11
Mai

Indigenes開催都市、Perpignan ペルピニャンの街-PART-2

Salon de vin “Indigenes” ワイン見本市“アンディジェンヌ”Part-14 ★Restaurant Le Divil ル・ディヴィル★ Perpignanペルピニャンの街中には、トビッキリ美味しい熟成牛肉に自然派ワインが飲めるレストランがある。 10種種類ほどの牛肉が揃っている。和牛もあり、 その上、美味しい自然派ワインがタップリ揃っている。 西南部地方のCH-RESTIGNAC PLOUF 2015シャトー・レスティニャック、プルフを開けた。 ウーン、何て美味しいんだ! 本物ワインはテロワール土壌に由来する旨味がある。 いろんな化学物質や補糖、工業的酵母などその土壌の外部から加えたものではない。 だから、素材の旨味にはピッタリと合う。 もう一本、 Casot des Maillollesカゾ・デ・マイヨルのSoulaスラ、 スカッとしたシスト土壌からくるミネラル感が油ッポさをサラリと洗ってくれる。 また、ニュートラルな舌で食べ続けられる!これも絶妙なマリアージュでした。 カタロニア情緒のある街かど写真。

10
Mai

やる気満々のジョルディ、ル・カゾ・デ・マイヨル………… Le Casot des Mailloles

Salon de vin “Indigenes” ワイン見本市アンディジェンヌ Part-11 若きジョルディにはPASSIONと体力がある。逆境にある産地に入り。3年前にル・カゾ・デ・マイヨルを引き継いだ。 ガッツあるジョルディは困難な条件をものともせずに一挙にクリアしてトビッキリ美味しい自然派ワインを醸造している。 こんな絶景の葡萄園なら厳しい傾斜の仕事も苦にならない。 樹齢が古く根っ子がシスト岩盤を打ち破って深く入り込んでいる。 このシスト岩盤のミネラル感は他の地方では絶対にでない特徴を備えている。 ワインが濃くても、薄めでもスーット真っ直ぐに伸びていく爽やかさを与えてくれる。 Rose de Zazaロゼ・ド・ザザ 赤葡萄のシラー品種と白葡萄のマルサンヌをプレスしたジュースを発酵させたロゼ。 淡いロゼ色が美しくミネラル感でしめてあるスタイル。和食にはピッタリ。 Comax Ethylix コマックス・エティリックス 同じく赤葡萄のシラー品種と白葡萄のマルサンヌ品種を3日間マセラッションをやったワイン。 薄めの赤ワインと云う色合い、軽やかな中にもシスト土壌のミネラルがキッチリ主張している真っ直ぐさがある。 Perpignanペルピニャンの夜は地元で有名な牛肉専門レストランLe Divilル・ディヴィルにて 美味しい熟成肉とル・カゾ・デ・マイヨルのLe SOULA ル・スラを合わせて堪能した。 肉の塩っぽい旨味と油性をシスト土壌の真っ直ぐなミネラル感が絶妙のマリアージュでした。 即、地元で認められるのは珍しい。

30
Avr

★パシオン心斎橋店のラスト営業日について★

FERMETURE DU BISTRO – PASSION ET NATURE (OSAKA) 長年のPASSION営業お疲れさまでした。 関西の自然派の世界を築きあげた出城でした。 今はすっかり関西自然派の“型”が出来上がり、出城の役割から次の世界を 築き上げる新たなチャレンジャーとして変身していくのでしょう。 数えきれな思い出があり、それらの写真と共に、PASSIONに関わったすべての人に 御礼を申し上げます。 本当にお世話になりました。 これからも、自然派ワイン、よろしくお願いします。 今は亡きマルセル・ラピエールもお邪魔しました。 フィリップ・パカレが、フィリップ・パカレとモニカさんも ジェローム・ジュレが、フィリップ・ジャンボンが オリヴィエ・クザンが、ヴィエイユ・ジュリアンヌのジャンポールが、 エリアン・ダロスが、ジャンピエール・ロビノとセナさん 、エルヴェ・スオ、セバスチャン・リフォが カトリーヌ・ブルトン、エドワード・ラフィットが、あのダール・エ・リボのルネ・ジャンも 藤田社長、松井さん、本当にお世話になりました。有難うございました。Merci!! あのマルセル・ラピエールもお邪魔しました。    フィリップ・パカレも。        フィリップ・パカレとモニカさんも               ジェローム・ジュレも          フィリップ・ジャンボンも              オリヴィエ・クザンも        エリアン・ダロス、ジャンピエール・ロビノ、セナ / エルヴェ・スオ、セバスチャン・リフォも      カトリーヌ・ブルトン、エドワード・ラフィットも    あのダール・エ・リボのルネ・ジャンも          ヴィエイユ・ジュリアンヌのジャンポール・ドーマン ドミニック・ドランも                   そして、私もお世話になりました          藤田社長、松井さん、本当にお世話になりました。有難うございました。

30
Avr

日本と深い繋がりのジェンクロード・ラパリュ-Part2

Lien intense avec Fils Soleil Levant chez Jean-Claude LAPALU –Part2 Aux Amis des Vins Debut les annees 90, il a deja presente un vin nature au Japon. Le Vin nature n’etait pas comme aujourd’hui. Pleine reduction et ca purait. Il etait tres difficile de presenter au Restaurant. Mais, Mr Maruyama a tante et reussi a presenter un vin nature avec une passion tres forte. Il est un des pionniers au Japon. オザミ・デ・ヴァン 1990年台初期に既に自然派ワインをレストランで紹介していた。 (あのダール・エ・リボのワイン、プリューレ・ロックなど) 当時の多くの自然派はまだ今の様に完成されていなかった時代だった。 還元臭が強くて、臭い時代だった。 それでも、丸山さんは、色んな工夫をしてレストランで自然派ワインを美味しく提供していた。 困難な時代を支えてくれた大切な人です。 丸山さんや祥瑞の勝山さんのような人がいたから今日があると云っても過言ではない。

30
Avr

日本と深い繋がりのジャン・クロード・ラパリュ-Part1

Lien intense avec Fils Soleil Levant chez Jean-Claude LAPALU –Part1 ★Il est tres important d’avoir un lien intense avec les vignerons et les vendeurs. Nous, les japonais, travaillons depuis tres longtemps avec Jean-Claude LAPALU. Nous aimons beaucoup son perssonage discret et passionne du vin . Il y a beaucoup de japonais qui ont visite Lapalu. Ils viennent de si loin, d’autre cote de la planete pour rencontrer Jean-Claude. Nous sommes tres curieux. 日本のインポートはクロス・ロード社の皆さん。 Voila , les passionnes du vin . Importateur japonais « Cross Roade », Mr Fujiwara, Mr Arima et Mr Yukiya Fujiwara Deux des meilleurs bistros a vin au Japon. Mr HAYASHI de Pioche , et Mr Konno […]

17
Avr

大阪の名店・幻のうずらやBEAUNEで一夜のみの復活

あの、名物、つくねが!! あの、うずら焼きが!! ブルゴーニュのボーヌの街にある和食店BISSOH(びそう)にて、あの宮本ッチャンが久々の仕事。 4年前の大阪の人気絶頂のまま閉店した“うずらや”の再現。 今日、フランスは祭日。キリストが復活した日。 復活祭のこの日に、あの“うずらや”も復活した。 ボーヌの街のグルメなボーヌっ子が満員御礼。 日本の備長炭による炭焼きの美味しさに驚愕。 フライパンや直火では絶対にありえない優しい焼き具合に感嘆していた。 つくね、もフランス人にとっては初めての体験。 鶏を素材に作ったとは、誰も想像もつかないようすだった。 勿論、BISSOHの本来の料理とのコラボのメニュー構成。 合わせた繊細なワイン 宮本さん、お疲れ様でした。 いつかまた大阪でも復活して欲しいものです。 そして、ボーヌの日本食レストランびそうBISSOHさんにも感謝です。

12
Avr

濃いワインも大切 !!

美味しい牛肉に合わせたい、お勧め豊潤赤ワイン   Domaine Marcel Richaud , L’Ebrescade ドメーヌ・リショーのレブルスカド Domaine Charlotte et Jean-Baptiste Senat, Le Bois des Merveilles ドメーヌ・ジャン・バティッスト・セナのボワ・ド・メイヴェイユ Domaine de La Vieille Julienne , Les Hauts-Lieux ドメーヌ・ド・ラ・ヴィエイユ・ジュリアンヌ のレ・オー・リュー Domaine Le Bout de Monde , La Luce ドメーヌ・ル・ブー・ド・モンドのラ・ルス La Ferme Saint-Martin , Les Terres Jaunes ドメーヌ・ド・ラ・フェルム・サン・マルタンのレ・テール・ジョンヌ Vignobles Elian Da Ros , Clos Baquey ヴィニョーブル・エリアン・ダ・ロスのクロ・バケ

12
Avr

COINSTOT VINO * コワンスト・ヴィーノ -NO3

メイン料理では赤身肉の牛Entrecoteをやった。 ★この赤身の牛にはやっぱり、濃厚なタイプの赤が欲しい。 意外に自然派には、このタイプが不足している。 店よっては、軽薄旨タイプのワインばかりしかないところがある。 やっぱり、濃厚芳醇なタイプの自然派も欲しい。 これは、ビストロに行くと、いつも思う事。 いつも同じタイプのワインばかりでは、つまらない。 ドシッとしたワインも、たまには、飲みたいものだ。 COINSTOT VINOでも、軽め、薄めのスート体に入るタイプが多い 一本だけ合いそうなルージュを見つけた。 Jean-Michel Stephan * ジャン・ミッシェル・ステファンのコット・ロッティを開けた。 いい夜でした。丸ちゃんは明日、日本に帰るとのこと。 Bon Voyage !

12
Avr

COINSTOT VINO*コワンスト・ヴィーノ -NO2

店に入ると、いい香りがプーンしていた。 シェフに聞くと 『テリーヌを作っている最中だよ』 と云いながら、ドサっと更に盛ってくれた。 これが、な、ナント絶品の美味しさ。 しかも、St-JOにピッタリ!   マジで感動していた丸さん。 何かのヒントになったらしい。 いつも脳をフル回転で、Aux Amis の為にヒントを探している丸さん。 あまりにも美味しかったので、シェフを呼んで何が入っていたか質問ぜめと称賛、パシャリ。  

12
Avr

COINSTOT VINO*コワンスト・ヴィーノ -NO1

突然、電話が入った。 『今、パリです。』 そうこの人、オザミ・ワールドの社長、丸山宏人さん。 珍しく所用でイギリスに行ったらしい。ロンドンからパリにやって来た。 今夜は久々のCOINSTOT VINO. 丸山さんとは一か月前に東京で逢ったばかり。 いつ逢っても気持ちよく飲める人。 ほぼ家族のような存在。 今夜は、やはり家族のような存在の人 Rene-Jean * ルネ・ジャン が造った Dard et Ribo * ダール・エ・リボの St-Joseph * サン・ジョゼフをやった。 気の合った人と気の合ったワインを飲るのは最高だ!!   気の合ったビストロで一杯やるのも格別だ。 私はここCOINSTOT VINO * コワンスト・ヴィーノが好きだ。 気持ちのよいサーヴィスが心地よい。 おまけに、ワインの品揃えも、食べ物も美味しい。

30
Mar

夜会ブラインド・テースティング / ラ・ピオッシュ

林真也 * Hayashi Shinya /ラ・ピオッシュ * LA PIOCHE 世界で最も自然派ワインを美味しく飲ませる男 今夜はアルザスの造り手Laurent BARTH * ローラン・バルツとやって来た。 ローランは2年に一度くらい、日本にやって来る。 前回の来日時も、ここで朝まで飲んで帰りの空港に向かったとのこと。 造り手も、この空間に充満している自然派の“気”が心地よいのだろう。 ついつい長居してしまう。 Schueller Pinot Gris 96 ここにくるといつもブラインドテースティングになる。 殆どの当たらない。今回も外しっぱなし。 しかも、私の大好きな造り手のワインをはずした。 アルザスのBruno Schueller*ブルノ・シュラールのPinot Gris 96だった。 ブルノは醸造中も樽熟成中もSO2の使用はゼロ。 樽熟成中、ウイラージ(注ぎ足し)もやらないでSO2も入れない。 そんな造りをして20年も経ってなお生きている。 科学ではまだ解明できていないことが沢山ある。 ブルノーのように、極を走ってくれる人がいるから、 科学の世界では不可能なことの中に、“可能”があることを教えられる。 将来、物理学の世界で証明される日がくるだろう。 ブルノ・シュレールのワインを飲む度に多くの事に思いが馳せる。 私は科学を大切に思っているし、科学者の貴重な研究に傾ける研究家の人達を尊敬している。 でも、まだ、科学だけの世界では、説明できない事が多すぎる。 それは、突き詰めている一流科学者ほど分かっていることだと思う。 中途半端な科学者がよく自分の理論にそれていると簡単に批判する。 それに追随する人達も多い。 残念なことだ。 日本ワイン NORA 今夜は、日本のワインがブラインドででた。 勿論、はずした。最近の日本ワインも自然で美味しくなっていることに驚かされる。 日本ワインも楽しみな世界になってきた。嬉しいかぎり。 夜中の2時を周った。 一緒に居合わせた、皆さんと楽しくできた。これもLA PIOCHEの魅力の一つ。 今夜も心地よいひと時をを過ごせた。ありがとう。林さん。 BON VOYAGE Laurent ! ローランは明日の朝、いや今朝フランスに出発する。

30
Mar

Le Repaire de Cartouche  * ル・ルペール・ド・カルトゥッシュ

パリジャンから愛されている自然派ワインビストロの老舗 Le Repaire de Cartouche * ル・ルペール・ド・カルトゥッシュ 身長2メートル弱のシェフ。 多くのパリの自然派ワイン食いしん坊に愛されているルドルフ。 単に、ワインセレクトの良さだけでなく、料理がホントに美味しい。 料理で満足、ワインで満足のダブル満足の店だ。 今夜は、CPVパリスタッフとアペロをやりに来た。 春といえば、DARD ET RIBO * ダール・エ・リボのキューヴェ・プランタンの“春ワイン”! 本日は会議をやって、皆でアペリティフをやろう! という事になった。 毎年この時期に出荷される。 ダール・エ・リボのルネ・ジャンとは家族のような付き合いをしているルドルフ。 ここに来れば、キューヴェ・プランタン(春ワイン)を飲めると思った。 何たること! DARD ET RIBO * ダール・エ・リボのキューヴェ・プランタン到着日が遅れて明日着くとのこと。 残念!!   では、ロドルフ・シェフの超お勧めワインでアぺロ。 これが大変、美味しかった!! ルシヨン地方の山側の蔵、Domaine La Petite Baigneuse * ドメーヌ・ラ・プティット・ベニューズ醸造のワイン、 シスト土壌のブドウを仕込んだワイン、Les Loustic * レ・ルスティックを飲んだ。 南フランスのスペインに近い最南端の一つの葡萄園とは思えないフッシュさ!! 軽めでグイグイ体に沁み渡っていくやつだ。 シスト土壌からくる涼しさを含んだミネラルが透明感を演出してくれている。 ルペール・ド・カルトゥッシュといえば、ロドルフ・シェフ自慢の人気パテだ。 食べ始めたら止まらない美味しさ。 ワインとパンで永遠に食べ続けられそうな組み合わせ。 今夜は、新ツマミ・メニュが登場。海の幸“オマール”のパテ。 イヤー美味しかった!! Le Repaire de Cartouche * ルペール・ド・カルトゥッシュ飲んだワインの紹介 La Petite Baigneuse ラ・プティット・ベニューズ醸造元 アルザス人のPhilippe Wies * フィリップ・ヴァイスは他の地方で野菜・果物のBIO栽培をやっていた。 葡萄栽培とワイン醸造に興味があって、どうしてもワインを造りたかった。 2008年にルシヨン地方のモーリ村にたどり着いた。 シスト岩盤からなる丘の葡萄園が売りに出ていた。 何と美しい景色とグルナッシュの古木が揃っている葡萄園を見て一目惚れ! あれから10年の歳月が流れた。 ワイン造りに熱中し過ぎて、人生上の紆余曲折を乗り越えながらもワイン造りにすべてを賭けてきたフィリップ。 人生を経験することで、人の苦味が判る深味が備わって来た。 まさにワインがシンプルになり、かつ深味、優しさが加わってきた昨今のLa Petite Baigneuse ラ・プティット・ベニューズ。 土壌はシスト一色。シストジュースと云っても過言ではない。強烈なミネラル感をソフトに包み込むフィリップの醸造。 勿論、BIO栽培、醸造も自生酵母のみ、醸造中は一切SO2をしない。ビン詰時も必要なければ入れない。ゼロSO2。 ラベルは大切な人からもらった人形が原型となっている。昔の水着姿の人形がモデルとなっている。 人気の白ワイン、Juste Ciel ジュスト・シエル、“空だけ”というワイン。 品種はマカブとグルナッシュ・ブランが50%づつ。 シストのミネラル感がフレッシュで透明感抜群の逸品!!

1
Mar

Au Chameau Ivre avec Gan chan – A Béziers 

ビストロLe Chameau Ivreシャモ・イヴル(ベジエ)へ岩ちゃんと共に。 Beziersベジエはラングドック地方の第二の都市。第一はMontpellierモンペリエである。 広大なラングドック地方の葡萄園のど真ん中に近いのは、このベジエである。 コトー・ド・ラングドック、ミネルヴォワ、コルビエールに隣接している。 そのベジエには、ワインに大変なPassionを注ぐ重要人物がいる。 Philippe CATUSSE*フィリップ・カルチュスさん である。 フランス中の名醸造家と深いパイプを持つ人である。 フランス中の名醸造家から愛されている。 私も尊敬している人物である。 そのフィリップさんが10年程前に、ここベジエに洒落たワイン・ビストロをLe Chameau Ivre*ル・シャモ・イヴルをオープンした。(酔ったラクダの意。) 当時は、誰もが呟いていた。『こんなに洒落たワイン・ビストロなんて、このベジエの街では誰も来ないよ!』と。 でも、オープンすると、大繁盛。誰しもが待っていたスタイルのワイン・ビストロだったのだ。 自然派ワインも含めて、ラングドック地方は勿論、フランス各地の名醸造家のワインがここに来れば飲める。   今夜は、がんチャンとやって来た。 この時期、岩ちゃんは、 葡萄木の剪定で毎日、畑で頑張っている。 寒い日も、タラモンターヌと呼ばれる強風が吹き荒れる日も畑に出ている。 畑仕事が終わって、山の中の家に帰っても、今は一人。(リヨンに住む彼女は時々やって来る。) 赤ちょうちんも、一杯飲み屋もない。 普通の男では耐えられない状況の中で、モクモクと仕事をする岩ちゃんは凄い。なかなか、できない事だ。 岩ちゃんでなければ出来ない仕事だ。 今夜は久々に山から降りてベジエの街にくるように、岩ちゃんを誘った。 これから、一緒にやる夢のある仕事の話しをするために。 岩ちゃんは、あまりしゃべらない。 黙って聞いている。 時々、ポツリと核心をついた言葉をだす。 こんな性格の岩ちゃんだからできることが沢山あるだろう。 ワイン造りは、目の前に起きることをすべて受け容れて、対処していく我慢大会のような仕事が多い。 一番、必要なのは忍耐でしょう。 岩ちゃんならできるだろう。 今夜はいい話ができた。 ≪今夜、Le Chameau Ivreル・シャモ・イヴルで飲んだワイン》 DOMAINE LAGUERRE*ドメーヌ・ラゲール CUVEE EOS キューヴェ・イオス 今夜は、話しが中心で多くは飲んでない。 アペリティフも兼ねて、ルシオンの山岳地帯にあるDOMAINE LAGUERRE*ドメーヌ・ラゲールの白、EOSイオスを開けた。 ピレネー山脈の端のルシオン地方の山の上、なんと標高が葡萄栽培の限界500mと高い 。 ルシオンで最も高い葡萄園。だから酸が残る。爽やかでアペリティフと魚介類に良い。   土壌は花崗岩で、表面は花崗岩が風化した砂状になっている。 ロッシュ・メール(海底だった頃の岩)は花崗岩の岩盤。 品種はグルナッシュ・ブラン80%, マカブ20%。収穫量22hl/hと少なく旨味も乗っている。 この蔵は、本当にルシオンの山の上にあり、山上の平地になっている部分に葡萄園が広がっている。 車で行くと途中で、道を間違えたかな、と思う程、野性的な景色の中をドンドン登っていく。 兎に角、標高が高い。 登りきったところに、小さな村があり、その村にドメーヌ・ラゲールがある。 醸造家のエリックはシャイで、地理的にも離れているので、あまり他の自然派醸造家グループとは接触していない。 だから、フランスでも、あまり知られていない。 ワインのスタイルも独自性がある。 今、流行の薄旨スタイルというより、ピュアーなミネラル感が中心のスタイル。 品質と価格のバランスは素晴らしい。 この価格で、この品質はすくない。一飲の価値あり。 Jean-Baptiste SENAT*ジャン・バティスト・セナ醸造 私が大好きで、尊敬している醸造家のワインを開けた。 奥さんのCharlotte*シャルロットさんは自然派大試飲会 “Vin de mes Amis”*ヴァン・ドゥ・メザミを主催している。 セナ醸造とは約20年前の初リリースからの付き合い。 この20年間のフランスワインの流れがすべてわかるワインが揃っている。 90年代の濃いワイン、段々と軽めになって、透明感のあるワインになってきた現在までのスタイルが揃っている。 ラングドック地方の歴史が揃っていると言っていい。過去・現在・未来が楽しめる貴重な醸造家だ。   私の大好きなワイン。 Mais ou est donc Ornicar*メ・ウ・エ・ドンク・オルニカという長い名前のワインを開けた。 グログロ、スイスイの薄旨スタイルと濃厚なスタイルの中間的存在のワイン。 除梗なしの葡萄丸ごと仕込むセミ・マセラッション醸造、 12日間のマセラッション(かもし)で果実味を全面に出しながらも、南のやや厚みも表現させて軽さの中にもワイン質の内容を充実させた逸品。 50歳のグルナッシュ品種を中心にシラー、サンソーをブレンド。実に優しく、ソフトなタッチでありながらタンニンもコクもあり絶妙なバランスを備えたワイン。 最近、流行の軽くてスート体に入るスタイルは、美味しい肉に合わせるとチョット物足りない。 そんな時にこのワインがピッタリだ。一度試してみる価値あり!! 私のお勧め!! 今夜、岩ちゃんと夢のある話しができた。 今夜もLe Chameau Ivre*ル・シャモ・イヴルは超満員だった。 ベジエの街も夜が更けた。

5
Fév

フライニング・シェフNAKAMINATOさんが南仏に!

Chez La Part des Anges・ラ・パール・デ・ザンジュ(Bistrot vins natures/La Grande Motte) 中湊さんは、包丁一本を抱えて、世界を飛び廻って世界中の人に和食を提供するフライニング・シェフ。 その中湊さんが南仏の地中海の港街、La Grande Motteにやって来た。 本拠地は日本の東京で和風ビストロ葡呑を経営している。 ほぼ毎週末に海外、日本国内を問わずどこかに飛んでいく。 そして月曜日に戻って来て、休まず営業するというハードな事を普通にやってしまっているスーパー・シェフ。 もう、世界中に友人がいて引っ張りだこのNAKAMINATOさんだ。 前々から、一度ゆっくりとお話しをしたかった。 私がよく知っている宗像さん、丸山さん、勝山さんとはよく会っているのに、 私はまだ一度も一緒に落ち着いて飲んだことがなっかた。 やっと、中湊さんとゆっくりと飲んで話しが出来て嬉しいかぎりです。 NAKAMINATOさんは、自然派ワインに大変なPASSIONを持った人で、行く先々で自然派ワインをも広めようともしてくれている、我々にとっても大切な人だ。 チャンと話した事はないけど、もう100年前から友人だったような気がする人だ。 本当は、2014年に一度だけ同じテーブルに座って食事をしたことがある。 そう、DARD ET RIBO*ダール・エ・リボのRené Jean*ルネ・ジャンの自宅で、宗像さん、石田カツミさん、中湊さんという凄いシェフが集合した時、偶然にお逢いして、中湊さんの造った日本蕎麦を頂いたことがある。 勿論、感動した。 でも、その時は、お互いによく知らなくて、何故かお話ができなかった。 今日、やっと中湊さんとゆっくりと食べて飲んで話しが出来ました。嬉しいかぎり。 よく飲みました。マグナム3本、普通ビン10本程あけました。 地中海ヨットハーバーLa Grande Motteに自然派ワインが飲めるビストロができて幸せです。 今日はアルザスからも自然派ワインにドップリの友人Alexandreも、ニームの醸造家Mont de Marie*モンドマリーのThierry*チエリもやって来た。 大人数で楽しくできました。 中湊さんとは、これから、いろんなことが一緒にできそうで楽しくなりそう。 では、数日後ロワールにて再会しましょう。 Merci Pierre du Bistrot La Part des Anges.

3
Fév

CPVメンバーEn Mets fais ce il te plait(LYON)に集合

リヨンの名シェフ石田カツミさんの店アン・メ・フェ・スキル・トゥ・プレ 南仏モンペリエの街で行われた3つの自然派ワイン見本市、L’Ireel, Les Affranchis , Le Vin de mes Amisが終了。 2017年の自然派の傾向について、自然派の進化状況についてはまた、レポートします。 CPVチームは二つに分かれて蔵元を訪問しながら北上してLYONで集合。 竹下、石川、KISHOチームはローヌのLes Maouマウ醸造、ボジョレに飛ばしてYann Bertrand*ヤン・ベルトラン醸造、France Gonzalvez*フランス・ゴンザルヴェス醸造、ブルゴーニュのLes Vergé*レ・ヴェルジェ醸造とハードに飛ばしてLYONに集合。 私とRebeccaチームはL’Anglore*アングロール醸造、Clos des Grillons*クロ・デ・グリヨン醸造のNicolas*ニコラのを訪問してLYONに集合。 LYONでは、我らがファミリーの石田さんのお店En Mets fais ce il te plait*アン・メ・フェ・スキル・トゥ・プレに集合。 そこには我らのファミリーDard et Ribo*ダール・エ・リボのRené Jean*ルネ・ジャン夫婦も合流した。 これだけのファミリーメンバーが一挙に集合するのは久々だ。 カツミさんの気合の入った料理とワインでエネルギー補給。 まずは、何年も熟成させた特性ジャンボンでアペローをやった。 今夜の特別メニュー。 次々とトビッキリ美味しい料理が出てきた。 一通りコースがでて、皆、なんとか食べ終わって、ホッとしたところ。 そこに石田さんは、ニコニコしながら若手KISHOに特大豚を持ってきた。 まさか、本当に食べられるの? 普段は大食いの石川君も、この桁違いの大食いにはチョットついていけない。 ルネ・ジャンは二回りお腹が膨らんで、グロッキー。 あきれ顔のレベッカ。   ヤアーよく食べ、よく飲みました。またもや、忘れられない一期一夜がプラスされた。 さあ!この勢いでロワールの自然派ワイン見本市まで北上だ!  

31
Jan

台湾の思い出

Souvenir de TAIWAN 台湾は中華料理、中華料理と云えばこれを食べなければ始まらない。 Canard Laquéカナール・ラケ 北京ダック。 ワインは、南仏のMylene Bruミレーヌ・ブリュ醸造のカリニャン100%のRitaを合わせた。 南の太陽を燦々とうけて、ほのかに甘さも感じられ、野生ローズマリーの香りのするRitaリタはまさにピッタリ。 もう一本、Axel Prufer アクセル・プリファーのLe Temps des Cerises ル・タンド・セリーズ醸造のUn Pas de Coté アン・パ・ド・コテも合わせてみた。これもピッタリのマリアージだった。 Rebeccaレベッカはこの二つの醸造元に14年と今年の2回も訪問している。 自分で輸入するワインの蔵はすべて訪問して、厳選して販売している。 レベッカの熱心さ、PASSIONは凄いものがある。 C’etait tres tres bon. 魚には、勿論、ジュリアンのSextantセクスタンのアリゴテが完璧でした。 汁ものには、Le Clos Fantine ル・クロ・ファンティンヌ醸造の100歳のサンソー品種が主体のLa Lanterneレンテルヌを合わせた。 やー流石の中華料理、美味しかった。 レベッカ、蘇睿雅+彼女の友達、丸山宏人、まどか、ジュリアン。 イベントが終わった後のゆったりとした時間を美味しいものとワインで過ごせた夜。 本格中華と自然派ワインのマリアージはバッチリでした。 土壌からくる旨味を備えたワインは、素材の旨味と合わない理由がない。 根本が同じところから出ている旨味なのだから。 人が“妙”な手を加えると、チョット曲がって来る。 真っ直ぐな気持ちで、愛情をもって造られた料理には必ず合う。 有難う!! 謝謝  Rebecca.  蘇睿雅。 台湾には街の食堂が至る所にある。皆、家族できて食べる団欒の場となっている。 台湾独特の食文化。 出発前の昼食にRebaccaレベッカさんが連れて来てくれました。 イヤー、優しい味わいで ホッとする料理と雰囲気。 こんなホッとする料理を食べて空港に向かった。 台北の中心地から松山空港までたったの10分で着いてしまう。 心配症の私は1時間半前に出て。チョット時間を持て余してしまった。 台湾のホッとした文化、人に触れられて、本当に幸せだ。 そんな台湾文化に自然派ワインが浸透していく仕事に携われて嬉しいかぎり。 佳き人、佳きワイン、ワインを通して世界中に絆が繋がっていく。 ワインは凄い!! 136億年の宇宙のエネルギー、46億年の地球のエネルギー、 二つのエネルギーを葡萄に吸収する葡萄木、そして、人間の心、Passionが詰まったワインは偉大だ。