29
Jan

ワインショップESPOA かまたやの小島さん

≪ワインスクール、コジコジの和飲、輪飲、話飲学園≫ PASSIONの人、ワインショップ »ESPOA かまたや »の小島さん 東京は大田区池上でワイン・ショップ経営している。ワインにそそぐ愛情・PASSIONは凄いものを持っている。 自分が気に入ったワインは、有名・無名・価格の高い低いにこだわらず思いっきり仕入れて売り切ってしまう。 小島さんは、自分が気に入っているワインの関しては、どうしても醸造元を訪問したい、と思っている。 いや、自分が薦めるワインに関しては、日本の誰よりも詳しい自分でありたいと願っているのです。 それが販売する人間の使命だと思っている小島さん。だからよくフランスにやって来る。 お客さんもそのことを知っている。だらか、小島さんのいう事を100%信頼して購入している。 絶対にお客さんの期待を裏切らない自信もある。 自分で畑を見て、歩いて、造り手と深く交流して、現場でも試飲して深いところで理解しているからだ。 小島さんは、コジコジのあだ名で愛されている。 ESPOA かまたや にて、ワインスクールをやっている。 その名も、”コジコジの和飲、輪飲、話飲学園 ” 今日は小島さんも大好きなMylene BRU ミレーヌ・ブリュさんをフランスから迎えてのワイン教室。 ミレーヌさんは醸造家になる前は、フランス食品・ワイン振興会事務所のソぺクサ・パリ本部でワイン教室をやっていた。 ワインをわかりやすく説明することに抜群のセンスを持っている。 写真を見せながら、自分の畑でやっている自然栽培、醸造を明快に説明してくれた。 農薬・殺虫剤使用の栽培と化学剤づけで弱った土壌で育った葡萄でのワインつくりは、工業酵母を添加して、酸化防止剤を大量に使わざるを得ないことも分かった。自然栽培で生きた土壌には元気な自生酵母が豊富にある。自生酵母だけで、酸化防止剤も混入しない造りは、本当に美味しいものができる。でもリスクは大きい。そのリスクを最大限に抑える為の膨大な作業を説明してくれた。 自然で美味しくて、体にも地球にも優しいワインは、偶然にはできない。 3倍の労力とリスクを負いながら、安心して美味しく飲めるワインを造っていることが、よく解った。 特に、ミレーヌさんは畑の耕作を馬でやることによって、土壌をより理解できるようになり、より畑がイキイキしていたと喜んでいた。 畑に重量のあるトラクターを入れると土壌や微生物にもあまり良い影響をあたえていなかったことが分かった、とのこと。 手間暇かかっても馬を使う重要性を説明してくれた。 最後に本日テースティングした5種類の中の一本をブラインドでテースティングして、5本中のどれかを?当てるゲームをやった。 グラスもまっ黒なものを使用。 流石、小島さんの生徒さん!殆どの人が言い当てていた。 ちなみに、私は外しました。 ブラインドだと、特にミレーヌさんのワインは酸が確り乗っているのが、よく明確に感じられた。 根っ子が地中深く伸びている証拠だ。 熱心な愛好家の方から、最後まで、色んな質問がでて、一つ一つ丁寧にミレーヌさんが答えていた。 素晴らしい造り手、販売者、興味深いお客さん、この3者が出来るだけ深く、心地よく繋がるシステムは 今までになかったポジティフなエネルギー創造できる。 こんなにも素晴らしい人達と巡り合えて仕事ができることに心から感謝をしたい。 有難う小島さん、Merci Mylene et Bruno,有難う皆さん。 コジコジさんもいい仕事しているね! ワインを通して世にいい空気を供給しているね!! 南仏の太陽のエネルギーと元海底だったころの石灰岩エネルギーを含蓄したミレーヌ・ブリュのワイン達。

29
Jan

自然派ビストロ三ツ星(CPV認定)SIMBA

今回出張中は、時間が取れず食べに来れないことは分かっていた。 夕方、早い時間に急きょフリーな時間ができた。 その隙のチャンスにSIMBAまでやって来た。 当然のごとく予約でいっぱいとのこと。 今日の目的は菊地さんに挨拶すること。 そして、フランスで修業をしていた南ちゃんがSIMBAに最近就職したから、 ちゃんと働いているか、応援しにやって来た。 時間が早いので幸いにもカウンターが一時間ほど空いているとのこと。 カウンターに座ってシャンパーニュを頂きながら、菊地さん、南チャンと会話を交わすことができた。 カウンター越しにスタッフの働きいぶりを見学。 南チャンも張り切って働いていた。安心した。 南ちゃんは大阪の萬谷さんのトルトゥーガで修業してフランスに渡った。 フランスではLYONの石田シェフのところでも修業した。 頑張り屋だから大丈夫だろう。 制限時間がきたので店をあとにした。

26
Jan

Mylene Bruミレーヌ・ブリュがJAPONに!!

今回の日本は、ナチュレル・ワイン女性醸造家として人気上昇中のMylene Bru ミレーヌ・ブリュさんと日本に行った。 ミレーヌさんは大変なパッションの持ち主だ。パッションだけでは美味しいワインは出来ない。 変化の速い気候の変化への適応力、つまり葡萄木が示す僅かな変化を読み取り、素早くそれに対応した畑の世話を施すことができる。葡萄と対話ができる繊細な感性を持っている人だ。 “ワインは葡萄園で造る”を真に実行している。 PASSION, 繊細な感性 意思の強い実行力 この3つで“ミレーヌ旨味”ともいえる独特なスタイルをつくりあげた女性だ。 フランスでも自然派ワイン専門店、ビストロで大人気のワインだ。 Mylene Bru est chez AuxAmis des Vins (Ginza・TOKYO) ミレーヌ・ブリュさんが銀座のオザミ・デ・ヴァンに 私は日本に着くとまずオザミに行く。 今回もミレーヌとブルノーを連れて,準我が家のオザミに直行した。 ここには私の飲みたいワインがある。 オザミにはフランスまでワイン研修に来たソムリエが多い。 机の上で勉強しただけの知識とは違う。 的確に心地よくサーヴィスしてくれる。 一階いるプティ・オザミの松岡さんが気持ち良く迎えてくれた。 松岡さんの気遣いサーヴィスは天下一品だ。 お客さんの心を先取りしてサッと動いてくれる。 ここまでできるサーヴィスマンはなかなかいない。 今日は3階のオザミ・デ・ヴァンに会食。 ミレーヌ日本へようこそ!シャンパーニュは勿論、 あのスカットしたChampagne Jacques Lassaigne*ジャック・ラセーニュで祝った。 日本着の初日はこのメンバーで楽しんだ。 左から、ESPOA社長の堀江さん、ミレーヌ、ブルノー、丸山さん、まどかさん、私、ESPOAの石丸さん。 この楽しいメンバーで、明日からの過密予定の打ち合わせを兼ねて初夜を楽しんだ。 明日から、セミナー、試飲会、デイナーと一週間連日連夜のスケジュールが待っている。 景気・気合入れるにはバッチリのオザミだ。   今夜、飲んだワインの一部。 まず、セネシャリエールことマーク・ペノのムスカデ2004年を開けた。 ウワー、まだ海の香り、微発泡すら残っているほどの爽やかさ。 こんなムスカデの古酒を持っているのもオザミの凄いところだ。 ラングドックのボートレイのOreeも開けた。 ロワールのレジェンド、RobinotロビノさんのL’Ange Vin 、Nocturneノクチュルヌを開けた。Magnifique !! ブラインド・テースティング そして、最後はブラインドで一本。 コルナスのバルタザール2002年だった。 ミレーヌのテースティング能力はかなりのものだ。 パリのソぺクサでワイン講座の先生をやっていた経験がある。 北ローヌのシラーまではあてた。バルタザール醸造は知らない。 答えはバルタザール2002。 まだ02があるとは流石のオザミ。オザミは懐が深い店だ。 地下のカーヴを見学 こんなお宝ワインの古酒が沢山在庫あり。 流石のオザミ!! 昨日・今日オープンしたビストロとは違う。 20年の歴史を見た。 ロックは1993年があった。あのフィリップ・パカレが醸造したものだ。 これは、恐らく丸山さんがパリ滞在中の90年台に購入して、帰国時に持参したものだ さあ、明日からの全国行脚の旅のエネルギーを吉田豚と和牛で摂取した。 いざ、出陣!! 日本には多くのミレーヌ・ファンが待っている。 有難う!AUXAMISスタッフ!! AUXAMISビルは銀座の新星だ!!この界隈が明るくなった。  

18
Jan

Philippe Pacaletとあのミティークな隠れ三ツ星のLE BARATIN

フィリップがフィリップを待っていた。 私も久々のバラタンだ。 世界で最も行きたいレストランは、どこ? と聞かれれば、即 Baratinバラタンと答える。 外見、内装、設備など見かけを気にする人にはむかないレストランだ。 中身だけで勝負すればミシェラン3星でも足元にも及ばない店が多い。 愛情タップリのラケルの料理の繊細でPrecisionプレシジョンの技にはいつも感動させられる。   ここでは、いつもお任せだ。 今日はラケルが作って自らサーヴィスしてくれた。 到着が14時を回って,昼のお客さんがひいていてラッキーだった。 ラケルとピノットを貸切ることができた。 料理が出るとピノットが即、料理合ったワインをブラインドで出してくた。 な、なんとハッピーな状況に。 いつもながら、魚介類のラケル料理には、感動させらえる。 な、なんというPrecisionだろう。    どうだ顔のラケル。 いやー、参りました。 ディジェスティフをカンターで頂いた。 いやー、最高のデジュネでした。 幸せなひと時。 パカレは忙しそうにTGVに乗る為にガール・ド・リヨン駅に向かった。 ふと、振り返ると、建物のむこうにエッフェル塔が見えていた。 そうここは、高台にあるBelleville (美しい街かどの意)ヴェルビル街だった。  

16
Jan

AKIとPassion et Natureで飲むラピエールのワインに感動

私が行った時はまだヌーヴォの解禁のすぐ後だったので、マルセル・ラピエールのヌーヴォーを頂きました。 今日は、CPVの大阪スタッフのAKINORI石川君と一緒。 Akinoriはマルセル・ラピエール醸造で一年間修業して、マルセルからAkiの呼称で愛されていた。 マルセルの最期を見とどけてマルセルの埋葬の夜、 世界中から多くの人が集まった。 AKIはその時、研修中だった。 10年産のマールを圧搾機にかけてパラディと呼ばれる液体を絞り、集まった多くの人達に飲んでもらい、マルセルをパラディ(天国)へ送った男でもある。 今、AKIはマルセル意志を継承して自然派ワインを広める仕事をしている。 そんな男AKIと新大阪でマルセル・ラピエールのヌーヴォーを飲んでいるとは偉大なワインの縁を感じざるをえない。 ヒロヨさんご馳走様でした。有難う。

7
Déc

進化する小松屋 Evolution de Komatsuya-Osaka

大阪には独自な路線で自然派ワインを基幹ワインとして販売している業務用酒販店、小松屋がある。 ワインビスロ、Passion et Nature , Bistro booなど約10店舗の業務店を経営している。 また新たな挑戦を準備している。 今、日本では、日本ワインの醸造を手掛ける会社が増えている。 小松屋では5年前よりスタッフをフランスに送って着々と準備していたことがある。 歴史と蓄積があるワインの本場“フランス”でのワイン造りを始めようとしている。 5年前よりスタッフの岩田さんがフランスに滞在して着々と準備していた。 岩田さんは南仏ラングドックのアシニャン村のスリエ醸造所で修業しながら準備していた。 いよいよ、来年度よりフランスに現地会社設立をして、スリエ醸造所の一角を借りてワイン造りを開始する。 すでに16産から試作を造り始めている。 今夜は打ち合わせを兼ねて、小松屋社長、がんちゃんと心斎橋にて夕食。ご馳走様でした。

7
Déc

社員教育に惜しみなく投資する藤田社長

フランスでのワイン造りの切っ掛けは16年前の2000年に藤田社長がスリエ醸造を丸山宏人(オザミグループ社長)と訪問した時に由来している。 以後も、藤田社長は多くのスタッフをフランスに送り込んで現場を体で体験する経験を積ませている その都度、フランス滞在中の岩田氏がメンバーのアテンドをして、非常に濃いツアーを実行。 ここまで、社員教育に投資する酒販店は少ない。 小松屋のワインに賭けるPASSIONは桁違い。 進化する小松屋が醸す美味しくてリーズナブルなフランスワインをお楽しみに!! Bistro Passion et Nature – Par Komatsuya(Osaka) 自然派ワイン・ビストロ- パッション・エ・ナチュール(新大阪駅・構内地下)à la Gare de Shin-Osaka. (Shikansen, TGV Japonais) 小松屋が展開する自然派ワインビストロ Passion et Nature パッション・エ・ナチュール新大阪駅店 何て素晴らしいことなんでしょう。 新幹線の新大阪駅の地下に自然派ワイン専門ビストロがある。 しかも、凄い品揃え!! Parisのビストロと比較しても全く遜色ない素晴らしい醸造元のワインがズラリとならんでいる。 いやパリより凄いワインある。特に南仏の自然派に関してはPassion et Natureの方が勝っている。 私の大好きな南仏ルシオンのジャンフランソワ・ニックのLes Foulards Rougesフラール・ルージュがほぼ全キューヴェが揃っている。 流石だ。ジャンフランソワ・ニックはルシオン地方を革命的に変えた人物だ。 ジャンフランソワ・ニックの伴侶のYOYOさんのワインもあり。 そして、ジャンフランソワ・ニックの親友でもあり、今では世界的な人気ワインになってしまったエリック・プフェーリングのラングロールまで揃っている。 パリでもなかなか手に入らないワインだ。 旅先の移動中に、駅でこんなワインを飲めるなんて、夢のようだ。 小松屋は凄い!! 感謝!であります。 ヒロヨさんが笑顔で迎えてくれました。 わかりやすい自然派ワインの説明POP Passion et Natureパッション・エ・ナチュールの店内には、至る所に、自然派ワインとは? わかりやすく説明文が書かれている。 偶然この店に入った人には、自然派ワインという言葉自体知らない人が多い、何とか自然派ワインのことを、分かってもらおうとの努力には、頭が下がる思いです。感謝!感謝!

6
Déc

ラ・トォルトゥーガ*La Tortuga

大阪には私の大好きなシェフがいる。トルトゥーガの萬谷シェフだ。
萬谷シェフの料理は、エモーションが伝わってくる。
素材の選別から一皿の中まで限りを尽くしているのが伝わってくる。
大阪でいち早く自然派ワインに取り組んだ人だ。
大阪に来た時は萬谷シェフのところにくるのが楽しみだ。
今回の私の日本滞在中に、その萬谷シェフのシークレット・バースデイ50歳パーティーがあった。

3
Déc

東京の思い出 ことり

日本に居る内に絶対に来たかった店 “ことり” 水上さんとの付き合いは2004年頃からだ。 BMO主催の弾丸ツアーで一週間一緒に、フランスの葡萄畑を走り周った。 その後も2回はフランス一緒に走っている。 今は世界のラングロールになってしまったけど、水上さんが訪問した当時はまだ無名時代だった。 当時、典型的な東京下町の居酒屋で自然派ワインをガンガン売りまくっていた人。 どこから見ても普通の居酒屋で自然派ワインを始めたパイオニアだった。 今は世界のラングロールになってしまったけど、水上さんが訪問した当時はまだ無名時代。    水上さんは、自分が取り扱っているワインが、 どんな人が? どんなところで? どんな気持ちで?どんな風に? 造っているの見たかったのだろう。 そんな水上さんが独立して“ことり”をオープン。 何事も最初に手掛けた人は、人が持っていない何かを持っている。 そんな水上さんがオープンした店と聞いたら来ないわけにはいかない。 何事にも、敏感な人が造った店だ。 流石に、今頃の世で最も求められている急所を突いている店だ。 どこまでも自然体で、家にいるのか、レストランにいるのか、区別が付かなくなる程心地よい店だ。 料理もどこまでも優しくて、気張らずスーット体に入ってしまうものばかり。 私にとっては、フランスに是非、欲しいスタイルのレストランだ。 近所のおじさん夫婦がカンターで、仕事帰りの女性は一人でワインを飲みながらゆったり食べていた。チョット遅れて、むかえの奥さんが3歳ぐらいの子供を連れて食べにきた。皆、親戚の家で食べているようにリラックスしている。 私はこの空間に感動した。 流石、水上さん。 先の先を行っている。 料理もどこまでも優しいものばかり、ほぼ全メニューを食べてしまいました。 ワインは勿論、水上さんの厳選した優しい中にも、ちょいと個性があるものばかり。 流石、水上さん、当たり前の、単に優しいスタイルのワインばかりではない。    ホワーッとした煮込み料理に、Jacky preysジャッキー・プレスのFie Gris フィエ・グリ品種を合わせた。 火打石が敷き詰められた畑がジャッキーの土壌。 ミネラリーでスカッとしたワイン。 ここでジャッキーのワインを飲めるとは感激だ。 ジャッキーは90年台の最初にパリに出だした自然派初期の骨董ものの貴重な蔵元だ。 いつも笑顔でパリのレストランまで毎週配達にやって来る。 自然派などと自分からは一切云う事がない。 コツコツと自分のやるべきことをこなしている愛すべきジャッキーだ。 ジャッキーのところへ行くと、火打石を擦って、香ばしい香りを嗅がせてくれる。 最近、価格が高い自然派ワインが多い。 ジャッキーのワインは価格がリーズナブルなことだ。 その上、ミネラリーで美味しい!! このワインに、今夜は勢いついてっしまった。 その後、2人で5本も開けました。 3週間前の南ローヌからマルセル・リショさんが羽田に着いて、その足でことりにやって来て、長旅の疲れもなく夜中までここで飲んでいたとのこと。余程に心地よかったのでしょう。 よく解りました。 今夜はCPV Japonの竹下と二人で飲みました。    ヤアー、よく食べ、よく飲みました。 エネルギー充電。 有難うございました。

30
Nov

Sylvain Bock au Garde Robe * ガード・ローブにシルヴァン・ボック!

今日は毎年恒例の、ガード・ローブでシルヴァン・ボックの試飲会! 私とエディットと、ちょうど通りかかったエージェントのシルヴィーとで暖かい空間でゆっくりと楽しい試飲会。 やっぱりこの木製のインテリア、お世話になったバーに腰を掛けるとホッとしてしまう私・・・懐かしい! 取りあえず2015年の白、そしてビン詰めされたばかりの赤をテスティング。 とても繊細で完璧主義者なシルヴァン。彼のワインにも、その真っすぐな性格が出ており欠点が無いキレイなジュ!! 白は、最高なシャルドネを12ヵ月間樽熟成して出来上がった『エキリブリスト2015』、そして残糖が少々残った『フォー・サン・ブラン2015』を持ってきてくれました。 一本目のワインは綺麗な酸味にしっかりとした骨格。彼ならではの上品さが溢れ出ており感動する一本!一晩掛けてゆっくりと飲みたいワイン! 二本目の白は、よりフルーティーでスカッとしていながら丸みもあるワイン。アペタイザーにポン!と気軽に飲める、ハッピーな白! 赤に関しては、スタイルの違う4本を試飲。 よりナチュールなワインが好きな人は、スミレの香りが漂う『ネック2015』をお勧め!ジューシーでグイグイいけるが、ビンテージの特徴としたガッチリなバディーもあり、とにかく飲みやすい! よりスパイシーでダークな香りが好きな人には『サック・ア・ロック2015』を是非!スーっと喉を通るまで、チョコレートや黒コショウ、皮の香りが混ざり複雑感抜群! ブレンドワインが好きな方には、グルナッシュ、メルロー、シラーの3つの品種が絶妙に混ざり合った『レ・グルロ2015』を試すべき!上品でフルーティーでいつでもどんな機会でも合うワイン! そして私のおすすめ、とてもエレガントなシラーを樽熟成させて造り上げた『ラフュ2015』。いつ飲んでも繊細で、小さな黒実のフルーツを完熟したかのような滑らかさ。これはちょっとしたイベントに取っておきたい一本!!

17
Nov

WOTERLOO ウォーター・ロー

東京に滞在している時は、東銀座近辺のホテルに滞在する。 他で飲んで深夜、銀座界隈に戻ってきて、もうチョット飲みたいな、と思った時に行ける店が少ない。 WOTERLOOの店の前まで来たらまだ、電気がついていたので入りました。 閉店準備しているところに無理やり入り込んだと云った方がいいかも知れない。 山口さん、大橋さんお邪魔しました。 ベロベロの私の相手をしてくれてありがとうございました。 私の大好きなJean Claude Lapalu*ジャン・クロード・ラパリュの白,14年を開けました。 ボジョレ南部の石灰質土壌のシャルドネをジャンクロードが仕込んだもの。 イヤー美味しい。   そして、最後にもう一本、ボルドーのChâteau Jean Faux*シャトー・ジャン・フォーの白を開けました。 3年前に安生さんのLYON BLEU リヨン・ブルー社のメンバーがジャン・フォーを訪問したことがある。

16
Nov

萬屋 天狗

日本に帰ってきて、食べたいものがここにはある。 昔からのザ・居酒屋の料理が私は大好きだ。 厚揚げ焼き、イカの姿焼きなど普通の居酒屋のツマミが食べられるところが少ない。 ここ萬屋 天狗には期待どうりのツマミがすべてある。 私には理想的なザ・居酒屋である。 今日は1976年にボルドーに行った当時からの知り合いのボルドー人、クリスチャンと一緒だ。 クリスチャンはもう30年以上も日本に住んでいる。 その後、長さん、スーさん達が合流した。 ザ・居酒屋でもこんなワインが飲める嬉しさ!! 厚揚げに、Simonutti*シモニニュッティーのワイン、Lapierre*ラ・ピエールのキューヴェ・PASSIONを開けた。 シャト・ヌフ・ド・パップのトップ蔵のLa Vieille Julienne*ヴィエイユ・ジュリアンヌのコート・ド・ローヌ・Cavin11がここで飲める嬉しさ!! フィロキセラ以前のヴィーニュ・フランセーズの葡萄を仕込んだ貴重なワイン。 100年前の本物の葡萄の味を味わいたい人はここに来るべき。 この一本を飲むだけでも価値あり!!

14
Nov

La Pioche

  AVANT ET APRES   –  C’est la Pioche. 飲み始め、飲み後   –  これがピオッシュだ。 今夜はブラインド大外しの夜だった。 翌朝、早朝の台北への飛行機に乗り遅れそうだった。 出発の一時間10分前に目が覚めた。 銀座―羽田国際線までタクシーで18分で飛ばした。 滑り込みセーフ!! やあー、よく飲んだ!!

12
Nov

銀座グットドール

銀ブラしていたら、懐かし看板が目に入った。 やあー本当に久しぶりの岩澤さん。 一昔前にオザミ本店を切り盛りしていた時代があった女性だ。 そして、もうずっとここで頑張っている成澤さん。 いいな!この二人。 店の奥の方で、常連客の夫婦が結婚30年記念を祝う為にこの店に来ていた。 この二人にとっては、Goutte d’Orが特別な意味を持つ店なのだろう。 本当に幸せそうだった。 この二人にの暖かさが店に滲み出ていた。

11
Nov

Bistro Simba (ビストロ・シンバ)

今、日本で一番食べに行きたいレストランは? と聞かれれば、即、“SIMBAシンバ”と答える。 何故? まず、大変、美味しい。 そして、飛っきり心地よい。 ワインのセレクションが凄い。 これだけ、三拍子揃ったレストランは本当に少ない。 最後に、菊池シェフの“気”が店中に行き届いている。私にとっては間違いなく三ツ星だ。 まずは、Stéphane Tissot*ステファン・ティソの 発泡ワイン Crémant du Jura Nature クレマン・ドゥ・ジュラ、ナチュールで乾杯 !! な,何て!スッキリ爽やかで真っ直ぐなミネラル感。 これがあればシャンパーニュはいらない。 ツマミに小魚の揚げ物。 もみじの黄葉、稲の穂、まるで俳句の世界だ。 ムール貝蒸し。 目の前で、磯野の香りがプーン。 ウーン、香草の香りが混じって潮の風味タップリ。 菊地さん自ら演出してくれました。 ウワー、こんなワインもありました。 Domaine de la Borde, Julien Mareschal*ドメーヌ・ド・ラ・ボルド、ジュリアン・マレシャル Jura ジュラ地方のArbois Pupillinアルボワ・ピュピラン. Cote de Caillot コート・ド・カイヨ。 石灰質の石ころが転がる標高500mnの急斜面にシャルドネである。 どこまでも繊細でミネラリーなワイン。 菊地さんの繊細な魚貝料理にはピッタリのスタイルだ。 これ以上マッチするワインは少ないだろう。    今日はこんなメンバーでやって来た。 ローヌのターン・エルミタージからDard et Ribo*ダール・エ・リボのRené Jean*ルネ・ジャンを囲んでCPVメンバーの勢ぞろい。 PARISスタッフの貴翔も、大阪の石川君も参加。 CPV JAPON の竹下君、そして、CPVの太陽であるまどかさん。 チョット、早目の忘年会のようなもの。 この辺から、皆、調子に乗ってきた。 ワインをポンポンと開けた。 料理もフル回転。 今、南ローヌで限りなくL’Anglore に似ていると北ヨーロッパで大人気の醸造家 Valentin Vallès*ヴァランタン・ヴァレスのワインがもうリストに乗っている速さ。 そして、スペインに最も近く、世界で最も美しい景観の葡萄園Banyulsの名畑を引き継いだJordy Pérez*ジョルダン・ペレズのLe Casot des Mailloles*ル・カゾ・デ・マイヨルのロゼ。 菊地さんの料理にマニフィックなマリアージだ。     何という旨味のかたまりスープ。 私の大好物カニ入りブイヤベース風魚スープ。 このカニの旨味に全く負けていない旨味を備えているラングロールのワインを合わせた。 まどかさんもしびれるほどの美味しさ。 ヤアー美味しかった!!    何を食べても驚きの美味しさ!! Precisionの世界。 精度の世界。 有難う!!シェフ!   

9
Nov

銀座、AUX AMIS オザミ8階

  大人の街、銀座。私はこの街が好きだ。 この街の片隅に事務所がある。 私の友人、90年台にパリに居た丸山広人の店もこの銀座にある。 日本に帰って来た時は、まずAUX AMIS*オザミに顔をだす。 我が家に帰ったという感じがする。 今年、オザミビルを建てた。 今日はまだ行ってない8階のオザミにきた。 青木さんが、笑顔で対応してくれた。 季節がらボジョレ・ヌーヴォー、Jean Foillard*ジャン・フォワラールをサービスしてくれた。 ジャンの熟練技、流石だ。ブレのない美味しさ。 料理も繊細で美味しい。 Wagyu – Boeuf japonais オザミの和牛は美味しい。 フラール・ルージュのグラヌーズを開けた。 素晴らしいマリアージだった。 Que c’est bon. On a ouvert Les Glaneuses de chez Foulard Rouge. Magnifique mariage. Jean François Nicq*ジャン・フランソワ・ニックの顔とピレネー山脈の麓のモンテスキュー村の景色が浮かんできた。 ムッシュ丸山が、考案中の新作デザートをもってやって来た。 見かけはどこから見ても,皮をむいただけの茹で卵。 打皮はそのままで、切ると中身がクリーム、黄身も使った立派なデザート。 なかなか面白い。 Crabe japonais 私はカニに目がない。イヤ、全く抵抗力がない。と云った方が正しい。 カニが食べられると聞いたら何をおいても行ってしまう程、カニが大好きだ。 日本に来る楽しみの一つがカニである。 素材そのものでここまで完成された旨味を持っている食べ物はないと思う。 今日はこのメンバーでやった来た。丸山宏人。梶川さん。 久しぶりの梶さんとの再会だ。梶さんはソムリエ世界コンクールで第5位に入賞した元ソムリエ日本優勝者。 今では、ソムリエは卒業して、全く別の仕事をしている。噛めば噛むほど味のある人だ。 忙しので時々しか会えない。 しかし、カニ屋さんには美味しいワインがないのが残念だ! この点だけが、不完全燃焼。 でも、美味しかった。感謝!丸さん、梶さん、またやりましょう。

6
Nov

OLIVIER COHEN des Vignes d’Olivier, est à PARIS, chez MAMAGOTO, Bistrot à Vins Natures.

オリヴィエ・コーエン、レ・ヴィニュ・ドリヴィエ 造る方もビストロも世代が若い。そこに集まる人達も20代、30代前半と若い。 今日は、南フランスの若手で人気急上昇中のオリヴィエ・コーエンがパリで試飲会。 今年四月にオープンしたBistrot MAMAGOTOにて、ジャズナマ演奏を聴きながらのテースティング。 こんな心地良いテースティングを仕掛けたのはソムリエのギヨムだ。 ギヨムの自然派ワインに対する愛情とPASSIONは凄いものがある。 絶妙なトークでお客を魅了してしまう。 また、この店から多くの自然派ファンが増えていくだろう。 オリヴィエのワインは南仏にも関わらずフレッシュで 果実味中心のグイグイ体に入ってしまう。 コルクを抜いたと思ったら。もうボトルが開いてしまっている。 恐ろしく飲みやすい品物。 オリヴィエは世界のリゾート地、ニースの出身。 お姉さんは外科手術の医師、家族の中でもオリヴィエだけが異端児的な栽培家になった。最初は大学で法律を勉強していた。 自然派ワインに巡り逢ってから、オリヴィエの人生は変わってしまった。 この明るい性格で自然派の大御所醸造家達から可愛がられているオリヴィエ。主だった醸造家のところへ何の躊躇もなくいって、直ぐに溶け込んでしまう性格。だから独立する前にすでに多くのことを学んで,吸収して来た。 お父さんには、大反対された。それを押し切ってラングドックきっての特殊ミクロクリマを備えているArgelliersアルジェリエ村に畑を3年前に購入。(ラングドックきっての涼しい特殊なクリマ) 今ではそのお父さんが最も熱烈なオリヴィエ・ワインのファンになっている。 昨年、同じくニース時代からの恋人、アレクシアと結婚した。 現在、メロメロのオリヴィエ。 2016年は、難しい年で収穫量が半分ほどになってしまった。 それでなくても、引っ張りだこで、なかなか日本に回ってこないのに、チョット心配だ。  オリヴィエのところには、いつも若手醸造家、将来の醸造家志望の若者達が集まってくる。たまり場的存在になっている。 それも、20歳台の若手ばかりだ。 ここから将来優秀な醸造家が誕生するだろう。 MAMAGOTOのシェフはKohjiさん。繊細でフレッシュなスタイルの料理。 自然派ワインにピッタリだ。 イノシシの肉が全く臭くなく柔らかで驚いた。 オリヴィエはアレクシアにメロメロ。   いい夜でした。 On a passe tres bon moment avec vous. Merci Olivier, Guillaume,Kohji san.

5
Nov

Soirée chez Mamagoto avec Thierry de Mont de Marie (Languedoc)

LE MONT DE MARIE*ル・モン・ド・マリーのThierry *ティエリーがパリにやって来た。 収穫が終わって、醸造も一段落ついたところで、ホッと息をつく休みも兼ねて、パリのビストロ巡りにやった来た。 ル・モン・ド・マリー醸造と云えば、自然で、美味しくて、比較的安目の3拍子揃ったワインを造る貴重な醸造元。。 ニームの近くのSouvignargueスヴィニャルグ村にある。 今、フランスでもチョットした話題になっている地区である。 自然なワインで手頃な価格帯のワインを造る蔵が数社ある地区。 ティエリーはそのリーダーである。   Anatheme*アナテムなど劇旨安を醸している。フランスでも自然派ワインでリーズナブルなワインの需要は大変に高い。 同じく、ラングドック、マルペール地区の Mas de Mon Père*マス・ド・モン・ペール醸造のFrédéric*フレデリックと一緒にやって来た。今夜は、今年の4月にオープンしたばかりのビストロMAMAGOTOにやって来た。   店に入るとメドックの自然派がカウンターに置いてあった。 そうCLOSERIES DES MOUSSIS*クロズリー・デ・ムシだ。 たたの0.4Hの畑は150歳の古木で造った正真正銘のメドック自然派ワイン。  私だけ、ちょと早く着いてしまったので、一人アペリティフがわりに一杯メドックを注文。久々のボルドーだ。 私は6年間もボルドーに住んでいた。心の奥ではいつもボルドーを探している。私の第二の故郷のワインだ。久々のカベルネ・ソ-ヴィニョンだ。 やっぱり、私はボルドーが落ち着く。 MAMAGOTOママゴトのシェフは日本人のKohjiさん。 タパスのような小皿料理が沢山あり、ワイワイ皆で分けながら楽しめる料理。 まずは,生カキを注文。ワインはアルデッシュ地方の人気者シルヴァン・ボック*Sylvain Bockのシャルドネを合わせえた。 これはソムリエのギオムの提案だった。バッチリでした。 次は魚を注文した人、肉料理を注文した人、どちらにも合うボジョレのリリアン・ボッシェ*Lilian Bauchetのワインを合わせた 難しい年を乗り越えた醸造家達、ワインの話しは尽きない。楽しいひと時を4人で過ごしました。 今週の土曜日はジャズの生演奏とOlivier Cohen*オリヴィエ・コエンがパリにやって来て試飲会をやるとの事。 土曜日の予約をした。ジャズとオリヴィエのワイン楽しむ。 ヤー、よく話し、よく飲みました。