19
Mai

La Robe et Le Palais – Tasting from Paris Chatelet !!

マルティーヌ・ダビッド、バレリー・ショーム、ドゥニ・デシャン、トマ・ジュリアン、ローランス・ジョリ 今日は、シャトレ(パリのど真ん中!)にある、自然派ワインを扱っているレストランでの試飲会です! 今日はまたまたローヌのワインを飲みまくります(でもちゃんとした試飲ですよ!) まずは、Domaine Richaud*ドメーヌ・リショーのMarie*マリーさん。 彼女は取り合えずスピーディーな人!物を忘れがちなMarcel*マルセルとはお似合い! ここのワインは、とにかく各品種のアセンブラージュが細かい! だからこそ、とても華やかで果実身タップリのワインが出来上がるのです! 今回は、ケランヌとエブレスケードのみ。 Cairanne*ケランヌ:グルナッシュ46%、ムルベードル20%、シラー16%、カリニャン16%、クノワーズ2% 他のドメーヌよりフルーティーで爽やか!赤フルーツの甘みが口いっぱいに広がります! そしてEbrescade*エブレスケードは、個人的に一番ハマッているキュベ!複雑で、エレガントで、チョコレートやお花、スパイスが漂ってくる、滑らかで上品な一本です!グルナッシュ32%、シラー34%、ムルベードル34%で仕上がったワイン! Domaine de la Ferme St Martin*ドメーヌ・ドゥ・ラ・フェルム・サン・マルタン 口数が少ない父・Guy*ギーさんと、感受性の強い息子・Thomas*トマ君が造っているワイン。またもやレベルアップしているドメーヌです! Fleur de Terroir*フルール・ド・テロワール(白)2009:ミネラル感+スパイス=飲みやすい! Rose d Entrevon*ロゼ・ダントルボン2010:フルーティー+酸味がサッパリ+軽い香り=グイグイ系! La Gerine*ラ・ジェリンヌ2010:フレッシュ+赤フルーツタップリ+飴のような香り=夏にはピッタリ! Romanis*ロマニス2010:ガリッグの香り+キレイなタンニン=エレガント Terres Jaunes*テール・ジョーヌ2010:ボリューム感+複雑感+サクランボの香り=濃厚でキレイ! Les Estaillades*レ・ゼスタイヤード2010:パワフル+ミネラル感=長く残る赤フルーツの後味! Cuvée St Martin, Vieilles Vignes*キュべ・サン・マルタン、ヴィエイユ・ヴィーニュ2009:パワフル+コショウの香り=複雑感タップリ! Domaine La Roche Buissière*ドメーヌ・ラ・ロッシュ・ビュイシエール Laurence*ローランスさん! いつもニコニコでパワフル! 親しみやすく、とても素敵な女性です! 今日は夫のAntoine*アントワーヌさんは、ドメーヌで子供の面倒を見ているそうです・・・! ここもアセンブラージュがとてもキレイで、飲みやすいワインが沢山! Petit Jo*プチ・ジョー 09:まろやか+フレッシュ+フルーティー=スーっと喉を通る感覚が気持ち良い! Flonflon *フロンフロン09:パワフル+チョコレートの香り+繊細なタンニン=ボリューム感たっぷり! Le Claux *ル・クロー 08:ミントやクローブの香り+強い果実身+サッパリとした酸味=爽やかでしっかりとしたバディー! 続いてはChaume Arnaud*ショーム・アルノーのValérie*バレリーさん。 とても穏やかで、優しい雰囲気の女性です!ワインも案の定、とても滑らかで上品! Vinsobres*ヴァンソーブル09:グルナッシュ・サンソー・シラー・ムルベードル しっかりとした酸味+熟成度の高いブドウ=バランスが良くしっかりとしたワイン! St Maurice*サン・モリス07:グルナッシュ・シラー・ムルベードル フルーツ・ジャムの香り+フレッシュ感+まろやか=キレイな骨格でエレガント! La Cadène*ラ・カデンヌ09:ビオニエ・マルサンヌ パワフル+厚み+ミネラル感=これぞローヌ地方の白ワイン!! そしていつも被っている帽子がトレードマークのJean David*ジャン・ダヴィッド 。 昔に比べ、より飲みやすく、サッパリとしたワイン! 写真では、とても集中していますがmいつでも笑顔のカップルです! Séguret*セギュレ09:キレイなバランス+ガリッグやスパイスの香り+しっかりとしたタンニン =一年後に飲むと、ビックリするほど上手くなっているワイン! Le Beau Nez*ル・ボー・ネ09 赤フルーツ+フレッシュ感=友達とパ~っと飲みたい一本! Côte du Rhone*コート・ド・ローヌ08 サクランボの香り+爽やかなタンニン=飲みやすくてス~っと飲めちゃうワイン!夏のテラスで、ちょっと冷やして飲みたい! Estezargues*エステザルグのDenis*ドゥニさん。 協同組合でも唯一自然なワイン造りに拘っているドゥニ。 とても優しくてフレンドリーな彼のワインは、温かくて飲みやすいのが炊沢山! Au Bon Puits*オ・ボン・ピュイ10 お花や梨の香り+フレッシュ感=空気のような柔らかさ! Grandes Vignes*グランド・ビーニュ10 サンソー100%=爽やかで優しい口当たり Domaine de Perillière*ドメーヌ・ド・ペリリエール10 シラーの上品さ+グルナッシュのまろやかさ=スパイシーで華やかな、最高な調和! Cuvée des Fées*キュベ・デ・フェ10 サッパリとしていて、赤フルーツ満載=冷やして飲むと最高! Grès St Vincent*グレ・サン・ヴァンサン10 多種の品種のアセンブラージュ=複雑感+濃厚さ+フレッシュ感=グイグイいけちゃうワイン! Les Bacchantes*レ・バカント10 パワフル+スパイス+ミネラル感=サッカーの試合を見ながら飲みたい一本! 皆さんも、是非パリに来たら立ち寄ってみて下さい! 美味しいワイン・ 伝統的な美味しい料理・ 優しいスタッフが待っています! La […]

4
Mai

ボジョレー地方で、Beaujoloise*ボジョロワーズの試飲会!

今日は、久しぶりのボジョレー地区へと出張です! 今回はクリストッフ・パカレ氏がボジョレーの仲間と主催する、ボジョレーワインのフェアーです! 『ボジョレーチック』な2010年ビンテージがズラリ! Christophe Pacalet*クリストッフ・パカレ曰く、『2010年はフルーティーで飲みやすく、まさにボジョレーピッタリの年だよ!』 天気も良いし、ボジョレーのブドウ木にはもうすでに小さな芽が沢山! 今年の4月は通常より温かく、ブドウ木の成長も15日間早まっています。 そんな楽しい試飲会の写真を是非どうぞ! Cyril Alonso*シリル・アロンゾ / PUR*ピュール とても優しくて真面目なシリル。 彼のワインは、どれを飲んでもとてもピュアでエレガント! Montagne Hard*モンターニュ・ハード08 石灰質のテロワール+フルーティーな味わい+まろやか感 Côte de Py*コート・ド・ピ10 花崗岩のテロワール+ミネラル感+スパイス感 Amène*アーメン09 赤い粘土質のテロワール+フレッシュ感+長い後味 特にスミレやボタン、アニスの香りが印象的! Très Vieilles Vignes*トレ・ヴィエイユ・ヴィーニュ10 1904年に植えたブドウ木+ミネラルと酸の最高なバランス+ボリューム感+上品さ =シリルが大好きな一本! Arnaud Combier*アルノー・コンビエ 彼のワインは、毎回言いますがミネラル感と透明感が強い! Marie, Mathieu et Camille Lapierre*マリー、マチュ、カミーユ・ラピエール いつも大きな笑顔で出迎えてくれるマリー、そして真面目でシャイなマチュとカミーユ。この温かいファミリィーが生み出すワインからは、綺麗な色合いと華やかな香りが! 2010年はフルーツをそのまま齧っているようなジューシーさ!手作りパテと召し上がれ! Raisins Gaulois*レザン・ゴロワ10 フルーツ+サッパリ感=雅にちょっぴり大人向けのブドウジュース! Château Cambon*シャトーカンボン ロゼ10=ミネラル感タップリでサッパリした飲みやすさ 赤10=エレガントでイチゴの香り! Le Cambon*ル・カンボン フードル(大樽)での醸造=スパイシーでパワフル! Morgon (N) *モルゴン (N)10 SO2はゼロ!!のこのワイン=上品+なめらか+フレッシュ+ピュアなフルーツ! Nicolas et Carole Testard*ニコラとキャロル・テスタール 二人はいつもラブラブで羨ましいほど! 今は3歳になるジュスティヌちゃんも関わり、更にハッピーな家族です! Beaujolais Blanc*ボジョレ・ブラン10 まだアルコール発酵は終了していませんが、とてもパワフルで豊富な口当たり! Pink Rabbit*ピンク・ラビット09 飲みやすい+ミネラル感タップリ Beaujolais Villages*ボジョレ・ビラージュ 08=フレッシュ+真っ直ぐな酸味+ピノのような風味! 09=通常より10ヶ月も長く熟成=パワフルでしっかりとした味わい+長い後味 Brouilly*ブルイー 08=綺麗な骨格+最高なバランス+赤フルーツがタップリ! 09=より熟成されたフルーツ+豊富な味わい Fleurie*フルーリー08 50%フルーリー+50%ボジョレ・ビラージュ10=繊細で梅の香りが漂う超レアなワイン! Philippe Valette*フィリップ・バレット 今回一番印象に残っているワイン!全てが綺麗で最高なバランス!口に広がる酸味と甘みと、長く続く後味は忘れられないです! Macon Villages*マコン・ビラージュ10 リンゴや柑橘類の香り+豊富でありながらフレッシュな味わい+ミネラル感+今年はノン・フィルターのみ=カキにピッタリなワイン! Macon Chaintré*マコン・シャントレ07 樽の香り+スパイスの風味+真っ直ぐな酸味+熟成されたフルーツ Viré Clessé*ヴィレ・クレッセ07 豊富で複雑な骨格+ハチミツ+コショウ! 今はムスクやきのこ、アーモンドの香りがしますが、何と4-5年経つと、お花の香りに大変身します! Pouilly Fuissé*プイイ・フュイッセ07 キリッとする酸味+樽の香り+濃厚なフルーツの味わい=最高なバランス! Clos Reyssié*クロ・レッシエ03 白いトリュフやオレンジのアロマ+まろやかさ+ミネラル感+爆発するような香り=リンゴを思い出す長い後味! Mr Nolly Pouilly Fuissé*ミスター・ノリ、プイイ・フュイッセ01 口いっぱいに広がるパワフルなフルーツとテロワールの味+目が覚める酸味+上品さ=今回一番飲んだワイン! Jean Claude Lapalu*ジャン・クロード・ラパリュ いつでもセクシーで男前なジャン・クロード。しかもメチャ優しいし、ワインは美味しいし、惚れてしまいます! Tentation*タンタシオン10 サクランボや野いちごの香り+綺麗な骨格+繊細なタンニン=グイグイ飲んでしまうアペタイザー・ワイン! Beaujolais Villages*ボジョレ・ビラージュ10 ミントのようなフレッシュ感+熟成されたブドウ+ミネラル感=最高なビュヴァビリテ! Brouilly*ブルイー10 上品でありながら野生的な香り+サッパリ感+エレガント=フレッシュ感タップリなワイン。 […]

14
Avr

北海道は熱い! ~酒本商店『銘酒祭』

北海道の室蘭にて、美味しいワインと日本酒を活発に普及・販売している酒販店『酒本商店』さんが、素晴らしいイヴェントを2日連続で開催した。 この震災による沈滞ムードを一変させる、とても活気のある会でした。 今年は『酒本商店』さんの100周年でもあるそうで、気合十分! 今回は、北海道から元気な波をお届けします。 4月9日、サミットが開催されたウインザーホテルでも有名な洞爺にて、『洞爺湖温泉銘酒祭』が開催された。洞爺湖と言えば北海道有数の名湯の地でもあります。ゆっくり温泉につかってリラックスしながら美味しいワインと日本酒が楽しめるとあって、この日は150名もの方がご参加なされました。 存分お酒を楽しんだ後は、そのままお部屋で即お休み出来るとあって、とても和やかな楽しい会でした。また、翌朝は、二つとない洞爺湖の美しい眺めが部屋から望め、二日酔いとは無縁の清々しい朝が楽しめます。 ←司会の 「ジャンボ英克」 (道内では知らない人は いない有名人とか!) ご挨拶は洞爺町長から→ (すごい!) ワインは『自然派』! 自然で美味しいワインのオンパレードです。 お客様にはいろんなタイプのワインを 存分に楽しんで頂きました。 試飲した主だったワインは・・・ まず、ロゼ・ペティヤンでスッキリ乾杯! ① 『ミカエル・ブージュ/ラ・ビュル・ロゼ』   ロワール地方トゥーレーヌ地区の注目の若手生産者。   残糖はあまりなく、すっきりとしながらも味わいあり! ② 『ローラン・バンワース/エーデルツヴィケール』   アルザスの新しい小さな生産者。   マスカットのような華やかな香りと、とろっとした滑らかな口当たり。   アペリティフに最高! ③ 『メゾン・ブリュレ/スアヴィニヨン』   ロワール自然派の大御所、ミッシェル・オジェのワイン。   2007ヴィンテージは爽やかでいて、ミネラル感富んだ深い味わい。   このワインでワインの美味しさに目覚める人続出! ④ 『マゼル/レ・レッシュ』   ローヌ自然派の第一人者、ジェラール・ウストリックのワイン。   シャルドネとグルナッシュ・ブランの珍しいブレンド。   マゼルならではの深みある味わい。 ⑤ 『ドミニク・ドゥラン/アリゴテ』   ドゥランのアリゴテは別格!   樹齢100年のアリゴテ・ローズという優れたバラエティの品種。   複雑味のある味わいだ! ⑥ 『クロ・シギエ/カオール』   500年前から変わらない昔ながらの自然な造り。   本来のカオールとはこんな味わいだったのか・・・ ⑦ 『シャトー・ジャン・フォー/ボルドー・シュペリウール』   自然派後進国ボルドーで、待ちに待った自然派!   ジューシーな果実味詰まった味わい。 皆様、ご堪能頂けたようでありがとうございました。「温泉でワイン」、これ最高ですね! また是非やってください! 「酒本商店」ワイン担当 酒本のぶ子さん(右) 翌日、10日は札幌にて『地酒祭』。 さすがは札幌。オシャレで都会的な 雰囲気ですね! 何と280名ものたくさんのお客様にお越しいただき、大盛況でした! ←「酒本商店」酒本社長よりご挨拶 北海道の主だったワイン関係者は皆さんご参加のようでした! 『ザ・ワインクラブ』の工藤店長(左)。北海道にて美味しいワインを広めていらっしゃる北海道No.1のパッション人間! そして、『ビストロ・ドゥージエーム・カンパーニュ』のシェフ、五十嵐さん(右)。フランスのホッとする片田舎の料理を出すレストランのオーナー。 ご参加の皆様、ありがとうございました。 「酒本商店」の皆様、ありがとうございました。 大いに盛り上がり、元気になりました! この元気、日本全国に伝えて行きましょう!  <美味しいワインの買えるお店> 『酒本商店』 北海道室蘭市祝津市2-13-7  TEL. 0143(27)1111 <美味しいワインの飲めるお店> 『ザ・ワインクラブ』札幌市中央区南4条西3丁目 TEL.011(241)6208 『ビストロ・ドゥージエーム・カンパーニュ』札幌市中央区南3条西5丁目 TEL.011(231)3940 <ご紹介ワインお問合せ先> ①④  ディオニー㈱  TEL.03(5778)0170 ②   パシフィック洋行㈱ TEL.03(5642)6084 ③   ㈱サンフォニー TEL.03(5565)8992 ⑤⑥⑦ Club Passion du Vin大園 TEL.03(5565)5884

4
Avr

頑張ろう日本 !!! 3周年おめでとうヴィヴィエンヌ !!!

3月20日ではや開店3周年。 25日(金)、26日(土)の2日間、3周年記念パーティーを開催、多くのファンや仲間達が集まり、レストラン内は、移動も大変なほど盛況で、美味しい自然派ワイン、シェフの気合の入った料理に皆ほがらかな楽しい時間を過ごした。 今回の東北地方を襲った大地震、津波、そして福島原発の問題も、未だ継続中である。 そんな重苦しい世の中の雰囲気を一瞬でも忘れられる時間を、参加者みんなが噛みしめていたような気がする。 美味しいワインと美味しい料理、そして楽しい仲間達との普通の日常が、より一層貴重に思えたではなかろうか。 このヴィヴィエンヌのパーティーのおかげで多くの人が元気になったと思う! そういう僕も、その一人です。やっぱり元気ださないとね。 いつも笑顔でやさしさで包んでくれる「じゅんちゃん」こと斎藤 順子オーナー、イケメンでなぜかパソコンはじめ電子機器に強い吉川ソムリエ、そして、いつも気合の入った愛情料理の 小久保シェフ、調理スタッフ芦澤さん。 来れば来るほど、居心地が良くなり、直々顔をだしてしまうアットホームなビストロ! 女性ファンも男性ファンも多い店である。 <パーティーに駆け付けたBMOスタッフと一緒に>  <ヴィヴィエンヌ全スタッフ記念写真> さて、 厳しい世の中になりましたが、元気をだして頑張って行きましょう! 頑張れヴィヴィエンヌ !次は4周年だ !! そして、 頑張ろう日本 !!! ぜひ元気をもらいに来てみて下さい !!! 美味しい自然派ワインと料理が待っています。 ビストロ・ヴィヴィエンヌ 東京都中央区銀座4-13-19 銀林ビル1F TEL :03-6273-2830

28
Mar

Cave AUGE でローヌ・ワインの試飲会!

3月26日、春のお日様が暖かく照らす中、カーブ・オジェで、ローヌ・ワインの試飲会が開かれました。 今回呼ばれた生産者は、トップ・レベルの方ばかり! 早速始めましょう! Cave Augé 116 Boulevard Haussmann 75008 Paris TEL : 01 45 22 16 97 Métro : St Augustin / Ménilmontant ***************************************************************** 最初は、誰もが知っているタベルの一流生産者、L’Anglore*ラングロールのEric et Marie Lo Pfifferling*エリックとマリーロ・ピファーリング。 2010年ビンテージの特徴は、パワフル、綺麗なバランス、そして酸味が利いている年です! 今年もとても少ない生産量・・・ このドメーヌのワインは、フランスでも早い者勝ちです! Sels d’argent*セル・ダルジャン2010 グルナッシュ・ブラン100% リンゴやピーチの香りがとても印象的。 熟成度、酸味、そしてフレッシュ感、全てが綺麗に調和されていて飲みやすい! アロマティックな、ミネラル・ワイン! Tavel *タベル2010 グルナッシュ70%、サンソー20%、クレレット、カリニャン 野イチゴの香り、そして相変わらず優しい口当たり。フィナーレはスパイシーでサッパリ! Chemin de la Brune* シュマン・ドゥ・ラ・ブリューヌ2010 グルナッシュ50%、サンソー、アラモン 直接プレスされたブドウを使用して出来上がった赤ワイン。 こしょうと赤フルーツのマッチ具合が最高。そしてボリューム感があり、後味が長い! 残糖が少々残っており、ビンの中で再発酵する可能性あり。夏にはちょうど良い、ちょっぴりスパークリング・ワインに変身するかも! Pierre Chaude*ピエール・ショード2010 グルナッシュ90%、クレレット10% さくらんぼやイチゴの香りが口いっぱいに広がります!飲みやすくてフレッシュ感タップリ!70年のブドウ木から吸収されたミネラル・・・ビュヴァビリテは100%です! Traverses*トラベルス2010 シラー70%、グルナッシュ30% よりアロマティックでパワフル!シラーの濃厚な香りと蕩けたタンニンが上品! Véjade*ベジャード2010 ムルベードル80%、グルナッシュ20% 熟成された濃厚な黒フルーツの香り。そして厚み感が溢れつつ、爽やかな口当たり。食事を取りながら、ゆっくりと味わいたいエレガントなワインです。 ****************************************************************** 次は、相変わらずお洒落なベアトリスと、存在感のある旦那様のエルベ・スオー氏 、Domaine Romaneaux Destezet*ドメーヌ・ロマノー・デストゥゼ。 2010年は酸味が綺麗でアエリアン(空気のような)ビンテージ! 2010年の白(ビオニエ、ルサンヌ)は、キリッとした酸味が印象的。アロマティックで華やかな香りが綺麗! St Joseph*サン・ジョゼフ(白)2010は、ピトゥーの隣の区画から収穫されたマルサンヌを使用。柑橘類のアロマが漂い、スーっと喉を通っていくサッパリとしたワイン。夏のアペタイザーには最高! La Souteronne*ラ・ストゥローヌ2010 ガメイ100% とても飲みやすく、爽やかなフルーティー・ワイン。 ミネラル感がタップリ! Syrah*シラー2010 こしょうやスパイスの香りと、シラー独特のアニマル感。 フレッシュなタンニンが魅力的! Ste Epine*サン・テピンヌ2010 シラー100% 古い花崗岩から収穫されたシラー。 とても上品で、エレガントなタンニン。お肉料理にはピッタリなワインです。 Merlot*メルロー2010 今年初めて造ったメルローのワイン。 飲みやすく、爽やかな喉越しと、しっかりとしたスパイシーな骨格。熟成されたフルーツの香りが長く残る一本。 ***************************************************************** いつものように、ゆったりとした雰囲気を出している、La Ferme St Martin*ラ・フェルム・サン・マルタンのGuy*ギーさん。今日は、息子のThomas*トマはドメーヌで畑作業。ワインは2本のみ。しかし、メチャ美味しい2本です! Les Estaillades (Ventoux) *レ・ゼスタイヤード(ヴァントゥー)2010 濃厚で熟成されたブドウの香り! 口に含むと、一瞬でフルーツの甘い実の味が広がります!パワフルで、なおかつフレッシュなので、癖になりそうな一本! Cuvée St Martin, Vieilles Vignes *キュべ・サン・マルタン、ヴィエイユ・ヴィーニュ2008 2008年は、最高な気候では無かったものの、エレガントで飲みやすい、フレッシュなワインが出来上がりました。とても滑らかで優しい味。ロマンティックな雰囲気が漂うワインです。 他にも、ミネラル感が強いFleur de Terroir*フルール・ド・テロワール(白)2009、フルーティーでジューシーなRose d Entrevon*ロゼ・ダントルボン2010、友達とグイグイ飲みたい、赤フルーツタップリのLa Gerine*ラ・ジェリンヌ2010、エレガントでシックなRomanis*ロマニス2010、最後はスパイシーてテロワールの複雑感が味わえるTerres […]

26
Fév

Soiree avec Chef MIURA 三浦シェフ a PARIS“ L’EBAUCHOIR ”

L’EBAUCHOIRレボショワール 43, rue Citeaux – 75012 – Paris 01 43 42 49 31 フランス大好き人間 三浦シェフ 『私からフランスを外したら何も残りません。』と言い切るほどのフランス好き。 前世がフランス人だったのだろう。毎年この時期にフランスまでやって来る。 今夜は小松屋のガンちゃん(今はカーヴ・オジェで働いている)と三浦シェフの若手と4名だった。 ビストロ・レボショワールはいつも満員の超人気店だ。 兎に角、料理が抜群に旨い。まさにパリのビストロという感じだ。トラディションでシンプルなスタイルだ。 早めに着いた私はカンターでセバスチャン・リフォーのサンセールを開けてアペリティフがわりに飲んだ。 今、スープがメニューにあるレストランが極端に少ない。ここのメニューを見るとスープがあった。寒い冬にはスープが良い。私と三浦シェフはスープを注文した。歯を治療中の私は柔らかいホタテを注文、旨かった。 肉にも魚介類にも合う“赤”ということで ガンチャンのお勧めでソミュールのビオ・ディナミの第一人者GUIBERTEAU ギィーベルト05を開けた。 爽やかなカベルネ・フランながら05とビオディナミの力が濃縮感たっぷりのボリューム。全員の料理にピッタリ合っていました。 流石、パリNO1ワイン屋で働いている岩田さんこと岩チャンは凄い。 三浦さんの希望でセバスチャン・リフォーのピノ・ノワールも開けました。 もう一週間もフランスを旅してきた三浦さんチームはちょっと胃が疲れ気味のようでした。 フィリップ・パカレ、フィリップ・ジャンボン、大岡さん他、自然派のど真ん中蔵を歴訪して、昨夜パリに無事到着しました。若手教育も兼ねて素晴らしい経験ができたこと喜んでいました。昨夜はヴェール・ヴォレーで一杯やったようです。 ホントに元気ですね。 今夜のこのビストロは三浦さんのご希望でした。 流石、シェフの三浦さんは料理の旨いところをご存じでした。 ワインの品揃いもバランス感覚抜群のリストでした。 食後は、トーマからカウンターに来い!とお呼びがかかり、ディジェスティフをご馳走になった。 偶然にもアルザスのクリスチャン・ビネール醸造元の奥さんが来ていて、ビネールさんのマールをいただきました。ご馳走様でした。 三浦シェフは昔からこのビストロを知っていて、自分のビストロの目指すところもこの感覚だ、ということでした。 『この雰囲気と感覚が理想なんだけど、でも日本では、このままを持って行ってもダメなんだ。』と自店の姿と理想の狭間に思いを巡らしていた三浦シェフでした。 大学でフランス文化論を専攻していた三浦シェフはフランスをもっと近くで理解しようと大学卒業後に辻料理学校に入学した異色のフランス文化通料理人。単に自然派ワイン、フランス料理に凝っている訳ではない深さを三浦シェフに感じました。今夜は、お蔭で素晴らしい一期一会でした。感謝!また、パリにお越しください。 三浦シェフのお店 “RIVE GAUCHE リーヴ・ゴーシュ” 大阪府枚方市市川原町1-2 TEL-072-844-8007

24
Fév

2011年 RECREATION セミナー・レジュメ

1976年に渡仏して、34年間のフランスとの付き合い。ワインの仕事について28年の歳月が過ぎました。特に1998年にワイン商として現地法人をパリ設立して以来、12年間フランス中の葡萄園を飛び周るのが私の仕事です。この1990年からの20年間の変化はすさまじく大きかったと思います。過去から現在、そして未来へとワイン業界の流れを総括する時期に来ているのではと感じています。 フランスでは、10月11日に自然派ワインの父と云われたマルセル・ラピエールの死という大きな出来事がありました。師は醸造元として、一人間として、地球人として自然派ワインの尊さ、ワインのあるべき姿を多くの若き醸造家達に示してきた偉大なる人物でした。人間的にも偉大なる人物でした。 そのマルセルの死を契機にもう一度、マルセルの遺志を引き継いで自然派ワインの重要性を皆さんと共に再確認すると共に、我々ワインに携わる人間として、胡麻化しのない本物ワインとしての“自然派ワイン”の重要性を認識し合いたいと思います。 現場のフランスの状況、不況に悩む日本のレストラン業界、小売業界の状況を考慮しながら、どのように色んな問題を解決することが出来るかを、皆さんと共に考えていきたいと思います。 自然派ワインが誤解されている 1) ビオワインと自然派ワイン(VIN NATURE) について 1-1)多くの人がビオ・ワイン=自然派ワインと思っている間違い。 1-2)ビオ・ワインはすべて美味しいか?残念ながら90%は美味しくない。     普通の栽培ワインとほぼ同じ比率で美味しくない。 ビオ栽培はスポ-ツをやる為の基礎体力・筋肉を鍛えること、筋肉を付けて外見だけはイチロ選手と同じになること。でもイチローのような野球の技はできない。ビオ栽培は、スポーツをやる為の基礎体力を作ることに似ている。つまり美味しいワインを造る為の土台ができましたよ、というに過ぎない。 2) 美味しいワインを造る為の3つのポイント 2-1)収穫量を押さえること 2-2)発酵槽に入れる葡萄が健全なこと 2-3)収穫、醸造を慎重に細部まで気を配ること     清潔度、温度管理、ポンプなど荒々しいワイン器具を使用しない。(重力を使うワイン移動) その年の葡萄状態に合わせた醸造の選択 3) 自然派ワインについて 3-1)普通に自然なワインの第一号  フコー家のクロ・ルジャールのような 人びと、人間国宝級の人達 3-2)自然派ワイン(VIN NATURE)の発祥、マルセル・ラピールの登場、 どんな経緯で? ラピエール系自然派の3大特徴 1-土壌に微生物が生きていること 2-仕込み直後のSO2は無添加(酸化防止剤としての亜流酸) 3-自生酵母で発酵 *グラップ・アンティエール(除梗なし)のセミ・マセラッション・カ ル ボニック醸造 4)自然派ワインの伝播について   (フランスの自然派ワインの伝播の歴史から学ぶこと)   開発者  ジュル・ショーヴェ   実践者  マルセル・ラピエール   販売者  ジャン・ピエール・ロビノ 以後多くの若手が誕生して、各地方に伝播、組織が出来ていった。 醸造家からワイン商 ― 輸入者 ― 小売店 ― レストランから消費者まで繋がる重要性 5) 宇宙的規模の本物志向の時流 この宇宙の中で、人間だけが独立して存在している訳ではない。すべての事象が関わりあって繋がって、物や生き物が存在しているという事実。ワインは多くの事を教えてくれる。何故なら宇宙とも地球とも人間とも関わって一本ワインが成り立っているからです。 6) CLUB PASSION DU VINの2011年の具体的活動について  (販売者への全面的な援助運動の強化) 日本における多くのジャンピエ-ル・ロビノ的な販売者を強力に遠方援助を実施(チラシ作成など) フランス醸造元見学、  醸造家を日本に呼んでの交流(販売援助) などを強力に進めていく。 セミナーの核心の部分レポート記事を次ページより記載します。長い文になりますがお許しください。 BIOワインとVIN NATURE(自然派ワイン)について ビオワイン=自然派ワイン、これは大きな間違いで大きな誤解を招いてる元凶となっている。 今、日本でBIOワインとVIN NATURE(自然派ワイン)が同意語のように使われている。 どうも腑に落ちないところが多々あって困っている人達が多いと思う。 フランス醸造界ではまだ少数派ではあるがビオ栽培が着実に増えている。地球環境の面からみても、栽培者自身の健康にとっても好ましく当然の傾向だと思う。売る立場の人間や飲む立場の人間にとってビオワイン=自然派ワインなのか?という疑問が膨らんで、誤解が誤解を生んで自然派ワインとはこんなものなのか!?とこの2つを混同して判断している人が多くなってきた。何の世界も同じでその分野が広がってくれば、本物とニセもの、そこまでいかなくてもピンからキリまで色んなものが混在としてくる。一般の人から販売する人までも訳がわからなくなってきているのを感じる。 このあたりで、BIOワインと自然派ワインの流れを整理してみたい。 公的機関のBIO,BIODYNAMIEワインについては説明するまでもなく各機関が認めた栽培方法を採用すればビオワインになる。 ここまでは誰でも理解し納得している。しかし、自然派ワインというと公的機関もなくそれぞれの考え方しだいで、それぞれが自然派ワインの概念をもっている。 ビオ栽培は、美味しいワインが造れる準備完了にすぎない! 今、日本で起きている一番の誤解は、ビオワイン=自然派ワイン、と思っている人がほとんどだということである。 ビオワインは栽培を公的機関が認めた範囲の栽培方法を守れば、ある程度畑も健全になる。畑が健全になれば、それだけで美味しいワインが造れるか?といえば、NOである。 ビオ栽培は、スポーツで例えれば、何かスポーツをやる為の基礎体力を付けること、筋肉も鍛えてどんなスポーツにも耐えられる健全な体を造り上げることなのである。 基礎体力や筋肉さえ付ければ野球が上手いか?剣道は上手いか?ゴルフはプロ級になるか? 当然、答えはNOである。 いくら筋肉隆々でも、野球なら野球独特の動きを学ばなければ単なる素人だ。当然のことだ。 ビオ栽培も同じことだ、ワインを美味しく造る為の基礎体力はしっかりできた。どんなスポーツでも耐えうる筋肉を付けましたよ、という意味でしかない。 美味しいワインを造るには別の事を学ばなければならない。 だから、ビオのワインは自然派ですべて美味いワインだ、という訳にはいかない。 ビオワインでも恐ろしく不味いワインが沢山ある。 皆さんも大いに経験があると思うが、ビオワインで恐ろしく不味いワインを飲んだことがあると思う。ただ筋肉隆々で基礎体力がある人達のチームがプロ野球チームと試合をしたらコテンパンにやられるのは当たり前だ。 それで、あー自然派ワインってやっぱりこんなものだろう!と決めつけて批判してしまう人が多い。 本当に残念なことだと思う。 特に、最近、売らんが為にビオ栽培に転向して、『私はビオだ!ビオだ!』と叫んでいる醸造家が急増している。 そんなところのワインにひどいワインが多い。 ただ地球環境の面からみれば素晴らしいことだと思う。でも、ワインはやっぱり美味しく造って欲しい。 美味しいワインを造るための“三つ基本的な事 1-まず第一に生産量を減らす事(一本の木に対する葡萄数) 美味しいワイン造りには、本当に美味しい葡萄が必要だ。 ビオ栽培をやれば葡萄造りの基礎体力の土壌は立派にできている。土中の微生物も元気で土壌が生きているのだから、美味しい葡萄を造る条件が整っていると云える。しかし、それだけでは美味しい葡萄はできない。美味しい葡萄を造るには、まず、第一に生産量を減らすこと、一本の木から多くの葡萄を収穫してしまったのでは水っぽく内容のある美味しい葡萄はできない。如何にビオ栽培といえども残念ながらあり得ない。 これはビオか否か?以前の問題だ。 一本の木とその下の土壌の能力は限りがある。生産量を落とさないかぎり濃縮した美味しい葡萄はできない。 ビオ栽培家の多くは、ビオ栽培することで満足している。 意外とビオ栽培家は、この基本的なことをクリアしていない人が多いのが事実だ。 ビオ栽培は、あまりにも過酷な労働を必要としている。そこまで手間と考えが追いつかない人達が多い。 残念ながら美味しワインを造る為にビオをしている訳でもなく、ビオ栽培することそのものに価値感を置いている栽培家が多い。醸造用としての美味しい葡萄がなければ美味しいワインはできない。 ビオ栽培=美味しいワインではない理由の一つに生産量管理が出来ていない点がまず挙げられる。 ワイン醸造用の葡萄として美味しくないのであって、食用としては土壌の風味が反映されてそれなりに美味しい葡萄ではある。単なる農産物の果物として食べる場合とは訳が違う。 2)第二に醗酵槽に入れる葡萄を健全なものに選別すること、 収穫する葡萄がバランス良く熟しているか?この収穫の決断は美味しいワインを造る超重要ポイントである。熟し過ぎても酸が欠けて美味しくない。熟度が欠けると果実味やボリューム感の貧弱なワインになってしまう。収穫する葡萄の選別をキッチリやること。如何にビオ栽培でも、熟していない葡萄や、腐った葡萄、傷んだ葡萄を仕込んだのでは、美味しいワインができない。これも当たり前のことである。 これらの基本ができていなければ例えビオ栽培でも美味しいワインはできない。 3)第三番目に収穫方法や醸造方法の洗練が必要。 収穫・醸造作業を荒々しくやったり、不清潔な状態でやってしまっては雑菌の餌食になって酸化してしまったり、異様な風味が付いてしまって美味しいワインはできない。収穫時の葡萄の温度管理や醗酵時の温度など、また葡萄のカモシ(マセラッション)期間や、ワインを移動する時の気の配り方など収穫した葡萄の能力(カパシティー)に合わせた繊細な作業が必要になる。 基礎作業をマスタ-していないビオ栽培家が多い! (スポ-ツの基本運動のようなもの) 上記の基本的な3点は、筋肉を鍛えて色んなスポーツの運動に耐えうる基礎体力を造った後、野球をやる為の基本中の基本キャッチボールやバット素振りの動作を身につける基本運動のようなものだ。 逆を云えば、ビオ栽培でなくとも、この基本作業をマスターするだけでもある程度美味しいワインはできあがる。 残念ながら、上記3点すらクリアしていない醸造家が普通栽培でもビオ栽培でも関係なく実に多い。 当然美味しくないワインが世に氾濫している。 不味いビオワインが多く、自然派ワインも同類と誤解! しかし、ビオ栽培でない醸造家のワインだったら誰も文句は云わないし、相手にもしない。ただ、ビオワインを名乗っている場合は、ビオワインが何故こんな味なの?と期待を裏切られて落胆する人達や疑問に思う人達が今実に多い。また心ない人達に自然派ワインを攻撃する恰好のサンプルにされてしまったり、挙句の果てには自然派ワインの本物を造る醸造家のワインですら批判の対象にされてしまっていることが昨今起きていることだ。 普通栽培のワインでも、美味しいワインが存在する理由 ビオ栽培でない普通の栽培している醸造家でも、美味しいワインを造っている人達が多くいるのは、この上記の3点レベルの作業をマスタ-しているからだ。 最近、ブルゴーニュでは今まで除草剤や殺虫剤を撒いていた人達が、除草剤をやめたり、ビオ的な栽培に転換する人達が増えている。しかも上記の3つの作業をクリアしている醸造家がブルゴーニュでは多い。だからビオ栽培に転換した彼らのワインがグンを抜いて美味しくなっているのを最近よくみかけることがある。 そのはずだ。野球の技術は子供の頃から教わっていて、ただ体力がなかった少年が、基礎体力や筋肉が備わればプロ級までいかなくても甲子園球児のレベルまですぐになってしまう人達がいるのは理解できるだろう。 ここまでの段階で、今日本で起きている誤解、 ビオワイン=自然派ワイン、そして、それらは美味しいのか? の疑問と現状の誤解度がある程度鮮明になってきたのではないでしょうか? 栽培方法に関係なく不味いワインが存在する現実 ビオ・ワインだから=美味しいワインではないということ。 ビオ栽培ワインでも、普通に栽培されたワイン達と同じように、美味しいワインと美味しくないワインが存在する。これが現実である。逆にビオ・ワインだから不味い訳でもないのである。 ビオ栽培だからといってあまり期待しないでください! 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RECREATION DEGUSTATION VIN NATURE A FUKUOKA 福岡

博多の街にも自然派ワインが浸透してきたのを感じる。 CPVお薦めワイン 2011年、博多に出展されていたワインで見逃せない醸造元をクローズアップしてみたい。 10社のインポーターが扱う自然派ワインすべて推すすめであることには間違いない。しかし *どうしても、もう一度、飲んでもらいたいワイン。 *個人的に何故か惹かれるワインなど、 ここでは、色んな意味で今年は外せないな!と思うワイン・蔵元をクローズアップしてみたい。 PAUL- LOUIS- EUGENEポール・ルイ・ウージェンヌ(野村ユニソン) ミネルヴォワの山中に住む孤高の仙人 16年前までは、南フランスでは名を轟かせた名前だった。訳あってほとんどの畑を手放さなければならなくなり、一旦生産が中断していた。ミネルヴォワの山中にドルメン(原始人)が住んだ跡があるコスと呼ばれる一角がある。 真っ白な硬い石灰質の岩盤土壌の荒地があった。その山中に住み荒地木々を引き抜きスキー場のゲレンデのようなS字型のブドウ園を開拓した。途方もない体力のいるハードな仕事を独りでやった。その激務の為、近年心臓を病んで手術までした。 今は取り戻して元気に働いている。ポールが命をかけて造ったワインです。 1-PIERRE DE SONS ピエール・ド・ソン 真っ白は薄く硬い石がいっぱいある畑、その石と石を叩くと、大変美しい音がする。“石の音”ワイン。仙人ポールが造る南のピノ・ノワール。南仏ピノNO1である。 2-3POMMES トロワ・ポム ポールが命をかけて開墾した写真の畑、ここから収穫したグルナッシュを仕込んだ初リリースワイン。ドルメン(原始)の土壌の風味がする。仙人の哲学も感じる。 CLOS DE L`ORIGINE クロ・ド・オリジン(ディオニ社) 私はこのマーク・バリオが好きだ。飄々として視野が広く明るい性格だ。ブルゴーニュでワインを勉強してディプロムをとり、オーストラリアで大手企業のワイン造りの経験もした。そしてバンドールにて4年間、オノログとしてワイン造りを経験。そして、独立すべく、土地代の安いルシオン地方にやって来た。ここには樹齢100歳以上の古木が沢山ある。国宝級の葡萄木だ。そしてシスト土壌と素晴らしいテロワールがある。 1-SOIF DE PLAISIR ソワフ・ド・プレジール(赤) カリニャン50%,グルナッシュ45%,シラー、マカブなどが混植されている畑、喉の渇きを癒すごとくグイグイ飲める赤ワインです。 2-L`ORIGINAL ロリジナル(白) 110歳のマカブ48%,ムスカ・プティ・グレーン50%,あとは混植品種。果実味の中にミネラルからくる酸もあり、グイ飲みワイン。 CATHERINE ET PIERRE BRETON カトリーヌ・ピエール・ブルトン(日仏商事、BMO,イーストライン) 自然派ワインの中心的存在の蔵元だ。 カトリーヌは自然派最大の組織、ディーヴ・ブテイユル(白)の設立者の一人である。 自然派ワインに入った契機は、若き頃、ジャンピールロビノのパリのワイン・ビストロで自然派ワインの存在を知り、その自然な風味に驚愕した。 マルセル・ラピエールを知り、自然な造りに参入。 この二人の出会いもアンジュ・ヴァンで知り合って結婚。ロビノが彼らの結婚調印の承認者(仲人のような存在)でもある。 NUITS D`IVRESSE ニュイ・ディヴレス“ 酔いどれワイン”(日仏商事) BRETONのワインはカベルネ・フランのマイナーな意味のベジェタルさがまったくない。ニュイ・ディブレスはSO2添加ゼロのワインである。 カベルネ・フランのピュアーな風味が味わえる、特別なワインだ。 メーンのブルグイユもフランの上品をここまで表現できるのがブルトン。 DILLETANTE ディレタント(BMO) 明るくて、芯があってで、優しく美しいカトリーヌ、そのままのイメージのワインだ。 ヴーヴレ地区出身のカトリーヌは家系から引き継いだシェナン・ブランの畑を持っている。 今、微発泡の爽やかな自然派ワインがブームとなっているが、そのブームの切っ掛けの一つがこのディレタントだった。仕事が終わってグイっと一杯やりたいナンバーワンだ。 EPAULE JETE エポール・ジュテ(イーストライン) ヴーヴレのシュナン・ブランをカトリーヌが自然手法で醸造した白。赤はカベルネ・フランをグラップ・アンティエールで仕込んだワイン。 AVIS DE VIN FORTアヴィ・ドゥ・ヴァンフォール(イーストライン) カベルネ・フランをグラップ・アンティエール(除梗なし)で短期間のセミ・マセラッションで醸したワイン。 SEMINAIRE VIN NATURE ET VIN BIO 自然派ワイン、BIOワイン セミナー  SEMINAIRE VIN NATURE ET VIN BIO 自然派ワイン、BIOワイン セミナー  長崎の自然派ワイン・ショップ・エヴリデイ・ワイン 宮川さんファミリーが素晴らしい笑顔を運んで来てくれました。一年前に長崎にオープンした自然派ワイン・ショップ。 長崎の街は小売では、まだ未開の地、色々試行錯誤で頑張っているようでした。今日はレストランもワインショップも閉店して参加してくれました。本当に有難うございます。応援しています。 燃やせ!!PASION !! 燃えろ!PASSION !! 最終打上げは焼き鳥にワイン 金曜日ということもあって、インポーターの皆さんは一部を除いて東京へもどり、内輪的な打上げをやりました。 地元のとどろき酒店さまにご参加いただきました。 この厳しい環境の中本当に頑張っておられる轟さんチーム、我々も出来うる限りの応援を致します。有難うございました。CPVの竹下が学生時代過ごした福岡。今夜は彼がアルバイトをしていた焼き鳥屋さんにワインを持ち込んでワーとやりました。最後は勿論、福岡の伝統、飲んだあとは屋台ラーメンで締めました。

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“RECREATION” DEGUSTATION VIN NATURE A OSAKA 大阪編

TOKYOの翌日1月27日に大阪で開催。 250名のプロフェッショナルに来て頂きました。 やはり大阪でも感じたことは、今までに来られなかった部門の人達の来場が多かったことです。 自然派が確実に広がっているな、と感じました。 そして、小売店も業務店の人達もこの難局を自然派ワインで乗り越えようと、皆、自分に合ったワインを探そうと、真剣に試飲を繰り返していました。 大阪ではインポーターの目を引いたプレゼンテーションと人気ワインに的を絞って紹介します。 DIONYディオニ社    この不況の中でも、順調に売上を伸ばしているディオニ社は、毎年、販売営業マンを伴ってフランス現地の自然派醸造元を訪問する。営業マンが現場を知っているか否か?は本当に大切で、説得力が2倍、3倍に上がると思います。そして、毎回、プロカメラマンを同伴して醸造元の綺麗な写真を撮っています。その写真がプレゼンテーションに差が出る。 MIKAEL BOUGES ミカエル・ブージュ↑ ロワール地方トゥーレーヌ地区。真っすぐでスカットして気持ちが良い人物。ロゼの微発泡ワインABが実に爽やかで良い。 そして、白も赤も共通していることは人物通り透明感あってスカットしたスタイル。 イーストライン社 門脇さんも年に3回ほどフランスにやって来て、醸造元を巡る。一眼レフをもって醸造元の写真を撮りまくる。顔の見えるワインが実現する。 プラジョル 国宝級の職人組織レジャン・ド・メティエのメンバー SUD OUEST西南部地方のプラジョルを紹介しよう。 フランス自然派の仲間から尊敬の念を持たれているプラジョル。絶滅しかけている品種を再生させたり、品種研究家でもある。品種に関する本も書いている。 モーザック品種から造られる白の微発泡ワインがほのかな甘さもあって大人気でした。 赤はブロッコリ品種100%、爽やかさもあって、グイグイ入ってしまう。 BMO社 - プレゼンテーションのMVPは流石のBMOだ! 遠くから見ると“オヤッ”マルセルとエロディーが来ているのかな?!と思ってしまうほどよく出来ている。 上半身の等身大写真の切り抜きボードだった。 南ローヌの自然派を造上げたマルセルのワインは絶品だ! 運命的な師弟関係 若きマルセルは、ワイン造りを始めた頃、エロディのお爺さんに色々助けてもらった。その世話になったお爺さんの孫に当たるのがエロディーさんだ。葡萄栽培、醸造とすべてをエロディーに伝授している。素直で頑張りやの性格のエロディーは既に多くの事を身に付けている。35年のマルセルの歴史を受け継いだ。その上に女性的な柔らかさをワインに表現している。驚愕の果実味と優しさが同居している。 大阪と福岡では自然派ワインセミナー開催 Seminaire sur Vin Nature マルセル・ラ・ピエールが昨年亡くなって自然派の歴史がまた新たな時代を迎えようとしている。 今、今までの自然派の流れ、現在、そして未来に向けて歴史的に総括する時期に来ていると判断。 1976年に渡仏してフランス滞在が30年を超しました。 近年の10年間のフランスワインを取り囲む環境の変化は絶大なものがあり、自然派ワインの広がりには驚くばかりです。 自然派ワインとビオワインについて自然派ワインの台頭、伝播の歴史など、総括しておく必要性を感じました。 テースティングは 1-クロ・ルジャール、自然派ワインという名称が出る前から400年に渡ってビオで自然な造りの伝説蔵 2-マルセル・ラピエール、現在の自然派と呼ばれるグラップ・アンティエール(除梗なし)醸造 3-ル・ブ・ド・モンド、マルセルの流れを継承している。孫弟子にあたる新世代の自然派 ★セミナー内容については、このHPページにて近日中に掲載いたします。 RECREATIONの打上げが満谷さんの LE BOISだ! 大阪で自然派の元祖と云えばやはりトルトゥーガーの満谷さんだ」!今夜は2階のLE BOISを借り切った。 大阪の夜は熱い! 日仏商事の庄本は明日フランスに出発予定ボンボヤージ、パシフィック洋行の安部さんは今年初参加で新しいパワー風を有難う。ディオニの前田社長親子、有難うございました。 三浦さんも、トミオさんも有難うございました。 皆さんお疲れさんでした!満谷さん、有難う!! 伊藤

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RECREATION自然派・大試飲会が3都市で盛大に繰り広げられた!

     *** 東京会場 TOKYO *** CLUB PASSION DU VINでは毎年、年初めの1月に自然派大試飲会を実施している。 対象は酒販店、各種小売店や飲食店などプロ向けだ。約500名の人達が来場した。 遠くは北海道、九州からも来てくれました。 2011年のワイン販売の為に新たな自然派ワインを見つけようと日本中からプロフェッショナルが集まった。今までにない広がりを感じた。 *** 東京会場にはフランスから二人の生産者が参加 *** ←自然派最古参のダール・エ・リボ のルネ・ジャンが参加。自然派の世界ではミティークな存在だ。熟練したものしか出せない究極の自然な果実味の旨味!(野村ユニソン) 神の雫、ボルドーのプピーユも登場 カスティヨンの暴れん坊フィリップ・カリーユ が来日参加した。ビオ栽培、自然酵母、樽熟の正統派タイプのボルドー自然派。 (モトックス)  ***10社の自然派インポーターが大集合 *** BMO株式会社(片岡物産株式会社) 、 野村ユニソン株式会社、 エスポア 株式会社モトックス、 ディオニー株式会社、 株式会社オルヴォー、 有限会社クロスロード、 パシフィック洋行株式会社、 日仏商事株式会社、 株式会社イーストラインLa Vigne事業部 *エスポア  TEL :06-6436-3402 東京会場のみの参加となったエスポア。 東京のエスポア加盟店が協力しての参加となった。 超人気のマーク・ペノ 超自然派のシモヌッティーを有するエスポアブースはいつも試飲者で混んでいた。江戸っ子エスポア店の 萬屋のユキコさんが参加。 *クロスロード   TEL :03-3352-0911 FAX :03-3352-0910 隠れたコアな自然派をいっぱい持っているクロースロードは新たな自然派を求める飲食店の人達にはもってこいのインポーターだ。ボジョレの孤高の自然派ジャン・クロー・ラパリュが大人気だった。藤原さんと有馬さんの2人の参加だ。 ガメ品種もトコトンつきつめるとここまで上品になるものか。と驚きのブルイ。 *イーストライン TEL :05-6682-1955 FAX :05-6882-1524   TEL 門脇090-1757-1147 掘り出しもの自然派を探すならイースト・ラインだ。 ここの門脇さんは年に3度もフランスにやってくる。 その都度、訪問先の自然派醸造元で研修している若者や 近所の新人自然派を紹介してもらい青田刈りをしている。 だから、ここには掘り出しものが沢山ある。でも超人気は コルビエールのマキシム・マニョンとミネルヴォワのジャン・バティス・セナだ。南フランスの超自然派の二人。爽やかさを含んだ濃縮感!今日は佐藤さんもブースに参加。 *BMO(片岡物産株式会社) TEL :03-5459-4243 BMOからは高野さん、鎌田さんの参加。ここの人気は何と言ってもルシオン地方・ナンバーワン自然派、ジャン・フランソワ・ニックのフラール・ルージュだ。超自然派の果実味は他を寄せ付けない魅力がある。そして、もう一つの人気者、フラール・ルージュの親友でもあるエリックのラングロールである。 自然派の中でも別格の自然な果実味を醸すことが出来る二人だ。自然派の双子ダイヤモンド的存在と云っていい。 *日仏商事 TEL:03-5778-2494 FAX :03-5778-2482 自分自身が大変熱心な自然派愛好家の庄本さん。フランス自然派の初期の創生期にパリで一世を風靡した自然派ワインバー第一号を経営していたジャンピーエール・ロビノの彼なくして今日の自然派ブームは無かった。そんなロビノ氏が晩年、故郷に帰って醸造所を打ち立てた。流石、芸術家ロビノ ラベルもすべてデザイン。心に響く自然派風味ワイン。 *ディオニ   TEL :03-5778-0170 FAX :03-5778-0170 ディオニ社で売上のトップを競う最強の美人セールスウーマンが担当の東京。東京での人気はロワール・アンジュの超自然児ブノワ・クローだ。ロワールにあってカベルネ・ソーヴィニョンの100歳の古木をもち、しかも、誰もやったことがない醸造を実行。カベルネ・ソーヴィニョンをグラップ・アンティエール(セミ・マセラッション・カルボ方式)で醸造する。その上、ベジェタル風味が全くないCS果実味を実現。 *オルヴォー TEL : 03-5261-0243 FAX : 03-5206-8557 独自の販売理論を持つ田中さん。ここのお薦めは何と言っても うさぎのマークのニコラ・テスタである。ブルゴーニュのプレスティージなテロワールとピノ・ノワールをプリューレ・ロックでパカレの後を引き継いで醸造していたニコラがボジョレの土壌でガメを醸すとどうなるか?興味深い実験台のようなワインだ。ニコラ『造りはシャンベルタン・クロ・ド・ベーズと全く同じだ!』と言い切る。ピノに最も近いガメを醸すニコラのワイン! *パシフィック洋行 TEL :03-5642-6084 FAX :03-5642-6085 後発で自然派ワインに取り組むパシフィック洋行さん。でも やる気満々の安部さん、小山さん。力強い仲間が増えたという感じ。ここでのお勧めは、アルザスのローラン・バンワースだ。クリスチャン・ビネールで修業して、現在でも教えをうけながら醸造をする。柔らかいタッチの果実味は心が和む癒し系の味わいだ。 *野村ユニソン TEL :03-3538-7854 FAX :03-3538-7855 流石に野村ユニソン、ブースはいつも人で溢れていた。自然派の一流どころを揃えている老舗だ。今日は藤木さんがブースにたった。今日のお薦めはダール・エ・リボだ。、やはり本人がブースに立つ。元野村ユニソンの社員だった浅野さん、現在、ルネ・ジャンの奥さんも後半顔を出してくれた。癒し系の疲れない味わいは素晴らしい! *モトックス TEL :03-5771-2823 FAX :03-5771-2824  ビオ栽培の為に設備に莫大な投資をして 土壌を生かすことにかけているフィリップ。 そんな自然栽培の影響がここ数年、顕著に出てきている。土壌が生き生きしてきた。昨年の収穫葡萄は完璧に健全な状態だった。 ミネラル感と酸、果実味のバランスが絶妙な上品さを備えてきた。勿論、ボルドーの伝統醸造、今の自然派のグラップ・アンティエール(除梗なし)ではない。しかし、自生酵母、SO2添加も少ない。SO2添加ゼロのアティピックも造っている。革命的な美味しさだ。 *サンフォニー TEL :03-5565-8992 FAX :03-5565-5886 今日はフランスから剣道5段、フランス代表選手のアレックスが手伝いに来てくれた。ニースに住むアレックスは自然派ワインが大好きだ。昨年は醸造元で研修をやっていた。お薦めは、フラールージュ・ファミリーの2つのワインだ。アクセル・プリッファーのル・タン・ド・スリーズ桜の季節のワインと今、フランスで自然派中最も人気上昇中のル・ブ・ド・モンドだ。超自然な果実味はグラップ・アンティエール醸造(除梗なし)からくる果実の爆発系だ。 遠くからお越しの皆様、お疲れさまでした。皆さんの真剣に試飲される姿に感動と感謝の念がこみ上げてきました。2011年の皆様のワイン販売が上手くいく事を願っています。CPVではチラシ作製、配布やフランス自然派ワイン見学ツアーなど外からの応援を企画しています。 是非一緒にご参加ください。 RECREATION打上はオザミの新店東銀座・ブリヨン・ド・パリにて パリのワイン食堂 ブイヨン・ド・パリは明るい雰囲気で気軽に自然派ワインも飲める! […]

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フランスの1月は試飲会のラッシュ!

フランスでは、1月24から2月1日に亘って自然派ワインの世界ならでは絶対に外せないイベントが行われます。 ここで、生産者の新しいヴィンテージを飲んだり、新人の造り手を掘り出したり、世界中からカービストやレストランのオーナー、ワイン関係の方々が集まるのです! 最初はモンペリエで行われる『La Remise * ラ・ルミーズ』からスタート。 ここでのムードは、とにかくフレンドリーな雰囲気で、皆顔見知り・・・! ルシヨンでも有名な3人の生産者、Domaine Le Bout du Monde*ドメーヌ・ル・ブ・デュ・モンドのEdouard Laffitte*エドワード・ラフィット、 Domaine du Possible*ドメーヌ・デュ・ポッシブルのLoic Roure*ロイック・ルール、 そしてClos Léonine*クロ・レオニンのStéphane Morin*ステファン・モランが主催している隠れ試飲会です! そして次の日には、毎年大規模に成長している『Millésime Bio  * ミレジム・ビオ』。 1993年からスタートし、今ではビオ・ワインならばここ!という人も沢山。 しかし人が多く、広すぎるので、生産者を見つけるのに一苦労・・・! そしてパリに戻ってきてすぐにロワールのほうへ。 ここでは、『Renaissance des Appellations * ルネサンス・デ・ザペラシオン』という試飲会が開かれています。 自然派ワインの中でも、トップ・クラスな醸造家のみ! ロワール地方のアンジェの町にある、12世紀に建てられた小屋の中で再開されています! そのまま、又もや大規模試飲会、『Salon des Vins de Loire * サロン・デ・ヴァン・ド・ロワール』に突入! 1987年に再開され、今では600人もの生産者が紹介されています。 しかも名前通り、全てロワール地方の造り手・・・ 多い! そして最後の試飲会は、何とシャトー・ブレゼの地下で行われました! まさに自然派ワインが大好きならばは欠かせない『Dive Bouteille  * ディブ・ブテイユ』です! ロワールのソミュール地方独特の、 どこまでも続く廊下・・・まさに洞窟! 去年は寒くて赤ワインの試飲は難しかったのですが、今年はちゃんとヒーターが入っていて、美味しく試飲が出来ました! *** さあ、試飲会にいた生産者を紹介します! *** 最初はLa Remise * ラ・ルミーズから! Ferme St Martin * フェルム・サン・マルタン (ローヌ地方) Thomas * トマ 2010年はトップなバランス! 酸味もキッチリしていてフレッシュ感抜群! 白の「Fleur de Terroir * フルール・ド・テロワール2009」はミネラル感が強く、スパイシーで潤い感タップリ。 ロゼの「Rose d Entrevon * ロゼ・ダントルボン2010」はまさにフルーティーでジューシー! 赤では、友達とグイグイ飲みやすい赤フルーツ系の「Gerine * ジェリンヌ2010」、エレガントでシックな「Romanis * ロマニス2010」、パワフルでフィネーレが綺麗な「Estaillades * エスタイヤード2010」、スパイシーてテロワールの複雑感が味わえる「Terres Jaunes * テール・ジョーヌ2010」。 最後は標高500mから収穫されたブドウを使用したワイン、「Constanci * コンスタンチ2009」を試飲。 醸造もフードルで行っているので、まろやかで深みもあり、なおかつ爽やかなので一番上品! Domaine de Maupertuis * ドメーヌ・ド・モーペルチュイ (オーベルニュ地方) Jean Maupertuis * モーペルチュイ クマさん見たいに大らかでマイペースなジャンさん。 彼のワインもゆったりとしていてまろやかな口当たりが特徴的。 「Guillaume * ギヨーム2010」はフレッシュ+フルーティーで飲みやすく、「Pierres Noires * ピエール・ノワール2010」はよりミネラルでしっかりと厚みのあるワイン。 白の「Puy Long * ピュイ・ロン」はトロミがありながらも、柑橘類のサッパリさが味わえ、ロゼ2010は今回一番人気の高かった一品!野イチゴジュースを飲んでいるような感覚!今年の夏には欠かせない一品! Domaine des Deux Terres * ドメーヌ・デ・ドゥ・テール (ローヌ地方) Manu et Vincent * マニュとヴァンサン  今回の発見!仲良しの二人組から生まれたこのドメーヌ。 とてもファンキーで楽しい人たち! しかもワインの味もピュアで真っすぐでフレッシュ! 酸味がきりっとしていて、フルーツの甘みも綺麗に引き出されていて、最高! ここのブドウジュースもメチャ美味しい!甘すぎず、サッパリ!私も購入しちゃいました! 今後期待の二人です! Grenache Pur * グルナッシュ・ピュア2010 - 標高1400m Ripaille * リパイユ 2010 - カリニャン100% Zig Zag * ジッグ・ザッグ2010  - シラー70%・グルナッシュ30% Bric a Brac  * ブリック・ア・ブラック - シラーのマセラシオン・カルボニック100% Le Grain de Raison * ル・グラン・ド・レゾン (ルシヨン地方) Fabien Mereno * ファビアン・メレノ  ファビアンは2年前に地元のルシヨンへ戻り、Edouard Laffitte とLoic Roureの醸造所の一部を借りて、2009年からからワイン造りをスタート! 「La Lie […]

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★Le Vin en Tête ★ル・ヴァン・アン・テット試飲会★

今日は凄いおしゃれな試飲会に行ってきました! 会場に入ったら、参加している生産者のポートレートがズラリ。 何か迫力があります! そしてデコレーションが可愛い! 壁には、アーティストの絵が飾れていて、天井には自転車がぶら下がっています。 何故?!まあ、アートです! それでは試飲会スタートです! Arnaud Combier / Bourgogne  * アルノー・コンビエ 何故だか今年は頻繁に会っているアルノー・・・ 彼ほど優しくて落ち着いている人は居ない! 誰に対しても一生懸命に説明をしてくれ、そのゆっくりで独特な喋り方が印象的です! 彼のワインは、何が何でもミネラル! どれを飲んでも、上品で濃厚なフルーツが味わえます! Les Mandeliers 09*レ・マンドリエ09は丸みがあり、 La Barnaudière 07*ラ・バルノディエール07はピーチや梨のフレッシュなアロマが足され、 Pouilly Fuissé 08*プイイ・フュイッセ08はよりスパイシーで柑橘類の香りが綺麗! どれを飲んでも後味が長く続き、スーっと飲みやすいワインです! しかもスペシャルに、La Barnaudièreの09年、しかもマグナムを注いでくれました!厚みがありとてもリッチ!アルノーのワインは本当に全部お勧めです! Yannick / Prieuré Roch / Bourgogne  * ヤニック/プリウレ・ロック もうヤバイ・・・美味過ぎる~~! 一言で言うと、一回飲んだら忘れられないピノです! 今日は若いヤニック氏が参加。Nuit I 08*ニュイI08は綺麗過ぎるバディ! そしてNuit 1er Cru Vieilles Vignes 06*ニュイ・プルミエ・クリュ・ヴィエイユ・ヴィーニュ06は、樹齢の古い木なのでより複雑感があり、スパイシー感もあり、奥深い後味が印象的。 最後に飲んだ(ここでは試飲ではなく、思わず飲んでしまいます・・・!)Hautes Mazières 08*オート・マジエール08は赤フルーツや、スミレの花の香り、他にもトリュフなど、表現豊かな香りにウットリ~! Guy Bussière / Bourgogne * ギー・ビュシエール 私の生まれた年のワインを初めて飲ませてくれた人・・・ 84年、しかも自然派、彼のお父さんが造った最後の一本・・・ 今でも覚えています! → その時のボトル:ちゃんと『Père=父』と書いてありました! 今回試飲したのは、どれもとてもフレッシュ! Arpège 09*アルページュ09は柑橘類の香り+石灰のテロワールから出たミネラル感+りんごの味がする長い後味! そしてChardonnay 09*シャルドネ09はとても優しくてまろやかな舌触り。 これはお勧めです! Michel Augé / Maisons Brûlées / Loire   * ミシェル・オジェ/メゾン・ブリュレ とにかく曲がったことが嫌いなミッシェル。 そんな性格がワインにも出ていて、自分が納得いかないブドウだったらワインを造らない!と本当に真面目。 でもその分出来上がるキュベは最高に美味い! 今フランスのワインバーで見ないところはない位の勢い! Herdeleau 08*エルドゥロー08はソフトで飲みやすく、甘い黒フルーツの香りが口の中で爆発します! Suavignon 07*スアビニョン07はスパイスやハチミツ、柑橘類のアロマがいっぺんに広がり綺麗な複雑感に満たされます! そして新しいキュベが2本登場!その名もMaisons Bullées 2010*メゾン・ビュレ2010!これは、ソーダーのように飲みやすく、ワインが苦手な人でもスイスイと飲めてしまうスパークリングワイン!白とロゼがあるのですが、両方ともフレッシュで、アペタイザーには欠かせない一本! Jean Delobre / Ferme des 7 Lunes / Rhone  *ジャン・ドゥローブル/フェルム・デ・セット・リュヌ 彼のあだ名は『ローヌのサーファー』・・・ 確かに、見た目はそうっぽいですが、やはり中身はワイン一筋な生産者。 今回は自慢の2009年ビンテージを試飲! Syrah 09*シラー09はフルーツの果実をそのまま齧ったかのように熟成度が強く、とても綺麗なバディが印象的。 St Joseph 09*サン・ジョゼフ09はしっかりとしてエレガントな骨格、 そして最後に試飲したViognier 09*ビオニエ09はスパイスとミネラル感が綺麗に調和していて、とてもバランスが良かったです! Patrick Erésue / Château Chainchon / […]

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Déc

大阪・豊中のESPOAたけやの“暖かいワイン会”

大阪・豊中のESPOAたけやの“暖かいワイン会” 銀行マンの脱サラから酒販店経営へ変身した武元さんと奥さん 11月は3週間日本へ出張しました。日本全国を走り回ってワインに携わる人々と交流を深めてきました。その中でフォワっと心温まるワイン会がありました。大阪豊中市で酒販店“ESPOA たけや”を経営している武元さんを今日は紹介したいと思います。武元さんは元銀行のサラリーマンからの脱サラで店を始めた。最初はコンビニエンス・ストアーをやっていたけど無味乾燥なビジネスで何か違うと思っていたところにESPOAの存在を知った。 武元さんは人間的な触れ合いとか、もっと人間味のある商売がしたかった。ワインを通じて“喜び”を提供できる仕事に興味をもった。かといって、当時、武元さんはワインの知識もあまりなく、ワイン会などを開催するようなノウハウも無かった。でも今日は本当に心温まる楽しく素晴らしいワイン会を実現しています。ワイン会開催の挨拶でドキドキの武元さん、マンスノーブルのギドさんもやや心配そう。でも、この素人っぽさ、人間的良さ、一生懸命さが逆にお客さんに評価され、信頼されている。 ESPOAとは?ここでESPOAグループのことをご紹介致します。 全国に150店ほどある酒屋さんのグループであります。ボランタリーチェーンといてもよい。チェーンと云っても商品を強制的に買わなければならないとかの拘束は一切ない。一言で簡単に説明すれば『1個人店で出来ないことや、1個人店でやっては損なことを本部が代わってやってしまう、というシステム』ワインの勉強とか、販促のチラシ作りとか、新商品の開発とか、ワインの共同輸入とか、ワイン買付旅行、ワイン会開催のノウハウとか、個人店では特別な能力がないとできないことが一杯ある。 そんなことを、まとめて本部が教示しながらやってスケールメリットを出そうというシステムなのです。だから普通の脱サラの人でも、即プロのワイン専門家と同じような品揃えとか、販促活動が可能になる、という素晴らしいシステムのチェーン店であります。 ESPOAのEはエクゼクティヴ、Sはスペシャリティー、Pはパーソナリティー、Oはオリジナリティー、Aはアクテイヴィネスの略。 月に一度の勉強会風景(11月) 本部が月に一度、諸々の勉強会を大阪と東京で開催してくれる。そこでワインの勉強とか、売り方の勉強をやってくれる。かと云っても、本人が努力しなければ、全く効果がないのはどの世界も当たり前。 やる気さえあって、努力すれば、最初は特別な知識や能力がなくても専門店としてのオペレーションが可能となります。武元さんは5年目であります。 3年前から自分の店内でワイン学校“和飲学園”を開催している。 アルザスのシュラー醸造所への訪問9月 最初は本部スタッフの援助が必要だったけど、今はもうワインの勉強も積んで立派なプロとしてやっている。武元さんが主催する和飲学園の生徒からソムリエ試験にパスした人が誕生した。 彼女がソムリエ試験にパス⇒ ESPOA本部が直輸入の醸造元を年に4社ほど日本に招待して、加盟店でワイン会を開催する。 通訳も本部スタッフの中島さんが勤める。 一個人店では絶対できないことも、150店がまとまればスケールメリットで色んな事が可能となる。この厳しい経営環境の中、他の店が出来ないことをスイスイやってのけてしまうことは大切なことです。直輸入システムも一個人店では不可能なことです。 酒販店経営でお悩みの方、脱サラで専門店をやりたい方 ESPOAグループへの加盟をお薦めいたします。下記へご連絡ください。 ESPOA本部  大阪06-63863204 東京 03-3253-8775 ESPOAたけや&マンスノーブル醸造元の暖かいワイン会 今日は南フランスのラングドック地方コルビエールからシャトー・マンスノーブルのギドさんを大阪府豊中市に招待してのワイン会です。 ギドさんも18年前、人生を180度変えた人です。 ベルギー人のギドさんは、ベルギーで保険の会社を経営していた。経営は順調だったけど心は疲れていた。保険で接する人は何らかのトラブルを解決する為で 人生の“喜び”とは程遠い世界だった。ギドさんはベルギーではテースティング・コンクールで優勝する程で、ワイン業界では有名人だった。50歳になった時 すべてを投げ打って、南フランスにやってきて醸造所を買い取り、立ち上げた。 何故?『ワインの世界は、いつも人と接して“喜び”や“笑顔”があるからだ!』 人生を変えた動機は、武元さんと同じ“喜び”を人と分かち合うことだった。 だから二人とも今は最高だ! 同じ人生なら、多くの人の“笑顔”や“喜び”に接していた方が気持ちが良い。 ワインはまさに喜びを与える飲み物です。 レストラン・ノワ・ド・ココ  大阪府豊中市本町1-11-1本町ビルTEL :06-6854-7654 暖かい雰囲気と武元さんの自然派ワインが飲める店。清水シェフの腕は繊細さで抜群に美味しい! 清水シェフの料理はギドさんもビックリのワインとの調和がとれていました。 左 バームクーヘン豚のエピス風味ロティ 下 仔牛ほほ肉赤ワイン煮 ワインとマリアージが抜群でした。 ワインが2人の人生を変えた! 武元さんもギドさんも人生を変えて正解だった。 ワインを通じて色んな人と巡り合えて、ワインのあるところにはいつも笑顔と喜びが創造される。 ESPOAたけや 大阪府豊中市西泉丘1-1-5TEL :06-6853-4256 豊中市にお住まいのワイン好きの皆さん是非、 一度、お店に寄ってみてください。心温まりますよ! 最後は皆大喜びでした! 見てください!この笑顔! 2人ともこの笑顔が見たくて人生を変えた! 大喜びと共に一杯の注文をもらいました。 終了後、お店まで戻って、注文を頂いたお客様の為に 一本一本にサインをしよう!ということになり、何十本のボトルにサインをしました。明朝、ギドさんは関西空港よりフランスに飛びます。お疲れさまでした! 武元さん!良い仕事してますね!頑張ってください!フランスより応援していますよ! 武元さんのお客さんは綺麗な女性が一杯いました。和飲学園も楽しそうですね!また来ます。伊藤 ESPOAたけやの店内 大阪府豊中市西泉丘1-1-5 tel :06-6853-4256

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諏訪湖にて盛大なボジョレー・ヌーヴォーの会

深い歴史と文化度が高い諏訪湖にワイン文化が満開 長野・諏訪湖にて200名を超す盛大なボジョレ・ヌーヴォーの会 5年前より諏訪温泉ホテルにてボジョレ・ヌーヴォーの会 11月19日諏訪湖に面した温泉ホテル“紅やホテル”にて今年も盛大にヌーヴォーの会を開催した。もうずい分前から定員満員にて参加者を御断りする程の人気イベントになってる。5年程前より、ここ紅やホテルでは定例のワイン講座も開いている。 地元の企業“野村ユニソン社”と共同で開催している。野村ユニソン社の本社は精密機械、ロボットでは世界級のハイレベルな企業である、と同時に自然派ワインではトップレベルの品揃えを誇るワイン輸入業者でもある。ここ諏訪湖周辺には世界に誇る優良企業があり、世界を股にかける文化人が多くいる。この風光明美な諏訪湖の地にワイン文化が育たない理由はない。自然派・本物ワインのワイン勉強会を定期的に行ってワインファンを育ててきた。その効果もあって200人を超す人が一瞬のうちに予約が殺到して定員オーバーとなってしまった。今では地元の各方面の文化人が集まる素晴らしいステータス・イベントとなっている。本物・自然派ワインファンがここ諏訪湖でも確実に広がっている。本物は通じる! 本物・自然派のヌーヴォーは美味しい! ボジョレ・ヌーヴォーの人気が少なくなってきた原因に、不味いヌーヴォーが氾濫した時期があった。酸化防止剤が大量に添加されたり、補糖されたりで、あまりにも醸造テクニックにはしり過ぎて劣悪な工業製品のような画一的なヌーヴォーが氾濫して、それを飲んだ人達が悪質な二日酔いを経験したり、酷い悪酔いにあった人達が多かったからである。一般の人がワインに興味を持って頂けるこのヌーヴォーの時期こそ、本物ワインの本当の美味しさを分かってもらえる絶好のチャンスである。自然派ワインの父と云われているマルセル・ラピエール、心に響くワインを醸す天才フィリップ・パカレのヌーヴォー、マルセルの親友で熊のような体格とガッシリしたワインのデコンブヌーヴォー、最南端に位置するハーモニー・ド・テロワールなど全4種類が提供された。 マルセル・ラピエールを偲んで ↓ 5年前の写真(ボーヌにて)    野村社長とマルセル・ラピエールの遭遇的な出会い 特に今年はマルセル・ラピエールが収穫を終えた2日後に亡くなるという劇的なミレジムとなりました。マルセルと野村社長は、ブルゴーニュ地方ボーヌの街で遭遇的な出会いをしました。『5年前、まだマルセル・ラピエールと野村ユニソン社が取引をする前の段階でした。それは雪の降る寒い冬のボーヌの街でした。レストラン“ビソー”で夕食をしている時でした。マルセル・ラピエールとマリー夫妻がこのレストランに入って来ての遭遇でした。その時はお互いに自己紹介と挨拶をして記念撮影をして終えました。その時はまさか一緒に取引をすることになるとは想像もしなかった。それが2年前から取引が始まり、昨年のこのヌーヴォーの会にはインターネットでフランスと日本を繋ぎ日仏同時ヌーヴォー解禁を祝ったものでした。そのマルセルが急に亡くなり今年は解禁の祝いと同時にマルセルを偲ぶ会を合わせてヌーヴォーの会とさせていただきました。』と野村社長の挨拶。 マルセルは人と人生を分かち合う瞬間を大切にしていた。 マルセルが35年の歳月をかけて自然との調和をめざした仕事の総決算が、この10年のヌーヴォーには詰まっています。フランスの自然派を築きあげたあの人格、笑顔がこのヌーヴォーには表現されています。こんな大勢の方々と分かち合える事をマルセルもきっと大喜びだと思います。マルセルは人と一緒に食事をしたり、飲みながら人生を分かち合う瞬間を本当に大切にしていた人でした。乾杯!マルセル! 2010年も世界中の若者が集まって収穫を喜びのパワーをもって行いました。                                    長女カミーユと奥さんマリー 収穫には私も立ち会いました。長女カミーユも奥さんのマリーも厳しい状況の中でも笑顔を絶やさず満面の喜びの中で収穫を決行しました。マリーはマルセルの看病をしながらの収穫となりました。それでも最後まで自分の手料理をマルセルの為に造っていました。 ほんの一カ月半前の出来事です。長男マチュも最後まで頑張りました。      長男マチュ  それが今こんな風に、諏訪の人達に こんな風に喜んでもらっている姿を 見ると感無量になってしまいます。 乾杯!マルセル!有難う! 人と人がワインを通じて繋がっていく! スナップ写真集 恒例の野村社長の娘さん によるピアノ演奏。 ←野村社長夫妻と共に 夫人の葡萄柄帯 ⇒ ビンゴゲームで盛り上げる ↓ 美しい着物姿の 諏訪美人。周りが明るくなります。 2次会では野村社長と 竹沢副社長の “白いブランコ”を 聞かせて頂きました。 2年前はこの同じ場所でマルセルも唄いました。 2年前マルセル・ラピエールとフィリップ・パカレが諏訪に来た時の思い出 マルセルもこのカラオケで唄ったのを思い出しました。 野村社長もパカレも、そしてマルセルも皆で唄いました。 その時の事を思い出して涙が出そうになってしまいました。 マルセルは同僚として日本のワイナリーの人達ともこのカラオケで楽しみました。 本当に気さくで、真っすぐで、陽気で、飾らず素晴らしくシンプルで、尊敬すべき人物でした。 ワインは素晴らしい!人と人を繋ぎ、永遠に喜びを創造していく力がある! 伊藤

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Déc

Le Vin de mes Amis chez Paul Bert

今日はシャーロット・セナさんが主催する、 『ル・ヴァン・ドゥ・メ・ザミ=私の友人のワイン』の試飲会に行って来ました! 場所は、自然派ワインが楽しめる、『ビストロ・ポール・ベール*Bistro Paul Bert』です! Bistro Paul Bert 18, rue Paul Bert 75011 Paris Tel : 01 43 72 24 01 今日は2010年ビンテージを紹介しにきた生産者が多い! 2010年は基本的に綺麗な収穫が出来て、しかもアルコール発酵も順調に進んだので、皆笑顔でした! 今一段落付いた時期なので、みなさん試飲会に追われています! ロワール*Loire いつも笑顔でハキハキとしているカトリーヌ・ブルトン*Catherine Breton。 彼女のペティヤンはグイグイと飲めてしまうほど美味い! 今回は2010年のディレタント赤を試飲。 彼女もお勧めするほどの価値はある!とてもジューシーでまさにブドウジュース!まだ完璧に終了したワインではないですけれども、とにかく出来上がった物を試飲するのが待ち遠しいです! ロワール*Loire アレ?! 右の人・・・知ってる! と思っていたら、元々チリでワイン造りをしていたマチュさん! 今年から彼はニコラ・レオー*Nicolas Réauさんの醸造所で一緒にワイン造りをスタート! とてもエレガントでフレッシュなサン・シノンを是非味わって下さい。 ブルゴーニュ*BOURGOGNE ドメーヌ・ド・パット・ルー*Domaine des Pattes Loups、 トマ・ピコ氏*Thomas Pico のシャブリは 厚みもあり、酸味もあり、何よりも柑橘類とハチミツの香りが凄い! 特にボールガール*Beauregardはダントツでトップ! まだ若いのに、今後のシャブリの期待の星です! ブルゴーニュ*BOURGOGNE ドメーヌ・ド・ラ・カデット*Domaine de la Cadette のカトリーヌ*Catherine さん。 ここのムロン・ド・ブルゴーニュ*Melon de Bourgogne は酸味がキリッとしていて綺麗なフルーツの香りが! また、奥さんのカトリーヌ、そして旦那さんのジャンのワインを試飲。同じ畑の同じブドウで造っているのに、全然味が違う!本当に誰が醸造するかで全然味が違ってきます! ブルゴーニュ*BOURGOGNE 白ワインの天才、フィリップ・ヴァレット*Philippe Valette。 ここではブルゴーニュ一①の白ワインを紹介! ヴィレ・クレセ、プイイ・ヴァンゼル、プイイ・フュッセ、どれを飲んでも感じ取れるテロワールのミネラル感、フルーツの熟成度、そして長~い後味が最高! ボジョレ*BEAUJOLAIS 相変わらず繊細で野いちごの香りが凄いジャン・フォワラール*Jean Foillard のワイン。 今回はモルゴン*Morgonとフルーリー*Fleury、 そしてコード・デュ・ピ*Côte du Pyを試飲! ローヌ*RHONE 何時会っても綺麗なエレーヌ・ティボン*Hélène Thibon – マス・ド・リビアン*Mas de Libian. 2010年は酸味が特徴的! 彼女のワインは女性ならではの柔らかさと、女の力強さが感じられます。 ラングドック*Languedoc ワインの全キュベに我が子の名を付け、 自然に囲まれた場所でワイン造りをしている ジル・アザン*Gilles Azamさん。 彼はスパークリングワインが多く、どれもとても繊細な泡が印象的。 パーティーには絶対に欠かせない一品です! ラングドック*Languedoc 今回の発見、ドメーヌ・マス・デ・カプリス*Domaine Mas des Caprices のミレイユ*Mireille さんと旦那のピエール*Pierre さん。 2009年が初ビンテージですが、もうすでにラベルも可愛く、 ワインの中身も美味しい! パワフルでジューシーで生き生きとした、まるでこの二人の用なワインです! ラングドック*Languedoc    カトリーヌ・ベルナール*Catherine Bernard はいつでも笑顔! 彼女のワインは、何故か一番印象に残っています。 とてもフレッシュで、ワインというより、様々なフルーツが一緒に煮詰められたような、とてもフルーティーで濃厚な香り! ワインが苦手な方には、是非お勧めしたい一本です! 時間が経つにつれ、レストラン業界の人々や、 カーブを経営している若者、 色んな人が集まり、 試飲会というよりも、 み会になっていたポール・ベール […]

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Déc

FESTIVIN 自然派ワイン祭り

FESTIVIN祭りだ!祭りだ!自然派ワイン神社の境内は超満員!! 11月27日恵比寿に仮設・自然派ワイン神社が発足し一日だけのワイン祭りFESTIVINが開催された。 神社の境内には東京中の自然派ワインを愛する飲食店が屋台出店を構えてナチュレルワインファンを出迎えてくれました。自然派ワインを気軽に楽しく飲める人気店が集まりました。 そして、お神酒には、日本中の自然派ワインインポーターが大協賛集合だ! 神の酒・今日は飛びっきりの自然派ワインが勢揃い!自然派ワイン好きにはたまらない一日となりました。 偉大なる飲んべ神主・勝山晋作 こんな大同小異の平和哲学で、こんなに人を集められるのはこの人しかいません。日本一の飲んべ神主・勝山晋作さんです。今どき、こんな盛大な自然派ワインお祭りが出来るのはこの人しかいない。日本における自然派ワインバー第一号と云っていい“祥瑞”を経営する。気さくで人懐っこい性格の勝山さん、自然派ワインを愛するパッションは絶大なものがある。そのパッションと同じくらいの大きさで多くの人から愛されている。その勝山晋作が声をかけたからこれだけの人が集まりました。ブラヴォー!!勝っさん! 勝っさんの挨拶でマルセル・ラピエールのことを話していました。『マルセルがいなければ今の自分もありえない。』この言葉そのまま“勝山さんがいなければ今日のような自然派ワインの大イベントは出来なかったでしょう。”初期の段階より自然派の開拓者だった。 自然派ワインは確実に広まっている! 一部と2部に分かれて、総勢1000名程の自然派ファンが集まってきました。 ビストロ・ヴィヴィアンヌ⇒ 銀座の超人気フレンチ・ビストロの屋台。 フォワっと暖かい雰囲気が漂っている。 順ちゃん経営の店。東銀座ワイン街道(歌舞伎座の横を入っていく道)に面している。今日は生ハムとフォアグラの御馳走だった。 ← メリメロ トラディション・フレンチ、名物シェフの宗像さんの店。 宗像シェフの腕前は日本でもトップ級のトラディション。 店のワインリストは超自然派。パリの人気店のルペール・ド・カルトゥシュのロドルフとは兄弟的存在。 順祥瑞⇒ 主催者側とあって皆忙しそうに飛び回っていました。 重野さんとは、まだ彼がパリに居た頃からの知り合いだ。我が家にも遊びにきて一緒に飲みました。再会が嬉しい。 色んな人が来ていました。 ギャルソン・ド・ラ・ヴィーニュの飯野さん。もうじき新しい店でリニューアルするとのこと。神戸からは関西ワインバーの老舗米沢さんも来ていました。九州、福岡からとどろき酒店さん、宮崎フードリーの宮田さん、長州・山口のエスポア山田さんはお客さん数名を引き連れての参加。 フランスからもムスカデの醸造元ギー・ボサールが来てくれました。 造り手・インポーター・ 販売する人・酒販店・ レストラン・ビストロ・ 愛好家・普通に飲む人 皆が笑顔で 楽しんでいました。 ワイン販売メトッドBMOの山田夫妻とギー・ボサール ESPOA エスポアナカモト(世田谷)、エスポアしんかわ(横浜緑区)の2名が全国のエスポアを代表して有志の出展。 マーク・ペノ、アルザスのブルノー・シュラール、エステザルグ、オーピアック、CPVキューヴェ・パッション、パスカル・シモニッティなど自然派の絶品を提供。 世田谷の中本さんは南仏モンペリエに3年滞在、南仏ワインのことは彼の右に出る人はこの日本には居ない。しんかわの竹之内さんは静かに燃える男、ワインへのパッションはピカ一男。 DIONY 今、自然派ワインのインポーターとして飛ぶ鳥を落とす勢いのディオニ社、大西さん(東京支店長)と美人スタッフ。 前田社長も来ていました。ディオニ社は社長自ら先頭に立って営業活動の陣頭指示をやっている。営業スタッフも実に情熱的で 人間的、本当に素晴らしく気持ちの良い人達ばかりです。 この不景気の中、前年対比を伸ばし続けているのは理解できる。 確りとした営業戦略をもって自然派に取り組んでいる会社は少ない。“不況”を売れない理由にしない。一歩一歩前進しています。 野村ユニソン社 今日は藤木さん夫妻が奮闘していました。自然派ワインの品揃えはフランスのお宝が揃っている。自然派ワインの父、マルセル・ラピエール、ブルゴーニュの心に響くブルゴーニュを造る天才フィリップ・パカレ、ローヌのザ自然派のダール・エ・リボ、ルシオンの鬼才ゴビー、ロワールの王様・カベルネ・フランの世界一クロ・ルジャール、孤高の隠遁者ミネルヴォワのポール・ルイ・ウージェンヌ、ロマネ・コンチのオーナーでもあるプリューレ・ロックなどどれをとっても自然派トップ級、フランス国宝級の品揃えが揃っている。 キング・オブ・ザ自然派ワインのオールスター! BMOベスト・マ-ケティング・オフィス その名のごとくワイン販売指導では日本一。山田さんの手にかかれば、売れない店が根本からやり直せる。最高に美味しいワインがあっても、ただ並べておくだけでは売れるようにはなりません。アプローチすべきメトッドがあります。 それがメトッド・ヤマダです。今日は心に響くワイン・ラングロール、優しくグイグイ飲める・エロディ・バルム、自然児200%オリビエ・クザン。 勿論、ムスカデのギー・ボサール他を提供してくれました。 テラヴェール ワインマルセル・ラピエールのシャトー・カンボン09が提供されていました。マルセルは生涯最高のミレジムだと云い切ったワインです。そして、遺作となった 10年ヌーヴォーがこっそり出展されていました。 全部は写真に収めきれませんでしたけど、その他多くの素晴らしい自然派ワインを輸入しているインポーターが出展していました。オルヴォーの田中さんは昨日フランスより帰国。新しいお宝自然派が豊富なイースト・ラインの門脇さんも参加、コスモジュンの新井順子さんも参加。 ヴァンクールの有馬さん ヴォルテックスの立野さん AVEC ミュージック 懐かしのギター名曲の数々しびれました! 美味しいワイン、美味しい食べ物、佳き友、そして佳き音楽 自然派ワインを中心に集まった人達、自然派を愛する愛好家、 素晴らしい空間でした。  幸せな一期一会でした。    男、勝山!いい仕事していますね! ブラヴォーでした!L’HOMME VIVANT! こんな素晴らしい空間を企画してくれた勝山さん、本当に色々大変だったと思います。 お疲れ様でした。深く深く感謝!! ありがとう!! 明日パリに戻ります。 伊藤與志男 銀座にて 株式会社エスポア TEL : 06-6384-3319 FAX : 06-6386-0248 MAIL : jssesaka@vega.ocn.ne.jp ディオニー株式会社 TEL : 03-5778-0170 FAX : 03-5778-0278 www.diony.com 野村ユニソン株式会社 TEL : 03-3538-7854 FAX : 03-3538-7855 MAIL : wine@nomura-g.co.jp http://www.nomura-g.co.jp BMO 株式会社 TEL : 03-5459-4243 FAX:03-5459-4248 MAIL: wine@bmo-wine.com http://www.bmo-wine.com 株式会社イーストライン TEL / FAX:054-205-4181 MAIL : lavigne4181-shizuoka@tokoseika-group.jp http://tokoseika-group.jp/index.html 株式会社オルヴォー TEL […]

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丸の内MIKUNIでヌーヴォー・カウントダウン

東京のど真ん中、丸の内・MIKUNIにてヌーヴォーのカウントダウン マルセル・ラピエール・ヌーヴォー2010年 醸造元は勿論、ヌーヴォー人気トップのマルセル・ラピエールのヌーヴォーでした。流石、洗練されたレストラン・MIKUNIのヌーヴォー・パーティーでした。 ビジネス街のド真ん中、久々のヌーヴォー・パーティーだったとのこと。最近、ヌーヴォー祭りをあまりやらないレストランが多い中、逆に、景気づけに絶好のチャンスとして数年ぶりの開催とのこと。色々趣向を凝らしてのイベントでした。 10時ごろから、お客さんが少しずつ集まってきた。マルセル・ラピエールのもう一つの蔵であるシャトー・カンボンのワインをまず飲みならが24時を待った。カンボンは2009年、マルセルが生涯最高のミレジムと云切った年代でした。濃縮感があってスパイシーささえ感じさせてくれる絶品でした。 ヌーヴォ到着 到着したばかりのヌーヴォーをソムリエ小笠原さんが担いで登場。私は三日前にフランスから日本に到着。ほぼ同時にフランスから出荷したヌーヴォーが今ミクニ・レストランに到着。感無量です。今年も収穫に立ち会って、アッサンブラージにも立ち会った。そのワイン達が無事にレストランまで着いた。 24時、マルセル・ラピエールの遺作となった2010年ヌーヴォー乾杯! 皆に喜んでもらっている。 皆が幸せそうだ! つい一カ月半前まではまだ葡萄だった。 それが今、赤い液体に姿を変えて、皆に 喜びを振りまいている。何て不思議なことだろう。 銀座の寿司幸の杉山さん、 クラブ由美の伊藤さんの司会で楽しく雰囲気を盛り上げて頂きました。 流石、ミクニのお客さんは洗練された楽しい人達ばかりでした。 美味しいヌーヴォーと美味しい料理、楽しいひと時を過ごせました。 モルゴンの大地、収穫人、ソムリエ小笠原さん、 テラ・ヴェールの片岡社長、感謝です! MIKUNIスタッフの皆さん、お世話になりました!

17
Nov

マンスノーブルのギドさんが日本にやって来た!

テイスティングの天才、マンスノーブルのギドさんが日本にやって来た! 50歳にして人生を変えた男、2つの夢の実現! ギドさんは云う 『私の前世は日本人だった。』と言い切る。日本が小さい時から大好きだった。柔道を始めて黒帯の腕前。柔道の先生をやってたこともある。ベルギー人である。ベルギーと云えば熱狂的フランスワイン愛好家が多い国だ。そのベルギーのテイスティング・コンクールで優勝者になったこともある。ギドさんの鼻、つまり臭覚は犬にも勝ると云われていた。 そんなギドさんが50歳になった時、どうしても自分でワインを造りたい、 との願望が抑えられなくなっていた。それまで保険の会社を経営していたが 1992年にベルギーでの仕事、生活をすべて投げ打って南フランスのコルビエールに奥さんとともにやって来た。 ギドさんは92年8月、売りに出ていたマンスノーブル醸造所に朝10時に訪問した。醸造所に入った瞬間に体が震えるほど何かを感じるものがあった。所謂、ひと目惚れだった。奥さんのマリアニックもすぐ同意してくれた。 12時には契約書にサインをしていた。即、ベルギーの家を処分してコルビエールに引っ越してきた。以来、夢の中に没頭しているギドさんだ。もう一つの夢、日本に来ること。子供のころから何故か分からないけど、ずっと興味を持ち続けていた国だった。15年前より自分のワインを日本に販売するようになった。日本の酒販店グループ、ESPOA向けに輸出している。 ワインと日本、自分の2つの夢を実現してしまったギドさん。楽しくて楽しくてしょうがない人生を送っている。今年も日本の友がマンスノーブルにやって来た。今回はそのお返しで自分が日本にやって来た。 造る人と売る人が心で繋がっている。 エスポア・セミナーの後はザ・ジャパニーズ飲み屋で懇親会 醸造元に来たメンバーと再会 純日本風居酒屋、神田の天狗にてエスポアのメンバーとブラインド・テイスティングを楽しんだ。 ギドさんもラングドックの醸造元達を集めて時々ブラインド・テイスティングや情報交換会をやっている。ブラインドは滅法強いギドさんだ。的確に特徴をつかんで品種、地方を当てていく。 浜松の名物酒販店後藤さんもいる。江戸っ子葛飾の“エスポアいせい”有馬夫妻、同じく葛飾の“エスポアみどりや”の丸山さん、大田区鎌田の“エスポアかまたや”の小島さんもいた。 皆、店でワインスクールをやっている。ギドさんは10日間、日本中の仲間の店を周って一般消費者の人達と触れ合うことになる。造り手が飲む人達と触れ合うのは実に大切なことである。 菊姫のにごり酒を利くギドさん 前生は日本人だった、と言い切るギドさんは日本のものは何でも食べてしまう。このにごり酒には感動した。米でこんなフルーティーさ?! マンスノーブルのワイン NEZ ネ 06 カベルネ・ソーヴィニョン50%、メルロー50% コルビエールの地区の最北端、ミネルヴォワとの境界に位置している。粘土石灰質土壌だ。ギドさんは自分のテイスティング能力を生かせる品種間のアッサンブラージュ(ブレンド)をするワインを造りたかった。そして、大のボルドーファンでもあった。ボルドー品種のカベルネとメルローを北向き斜面に植えた。酸をワインに残すためだ。 ギドさん『カベルネ・ソーヴィニョンが本当はボルドーでは完璧に熟すのは難しいんだ。でもここの南の太陽では熟し過ぎて酸が欠けてしまう。だから北斜面だと酸も残って丁度よく理想的に熟すんだ。』流石、ギドさん 素晴らしく柔らかくて、タンニンも細かくスイスイはいってしまうボルドーータイプのワインだ。そして、安い。 MONTAGNE D’ALARIC モンターニュ・ダラリック アラリック山の北斜面、南フランスの品種のみのブレンド。グルナッシュ40%、カリニャン40%、シラー20%。葡萄やワインの移動はグラビテ(重力)を使って移動する。 つまり、ポンプの使用を避けている。ワインが荒れてしまうのを防ぐため。 何と柔らかく、優しいワインなんだろう。完熟の風味と同時にフレッシュさも備えている。 南のワイン独特の超完熟の重さと濃すぎるところが全くない。心地よい果実味がたっぷりなワインだ。これも価格が安くてリーズナブルなワインだ。 RESERVE レゼルヴ グルナッシュ50%、シラー25%、カリニャン15%、ムールヴェードル10% 南ワインらしい濃縮感、柔らかく甘ささえ感じるタンニン、しっかりした構成、カリニャンからくるフレッシュさも備えている。 樽熟成もしている。 Chateau Mansenobleのワインについてのお問い合わせは、こちらまでお願いします: 株式会社エスポア TEL : 06-6384-3319 FAX : 06-6386-0248 MAIL : jssesaka@vega.ocn.ne.jp