22
Mar

フィリップ・カリーユ、来日2日目!

今日は東京駅の地下、Grand Stationに在るはせがわ酒店でプピーユ・ワインの試飲会です! 一般の人たちにも彼のワインをもっと知って貰うために、フィリップも声を張って頑張りました!彼のワイン・ファン達とも出会えて感動です! 最後には店長の菊澤さんと記念写真です!1時間で彼のワインも完売され満足の笑顔でパシャ! はせがわ酒店 東京駅GranSta店 100-0005東京都千代田区丸の内1-9-1 JR東京駅駅構内B1 TL / FX : 03-6420-3409 そして炭火焼やカニなど、日本料理を堪能した後・・・ ビストロ・ヴィヴィエンヌで最後の一杯! オーナーの順子さん、そしてレストラン・メリメロのシェフ、宗像さんとの楽しい一夜が過ぎていきました・・・! ビストロ・ヴィヴィエンヌ 104-0061東京都中央区銀座4-13-19 銀林ビル1F TL : 03-6273-2830 FX : 03-6273-2831 Lunch : 11:30~13 :30 (月~金) Diner : 18 :00~22 :00 Bar Time : 22 :00~ 定休日:日曜

20
Mar

ボルドーのシャトー・プピーユ、フィリップ・カリーユが日本へ!!

ドメーヌ全てをエコ・システムに変えてから南西地方で更に話題になっているシャトー・プピーユのフィリップ。今彼は日本でのステイを満喫しています! フィリップのワインを求め、東京の街を捜索中! まず最初に向かったのは、西新橋にあるワインのお店、カーヴ・ド・リラックス!とても綺麗で広い店内には様々な国のワインが沢山!この種類の量にはフィリップもびっくり! 早速自分のワインを見つけてニコニコ!現在売られているのは2004年ヴィンテージ。 『この年はとても天候が悪く、ボルドーは全体的に悪いヴィンテージとなってしまいました。特に8月は雨が多く最悪でした。しかし私は収穫量が落ちてもいいから熟成したブドウを収穫したかったので、6月と7月に青刈りを行いました。そのおかげでとても濃厚で熟成度が高いブドウが生りました!』 彼の赤は100%メルロ。 シャトー・プピーユ2004*Château Poupille 2004 樹齢:15年 醸造:最初に28ヶ月間、樽とセメントタンクで熟成した後、全てをアセンブラージュし、更にステンレスタンクで8ヶ月間熟成させます。 2004年はとてもパワフルな年でしたので、まろやか感を引き出しより綺麗な骨格に仕上がるように36ヶ月間も熟成しました。 とても繊細で、ボルドーにしてはとても飲みやすいワインです! フルーツの香りがとても強く、フレッシュ感がとても美味しいです! プピーユ2004* Poupille 2004 樹齢:35年 醸造:28ヶ月間の樽熟成 あの『神の雫』でも紹介されたメルロ100%の赤ワイン。 パワフル感がありつつ繊細なタンニンも味わえ、ボルドーにしてはとても飲みやすいワインです! フルーツの香りがとても強く、フレッシュ感がとても美味しいです! フィリップ曰く、テロワールを最大限に表現出来た一本だそうです! そしてロゼは100%カベルネ・フラン。 Les Hauts de Poupille*レ・ゾー・ド・プピーユ この品種がワインに綺麗な酸味を与えています! ソーシッソンと一緒にアペタイザーに飲んだり、魚料理にも合ってしまう不思議なロゼです! とにかくフルーティーでボリューム感もあり、気軽に飲める一品! 世界で日本とイギリスでしか販売されていないレア物です! 『90年代までボルドーでは濃厚でパワフルなワインが求められていました。しかし1992年辺りから考えも変わり、テロワールの特徴を引き出し、もっとエレガントなワインを造ることが重要になってきました。私は18歳の時から醸造していますが、最初からテロワールの重大さを分かっていました。そしてこの仕事で最もエクサイティングなチャレンジは、どんな難しいヴィンテージでも、最大なワインを生み出す事です!』               カーヴの店長の小山田さんと Cave de Re-Lax*カーヴ・ド・リラックス 105-0003 東京都港区西新橋1-6-11 TL : 03-3595-3697 FX : 03-5510-3818 SITE : http://www.re-lax.co.jp 続いてはLiquor Max*リカーマックスの 今井さんと記念写真!この酒屋店ではワイン以外にも焼酎や酒の種類が半端ないです!季節の可愛い品物も販売しており、とても楽しいお店です! Liquor Max*リカーマックス 103-0023東京都中央区日本橋本町4-7-10 鈴和ビル9F TL : 03-3516-9050 FX : 03-3516-9052 他に紀伊国屋や、紀伊国屋の仲間店舗、OMOでもフィリップのワインを発見! 高級スーパー、紀伊国屋さんにも! 107-0061 東京都港区北青山3-11-7 AOビルB1F 地下鉄表参道駅B2出口 TL : 03-3409-1231 営業時間 9:30~21:00 エチカ表参道 107-0061 東京都港区北青山 3-6-12 TL : 03-3403-2622 営業時間: 7:30~22:00(日祝10:00~21:00) ベルビー赤坂店 107-0052 東京都港区赤坂3-1-6 ベルビー赤坂1F TL : 03-3588-5044 営業時間: 8:00~22:00(日祝10:00~21:00) Philippe Carrille のワインのお問い合わせは、下記連絡先までお願いします。 モトックス東京支店 TL:03−5771−2823  FAX : 03−5771-2824

19
Mar

Cave Auge の恒例試飲会

ご存知の方も多いと思いますが、パリの8区にある老舗ワイン屋のCave Augeでは、不定期的にではありますが自然派の造り手たちを招聘した試飲会を開催しています。 店の前には試飲用のボトルやグラスを置くための樽が犇くようにずらりと並べられ、其処に造り手たちが所狭しに並んで試飲客を待ち受けているのです。いつも地域別に催されるのですが、今回はジュラ、サヴォア、アルザス地方です。11時から19時の試飲会で、僕は11時20分に到着した所、既に多くのお客さんが集まっていました。何と言ってもこの試飲会は、入場無料(入場といっても店先でやっているので通りすがりの人も大歓迎で飲めるのです)で飲みたい放題という点が魅力の一つ。しかもこのAugeのオーナーであるマーク・シバ氏の御眼鏡に適う造り手しか招聘しないという拘りから、とにかく気合の入った造り手ばかりが集うというのも大きな魅力。もう一つ挙げるとすれば、試飲に出ているワインは全て特別価格(定価より大抵10~20%安い)で提供してくれるもの超魅力だと言えます。大袈裟にいえば、この試飲会を毎回経験していれば、自然派ワイン通になれる程のものなのです。ちょっと今回の顔ぶれを紹介しましょう。  DOMAINE BINNER, ALSACE (Audrey et Christian Binner) 16種類  DOMAINE OVERNOY, JURA (Pierre Overnoy et Emmanuel Houillon) 4種類  DOMAINE TISSOT, JURA (Stephane Tissot) 9種類  DOMAINE BARTUCCI, BUGEY (Raphael Bartucci) 1種類  DOMAINE SCHUELLER, ALSACE (Gerald Schueller)  5種類。 ちょっと身震いしませんか? どれもかしこも気合の入った造り手だけに、皆甲乙つけ難い逸品揃いですが、特に感動したものを紹介します。 先ずはBINNERのGEWUZTRAMINER Kaefferkopf vend tardives 2003(41,8€→35,55€)。 ゲブルツ特有のライチの香りがミネラルの風味と共に登り、まったりと落ち着いた濃厚な旨みの後ろで酸が控えめに微笑んでいるような感じ。このBINNERという造り手は凄く長い歴史のある蔵元で、所謂減価償却が済んでいる(お金に余裕のある)蔵元であり、他の造り手と比べると品質に対する価格が非常にお手頃ということでファンが多いことも特徴です。でもこのゲブルツは一番高価なこともあり1本だけ購入(セコイ!)。 次はDOMAINE OVERNOY HOUILLON*ドメーヌ・オベルノワ・ウイヨンのArbois pupillin poulsard 1999(27,7€→23,55€)。 ジュラのプピランといえば、この造り手が最も偉大だと絶賛する人が多いと聞きますが、まさにその噂の通り。通常樽熟成の際には補液して酸化を防ぐことが普通ですが、ジュラでは補液せずに酸化させて独特の酵母菌を育てることで特殊な酸化臭を造りますが、その香りがまさに腐葉土のようで自然の恵みを飲んでいるという感慨を受けます。ちなみに3本買いました。三つ目は妥当な線かもしれませんが、Domaine Raphael Bartucci*ドメーヌ・ラファエル・バルトゥッチ の発砲ロゼ、Cerdon du bugey(13,8€→11,73€)!  甘口でありながらいくら飲んでも嫌気のしないセルドン!僅か2ヘクタールの畑からこのセルドンしか造らないバルテュッチの発砲ロゼは、営業なんかしなくても毎年完売御礼なので、ラファエルは試飲会でも全く営業する気無し!両隣に居る造り手たちと和気藹々にワインを飲みながら談笑しています。そんなラファエルに無理矢理頼み込んでセルドンと一緒に記念撮影。と、思わず6本購入。 最後はやっぱりアルザスのDomaine Gérard Schueller*ドメーヌ・ジェラール・シュレール。僕個人的に言うとアルザスでは間違いなく東の正横綱だと思っていますが、今回はその中でもBruno Schueller*ブルノ・シュレールのPinot gris(12,9€→11€)が途轍もなく素晴らしかった。これも気がつけば6本購入しちゃいました! こんな試飲会が普通に道端で開催されているなんて、やっぱりパリに住んでいて良かったと思います。

10
Mar

La Dive Bouteille 2009 ~ラ・ディヴ・ブテイユ2009

*** 2月23日~24日 *** ノルマンディー地方、ドーヴィルの町。ここは夏、最もパリジャンが多く、高級地区で有名な港町。海が見わたせる会場で今年もLa Dive Bouteille*ラ・ディブ・ブテイユが行われました!今年でちょうど10周年記念を祝うこの試飲会は、『ヴァン・ナテュール』を愛する人には欠かせない大イベントです。伝説とも言われているマルセル・ラピエールやマルセル・リショーをはじめ、新世代の若手醸造家まで120人もの自然派醸造家が集まるとても素晴らしい試飲会です。 この会の開催者、シルヴィー・オジュローさん曰く: 『自然派ワインを知って貰い、自然派ワインとは何かと皆様に伝えたい気持ちで開催しました。セミナーや討論会などを通して皆さんに分かって貰いたいです。テロワールは研究室で生み出されるものではない!悲しくも一様化しようとしているワイン業界では、とても重要な事なのです。』 自然派ワイン以外にも、偉大なシェフ達のクッキング披露や様々な講演、またラジオの収録などが、この2日間の間、広く綺麗な会場で行われています。 そのため、世界中から人が集まり、バイヤーやカヴィスト、レストラン業界の人たちやジャーナリストで大盛り上がりです! *** 初日・オープニング開始! *** オープニング時間の少し前に到着した私達。しかし会場内にはまだ誰もいない寂しい空気が・・・しかしここから徐々に生産者達が集まって用意をし始め、1時間後にはもうすでに人で埋まっている状態に・・・! *** ここで試飲会スタート! *** 各地方に分かれているので、テンポ良く試飲出来るというのが印象的。 しかし私達が知っている醸造家は半分以上! 気合を入れてまず最初に向かったのは、ボジョレーのテ-ブル! Christophe Pacalet*クリストッフ・パカレ ラベルも新しく変わり、よりポップスになりました! 『ボジョレー地区ではガメイしかないので、テロワールの違いがとても重要です。しかもガメイとはとても辛辣な品種なので、やせた土地でないと栽培しにくいのです。』 Nicolas Testard*ニコラ・テスタール 新しいキュベが2本も!! とてもフルーティーで酸味が綺麗なやさしいロゼ、ピンク・ラビットと6ヶ月間熟されたガメイで造ったガメイ・プリュス・ガメイです! 可愛らしいラベル対セクシーな感じでおしゃれです! Geoges Descombes + Damien Cloquelet* ジョルジュ・デコンブ + ダミアン・クロクレ ジョルジュさんの息子、ダミアンの初キュベ! シルーブルで栽培されたブドウを、一つはセメントタンクで、もう一つは樽で熟成した2本を紹介!ジョルジュさんのワインのようにとてもフレッシュでフルーツ感が溢れる一品です。 フランスで、鶏はコックといいます。 彼の名前が「コック」に似ていた為、ラベルに鶏の絵を取り付けたそうです! Jean-Claude Lapalu*ジャン・クロード・ラパリュ 彼こそボジョレーの神です!繊細で真直ぐなワインを生み出すジャン・クロード氏のオーラーは自信と誇りで輝いています。 彼のブドウは100年以上のヴィエイユ・ヴィーニュが多いのです。ヴィエイユ・ヴィーニュには枝が多く、そして小さなブドウが実るので、2/3はエグラパージュ(除梗)しないと青っぽい味が強調されてしまうのです。 しかしやはり複雑で果実身が強く、長く後味が残る彼のワインは最高です! Marcel, Matthieu, Marie Lapierre*マルセル、マチウ、マリ・ラピエール とてもフルーツ感が強く、繊細でありながらもリッチ感で溢れているマルセルのワインは、別世界に跳んでいってしまいそうな美味しさです! モルゴンには綺麗な酸味が、ヴァン・ド・ペイ・デ・グイユにはイギリスアメのような甘くて居心地良い香りが、ボジョレーに関してはとても真直ぐな味わいがと、全て違う味わいですのでとても楽しめます! しかし皆さんに試して貰いたいのはAOCボジョレーのカンボン07です!とても綺麗なバランスのこのキュベで、マルセルはシンプルなボジョレーでもここまで美味しいワインが出来る事を証明しています! Arnaud Combier*アルノー・コビエ 柑橘類と樽の木のアロマのコンビネーションが何とも言えないリッチ感と爽やかさを与えています。特にGoutte du Charme*グット・ド・シャルムはまろやか感も足し加えられ、とても美味しい!真直ぐでピュアな彼のワインは一度味わったら忘れられないです!時が経つにつれ更にレベル・アップしているアルノーの飲みどきワインはこちら: Les mandeliers 07*レ・マンドゥリエ07 Les barnaudières 06*ラ・バルノディエール06 Goutte du charme 06*グット・デュ・シャルム06 Philippe Jambon*フィリップ・ジャンボン 彼のワインはとにかくナチュール! ナチュール以外何も無い!という感じのジャンボンさんです・・・・! *** ここで一息お昼ご飯! *** 白ワインと言ったら魚介類!と当たり前のように、会場内にはカキ職人がスタンバっていました!もちろん皆さんお気に入りの醸造家の元でワインを購入し、取立てで新鮮なカキや貝をほおばっていました! ここでAOC認証取得に付いて、 マリ・ラピエールさんが計画した熱い討論が行われました。 醸造家たちの怒りの声や、同意する人たちの拍手の中、自然派ワインの生産者にとってこの問題がどんなに深刻かという事が伝わってきます。 この変革に付いてはのちほど説明致します。 *** そして再び試飲に戻ります!今度はブルゴーニュ地方です! *** Cyril Alonso*シリル・アロンゾ 彼のワインを飲まず、ブルゴーニュは語れない!というほど繊細で果実が強いワインです。 特にロゼのLA Scie Rose*ラ・シ・ローズは絶品です! Philippe Valette*フィリップ・ヴァレット 2003年のマコン・シャントレを見つけてビックリ!『これって試飲用?それとも売っているの?』と聞くと、いつもの笑顔で『売っているよ!』と答えるフィリップ。 『2003年はとても暑かった年。ブドウもとても熟成していて、砂糖の数値もとても高かった。そのため、自然酵母の動きが止まってしまい、アルコール発酵はゆっくりとゆっくりと進んでいった。18ヶ月間熟成した後、少量瓶詰めをしたが、まだ残糖が残っていたので、再びアルコール発酵が再発してしまったんだ。そのままカーブで保管して、48ヶ月間の間樽で熟成し、残糖が無くなるのを待っていたんだ。』とてもアロマティックで濃厚なワイン!甘いフルーツと柑橘類の香り、そして口に残るミネラル感が最高!他では味わえない驚くべき2003年ワインです!  Catherine Montanet, Domaine de la Cadette* カトリーヌ・モンタネ、ドメーヌ・ド・ラ・カデット 濃厚なフルーツと、爽やかな酸味がこのドメーヌの特徴です! とにかくテロワールに含まれたミネラル感が凄い! Fanny Sabre*ファニ・サーブル まだ20代なのに、もうフェラーリのように飛ばしている彼女!父の死の後、パカレ氏のアドバイスを受け、ドメーヌを引き継いだ彼女。引き継ぐのならば全てを変えよう!とラベルにはピンクを付け加え自分の名前を目立つように披露し、そして何といっても女の手から造られたというエレガンスさが特徴的なワインが誕生しました!彼女のワインは何といってもミネラル感が凄い!まろやかで繊細なタンニンとフレッシュ感がグッド・マッチング。特にポマール・プルミエ・クリュは骨格もしっかりとしていて、喉越しも気持ちいい~!彼女のワインこそピノ・ノワールを最大限に表現したワインです。 続いてはアルザスで醸造しているBruno Schueller*ブリュノ・シュラーさんのスタンドです! フルーツそのままのアロマにミネラル感が足され、 とても飲みやすく気持ちい良いワインです! 特に残糖が残っているものは絶品! 後味に残る酸味と甘さのバランスが最高です! ここでモンプリエでル・ジャルダン・デ・サンスというレストランを経営しているプルセル兄弟のセミナーが開始されました! […]

17
Fév

Salon des Vins de Loire 2009 〜 サロン・デ・ヴァン・ド・ロワール 2009

2月2日〜4日の間、第23回ロワール地方のワイン試飲会が アンジェの町で行われました。1987年に初めて開催されたこのサロンは、年が経つにつれ規模が大きくなっていき、今では世界中から人が集まるほど欠かせない大事なイベントとなっております。 この3日間の間、600人もの醸造家や協同組合が集まりました。中にも私達と働いている醸造家は何十人もいます!皆に挨拶をするだけで一日が終了してしまいます・・・それだけ大きなこのサロンでは毎年参加する人数も増えているとか・・・今年は9000人ものワイン関係者が訪れました! Val de Loire*ヴァル・ドゥ・ロワールはフランス内でも3番目に大事なアペラシオンです。ロワール地方で造られるワインの75%がAOCワイン、しかも68種類ものアペラシオンがあるので大変!そしてこの量は毎年増えていっているのだそうです! ロワール地方では赤・白・ロゼの3色のワインは当たり前、他にもドライ系、まろやか系、甘口ワイン系、又繊細で上品なワインもあれば弾けるスパークリングワインもテスティングでき、全種類がそろっているのでカヴィストやインポーター、それぞれの要求に応じやすいのが特徴です。 ロワール試飲会はヴィネクスポやヴィニスッド試飲会に比べ規模が小さいので、知っている醸造元と会って話したり、又は新しく若い醸造家とも出会えるので楽しいです! また今後ドメーヌを継ぐ為父親と一緒に働いている子供達も参加するので新しい世代の考え方や今後の目標なども聞け、ためになる事ばかりです! ********************************************************************************************** ルネサンス・デ・AOCに比べると全然規模が大きいサロン・デ・ヴァン・ドゥ・ロワール。皆自分のスタンドに目を付けて貰うため気合が入っています! Château Gaillard – Vincent Girault (AOC Touraine Mesland) スタンドをバーのカウンターに変えてみたり、派手にデコレーションがされてあったり、一際目立つポスターを貼ったりと、皆アピール度が高いです!確かにこのサロンには全国のワイン専門家やバイヤー、記者などが参加するので皆注目を浴びるため頑張っているのです! La Grange Aux Belles − Marc Hoution et Julien Bresteau (AOC Coteaux de l’Aubance) やはり私達と働いている醸造家のワインは大人気! いつ、どこに行っても人が沢山いて賑わっています! Domaine Guiberteau – Romain Guiberteau (AOC Saumur) Domaine du Bel-Air – Pierre Gautier (AOC Bourgueil) Domaine Levasseur Alex Mathur – Eric Gougeat (AOC Montlouis) のスタンドには人が沢山・・・ 反対に、真正面のスタンドには誰も居なくて暇そうでした・・・ ********************************************************************************************** Domaine Guiberteau とてもタンニンが抽出されています。樽熟成なのに樽香はそこまで強くなく、とても果実身が強くフレッシュ。 Domaine du Bel-Air フルーティーでとにかく熟成感が強い!しっかりとした骨格が印象的です! Domaine Levasseur Alex Mathur 繊細+まろやか+フレッシュ!!酸味が綺麗な貴腐ワイン! ********************************************************************************************** 親とワインを造っている、新世代の子供達も多く参加していました!まだ25〜35歳なのでとてもダイナミックでやる気満々!皆親から学んだ自然栽培・自然醸造方法を尊重し、土壌や環境の大切さを分かってもらうため頑張っています。 元々自然派だった醸造家の子供たちはもちろんですが、自然派では無かった造り手の子供たちも環境の重要さや化学物質の恐怖を身近に感じ、ビオへと転身しています。 Sébastien Riffault (AOC Sancerre) マロラクティック発酵された白ワインはトロける感じが最高! Domaine Vacheron−Jean-Laurent et Jean-Dominique (AOC Sancerre) 真直ぐで欠点が一つも無い美味しさ。キラキラと済んでいる白ワインとエレガントさ抜群なピノ・ノワールがお勧めです! Yannick et Benoit Amirault (AOC Bourgueil) 完璧な赤ワイン。 エレガントなタンニンと完熟されたフルーツのマッチングがパーフェクト! ********************************************************************************************** Philippe Tessier (AOC Cheverny) スパイシーなピノ・ノワールとフルーティーなガメイが印象的!数年後に飲むとよりまろやかになって美味しくいただけます! Pierre Bise (AOC Anjou, AOC Savennières) […]

11
Fév

ビオ世代、前へ進め!〜EN AVANT LE BIO

Par ces temps de crise, l’année 2009 commence plutôt bien pour le vin bio. 世界が危機に陥っている中、ビオワインは2009年の頭を好調に切り出しました! Tout d’abord une affluence record (+30%) pour la 16 ème édition de Millésime bio qui a eu lieu à Montpellier les 26, 27 et 28 janvier dernier. Depuis 1993, date de création, le nombre d’exposants et le nombre de visiteurs ne cessent d’augmenter. Dans le allées, on croisait des acheteurs du monde entier, Canada, Suisse, Allemagne, USA, Japon, Angleterre, Danemark, Suède, Pays Bas… et parmi les vignerons il y avait tous les styles et de toutes les régions de France et d’ailleurs. まず最初に、1月26・27・28日にモンペリエで行われた第16回ミレジム・ビオ試飲会。1993年以来続いているこのサロンでは、毎年来訪者と出品者の数が増えており、今年は去年に比べ30%も増加して新記録を達成しました。通路にはカナダ、スイス、ドイツ、アメリカ、日本、イギリス、デンマーク、スウェーデン、オランダ・・など世界中のバイヤーで溢れ、醸造家達も様々なスタイル、そして全地方から集まりとても賑わっていました。 Afin de respecter l’esprit bio, le salon se veut égalitaire, le prix […]

8
Fév

カベルネ・フランの名指揮者、フィリップ・アリエ垂直試飲開催!!

1月17日、パッション・ド・ヴァンの銀座事務所でプロ向けのフィリップ・アリエ試飲会を行いました。オーナーのフィリップ・アリエは1978年から祖父を手伝ってAOCシノン地区、クラヴァン・レ・コトー地区のドメーヌで栽培・醸造を始めた。一見して朴訥なおじさんの風貌なのだが、彼の手にかかれば、シノンもまるで別物になってしまう。シノンのトップシャトーにまで導いた、まさに見事な指揮者である。 <栽培改革とは・・・> 1985年に後を継ぎ、高品質なワインを目指した栽培改革が始まった。まず、除草剤等の化学物質の撒布を一切やめて自然農法に切り替えた。収穫量を抑える為に1本の木に残す芽は5個から6個にし、それ以外の芽は摘んでしまう。葡萄の生育中、芽かきや摘芯をして葡萄の旨味がアップするように、コツコツと丹念な農作業を続けたのである。 もちろん畑は全て自分の手で耕しており、収穫量は極端に落ちてしまうが、ワインの凝縮度を高めるためには欠かせない作業である。 <家族との共同作業> 1994年、南向きの斜面で粘土石灰質土壌である「コトー・ド・ノワレ地区」を手に入れたが、この畑はものすごい斜面で、作業が困難であった。フィリップは妻のクロードと2人でこの畑を植替え、徐々に改良していったのである。1996年には、別の畑に1haのヴィエイユ・ヴィーニュ(V.V.=古木)を取得し、99年にこれを2haに拡大した。現在のV.V.の畑は4ha、コトー・ド・ノワレは3haになっている。 <飽くなき探究心> 1年に2,3回ずつボルドーのグラン・クリュ畑を見て回り、熟成技術を見習い、より構成のしっかりしたワインをつくろうと試みた。幾度も失敗を繰り返したが、根気強く挑戦を続けて、徐々に収穫量を減らしていき、1993年、ついに樽熟成に耐えうるワインを完成させたのである。熟成に使用する樽は、以前はシャトー・マルゴーとシャトー・ラトゥールから買ったものを使用していたが、現在では自ら選んだ樽を使い、新樽はコトー・ド・ノワレに。その後の樽をV.V.用に使用している。 フィリップ・アリエ氏と妻のクロード 赤ワインの産地としてフランスで最北の地域にありながら、カベルネ・フランを100%使用した、熟したピュアな果実味を持った見事なワインを生み出している。野菜っぽさなどみじんも感じさせない豊かな果実味、緻密さは他に類を見ない域に達しているといっても過言ではない。 ************************************************************************************* レ・クラヴィエ・ヴィエイユ・ヴィーニュ ・Cuvée Vieilles Vignes フィリップ氏曰く「絹のように滑らかな、フレッシュで繊細なワイン」。豊かで混じりけのない果実の香り。若いうちからでも滑らかな口当たり。艶やかで旨味が前面にあふれている印象。余韻が実に上品である。 まろやかなぶどうができる古木から造っていて、フィリップ氏の手作業による見事な作品といえよう。 コトー・ド・ノワレ ・Coteaux de Noiré カベルネ・フランの見事に熟した果実味は特筆すべき!エレガントで豊かな赤い果実のアロマ。カカオ、ロースト香やバニラの風味が複雑さを出している。アタックはまろやかでスムーズな口当たり。驚くようなきめの細かさは他に類を見ないほど。ワインの構成がしっかり取れていてバランスがとても良く、10年の超熟タイプと言えよう。その素晴らしい味わいは、まだ若木ながら既にロワールの№1赤ワインの風格を見事に漂わせている。この土地最良の南向き斜面に植えたぶどうは、まだ若木ながら既にトップワインのワインを生み出している。今後更なる向上が大いに期待できる。 〜垂直試飲のコメントは以下の通り(ビストロ・ヴィヴィエンヌ 吉川ソムリエコメント)〜 シノン レ・クラヴィエ・ヴィエイユ・ヴィーニュ ヴィンテージ 1995 品種 カベルネ・フラン 熟成を感じさせる紅茶の香り。きれいな酸が後々まで続く。まだまだ若々しい印象。 ヴィンテージ 1996 品種 カベルネ・フラン ややベジタル、スパイス、ユーカリの香り。若々しい印象。酸が柔らかく、タンニンも滑らか。きれいな熟成をしている。 ヴィンテージ 1999 品種 カベルネ・フラン 力強い香りが特徴的。葡萄の完熟感がある。 ヴィンテージ 2000 品種 カベルネ・フラン 香りはやさしい印象。99年ヴィンテージよりはやや飲みやすいが、果実味がある為に、味わいに立体感がある。タンニンは滑らかな印象。 ヴィンテージ 2004 品種 カベルネ・フラン 果実味があり、カベルネ・フランの特徴がよく表現されている。余韻に柔和な果実味を感じる。 ヴィンテージ 2005 品種 カベルネ・フラン ジャムのような甘い香り、ユーカリ、樽のロースト香。果実味が強く、タンニンとのバランスがいい。酸もしっかりあり、余韻が長く続く。 シノン コトー・ド・ノワレ ヴィンテージ 1996 品種 カベルネ・フラン ベジタルな香りと、熟成から感じられる紅茶の香り。味わいに深みを感じる。 ヴィンテージ 2000 品種 カベルネ・フラン 全体的にバランスは非常に良く取れていて、エレガント。ヴィエイユ・ヴィーニュ2000と比べると柔和な酸味や果実味といった印象。 ヴィンテージ 2002 品種 カベルネ・フラン 熟した果実の甘い香り。きめの細かいタンニンでボリューム感を感じる。 ヴィンテージ 2003 品種 カベルネ・フラン ジャムのような甘い香りで、このワインの力強さを感じる。更なる向上が期待できる。 ヴィンテージ 2004 品種 カベルネ・フラン ベジタルだが複雑な香り。辛口なタンニン。全体的にやさしい印象。 ヴィンテージ 2005 品種 カベルネ・フラン 黒い果実の小さな粒を食べた時のような果実味。上品なロースト香。しっかりとした酸が後味を引き締めている。       ************************************************************************************* ドメーヌ・フィリップ・アリエのワインが買える店       ESPOAナカモト  〒154-016 東京都世田谷区弦巻4-2-25 TEL: 03-3426-0038  FAX: 03-3425-6429 (E-mail) masatoshi@wineya.net   ESPOAしんかわ  〒227-0063 神奈川県横浜市青葉区榎が丘13-10 TEL : 045-981-0554  FAX : 045-981-5344 (E-mail) shinkawa@msj.biglobe.ne.jp ドメーヌ・フィリップ・アリエのワインが飲める店 ビストロ・ヴィヴィエンヌ  〒104-0061 東京都中央区銀座4-13-19 銀林ビル1F TEL : 03-6273-2830  FAX : 03-6273-2831 ビストロ・ヴィヴィエンヌに関する情報はこちらをクリック!

6
Fév

ルネサンス 2009〜Renaissance des AOC 2009

Renaissance des AOC とはロワール地方の小さな町、アンジェで2001年から開催されている、ビオ栽培の醸造家のみが集まる試飲会です。毎年規模が大きくなっているこのサロン・・・今年は13国から152人もの醸造家達が集まりました!今年は天井が高く、広くて日当りが抜群なグルニエ・サン・ジャン教会の中で行われました。 ルネサンスに参加するには、様々な条件をクリアしなければいけません。このシステムは、醸造家であろうが配合業者であろうが又は消費者であろうが、同じ考えを持った人達を結びつける為に行っています。もう一つの目標としては、科学が発達するにつれ変化しすぎてしまったアペラシオンの本来の意味を取り戻すことです。 醸造家達は次の3つの条件をクリアしていないと参加できません!! 第一:畑にて 最低3年前から畑全体に自然栽培を行っていること。ということはエコセール、もしくはカリテフランスなど公式認証が必要なのです。しかし90%ほどの参加者が更に進んだ考えを持ち、自然栽培はもちろん、ビオディナミ栽培まで行っているのです。ビオディナミ栽培は太陰暦に合わせながら畑、そしてカーブでの作業を行うという栽培・醸造方法です。この方法により、テロワールの風味はより引き出され、ワインに複雑感と深い味わい感を与えます。 ここで自然栽培に欠かせない条件とは: – 除草剤や化学肥料の使用は一切禁止 – 肥料も対処方法も自然な物のみ(ボルドー液や堆肥など) – ぶどうに自然に付着している自然酵母の自然な働きにての醸造 – 遺伝的に変更された苗木の使用は禁止 第二:カーブにて カーブ内での作業中にアペラシオンの風味を化学物質で修正しない事。300種類以上もある人工酵母の添加や浸透、また遺伝子組み換え作物、機械摘みなども一切禁止となっております。 ビオ栽培・醸造家の間では当たり前だと考えられている醸造方法というと: – 手摘み収穫 – 自然なアルコール発酵(アロマ添加剤や酸素の添加、発酵を進める成分の添加などは一切禁止) – ワインに含まれている自然な成分の豊富さを尊重 – クローヌを含まないセレクシオン・マサール – ワインの自然なバランスを保つこと(補酸や補糖は禁止) – コラージュは禁止 – 2ミクロン以下の濾過は禁止 第三:最終条件・・・ オリビエ・ウンブレヒト*Olivier Humbrechtやレイモン・ドゥ・ビルヌーブ*Raimond de Villeneuve、ジャン・リュック・ヒュベール*Jean-Luc Hubertやニコラ・ジョリ*Nicolas Jolyなど、誰もが認めている醸造家達が審査員として主催している委員会のテスティングで、全員一致で認められないと、ルネサンスには参加出来ません。 アルザス地方n°1、Domaine André Ostertag* 『2007年ヴィンテージはフレッシュでピュア。酸味が綺麗で骨格がしっかりとしている、とても繊細なワインです』 Domaine Humbrecht – Alexandre 『2007年はとても真直ぐ。繊細なアロマが漂うワインにしあがっています。』 どこにいても目だってしまうOlivier Cousin 『とにかく2007年はミネラル感がたっぷりなヴィンテージです』 いつも笑顔ニコニコのDomaine Pierre et Catherine Breton 『2007年はロワールの特徴が口いっぱいに広がるヴィンテージです。フルーツの甘さと酸味のバランスが良く、真直ぐでキリっとしています。』 今注目度n°1のDomaine de la Garrelière – Francois et Pascale Plouzeau 『2008年はとにかくフルーティーだね。何と言ってもこのイチゴの風味が特徴的です。』 とても優しいDomaine Viret – Philippe Viret 『2008年はとてもパワフル。タンニンが強く、けれどもフレッシュさもあり飲みやすくなっています。』 世界一のロゼ、Chateau Roquefort – Raimond de Villeneuve 『2008年のロゼは2007年よりエレガントで果実身が強くて美味しく出来上がっています!』 賑わっているスタンドはやはり自然派ワインの業界でも尊敬されている醸造家達。いつ行っても人が沢山でなかなか試飲が出来ません・・!皆グラスを持ちながら順番待ち状態・・・しかしあちらこちらで知っているレストラン・ワインバーのオーナー、他にもセバスチアン・リフォーやジャン・ピエール・ロビノなど、遊びに来た醸造家達もいて、とてもアット・ホームな雰囲気な試飲会でした。 若くてパワフルなSextant – Julien 物静かなDomaine du Chateau Gaillard – Matthieu Bouchet どこにいてもモテモテのMas de Libian – Hélène Tibon 人気n°1、Domaine de la Sansonnière – Mark Angéli 穏やかなDomaine Fontedicto – Bernard […]

29
Déc

酒本商店主催『地酒祭』開催〜札幌にて

11月6日、札幌にて酒本商店主催『第44回地酒祭』が開催された。150人もの愛好家の方々が参加され、何ともにぎやかな会でした!社長の酒本さんは、あの漫画「夏子の酒」の利き酒師のモデルにもなった程の利き酒能力を持った方。地酒に対する情熱には並々ならぬものがあります。1人でも多くの方に美味しいお酒の楽しみを知ってもらいたいという強い願いから、毎年2回このような会を開催するようになりました。そして、社長の奥様のぶ子さんがやはりワインをこよなく愛していることからいつしかワインも加わった「お酒の祭典」として、今回で44回も開催するようになったのです!その情熱には本当に敬服いたしました。 社長と奥様の情熱が伝わったのか、開場するなり来場者たちは熱気に包まれております。開会の挨拶が終わるや否や、試飲ブースに殺到!皆さん本当にお酒を愛しているのだなあと実感させられました。輸入ワインはCPVにお任せいただき約30種類ほど出品させていただきました。 人気は、ペティヤンの「グリオット/ムーサイヨン*Griottes / Moussaillon」 、白の「メゾンブリュレ/ヴォリュビリス*Maisons Brulées / Volubilis」 、赤では「チエリー・ギュイヨ/ロルム*Thierry Guillot /L’orme 」 や「マゼル/プラネット*Mazel / Planet」などなど。 皆様あれやこれや一通り試され、気に入ったワインには何度も試飲に訪れておりました。顔を見ればお気に入りは一目瞭然、皆様ご満足いただけたようです。 このような楽しい会を開催いただいた酒本ご夫妻に、改めて感謝した次第です。 右から工藤ソムリエ、酒本のぶ子さん、ワインバーオーナー松岡さん さて、『地酒祭』が終了した後は、スタッフ全員で打ち上げです! 会場は、いつも酒本商店さんのイベントに手弁当で応援に駆けつけている工藤ソムリエが店長を勤めているワインバー「ザ・ワインクラブ」です。ススキノ交差点のすぐ近くのビル9階にあり、眺め最高のロケーション、しかも100席もある大きなお店で、奥にはゆったりとしたバースペースもあり、いろいろな使い方が出来るいいお店です。工藤ソムリエは、酒本さんに知り合ったお陰で自然派ワインの大ファンになり、このお店のワインリストでも“自然派ワイン”をメインに取り扱っております!またカーブには”自然派ワイン”がズラリ! 美味しいワインと共に、ススキノの夜は更けていくのでした。 銘酒祭2008秋-左から酒本社長、筆者、工藤ソムリエ、酒本のぶ子さん 酒本商店に関する情報はこちらから! by Samba

25
Déc

疲れ知らずの芸術家ロビノ作品展示会 −自然派試飲会

〜ANGE VIN のロビノにとってワイン・絵・写真も同じアート〜 ロビノにとって絵も写真もワインも同じ芸術作品だ。何歳になってもクリエーティヴな意欲で溢れでている。 誰もが尊敬と友情の念をロビノに持っている。ロビノを嫌いな人間に会ったことがない。 ロビノファンに年齢と国境の壁がない。子供から青年、老人に至るまで、こんなに幅広いファンを持っている人物を見たことがない。 パリのシャンゼリーゼに近いサントノーレ通りにあるエスパス・ボージョンにて3日間行われた。絵、そしてワインの展示会だ。 〜自然派ビストロ・アンジュ・ヴァン時代からのファンが大集合〜 ロビノ氏は長年に渡って、パリの自然派ワインビストロの第一号アンジュ・ヴァンを経営してた。 今夜はその当時のロビノ・ファンが多く集まった。 映画監督、作家、政治家、役者、多くの文化人、そして普通のワイン愛好家など実に幅広いファン層を持っている偉大なアーティストだ。 皆、ロビノ氏と話したくて、ロビノに近づいてくる。 彼と話すだけでエネルギーが伝わってくる。 そのエネルギーの種類も強すぎず、ソフトで明るい大きさを備えたエネルギーだ。 まさに、ロビノ氏の造るワインと同じスタイルだ。 〜ロビノ自作の絵がワインのラベルになっている〜 絵にはそれぞれのエネルギーがある。 それぞれのワインにもエネルギーがある。 二つのエネルギーが調和して、さらに倍増して飲む人に元気を与えることができる。だから、ロビノのワインを飲むと元気が湧いてくる! 絵をラベルまでアレンジしてくれる人が必要だ。 下の写真の美人グラフィストの友人が手伝ってくれている。 ロビノのワインには多くの人の手と愛情が加わって一本のワインが完成している。ロビノワインは2つのアートが重なっているのだ! 〜ロビノ作品の一部〜

23
Déc

ワイン100本飲破の会 - 東京下町-立石に“ESPOAいせい”

〜生まれも育ちも葛飾で、ベランメ−口調の元気な有馬さんの店〜 テやんで-!ナにかい!コのやろ! 泣けてくるぜ! と元気でナイ−ブな有馬さんと美人奥さん 実は私とこの店との付き合いは、今は亡き先代のお父さんの時代からだ。サッパリした一本筋の通った人物だった。 現当主はまだ学生服を着た中学生で、一見ヤンチャ風だったけれど礼儀正しいナイ−ブな少年だった。美しくしっかりした奥さんを迎えて頑張っている姿を見るとジ−ンと来るものがある。 フランス醸造元も世代交代が進んでいる 今、フランスの醸造元でも世代交代の時期に来ているところが多い。ワイン造りもお酒屋さんも地場に密着した職業だ。先代のやってきた事をガラっとは変えられないのは葡萄栽培も同じだ。 世代が代わったからといって直ぐワインが美味しくはならない。葡萄には樹齢というものがあり、樹齢30年を超える頃からやっとワインに深味が出てくる。お爺さんやお父さんが植えた葡萄で、現世代がやっと今美味しいワインができるという長いスタンスが必要な職業だ。お酒屋さんも先代が築いた店の信用の上で今の商売が成り立っている、どちらも先祖を大変大切にしている。 〜一年間でワイン100本を飲もう!会〜 一年間で100本のワインを飲む企画、15名ほどが集まった。 毎月、一回集まってお店の中で10本のワインを飲もう!という会だ。 ただ、飲むのは面白くない。参加者各自がつまみや簡単な料理を作って持参する仕組みだ。それに店が提案するワインを毎回10本飲むというわけだ。でも毎回10本では終わらないようだ。3本ほどは飛び入りで追加しているようだ。当然、最初に簡単なワインセミナ−をやる。後半は酔ってくると、もうあまり聞いていない。飲み会風になってしまう。 今回は私も参加した。丁度、ボジョレヌ−ヴォ−の時期なのでヌーヴォ−とそれに引っ掛けて、ロワ−ル地方のガメイ品種と比較したり、3年前のヌ−ヴォ−を飲んだりと面白い趣向が組まれていた。 2次会は立石商店街にある一杯飲み屋に この企画はお客さんにとっては大変ありがたい企画だと思う。 100本自分で試すのは大変だ。ここで皆で話を聞きながら自分好みのワインを100本中から探すことができる。下町には下町の売り方があるものだ。ゴチャゴチャ説明するより実際に飲んでもらった方がはやい。でも結構ワイン通の人達がいた。ここでもワインコミニュティ−が確実に出来上がっている。素晴らしいことだ。やはり2次会に全員で近所の一杯飲み屋に繰り出した。イヤ−楽しいひと時だった。思わず終電に乗り遅れて立石から銀座までタクシ-となってしまった。           〜こんな時期だからこそ自分の目で畑を見てが大切!!フランスまでワイン買付にやってくる有馬氏〜[ 男、有馬ロマネ・コンティに立つ!何を考えているのか? 『やっぱり、実際に来ると気合が入る!これが大切なんだ!!』 『それに今自分が本当に自信をもってお客さんに勧められるものって少ないと思う。少なくてもワインだけは自分の目で畑、人、造りを確かめて、自信をもって売れるものだけにしたい。』 電話とファックスだけで注文すればワインは仕入れできる。 でもワインだけは違う、その畑の環境とか、そこに住む人達の息吹を、そして造る人の生活、志を知らないと結局ワインの薄っぺらな表面の部分しか分からない。 一杯のワインの味わいは氷山の一角にすぎない。 その味わいを造り上げた原点の部分は氷山の水面下にある80%の土台の部分を知らなければ意味がない。 果実味とか、ミネラルとか濃いとか薄いとかの表面の部分よりもっと大切な、ワインの深い核心の部分がある。 それを知らないと本当に自信をもって販売ができない。 だから有馬氏はフランスまでやって来るのだ。 今年も5月にフランスを一周した。勿論、今年のヌーヴォーの畑、造る人、その家族との触れ合い、食事も一緒した。繊細で感受性豊かな有馬氏はそこから多くのものを吸収した。 〜15年来の付き合いのドメーヌ・ラルジョルも世代交代の真っ最中〜 南フランスでカベルネ・ソーヴィニョンを造らせたら天下逸品のラルジョルだ。オーナーのテスラン一家も世代交代の真っ最中である。有馬氏の左に居るのが次世代を担うフランソワだ。 フランソワと有馬氏は同世代。二人とも、先代に感謝の気持ちは忘れない。しかし、先代と同じことをやっていては先が危ないのは感じている。 フランソワがドメーヌで働きだして5年がたつ。お父さんを尊重しつつ着実にドメーヌを健全に進化させている。勿論、多少の摩擦はあってもお互いに譲りあって進化している。ワインはますます繊細、フィネスの方向に向かっている。そんな醸造元の変化を訪問することで肌で感じ取ることができる。大切なことだ! 左下 フランソワ   右下 有馬氏   右上 テスラン氏 ブルゴーニュを代表する自然派醸造元が入れ浸りのレストラン・レガラードで本物の食文化を体感。 3キロ近いシャロレ牛を完食。 流石、生まれも、育ちも葛飾! ワインはパカレのポマールだった。 写真、シェフのマリアさんと共に、 La Régalade に関する記事はこちら! 〜有馬氏、大好きなマンスノーブルにて〜 ワイン名“ネ”鼻のラベル        ジャンセンジャール氏       有馬氏 ジャンセンジャール氏はベルギーのテースティング大会での優勝者。 特に抜群の嗅覚をもって、ベルギーでは有名なワイン愛好家だった。そんな彼がコルビエールで畑を買ってワインを造り出してもう15年がたつ。有馬氏は最初からの付き合いだ。フランスに来た時は必ずよることにしている。 お父さんが築いた地の理を大切に、夫婦仲良くワイン販売に頑張って欲しい。燃やせ!!PASSION!!燃えろ!!PASSION!!

12
Déc

Union des Gens de Métier試飲会

今日は初めて試飲会に行って来ました!場所はパリ8区に在る18世紀に建てられた建造物、Cercle National des Armées*セルクル・ナシオナル・デ・ザルメ。セミナーや様々なイベントなどが行われていて、パリの代表的な建物です! 18世紀、そして今現在の姿 中に入っていくと、その威厳に満ちた豪華さにまず感動!そして試飲会が開かれている会場にたどり着いた瞬間またビックリ! この試飲会のレベルがどのくらい高いかが一瞬で感じられます。揃っている造り手達は、皆自然派ワインの世界では名の知れた人ばかり。こちらのリストをご覧頂ければ分かるように、大物醸造家がズラリ! 最初に試飲したのは、先日訪問したばかりの、Louis Benjamin Dagueneau*ルイ・バンジャマン・ダグノーさんのスタンド。彼はシャイながらも話すのが大好きなとてもチャーミングな男性です。とにかく笑顔が可愛い!! そして彼のPouilly Fumé*プイ・フュメももちろん絶品です!どのキュベを飲んでも、口がトロけてしまいそう〜!果実感、ミネラル感、爽やか感、全てが完璧にマッチしていて、どれもとにかくバランスが最高!特に貴腐ワインのLes Jardins de Babylone *レ・ジャルダン・ド・バビロンは私からのお勧めです! Buisson-Renard 07*ビュイッソン・ルナール07 Silex 08*シレックス08 Pur Sang 98*ピュール・サン98 Les Jardins de Babylone 08*レ・ジャルダン・ド・バビロン08 続いてはPhilippe Alliet*フィリップ・アリエさんのワインを試飲! 彼のワインの特徴はタンニンの繊細さ! 赤フルーツの香りがたっぷり味わえるChinon* シノンはとてもフレッシュでまろやか。 綺麗なバディーが食欲をそそります! Vieilles Vignes 07*ヴィエイユ・ヴィーニュ07 Coteaux de Noiré 07*コトー・ドゥ・ノワレ07 そして面白いおじさんがいるな〜と見ていたら、あのSaumur Champigny* ソミュール・シャンピニィで有名なClos Rougeard*クロ・ルジャールの Nady Foucault*ナディ・フコーさん! 陽気で優しく、場を和ましてくれるナディさん。 彼のワインには、その暖かい性格そのものが感じられます。とてもミネラルで柔らかい喉越しが何ともいえません! Poyeux 05*ポワイユ05 Le Bourg 05*ル・ブール05 ガイヤックに在るDomaine Plageoles*ドメーヌ・プラジョルのワインは、繊細でまろやかなタンニンと、複雑なテロワールから引き出る風味が印象的。フルーツとスパイスのアロマ、そして完璧な骨格のMauzac 07*モーザック07は是非是非皆さんにも飲んで頂きたいです! Mauzac 07*モーザック07 Duras 07*デュラス07 Prunelard 07*プリュヌラール07 ラングドックでは欠かせない有名人、Olivier Jullien*オリヴィエ・ジュリアンさん 。 フルーツ+ミネラル+爽やかさ=バランス最高でエレガントなワイン! アルザスで醸造している人気者、Marc Kreydenweiss*マーク・クレイデンヴァイスさんの代理人。 Riesling 06*リースリング06 は花の香りが漂い、とてもミネラルでまろやか! Kloriberg 06*クローリーベルグ06 はフルーティーでフレッシュで後味がメチャ美味しい! Domaine Jacques Selosse*ドメーヌ・ジャック・セロス (シャンパーン) とにかく一言:ピュア中のピュア!初めてこんなに上品な味のシャンパーンを飲みました!そして何といってもこの繊細な泡が凄いです!シャンパーンというよりも、発砲ワインの方が近いです! 他にも: Alain Graillot*アラン・グライヨ (ローヌ) 彼のサン・ジョゼフとクローズ・エルミタージュは口当たりが最高!酸味がキリっとしていて、とてもフレッシュ!パワフルで骨格がしっかりとしている、スパイシーなワインです。 Christophe Peyrus*クリストッフ・ペイルス (ラングドック) 彼の発砲ワインは口いっぱいに広がるフルーツと、エレガントな泡が美味しかったです! Domaine Roulot*ドメーヌ・ルロー (ムルソー) 樽の香りとバランスの良い酸味が良い具合にマッチングされています。そして何といってもこのまろやかさがたまりません! Louis Benjamin Dagueneau 、Le Clos Rougeardのワインについてのお問い合わせは: 野村ユニソン株式会社 TEL : 03-3538-7854 FAX : 03-3538-7855 MAIL : wine@nomura-g.co.jp http://www.nomura-g.co.jp Philippe Allietのワインについてのお問い合わせは: 株式会社エスポア TEL […]

11
Déc

ユニオン・デ・ジャン・ド・メティエ試飲会開催 – UNION DES GENS DE METIER

〜ワイン職人集団がパリに集合〜 12月8日、ワイン・職人集団UNION DES GENS DE METIERの醸造家24者がパリに結集した。 普段は2年に一回のボルドー・ヴィネクスポの時に開催する。 今年は2008年の醸造が終わってホッとしたこの時期にパリに開催。 パリに住む我々には助かる企画だ。 このグループは今話題の自然派グループが発生する前から存在する老舗のグループだ。 メンバーのディディエ・ダグノ氏が先月不運の事故で世を去り、 息子のルイ・バンジャマンを仲間に紹介する意味も含まれた試飲会だった。 パリのプロフェッショナル向けの試飲会だった。 多くの若手醸造家も勉強の為に試飲しに参加していた。 これだけの本物中の本物がパリに集まることは少ない。 サント・オーギュスタン広場のナショナル会館で開催 JACQUES SELOSSE*ジャック・セロス      シャンパーニュの東洋思想家 シャンパーニュで本物の職人と云えばジャック・セロスだ 。 人気のあるブースでなかなか近付けない。 隙を見てなんとか試飲できた。 シャンパンと云うより発砲した白ワインというイメージだ。 舌にあたる感触が柔らかい。すべてが溶けている。 シャンパンとは言い難い飲み物だ。まさに白ワインだ。 ジャックは一時期、自然派グループの会長まで務めていた。 彼の話は、古典中国の老荘思想の哲学の影響をうけているのでは?と思うほどの理論を持っている。尊敬すべき人物の一人だ。 CLOS ROUGEARD*クロ・ルジャール  SAUMUR CHAMPIGNY    ロワールの帝王 クロ・ルジャールのナディ・フコーだ。 絶妙のカベルネ・フランを醸し出す国宝級の男だ。 ロワールでフコー・ファミリーといえば水戸黄門的存在だ。 ボルドーのグランクリュの醸造長達が勉強に訪問するほどだ。 彼とは20年来の付き合いだ。お互いにまだ髪の毛は真っ黒だった頃からだ。 今日はLE BOURG 2005年を試飲した。 素晴らしく溶けたタンニンと柔らかなミネラルが特徴だ。全くカベルネ・フランの固さがない。 PHILIPPE ALLIET*フィリップ・アリエ    CHINON    練った超職人技の持ち主   カベルネ・フランを造らせればフコー ・ファミリーと甲乙を競う間柄。 本当は大の仲良しだ。共同で樽を買ったり、ナディ・フコーとは良き相談相手だ。 私とこのアリエ夫妻との付き合いもほぼ20年来の付き合いだ。 アリエのカベルネ・フランはよりミネラル風味があり、果実味もより濃縮感がある。しかし、よく云われるフランのベジェタルは全くない。タンニンのキメ・粒子の細やかさ、天下逸品だ。 熟成するとグラン・ヴァンの風格を備えたワインになる。 来年、2009年1月に日本訪問決定! 東京・銀座パッション・ド・ヴァン事務にで試飲会開催予定! DOMAINE PLAGEOLES*ドメーヌ・プラジョル SUD-OUEST GAILLAC  栽培の天才・葡萄園が品種の博物館 彼は『LA MAIN VERTE*ラ・マン・ヴェルト』の持ち主だ。 ラ・マン・ヴェルトとは直訳すれば “緑の手”つまり彼が植物を触ると死にかけていた植物が生き返ってしまう。そのような人のことを、『あの人は緑の手を持っている』とフランスでは表現する。 西南部地方というマイナーの地域にいながら、絶滅しかけている品種を再生栽培している。 フィロキセラより絶滅しかけていた品種を復活させた。しかもその品種でワインを造っている。まるで、葡萄品種の博物館だ。 最初に飲んだモーザック品種の発砲ワインが爽やかで素晴らしかった。 LOUIS BENJAMIN DAGUENEAU*ルイ・バンジャマン・ダグノー   ディディエ・ダグノの後継者 すでに、3年前よりお父さんのディディエと一緒にワイン造りをやっていた。 26歳、大人しい性格で物事を慎重にコツコツやっていくタイプの青年だ。 ミティクなお父さんの後は大変だが彼ならきっと素晴らしワインを造ってくれるだろう。 2008年は彼が造った。 今日は正式には試飲リストに入っていないが、そっと私のグラスに初めて自分一人で造った2008年産を注いでくれた。 『私が造った2008年産です。まだ樽で寝ているのを抜きとってきました。ムッシュ・イトウの意見を聞かせてください。』 08年は雹で60%もやられて大変な年、素晴らしいワインになっていました。 TREVALLON MR DURRBACH*トレヴァロンのデュールバク氏   南のカベルネ・ソーヴィニョンの帝王 CS品種は本来、南の太陽で育つのが最も幸せなんだ。 パワフルさがあっても強すぎないワインがトレヴァロンだ。 実に風光明媚な場所に葡萄園がある。 フランス人の憧れの地、プロヴァンスだ。 デュールバク氏の気さくで優しい人格が多くの人を 魅了している。 MAS JULLIEN*マス・ジュリアン  LANGUEDOC ラングドックの影の大スター。 一時期、メディアに騒がれて大変有名になったことがあった。ある時を境に一切のメディアをシャットアウトにした。自分の心が舞い上がっていくのを感じたからだ。 『もっと地に足をつけた仕事をしないとまともなワインはできない。』 と当時のジュリアンは私に言ったことがある。 『価格についても、映画を観る価格よりワインの価格を上げるのは良くないことだ。』とも言っていた。 10年前に比べると濃縮から上品なワインへと変化している。  PASCAL DELBECK*パスカル・デルベック  ST EMILION LALANDE DE POMEROL   右岸葡萄の修道僧 彼とも25年来の知り合いだ。元シャトー・オーゾン、ベレールの醸造長を長年やっていた人物だ。 私も6年間、ボルドーに住んでいた。 当時、ポムロルで醸造修行をしている時に知り合ったのが最初だ。ポムロルの元村長さんに紹介してもらった。彼の奥さんがペトリュスで働いていたのを覚えている。 右のワインはボルドー赤品種、6種類を使って仕込んだワイン、CS,CF,メルロー、カルムネール、マルベック、プティ・ヴェルドだ。 楽しんでいますね!パスカルさん。 〜会場のむかえでサント・オーギュスタン教会が微笑んでいた〜

17
Nov

TERRA MADRE 2008 – SLOW FOOD * テラ・マドレ2008-スローフード

CARLO PETRINI PRONE LA DECROISSANCE * カルロ・ペトリーニ氏、減少を絶賛する « Il est criminel que les gouvernements aient réussi à trouver 2 000 milliards d’euros pour aider les banques alors qu’ils ne trouvent pas l’argent pour sortir des millions de personnes de la famine » Voici les premiers mots de Carlo Petrini dans son discourt d’ouverture. 『政府は銀行へと2兆ユーロもの資本援助をしている。しかし何千万人もの人を飢饉から助ける予算が無いなんて、それはあまりにも許しがたい。 』カルロ・ペトリーニ氏のスピーチはこのような言葉から開始した。 Le ton est donné. La crise économique mondiale va très certainement faire mal, combien d’entreprises vont fermer ? Le chômage va-t-il augmenter ? Les prix vont-il flamber ? L’immobilier va-t-il s’effondrer ou exploser ? Nul ne le sait mais une chose est certaine, la crise nous montre les limites du système actuel. 範は示された。世界経済恐慌は確実に様々な国をえらい目に遭わせるだろう。一体何件もの会社が倒産してしまうだろうか?失業者の数は増えるのだろうか?不動産業は崩れ落ちてしまうのか?それとも逆に急増するのか?先の事は誰にも予想できないが、分かった事がただ一つだけある:それは今現在のシステムの限界だ。 Face à un tel […]

31
Oct

Vins de Vignerons – ヴァン・ドゥ・ヴィニュロン

10月26日の日曜日、私はル・タン・デ・スリーズ*Le Temps des Cerises の アクセル・プリュファー*Axel Prufer さんに誘われて、パリの11区にある自然派レストラン、シャトーブリアン*Chateaubriandで行われた自然派ワインの試飲会に行ってきました! 壁には自然派醸造家達の名前がズラリと書かれています。 パカレ、アングロール、リショーなど、名醸造家がいっぱい! 私が行った時間帯はちょうどアペタイザーの時間!ワイワイと賑わっていて、お客さんも醸造家達もちょうど良い気分になってきた頃です! パリに自然派ワインバーを持っている経営者がいっぱい・・・! 座っているお兄さんはこの前までパリ1区にある ル・ガルド・ローブ*Le Garde Robeで働いていたギヨームさん! ドメーヌ・ル・ブ・デュ・モンド*Domaine Le Bout du Monde、エドゥワール・ラフィット*Edouard Laffitte 彼のワインは南仏のワインなのですがとてもミネラル感があり繊細です。赤フルーツの香りが口いっぱいに広がっていく感じが印象的です! – ホップ・ラ*Hop Là – タムタム*Tam Tam – アベック・ル・タン*Avec le Temps – レシャペ・ベル*L’Echappée Belle ラングロール*L’Anglore、エリック・プフィファーリング*Eric Pfifferling アングロールのタベルを飲みなさいとずっと言われ続けていた私。やっと今日そのロゼを試飲する事が出来ました!ミネラル感、フレッシュ感、バランスが抜群の酸味。本当に絶品です!幻の味です!! – Les Traverses*レ・トラヴェルセ – Pierre Chaude*ピエール・ショード – AOC Tavel*AOC タベル – Les Comeyres*レ・コメール – Nulle part ailleurs*ミュル・パル・アイユール – Vejade*ヴェジャード – Sel d’argent*セル・ダルジャン クロ・レオニン*Clos Léonine、ステファン・モラン*Stéphane Morin ステファンのワインは力強くてパワフル!フルーツの甘みにフレッシュ感が混ざり、喉越しが最高です! -Mon Tomehaut a moi*モン・トメオ・ア・モワ -Que Pasa*ケ・パサ -Bottle Neck*ボトル・ネック -Fond de tirroir*フォン・ド・ティロワール -Dérapeutik*デラプティック -Entre coeur*アントル・キュール ドメーヌ・ド・ムレシップ*Domaine de Mouressipe、アラン・アリエット*Alain Allier アランのワインはブドウの甘さがまさに強調されているキュベばかり!古くから伝わるムレシップ丘のエネルギーが彼のワインには思う存分含まれています! -Les Cacous*レ・カク -Galapia*ガラピア -Tracassier*トラカシエ -Jeu de Bulles*ジュ・ドゥ・ビュール -Lou Cantoun*ルー・カントゥ ル・タン・デ・スリーズ*Le Temps des Cerises、アクセル・プリュファー*Axel Prufer アクセルのワインはまさにエレガント!ミネラル感あり、綺麗な酸味あり、果実味もありとてもフレッシュ!南仏ワインなのにとても飲みやすい優しさたっぷりのワインです! -Avanti Popolo*アヴァンティ・ポポロ -Fou du Roi*フー・デュ・ロワ -Un Pas de Côté*アン・パ・ドゥ・コテ -La peur du Rouge*ラ・プール・デュ・ルージュ -Les Lendemains […]

14
Oct

ルネサンス・デ・AOC * Renaissance des AOC

2009年2月1日、アンジェの町で90人以上もの醸造家たちが集まり試飲会を行います。 場所はグルニエ・サン・ジャン会場*Greniers St Jean。 以前から付き合うがある醸造家はもちろん、人気寸前の若醸造家も勢ぞろい!今年は一体誰のワインが注目を浴びるでしょうか?!

11
Oct

Le Carré des Feuillants 試飲会

10月20日(月) 10:30〜18:30 レストラン・ル・キャレ・デ・フイヤン*Le Carré des Feuillants で自然派ワインの試飲会が行われます! 時間のある方は是非一杯飲みに行ってください! 14 rue de Castiglione 75001 Paris