から、クリストフ・パカレ、シリル・アロンゾ、マチュ・ラピエールの3人だ。 新しい発想で新時代を切り開く3人だ。今年の企画は何か志向があるのか? 『ウィー。今年はボジョレワイン協会の会長を招待したんだ。我々自然派の実態を見てもらいたいんだ !』 ボジョレ・ヌーヴォのA0C取得問題の解決の糸口になるか? 毎年、ボジョレ・ヌーヴォ出荷時期に、起こる問題がある。AOC BEAUJOLAIS NOUVEAU の認定拒否問題である。 ボジョレAOC協会は毎年、自然派ヌーヴォのワインをAOC BEAUJOLAIS NOUVEAUを公認しない嫌がらせ的な行為を繰り返してている。しかし、この2008年のヌーヴォの不景気にも関わらず自然派ヌーヴォは例年とかわらない出荷量を実現した。それに比較して普通のヌーヴォの出荷量は壊滅的な状況だった。 ***** 3人組みの画期的な趣向 ***** この時期にこの若手の3人は、いきなりボジョレ協会の会長をこの自然派試飲会にブースを出す招待状をだした。 会長もそれに応えて参加した。 今までに痛い目を遭わされた古い自然派醸造家では、絶対に考えられない発想だ。 実に自然に、自分たちのワインと顧客の関係などを、隠すことなく見てもらいたかったのだ。 自然派はセクト的存在などではないことを見てもらいたかったのだ。 一生懸命に農作業を人一番努力して大きなリスクをおいながら美味しいワインを造っているだけであること、そんなワインを遠くからもこの試飲会の為に参加してくれるお客さん達が大勢いて、しかも熱烈なファンが多いことを見てもらいたかったのにちがいない。 これでどう変わるかは別問題だ。兎に角、自然と顧客を尊重しながら美味しいワインを造り、楽しく分かち合いたいだけだ。 今年は、会場にフランス版演歌のような酒と共にあるシャンソンを専門に歌うシャンソン歌手を呼んで楽しい雰囲気を演出した。 そして、地元の有名なソーセージ屋さんや仕出し屋さんを呼んで美味しいものを食べながらの試飲会となった。自然派の中ではフランスナバーワンと評判のジュラ地方のチョコレート専門職人も招待していた。食べて飲んでの楽しい家族的な雰囲気の中でのユニークな試飲会だった。 **自然派の2大巨匠マルセル・ラピーエルとピール・オヴェルノワの存在** PM3時の時点で450名を超える入場者を数えた。 昨夜は心配で3時に目が覚めたといっていたマチュ・ラピエールとアロンゾも大満足だった。入場者はフランス、ベルギーなどからワイン屋やレストラン業者などが集まった。皆、熱烈な自然派ワイン愛好家ばかりだった。 確実に自然派が進化していることを実感した。 そして、自然派を支えてきたマルセル・ラピールやジュラのピーエール・オヴェルノワなども参加して新旧が入り混じって新しいものを造り上げている現場を見れたのは嬉しいかぎりだ。 特に、ピエール・オヴェルノワは、ニコニコ笑顔でアチラコチラで試飲して若手にアドバイスや勇気づけ指導している姿には感動ものだった。 尊敬すべき人物だ。 居るだけで会場全体がほのぼのとしてくる徳を備えた貴重な人物だ。 自然派ワインの歴史に残る殿堂入り人物だ。 そして、ミスター自然派と云ってもいいマルセル・ラピエールの存在だ。 今だに、常にブースに立って自ら試飲者のグラスにワインを接ぎ、恐らく何万回と質問された内容の試飲者の問いに丁寧に答えている姿にも感動すると同時に尊敬の念を持たざるを得ない。 ********** 壁に芸術あり ********* 壁には、リヨンに住む自然派大ファンの画家ドゥニ・ペノが描いた絵が展示されていた。 (画家はムスカデの自然派マーク・ペノ氏の弟) 彼はマルセル・ラピールの醸造所の天井にも巨大な絵を寄贈している。 故グラムノンの友人でもあり元ソムリエとしてもコンクールでは名の通ったサーヴィス人だった。 マーク・ペノに自然派ワインに入る切っ掛けを造った人物でもある。 マルセル・ラピエールの醸造所の天井にあるペノ氏の天井画 宇宙とも太陽ともとれるパワフルな天井を演出している。 **** ボジョレ自然派名手が勢揃い **** 参加醸造家は約40社、半分の30社がボジョレでの残りはシャンパーニュ地方とジュラ地方の自然派を呼んだ。去年はブルゴーニュ地方を招待した。 ニコラ・テスタNicolas TESTARD PRIEURE ROCHでフィリップ・パカレの後、醸造を担当していたニコラの腕はピカッと光るものがある。今はガメ品種を造るが、ピノへの情熱はさめやらないニコラ、ガメ品種でピノッテと表現されるピノ風味のガメを仕込んだ。 ガメ・プリュス・ガメ・GAMAY PLUS GAMAYだ 親友のシリル・アロンゾの影響もあってガメ品種で造るロゼ・ペティアンのピンク・ラビットだ。爽やかで果実味豊かな自然派の微発泡ワインだ。初夏から夏に飲みたいワインだ。 自然派中の自然派フィリップ・ジャンボン・Philippe・JAMBONだ。 昨年、日本に来日したジャンボン、白ワインを3年間も樽内アルコール発酵をしたり、SO2を瓶詰時にも全く入れないピュアリストだ。 『自然の栽培と自然な造りをすれば、すべてが上手くいく。 醸造中にワインに悪玉雑菌が入ってワインがダメになりそうになっても全く自然に任せている。 ワイン自身が悪玉と戦って善玉が勝利するんだ。 ワイン自身の治癒能力を高める為にも人間が妙な手をかけてはダメなんだ。全くのピュア・ピュアでなければダメだ。』と言い切るジャンボンだ。 三ツ星レストランでソムリエをやっていたフィリップは最初から自然派だった訳ではない。多くのソムリエと同じく普通のワインの勉強をすれば、当然のごとく自然派ファンではなかった。三ツ星のソムリエの立場で多くのグランメゾンの有名銘柄と接する機会も多かった。しかし、心を打たれるワインは無かった。そんな時、ダール・エ・リボとグラムノンのワインを飲んで驚いた。今までになかったワインの風味と体の芯に響くものを感じたワインだった。以来この世界に入りこんだ。 何より夫婦仲が抜群に良い。 2人の息子と一人娘の5人家族だ。 健全な家族が造る健全なワイン。 幸せを分かち合いたい! フィリップの願いだ。 ジョルジュ・デコンブ George DESCOMBES モルゴン村の熊だ。というより大きな縫いぐるみと云う感じだ。 その人なつっこい性格から多くの人から愛されている人物だ。 がっしりとした体格と同じようなワインを造る。 ガメ品種とはとても思えないような構成のしっかりしたワインだ。 2007年の難しい年にも関わらず骨格のあるワインができた。 流石デコンブだ!2007年のこのモルゴンには樹齢100年の古木からの葡萄が入っている。 天才肌のシリル・アロンゾのドメーヌ・アンセストラル 多くのアイデアと多くの人脈と行動力で次々と新たな展開を実行している。明らかに次のボジョレーを造り上げる人物だろう。 ボジョレ、マコン、ブルゴーニュの醸造家と組んでアロンゾのアイデアで醸造、熟成をさせて新しいタイプのワインをリリースしている。ラベルの奇抜さとアイデアは多彩な才能がほとばしっている。 サンスーフル(SO2無添加)という名のワイン。 ドンキーホーテと云う名のワイン。訪問客の人気を集めていた。 ボジョレの中では孤高の職人肌のJean-Claude LAPALU 純真でシャイな性格で多くのファンを惹きつけている。 多くを語らず自分のスタイルでコツコツとやるべきことをこなしていくタイプ。 人間的には絶対に人を裏切らない義理人情の深いタイプ。 家族を愛し、友を愛し、みんなでひと時を過ごす時間を大切にしているラパリュだ。 2年前は最愛の妻が病気となったり、醸造所を移動しなければならなかったり何かと苦労した。 今年は奥さんも元気になり家族一丸となり気合いが充実している。 世界最優秀ソムリエのオリビエ・プッシエールにガメを超えるガメだ、と云わしめたラパリュ。 自然派ワイン界のサラブレット、クリストフ・パカレ マルセル・ラピエールを伯父さんにもち、天才フィリップ・パカレの従兄弟にあたる血筋だ。フィリップとは両親同士が兄弟・姉妹という濃密な血縁だ。 最初は料理のシェフを目指していた。しかし、幼い頃から触れていた葡萄園とワインの世界に戻ってきた。後発でワインを始めるにあたって、当然ではあるがマルセル・ラピエールの全面的な援助のもとで開始した。 勿論、従兄弟のフィリップ・パカレからも全面的、側面的援助をもうけることになった。両者の良いところをそのまま享受することができた幸せ者、ラッキー・ボーイだ。 今は自分の醸造所を打ち立てて完璧に独立した形になった。 クリストフの性格は実に素直であること、そして実にソフトな人あたりである。彼と一緒にいるだけで和んでくるようなところがある。 日本には、自分のこの黒ラベルは初入荷だ。このラベルのモデルはジル・ショヴェ先生の直弟子の一人が使っていたモデルを引き継いだもの。ワインのタイプは彼の性格と同じように実にソフトタッチで柔らかく心身が癒されるスタイルだ。疲れた時にお勧め! ゆったりとしたお坊さんのような風貌のジャンポール・ブランのドメーヌ・テール・ドレだ。 ソフトな性格の中にキりっと締まった部分も兼ね備えている ボジョレ南部のAC BOEUAJOLAISに位置していることもあり、ヴィラージ地区とは土壌が全くちがう。粘土石灰質土壌だ。しかも粘土の色が黄色だ。見方によっては黄金色ともいえる。彼の村の家壁はみんな黄金色で 美しい。 […]

17
Avr

CPV試飲会「ルクレアシオン」東京にて開催!!!

先週4月9日木曜日、毎年恒例のCPV主催、インポーター合同試飲会「ルクレアシオン」を新橋第一ホテルにて開催した。  今回は12社のインポーターが集結!来場者数は、なんと252名!! 12時のスタートから絶え間ない来場にて、会場は活気にあふれ返った。  来場者の、真剣で熱いパッションを強く感じる試飲会であった。 今回のテーマは、「本物」のワイン! 昨年末より続く未曾有の世界不況。資本経済の崩壊が世界中各地で起こっています。 今までの、大量生産、大量消費の時代の転換ともいえるでしょう、またヴァーチャルな世界から 足元を見つめ直すタイミングとも言えるでしょう。 まさに「自然派ワイン」とは、環境にも人間にも優しく、その中に、その土地ならではの、土壌や環境、そして歴史的背景、文化などオリジナリティを持っています、それが「テロワール」ワインと言われる所以です。  どこにも存在しない、ユニークなワイン。その造り方の根本は、自然への敬意、共生です。 今こそ、何の偽りも無い、逆にその本質をしっかりと表現した「本物」のワインが必要なのです。 この「本物」を伝えるのも感じるのも人です。我々も「本物」にならなくてはいけません。 生産者、インポーター、酒販店、レストランが一丸となってより良い世界を広げましょう。 ご来場の皆様有難うございました。 今回の試飲会で何かを感じて頂けたら幸いです。 また、ご出展インポーターの皆様ご協力ありがとうございました。 BMO株式会社 、野村ユニソン株式会社、エスポア、株式会社JALUX、ディオ二―株式会社、株式会社モトックス、株式会社イーストラインLa Vigne事業部、 株式会社 オルヴォー、大榮産業株式会社、オリゾン、伊藤忠商事株式会社、有限会社クロスロードなど(順不動) <BMOブース前。。。人だかりで見えない> 〈野村ユニソンブース〉 〈大榮産業ブース〉 〈モトックスブース〉 〈イーストラインブース〉 〈オルヴォーブース〉 〈クロスロードブース〉 〈オリゾン/伊藤忠商事ブース〉 〈ディオニーブース〉 〈エスポアブース〉

14
Avr

LA MISE 2009 ~ラ・ミーズ 2009

La Mise est née en 2008 à Arles. L’esprit de groupe y est moins marqué mais cette dégustation vaut tout autant le déplacement par la qualité des vignerons présents. Donnons-lui le temps de trouver son rythme et sa couleur…. ラ・ミーズという試飲会は2008年、アルル町で誕生しました。まだ新しいのでチーム・スピリッツは深くないのですが、参加している醸造家は凄い人ばかり!今後徐々と重要となっていく試飲会に間違いないです! La Mise est une hacienda gitane crée par le fondateur des Gypsy King. A 3 minutes du centre d’Arles se niche un véritable village gitan avec des roulottes, une église, des arènes et un restaurant. ラ・ミーズはジプシー・キングを生んだ創立者が造り上げました。アルルから3KM離れた可愛らしいジプシーティックな町。そこには教会やレストラン、大型馬車や闘牛場などが潜んでいます。 ラ・ミーズ Le Patio 51 chemin Barriol 13 200 Arles Pour La Mise pas de taureaux mais des vignerons quelque peu atypique…dont : ラ・ミーズでは牛はいませんが面白い醸造家が勢ぞろい!例えば・・・: *****Nicolas Camarans*ニコラ・カマラン***** j’attendais avec impatience de déguster le deuxième millésime de cet […]