21
Août

H2O Végétal-Part3 今、勢いのある若手、コスミックCOSMIC醸造

(スペイン自然派ワインの夏祭り見本市) COSMIC コスミック醸造   今、スペインの若手で最も勢いある醸造家の一人、Cosmicコスミック醸造のSalvadorサルバドール。 思ったことを真っ直ぐ突き進むエネルギーは、まさに宇宙的。 一点の濁りがない瞳がすべてを語っている。 サルバドールSalvador、35歳。 タラゴナTarragona地方のぺネデスPenedèsの葡萄栽培農家に生まれた。 しかし、自分のやりたいことは両親の延長線上にはなかった。 葡萄栽培・醸造学校を卒業したあと、違う世界を見たくてニュージーランドに渡って違う世界の醸造を経験。 外に出ると、より自分のやりたいことがハッキリしてきた。 2013年に、フランス国境から10キロ足らずの山の中、サルバドールが造りたいワインの土壌、微気象標を備えた素晴らしい5hの畑を発見。 標高300~600mの斜面、酸をもたらしてくれるミクロクリマ(微気象)、つまり、山からの乾燥した風トラモンタンと海に近いこともあって湿気も備えている。風が病原菌を吹き飛ばしてくれて、ある程度の湿気が異常乾燥を避けてくれる。葡萄が熟す最後の段階に重要な水分を確保できるので、期待通りの“酸”をもたらしてくれる。 . Cosmicコスミックのワインには、エッ!これがスペインのワイン?と驚くほどのフレッシュな酸がある。 そして、真っ直ぐに伸びる花崗岩からくる透明なミネラル感が凄い。 それでいて、やさしいソフトな舌触りは、花崗岩が風化した砂質層土壌に由来している。 凄いワイン、醸造家が誕生したものだ! すでに多くの一流レストランのシェフ、ソムリエ達が評価し、出入りしている。 レストラン「El Ginjoler エル・ギンジョレール」のオーナーシェフ・シャヴィXaviさんや、2016年San Pellegrino世界ランキング1位に輝いジロンナの三ツ星レストラン「Can Roca カン・ロカ」のシェフやソムリエさんが先日来ていた。

21
Août

スペイン自然派ワインの夏祭り(見本市)H2O Végétal –Part2

会場に着くと、目の前にこの人がいた。 自然派のこれはというイヴェントには必ず参加している人、Thierry Puzelatティエリー・プゼラ。 この人はフランス以外の国でもVin Natureに興味がある人がいたり、大切な試飲会があればどこへでも飛んで行くでしょう。 ティエリーThierryを見ると、Monsieur le Vin natureと呼びたくなる。 Souvenir de Fête du vin nature chez Lapierre (photos de 2013) 真夏に、この暑さと夏祭り、それにティエリーの顔を見れば、どうしても、Marcel Lapierreマルセル・ラピエール家のあのFête du 14 Juilletを思い出してしまう。 朝まで徹底的に飲んだあの祭りを。ティエリーは毎年出席していた。 しかし、あのお祭りは今思うと凄いメンバーがいて超濃厚だった。まさに、自然派ワインを育てたお祭りだった。 あらためて、いつか特集を組んでレポートしたい。 でも、今回のような、Vin Nature夏祭りが至る所で開かれるようになったので嬉しい限り、素晴らしいことだ!!

9
Août

真夏のヴァン・ナチュール見本市“BIM”ビム 翌日の遅めの昼食

翌日は、ゆるりと昼過ぎに集合して豚2匹の丸焼き。 この時期にこのメンバーが集まっては、そう簡単には終わらない。 丸2日間の夏祭り。     豚の丸焼きと云えば、マルセル・ラピエール生前中、7月14日に毎年行っていた、自然派ワインの夏祭りを思い出さす。フランス中から自然派ワイン関係者が集まってきて交友を深めた。 自然派ワインの発展に大きな役割を果たした行事だった。      ここに新たなチームが、新たに始めた。 若手醸造家達による、新たな時代の始まりか。 この輪は広がるだろう。     

8
Août

真夏のヴァン・ナチュール見本市 “BIM”ビームの夜

収穫を一か月後に控え、収穫の無事を祈りながらお互いの健闘を誓う前夜祭のようなもの。 さあ、17時に始まった試飲会、21時を周ってソロソロ真面目なテースティングは終了。 皆、集まって楽しい交流の時間。 楽しみながらの会話の中で、栽培上、醸造上でもヒントが飛び出してくる。 こうして、少しづつ進化してくる。 こんなコミニティーの共生の中で、自然派が増えてきた。 造り手、ワイン屋、ビストロ・レストラン業者、バイヤー、ソムリエ、愛好家、皆が一緒になって 交流して、お互いの理解を深めて進んでいく自然派ワインの世界。 ワインは美味しく、造る人にとっても優しく、飲む人にも優しく、地球にもやさしい、こんな健全な世界はなかなかない。 それぞれが、人生を思いっきり楽しむ。 ここには、妙なプライド、妙な優劣、階級、はない。 日本からもBMOトロワザムールのウエタ・アユミさんが日本を代表して参戦。 そして、最後は朝までディスコで夏祭りフィーバーだ!

8
Août

ラングロールを追いかけて10年、そして、離を目指す !

この見本市の主催者Valentin VALLESヴァランタン・ヴァレス (次世代ワインヴァン・ナチュール見本市 “BIM”) ヴァランタンは2008年にラングロールのエリックのワインを初めて飲んで衝撃をうけた。 『こんな飲み物が、存在するのか?』 即、エリックのところで修業を初めた。 自分で造ってみたくなった。 葡萄を近隣の栽培家に譲ってもらって試作を造り始めた。 そして、昨年、自分の畑を手に入れた。 ヨーロッパ中の著名レストランより注目されるようになった。 ソムリエやバイヤーがヴァランタンのワインを試飲すると、皆が云った。 『エッ!これ、ラングロールのワインでは!?』 ずっと、ラングロールを目指してきたヴァランタンにとっては、嬉しい評価だった。 最近、ラングロールからの“離”をめざすようになった。 エリックを尊敬する気持ちは変わらない。 でも、離れて“自分のワイン”、確固たる自分のスタイルを目指すようになった。 やはり、自分の畑をもって、自分で耕して、このテロワールを最大限に表現したい気持ちが強くなった。 それは、ラングロールのモノマネではない世界だった。 気さくなヴァランタンの性格を慕って多くの若者達がヴァランタンのところに集まってくる。 新しい風がヴァランタンを中心に吹き始めている。

8
Août

若きPASSIONの塊、Vin Natureの地平線を変えてしまうような発想

Sebastien CHATILLON (AD VINUM) セバスチャン・シャティヨン(AD ヴィニュム社) (次世代ヴァン・ナチュール見本市 “BIM”) 飛び抜けた発想と行動力、今までにこの世界にはいなかったアーティスト感覚の才能をもった若者だ。 ロワールのRené MOSSEルネ・モスのところで4年間修業した。 そして、世界トップ50のレストランChateaubriandシャトーブリアン(Paris)で シェフ・ソムリエをやっていた。 あのChateaubriandシャトーブリアン(Paris)の見事なワインセレクションを造りあげた男。 ソムリエとしてワインを探しに、醸造家を訪問しているうちに、ワイン造りに興味をもってしまった。 ノルマンディー地方の田舎出身のセバスチャンにとって、環境の良いところで生き生きと自然派ワインを仲間たちと造っている醸造家達の生き方に感動してしまった。 この見本市の主催者Valentin Vallesヴァランタン・ヴァレスに巡り逢って人生が変わってしまった。 ★作曲のようにワインを造る!!★ 2016年にネゴス(葡萄・ワイン会社)を設立。醸造家仲間から葡萄を買ってワインを造り出した。 セバスチャンは若き頃、パンク・ミュージシャンとして活動していた時期がある。 セバスチャンの造るワインはまるで音楽だ! ドレミファソラシドの音階の代わりに品種と醸造法の違いの液体を組み合わせて一本のワインを造る。 セバスチャンにとって、白葡萄も赤葡萄も音階だ、除梗醸造、マセラッション・カルボニック醸造の液体も音階。 これらを組み合わせて一本をワイン造る。まるで一曲のミュージック。多分毎年変わるm 多分、同じワインは2度とできないだろうと思うけど、トビッキリ美味しくスーット体に入っていく。 . 近未来、これからのエヴォリューションが楽しみな醸造家が誕生した!! 自然派ワインの地平線をも動かしそうなスタイルのワインを世にだした。 大きく動く予感がする。 ますます、面白くなってきた!!

8
Août

夏祭りには絶対に欠かせないシャンパーニュはこれ !!

Jacques Lassaigne ジャック・ラセーニュのエマニュエル・ラセーニュも参加 (次世代ヴァン・ナチュール見本市 “BIM”) つい数週間前まで日本にいたエマニュエルも南仏の夏祭りに参加。 自然派醸造元仲間の間では圧倒的な人気を持っているJacques Lassaigne ジャック・ラセーニュ 本当に熱い時に飲みたい最高のシャンパーニュであることは間違いない。 ここまでピュアーに!  ここまでスカット! こんなクリアなシャンパーニュはない。 夏祭りには、間違いなく、黙ってJacques Lassaigne ジャック・ラセーニュだ!! シャンパーニュ最南端のBlanc de Blancの土壌,もうシャブリに限りなく近いMontgueux村。 石灰質岩盤の丘の斜面。南なので葡萄が完璧に熟すので補糖する必要が全くない。 本当にナチュレルにシャンパーニュができる特殊ミクロクリマを備えている。 限りなくシャブリに近いので、単に白ワインとしても、とても美味しいシャルドネができる。 だからスカットしたシャンパーニュができる。 会場でも大人気。皆が寄ってきてグイっと一杯やりに来る 海の香り、潮っぽさ、書いているだけでも唾液が出てきてしまう美味しいシャンパーニュだ。 日本の夏、花火を見ながら浴衣、団扇で一杯ひっかけたい。

8
Août

南ローヌ : ピュアーで、クリアーで、ゆったりと落ち着いたワインを醸す

Nicolas Renaud  Clos des Grillons – ニコラ・ルノー(クロ・デ・グリヨン醸造) (次世代ヴァン・ナチュール見本市 “BIM”) 南ローヌで最も期待される若手ニコラ・ルノーは、歴史、地理の先生だった。奥さんのイザベルも先生だった。 自然派ワインの世界ももこの辺から、自然派ワインのファンだった人達が全く違う世界から参入するようになった。 研究者とか先生とか比較的インテリな人達が自然派に入ってくるようになった。 2006年に約14ヘクタールの葡萄園で独立した。 ニコラは自分が熱狂的なファンだっただけに、自然派ワインの欠点のあるワインが大嫌いだった。 だから、彼のワインはピュアーでクリアなワインが多い。 ニコラは南ローヌを代表する醸造家二人のところで修業した。 シャト・ヌッフ・デュ・パップのVieille JulienneのJean-Paul DAUMEN ジャンポール・ドーマン。 そして、L’AngloreラングロールのEricエリックのとこで修業して、今でも家族のような付き合いをしている。 エリックとの共同で造るワインVenskabヴェンスカブを造っている。 そして、今回のこの見本市BIMの主催者のValentin VALLESヴァランタン・ヴァレスとはラングロールもエリックのところで学んだ兄弟弟子ということになる。次世代を背負って立つ二人。 醸造的には、除梗する方法と、除梗なしのセミ・マセラッション・カルボニック醸造の両方を使いこなせる数少ない貴重な醸造家である。 何よりも、ニコラの人間的優しさと確実さがワインに表現されている。

8
Août

真夏のヴァン・ナチュール見本市 “BIM”ビム

★Oriol Artigas- Mas Pellisser オリオル・アルティギャス(マス・ペリセール醸造)★ 国境を超えてカタロニアのバルセロナ近郊で驚きの高品質なワインを醸すオリオル。 近未来、最も注目すべき醸造家の一人。 大学の有機科学研究者だったオリオル、意を決してワイン造りに転向。 ワイン農業・醸造学校で先生をやりながら、2011年よりワイン造りを開始。 アカディミックな醸造理論を知りながら、自然な造りを目指す貴重な人材。 たった5年の歳月で、フランスの一流醸造家を震撼させるワインを醸す。   横でオリオルを支えている美人の彼女はアヌックさん。 東洋系とフランス人の2世でフランスのグルノーブル出身。 バルセロナの人気自然派ワイン・ビストロ“ブリュタル”でソムリエをやっていた。 フランス人のアヌックさんがいるので、オリオルはフランスにも時々来るようになった。 その都度、フランスの一流醸造家を訪問して勉強している。 短時間でこのレベルに到達するには理由がある。     すべてのワインに共通しているのは、繊細さ、フレッシュな酸、スーット体に入るミネラルな透明感。 日本にも出荷されたけど、量が超少ないのでお見逃しなく!! フランスでは絶対に買えないワインが日本では買えます。    

8
Août

Changement de l’ Epistème de nature !! 新旧の地殻変動!!

次世代ヴァン・ナチュール見本市 “BIM” 自然派ワインの進展もここまできたか!と思うようなワイン見本市が南ローヌで開催された。 まさに、新旧の地殻変動が進行しているのを感じる。 マルセル・ラピエールから始まったヴァン・ナチュールの世界、その影響を直接享けた人達から次の世代へバトンが渡されようとしている。 アンチ・テクニックの発想から“自然・ナチュール”とう名を使ったマルセルの時代。 実質上、90年代初期から世にでて、約30年弱が過ぎようとしている。 当時、20代、30代だった醸造家達が、50,60代になっている。 彼らの息子達が働きだしている。 次に控えている世代は、“自然が当たり前”で敢えてナチュールと名乗る必要性を感じていない。 これから始める人達にとっては、もうアンチ・テクニックの発想は全く消えている。 BIMはそんな世代ばかりが詰まった未来を垣間見るワイン見本市だった。 そんな面白いことを主催するのは、この人、ヴァランタン・ヴァルスValentin VALLESだ。 先週末の7月23日に南ローヌNimesニームの街の近所で開催された。 23日の17時頃から始まって21時まではテ-スティング、それから皆で夕食、朝まで続くお祭りだった。 メンバーは若者ばかり。スペインの次世代の天才醸造家二人の参加。 この世代にもう国境はない。 ラングロールの次世代チボーとスペインのコスミックやマスペリのオリオルがもう繋がっている。

23
Juil

それぞれの思いを持ってここアルザスに集まった!!

ALSACEワイン見本市Les Vins Liberes レ・ヴァン・リベレ-NO5 各国のワインバイヤー、欧州中の著名ワイン屋、ワイン愛好家、ビストロ経営者、ソムリエ、造り手、アルザス・ワインへの期待度は大きい。 それぞれの思いを満足させてくれるワイン見本市だった。 クリスチャン・ビネールChristien Binnerをはじめアルザス醸造家達の献身的なサーヴィス、組織運営には感動した。 19:00時からは中庭でアペリティフ大会。 生バンドが演奏する中で、集まった人達がそれぞれ交流する大切な時間。 21:00時から地下の大広間で400人程の大宴会。 アルザスで今話題の1星レストラ「ラルシュミーユ」L’ALCHEMILLEのジェローム・ジェグルJérôme Jaegleシェフがスタッフを連れて腕を振るってくれた。 そして、サーヴィスはアルザスの醸造家全員が担当して我々にサーヴィスしてくれた。 これも初めての試のみ。 普通,参加者が長い列をつくって何時間も待つのが通例。 流石!アルザスは組織のチームワークが違う!! 宴会中も世界各地からの参加者同志の活発な交流を行なわれた。 お互いに本物ワインを販売する立場同志、本当に有意義な意見交換が行われた。 人が集まればエネルギーが生成される。全うなワインを中心に人と人がどんどん繋がっていく。 健全なワインは世を変えていくエネルギーに満ちている。 人をも変えていく。 今、フランス中のどこかで毎週末こんな自然派ワイン試飲会が開催されている。 最後は必ずディスコになる。 毎日、畑で頑張る醸造家もたまには発散する。 朝、5:00まで続いたとのこと。 夜もふけた。私は早目に。 有難う。 Merci pour Manifique soirée!! Merci Jérôme!! Merci les vignerons Alsacienes !!

23
Juil

J’aime ALSACE!! アルザスが大好きだ!!

ALSACEワイン見本市Les Vins Libérés レ・ヴァン・リベレ-NO4 何故? Pourquoi? 1-醸造家の個性が強い。しかし、必要な時にはお互いに協力しあう柔軟性をもっている。   今回のこの見本市のように。 Chaque Vigneron alsacien a une personnalité très différente. Mais, ils sont capables de s’unir lord de la nécessité comme cette foire. 2-土壌の種類が豊富である。シスト土壌、石灰、花崗岩、砂岩、など他の地域ではないバリエテがある。   Les terroirs sont tres variés: Schiste,calcaire,granite,grès , 3-ワインもそれぞれの人と土壌が掛け合わされて大変個性が強い。   Les vins ont aussi une personnalité très différente et une particularité remarquable par chaque terroir et vigneron.

22
Juil

アイデアが光る初のブース取り方・タイプ別ブース!

ALSACEワイン見本市Les Vins Libérés レ・ヴァン・リベレ-NO2 . 7月16日にアルザス、クリスティアン・ビネールの蔵でALSACEワイン見本市が行われた。 面白かったのは、ブースの取り方。 普通は、醸造元ごとにブースを設置する。 今回はワインのタイプ別にブースが設置されていた。 つまり、 *グイグイ体に入る軽快タイプ *マセラッションをやったタイプ *テロワールがしっかりしたタイプ *赤葡萄を仕込んだワイン *発泡ものワイン *新人ばかりを集めたタイプ などワインのタイプ別にブースが設置されていた。 各醸造元の家族が分散して各ブースに立っていた。 多分、前もってそれぞれのワインの説明する内容をお互いに予習しておいたのでしょう。 ふつうの質問にはキッチリと答えていた。 飲む側からすると、よく知った醸造家達のワインをタイプ別に同時比較しながら飲めるのが実に面白かった。 特に発泡,微発泡ばかりを集めたブースは同時に泡を比較しながら飲めて面白かった。 アルザスの発泡ワインのスカットしたミネラリーな美味しさはシャンパーニュにはないものだ。 シスト土壌、花崗岩のミネラルを微発泡に仕込んだ時の美味しさは抜群だ!! 酸とミネラルの出方が素晴らしい!! *Obi WiNE KenoBull ,Geschickt オビ・ワイン・ケノビュルは凄い! (ゲシクト) *A Chacun sa bulle ・Eric KAMM ア・シャッカン・サ・ビュルもスカット美味しい!!(エリック・カム) もう一つ、面白かったのは赤ワインばかりにブース アルザスのピノノワールは造り手によってかなり違うので同時比較できるのは嬉しかった。 一つだけ驚愕のピノを発見!! エッ!これアルザスのピノ?! 今回は、この一本と巡り逢えただけで,超満足。 あらためて皆さんにご紹介する時期があると思います。 やあー!!アルザスは面白い!!これからだな、と感じた。

22
Juil

★アルザスに大きな進化が始まっている★

ALSACEワイン見本市 Les Vins Libérés レ・ヴァン・リベレ-NO1 7月16日、日本ではフェスティ・ヴァンが行われた日に、フランスのアルザスでは若手自然派ワイングループが中心になって真夏の大試飲会が開催された。 アルザス自然派ワインが今大きく変わろうとしている。 地殻変動と云っていい進化が進んでいる。 古い皮を脱ぎ捨てて新しいカタチが形成されつつある。 新旧が一体となって動いているのが良い。 若手が新しいアイデアを出して、先輩の醸造家達が後押しをして進化している。 実に健全な方向で進んでいる。 流石、ドイツに近い北フランスのアルザス人の組織力は違う。 ここでも、新人醸造家が驚くような高品質のワインを初リリースが造りあげるような人達が誕生している。 素晴らしい自然派ワイン見本市だった。

9
Juin

Philippe PACALET Chez Bistro Simba ・・・・・・・・・・・フィリップ・パカレがビストロ・シンバへ

フィリップ・パカレはリヨンの石田シェフのレストランには時々顔を出している。 石田さんとフィリップはお互いにファミリーのような存在である。 共通点はマルセル・ラピエールだ。 石田さんにとってマルセルは家族以上の存在だった。 . 菊地さんは石田さんのレストランで修業したことがある。 懐の深い石田さんにとって菊地さんはファミリーの一人。 つまりフィリップにとってシンバはファミリーに逢いにくるようなもの。 . Vin Natureを通じて、こんな感じで世界中どこにでもファミリーが広がっていく。 この世界の根幹の哲学は“共生”である。 排他的な共生ではない。 自分達と違う考えの人、ワイン、もの、こと、を含めて、共に生きるということ。 微生物から宇宙まですべてが繋がっている。 批判と排他からは何も生まれない。共生からは多くのものが繋がっていく。 シンバに偶然に居合わせた人、わざわざフィリップに逢いに来てくれ人。 共に楽しむフィリップとモニカ。

4
Juin

自然派の申し子フィリップ・パカレが日本に!!       公開 試飲会、セミナーあり!!

これから、ワインの世界で生きていく人達へ、 フィリップ 『地球温暖化も含めて多くの変化がワインの世界に押し寄せている。現場で起きていることを、時間の許される範囲で、日本の皆さんに今の現状、対応方法、挑戦などをお話ししたいと思います。』 ★東京・試飲会、セミナーは6月6日(火)14:00より ホテルモントレ半蔵門東京都千代田区一番町23番1号 . ★九州・福岡・試飲会・セミナーは6月9日(木)14:00より ホテルモントレラ・スール福岡 福岡市中央区大名2丁目8番27号TEL:092-726-7111 . (その他にも小規模のものあり。) フィリップ・パカレ 1960年代、フィリップの母エリアン・ラピエールは息子のフィリップを実家のラピエール家に預ける。ワイン造りをやっていた祖父母と伯父に当たるマルセル・ラピエールと共に生活。 . 1984年にジュル・ショーヴェ博士と知り合う。 ジュル・ショヴェ先生とは? 『きれいな香りの美味しいワイン造りを研究』  香りの為に自生酵母で発酵を唱える、有効な自生酵母を生かす為に自然栽培、醸造中のSO2無添 加を主張。  SO2無添加による危険性を避ける為に、収穫葡萄を冷やす。  年月をかけて、土壌に由来する『きれいな香りの美味しいワイン造りを研究』した人物。 .  このような造りをジュル・ショーヴェ博士は、1970~80年にマルセル・ラピエールに伝授。  以後、マルセル・ラピエールはSO2添加なしの造りの試作に専念。 . 1985年にフィリップはマルセル・ラピエール氏と共にワイン造りを初めて経験。 . 1987年にマルセル・ラピエールは初めてMorgon Natureを造りました。その時、パカレも経験。 . 1987~1989年の2年間、ディジョン大学で勉強しながらも、ショーヴェ博士の研究に参加。      テーマは『自生酵母・リンゴ乳酸菌発酵、SO2無しの赤ワイン発酵について』 フィリップはこのような造りを学問的に立証。 . 1990年 フィリップはアンリー・フレデリック・ロックに乞われてDomaine Prieuré Rochドメーヌ・プリューレ・ロック醸造に入社。以後、数々のブルゴーニュ名門畑で、自生酵母・SO2無しの醸造を実践。 数年後、アンリー・フレデリック・ロックがロマネ・コンチのオーナーになる。 フィリップは当ドメーヌの名声を築いた多くの銘醸畑のワインの品質を造りあげた。 . 2000年に独立。幾つかのブルゴーニュ畑を借りてドメーヌを設立。 南フランスのCh-Puech Hautシャトー・ピュエッシュ・オにてコンサルタントとして醸造経験。 2年間、南の品種、南の土壌での自生酵母・SO2無しのセミ・マセラッション・カルボニック醸造を実践。 . 2010年以降、南フランス、ボジョレなど他の土壌での醸造に興味を持つ。     . 2015年、30年に及ぶ醸造の経験、特にブルゴーニュの繊細な深味ある銘醸畑とテロワールを醸造した手法で、他の地域の土壌への挑戦に大変興味を持つ。 . 特に、近年の温暖化現象の中で、ブルゴーニュの未来を探る為にも、暑い気候風土でのワイン造りに大変興味がある。 また、自分の原点でもあるボジョレのテロワールへの真の挑戦にパッションを注ぎ始めたフィリップ。    . フィリップは云う 『物事は常に進化している。有名になったり、評価されると多くの人は止まってしまう。止まったら最後だ。もう環境の変化に対応できなくなる。物事を文字で書いた時から、もう進化は始まっている。止まってはダメなんだ。』 『最近の地球温暖化の影響で、ことに葡萄栽培、醸造の世界は大きな進化が必要になっている。ここ過去5年間のブルゴーニュの変化は絶大なものがある。栽培も醸造も昔のままでは対応できなくなっている。 そんな変化を日本の皆さんとお話しできたらと、思う。』 『時間の許される範囲で、日本の皆さんに今の現状、対応方法、挑戦などをお話ししたいと思います。』