29
Oct

ボジョレ・モルゴン村の新星 Damien COQUELET ダミアン・コクレ

自然派新世代が!時代は動く! ボジョレ・MORGONモルゴン村の新星・ダミアン・コクレ、甘いマスクで恐ろしく透明感のあるスカットしたガメ・ワインを醸す。ガメ大好き人間ガメラー待望の新人登場。自然派ワインのメッカ・モルゴンは新世代がうごめいている。時代は動く。 ダミアン・コクレは、モルゴンの最良の丘 »コート・ド・ピ »に3,5ヘクタールを栽培している。しかも畑がマルセル・ラピエール家とジャン・フォワラールの隣に位置している最適なミクロクリマを備えている。 ダミアン・コクレ、2012年の収穫が9月20日より5日間行われた。ダミアンにとっても12年は厳しい年だった。春の寒波、開花時の悪天候、その後の湿気、雹とボジョレ中が天から与えられた条件をダミアンも経験した。でもダミアンは闘った。 ライダー仲間が応援に! ダミアンの収穫には幼馴染の友人達が応援に駆けつけてくれる。男気があって親分肌のダミアンには多くの仲間がいる。ダミアンの趣味はオートバイだ。ライダー仲間の結束は強い。しかも、多彩な能力を持った友人が多い。ラベルのデザインも友人だ。営業も手伝ってくれる。 出来うる限りの仕事を実行、素晴らしい品質の葡萄を収穫! ダミアン・コクレは今年の2012年は実質上3年目になる。3年目にして試練を味わった。難しい年ながら出来うるすべてを尽くして闘った。お陰で健全な葡萄が収穫できた。品質はかなり高いワインになるだろう。しかし、収穫量は例年の50%と少ない。 ダミアンを応援したい!頑張れ! ダミアン・コクレのように始めたばかりの若者には2012年の収穫減は経営的には実に厳しい年となる。新人にはワイン・ストックもないし、金銭的蓄積もない。何とかダミアンのような自然派の次世代を担う若が育ってほしい。応援しなければならない。 収穫量は半分ながら品質を上げるべく、選果作業、不健全な粒を丹念に切り落としているダミアン・コクレ。手間暇は3倍かかるけどこの方法しか美味しい自然派を造る事ができない。 小粒の房でミルランデール化した典型的な2012年の葡萄房。素晴らしい濃縮感と 酸を含んだ果肉と果汁を持っている。ダミアン独特の透明感とスーっと入ってしまう心地良いワインが生まれそうだ。 自生酵母もダミアンを応援 ダミアン・コクレの自然栽培の畑。昆虫、微生物、野生酵母が生き生きしていそうな畑だ。この斜面、風向き、湿気、太陽光線の当たり具合など、この微気象に合った自生酵母が天文学的数値ほど生息している。その自生酵母がこの地独特の風味を造り上げてくれる。 自生酵母こそがテロワールをワインに投射してくれる! 自然栽培された畑の葡萄の皮に多くの健全な自生酵母が付いている。約30種類ほどの野生酵母だ。この微生物達がこの地独特のワインの風味を醸してくれる。低アルコールでしか働かない酵母達から発酵が始まって、バトンタッチ・リレーのようにして受け継がれてワインができる。特に初期に働く酵母が超重要。 本物の美味しさの為に、困難な道を この自生酵母がイキイキ生きているダミアンの畑を今収穫している。90%の普通の醸造家は、こ葡萄を発酵槽に入れる時、ここでドシャーとSO2酸化防止剤を大量に投入。元気な自生酵母は全滅する。何という抹殺行為。そのあと人工酵母を投入する。ダミアンは自生酵母のみで醸造。S02無添加はリスクを伴うけど、本物の美味しさを表現したい。ドーピングのような手段は使いたくない。 既にダミアンと自生酵母達は会話を開始している。ダミアンはこの酵母付き葡萄をどのように醸造所に運んで、どんな方法で発酵槽に入れるか、シュミレーションはできている。自然酵母を傷めないようにイキイキしたままで働いてもらう方法を考えている。 12年産はグイグイ典型ヌーヴォータイプ 日本のガメ好きの皆さん。ダミアン・コクレのワインを是非試してみてください。11月の第3木曜日のダミアン・ヌーヴォー12年もダミアンのようにイキイキしたワインに仕上がると思います。若手に頑張ってほしい!応援したい。

28
Sep

ボジョレーの収穫は今が真っ最中 Marcel LAPIERRE マルセル・ラピエール

2012年こそ自然派ワインの『違いが明確』になる年 100年に一度の収穫量が少ない年 2012年は100年に一度と云ってもよい難しい年になった。 89歳のお爺さんが云っていた。 『こんなに葡萄が少ない葡萄園を見るのは初めてだ!』 ビオ栽培、ノンビオ栽培関係なく厳しい栽培の年だった。 どこも収穫量が極端に少ない。例年の30%~50%の収穫量となった。 1-2月の寒波マイナス18度を記録した。 2-発芽後の春先にも-5度の寒波でやられた。(量が少ない最大の原因) 3-開花時の悪天候による結実不良、 4-その上に5月から8月までの雨曇りによる湿気からくる病気の大発生、 5-その間に、数度にわたる雷をともなった雹の被害。 6-8月後半の3日間の極度な猛暑による葡萄が焦げる被害。 12年は天がボジョレに与えたハードルは実に高いものだった。そんな受難な年だからこそ自然派醸造家達はエネルギーとパッションを集中して畑仕事に費やした労力は普段の年の10倍。 2012年こそ自然派ワインの『違いが明確』になる年はないだろう。彼らは決して諦めない。 MARCEL LAPIERREマルセル・ラピエール家のVENDANGE収穫 困難な年だからこそ、このエネルギー! ワインは、天、地、人のサンフォニーだ! 地は動かない46億年の地球の変遷を経て現在の畑の土壌がある。 モルゴンには元火山地帯だったころ生成された花崗岩が主体になっている。 花崗岩はワインにミネラルとエネルギーを与えてくれる。 天は毎年動く。今年は厳しい天候だった。葡萄栽培には、それぞれの葡萄成長の重要な時期がある。今年はすべての重要な時期に天は厳しい状況を与えてきた。 それでも、宇宙のエネルギーを受けて葡萄が今年も育った。でも少量の葡萄だった。 人は天が与える条件をすべて享けいれて栽培作業をするしかない。 時として不条理な、あまりにも厳しい状況もすべて、100%を享けいれる。 文句や愚痴を言っても何も解決しない。時として天は09年のように最高の条件を 与えてくれる。でも今年は、ボジョレ、特に北ボジョレの農民に何かを伝えようとしているかのように過酷な条件を与え続けた年だった。 人の笑顔にはエネルギーがある! 普通ならとても、笑っていられるような状況ではない。でもここラピエール家では 笑顔ですべてを吹き飛ばすエネルギーで溢れている。 ラピエール家の収穫には、毎年やって来る若者が60%ほどいる。 お互いが良く知っている。2~3週間は昼夜を共にする合宿生活を経験している。 まるで遠い家族のような存在の関係だ。 この中には、セミプロのような音楽家が何人かいる。体力的にはかなりハードな仕事を終えた夜は、夕食のあとの食堂が時にはフェスティバル会場に変身する。 収穫の畑でも常に笑顔が絶えない明るい雰囲気が漂っている。 冗談を言って笑わせる人、歌を唄って盛り上げてくれる人、芸人が多く実に明るい笑顔が溢れている。この笑顔にはエネルギーがある。このエネルギーがワインの中に入っていくは疑いのないことだ。実に大切なことだ。 12年は選別が超重要な年 ラピエール家の収穫は究極の厳しい選別収穫を実現 マチュは“選定粒摘み”を決意 12年は葡萄木に存在する葡萄の数が少ない上に、状態の悪いものも多く混じっている。美味しいワインを造るには健全な葡萄のみを発酵槽に入れることが条件。 当然、良い葡萄のみを選別すること。しかし、今年の場合は葡萄の数が僅かな事が問題である。マチュは“選定粒摘み”を決意した。 葡萄房の悪い部分の粒を切り落とす作業を収穫人に徹底させた。 普通の収穫の4倍のスピードが遅くなる作業を決意したのである。 採算より品質を重視! 品質の為に採算を顧みない決意だ。さすがマルセル・ラピエールの長男だ。 何と収穫人全員が一つ一つの葡萄を丁寧に傷んだ粒を切り落とす作業を実施。 気の遠くなる作業だ。その上、収穫人に白と黒の籠を準備して白に完ぺきな葡萄を入れて 黒にやや傷んだ葡萄でも悪い部分を切り落とした葡萄を入れることを指示。 マチュは醸造家として人智を尽くして対応 2012年、天からの厳しい条件を与えられたマチュは、 迷わず、自分の出来うる最高の手段を選んだ。 当然なことながら、2012年産のマルセル・ラピエール ワインは極小のビンテージとなる。世界中のファンから 取り合いになるだろう。 マチュ曰く、 『マルセルやお爺さんが書き残した毎年の醸造記録が残っている。難しい年に先祖がやったことや、心の持ち方などが記録されている。今年はこれらの記録が本当に参考になった。』 ワイン造りは一生に40回ぐらいしかできない。先祖のこうした記録は宝物だ。マルセルと共に造っている。 LAPIERRE FAMILLE ラピエール家のファミリーは一致団結で12年収穫 前右が長男のマチュ、前左が二女のアンヌ、後ろ右がお母さんのマリー、後ろ左が長女のカミーユ。 マルセルが亡くなって3年目の収穫。醸造責任を一手に引き受ける長男マチュ、マチュを側面から支える長女カミュ。 マルセルがいなくなった10年、11年産はマチュの工夫による醸造が冴えた。ワインの品質は先代を上回るとの世界からの好評だ。 世界的自然派ブームもあり、10年も11年も瓶詰して販売すると同時に売り切れとなってしまった。 12年産は壮絶な取り合い合戦となるだろう。 マチュ 自然派の父、マルセル・ラピエールの後を継ぐプレッシャーをおいながら、見事にに自分のスタイルを造り上げつつある。12年産、醸造を指揮するマチュ。脳はフル回転だ。 カミーユ 繊細な感性の持ち主。ソムリエの修行をして資格を持っている。醸造に興味を持ち、今年からボーヌのワイン学校に通う。ロマネ・コンチのオーナーの娘とボーヌのアパート暮らしをしながら一緒に醸造の勉強。 末っ子のアンヌ 1年間のオーストラリア滞在から最近、帰ってきた オーストラリアで醸造所でも働いたとのこと。まだ、修行の旅を続けたい様子。 マルセルの葬式の時、弔辞を読んだオベルノワ氏から 『ラピエール家の星』と呼ばれたアンヌ。 お母さんのマリーと収穫現場での収穫人の管理などを勉強中。 ラピエール家の大黒柱、マリーさん 自然派の父・マルセル・ラピエールと共に自然派を支えてきたマリー。 パワフルでいつも元気なマリー。ここの収穫がこんなに笑顔が絶えない 素晴らしい雰囲気は、このマリーのお陰。 収穫人に対する人間的な暖かい接し方が、皆から慕われている。

27
Oct

葡萄の三ツ星料理人ジャン・フォー来日決定!

ご存知コロット氏は、樽メーカー、ソーリーの創設者。その当時、世界中を駆け巡り飛行場を往復する生活だったという。そんな生活にうんざりしてきた彼が、人間が関われる仕事として選んだのが、ワイン造りだった。それは、自然な流れだったのかもしれない。 「もうビジネスではない、好きな事を、人間的な事をやりたい」、ワインは飲むことしか知らなかったコロット氏だが、コート・ド・カスティヨンからドルドーニュ川を渡った対岸の丘陵地帯に中世1300年からのぶどう栽培の歴史がある、サンテリオンの石灰岩の岩盤土壌のぶどう畑を探しだし、ワイン造りを始めた。 あくまでも儲ける為ではなく、自分の思うままに最大限の努力をして最高のぶどうを育て、美味しいワインを造る!という強い意志を持つコロット氏のワイン造りの規模は、まるで家庭の台所がちょっと大きくなったようなものだ。「最高の素材を使って、美味しい料理を造るようなものだ」とコロット氏は言う。 美味しさの秘密 その1 区画ごとに最高の状態で収穫、醸造できるように、コンパクトながら最新設備を導入。 大きな鍋で造る料理ではなく、1人分ずつ丁寧に造る三ツ星料理のようなものだ。 美味しさの秘密 その2 めったに見られない、小さな垂直式プレス機。収穫したぶどうを痛めないよう、大事にゆっくりとぶどうをプレスする。 美味しさの秘密 その3 ワインをタンクから樽に動かす時に使う特注ポンプ。人口心臓など医療用のポンプの仕組みで、ワインを無理に傷めず、優しくゆっくり移し替えることができる。 美味しさの秘密 その4 樽を熟知したコロット氏ならでは、樽熟成。もちろん、ソーリーの樽を使用。新樽率も多いが、樽のニュアンスは、存在がありながら控えめ、ワインの中に綺麗に溶け込んでいる。 ジャン・フォー来日記念セミナー&試飲会開催 ■  開催日:2011年11月9日(水) ■   場所: ホテルモントレ銀座       東京都中央区銀座2丁目10番2号  TEL:03-3544-7111      ● 試飲会:2F「ル・ソール」 12:00~17:00 (受付11:45~)           フリーティスティング(無料)選び抜いた50アイテム      ●生産者セミナー:2F「ル・ソール」15:00~16:00 (受付14:45~) 定員50名 参加料1名1,000円 (セミナ―代金は当日お支払いください) セミナー講師:シャトー・ジャン・フォー  パスカル・コロット氏 参加申し込みは、CLUB PASSION DU VIN 竹下まで。 TEL:03-5565-5880  FAX:03-5565-5886   E-mail: cpvin@ceres.ocn.ne.jp

26
Oct

パカレ・ラピエール家の2011年ヌーヴォー・アッサンブラージュ

マルセルが生存中から続く ボジョレー・ヌーヴォーのアッサンブラージュ 兼 情報交換 フィリップ・パカレ、クリストフ・パカレ、マリー・ラピエール、マチュ・ラピエールその他多くの関係者が集まってヌーヴォーや今年のワインを持ち寄ってテースティング。2011年ヌーヴォーのアッサンブラージの比率を決定する大切な機会となる。 マルセルが居ない今、両家の男で年長さんはフィリップ・パカレとなった。 マルセルが生存中も一家が集まって一緒にアッサブラージをやりながら色んなことを話し合う日を設けたものだった。この時期に2回行われた。1回目はプレスが終わってアルコール発酵が終わった段階、2回目はすべての熟成も終わって瓶詰直前のアッサンブラージの時期だ。 2009年10月 パカレ、マルセル、マチュ 2011年ヌーヴォーを決定する最終段階のテースティング

18
Oct

自然派ワインの源流 LAPIERRE ラピエール家2011年収穫

ラピエール家全員が一致団結の収穫 今年はマルセルがいなくなって初めてのラピエール家の収穫だ。今年も元気な若者達の収穫人が集まりました。半分以上の人たちが去年も来た人達。32人で約3週間は朝昼晩、寝食を共にする合宿生活が続いた。パワー全開。  今年はラピエール家の家族全員で臨む収穫となった。末っ子のアンヌも最初から最後まで収穫に参加だ。大学を今年卒業した。お母さんのマリーと一緒に葡萄園で収穫人と共に行動している。マリーは明るい性格のアンヌに、自分の担当の“収穫管理”の仕事を伝授しようとしている。美人で人気者のアンヌ(左) 自信を持って収穫をはじめたマチュ・ラピエール 収穫開始―葡萄の状態観察―戦略決定―戦略見直し 開花のムラからきている葡萄の熟度の差が同じ畑区画でも見られた。しかしヴイエイユ・ヴィーニュ(古木)やモルゴンの優良畑の葡萄熟度はベストの状態だった。マチュは収穫人を50名に増やして最初に古木や優良畑を一挙に収穫することを決意した。酸が欠けてくるのを避けるためだった。古木の収穫した葡萄をチェックすると酸は大丈夫だった。開花のムラからくる熟してない葡萄も見られた。2回に分けて収穫をすることを決意した。1回目は熟した葡萄のみ収穫、数日後に2回目の収穫を実行した。経費は余分にかかったけど開花のムラをより有効に生かすことができた。ブラボー!マチュ! ほぼ完ぺきに熟した葡萄 収穫も中盤となりもう迷いはない!次々と葡萄が運び込まれてくる。    収穫する人は籠を持ちながら、採った葡萄は籠にいれて進む。 時々、カミーユは登って発酵状況を観察する。 厳しい収穫・醸造の仕事の後は楽しい団欒の夕食がある。 半分ぐらいは毎年来ている。もう20年もずっと来ているベテランもいる。 今夜はカナダから毎年参加の女性ソムリエのイザベルが誕生日だ。 イザベルは去年も来ていた。 もう皆の家族の一員だ。 皆から祝ってもらって大喜びだ。 LAPIERRE家の収穫にはミュージシャンも参加している。食事の後は生演奏で踊りを楽しむ。特にサンバの本場ブラジルから毎年参加しているメンバーがいる。誰かがギターを弾き出せば、即興でそれぞれのミュージシャンが合わせて演奏会になる ほぼ毎晩、お祭り騒ぎだ。乗ると朝4時ごろまでやっている。翌朝、7時にはもう収穫の仕事が始まる。若いから皆タフだ。収穫にはこの元気と喜びが何より大切だ。最近フランスでは、この合宿のような伝統のスタイルの収穫風景が失われつつある。残念なことだ。

13
Oct

ボジョレのR・コンティJEAN-CLAUD LAPALUジャン・クロード・ラパリュ 2011年収穫

 ボジョレでここまで繊細に葡萄・醸造の世話をしているところを私は知らない。すべての段階で細部に渡って気配りをTOPの状態で作業している。一つ一つの作業を見ただけでも“ウーン”と唸ってしまう。理にかなっている。それだけでも尊敬の念を持ってしまう。 年齢的にも一通りの経験を積んだ。暑い年も、大雨が続いた年も、雹でやられて一年の仕事が全滅した年も経験した。  人格的にも非常にバランスのとれた人物である。ジャンクロードが、文句や批判を云っているのを聞いたことがない。 サッパリしたスポーツマンタイプのいい男だ。  若い頃、パリの消防士として特殊部隊に所属していた時に、体を極限まで鍛えたらしい。『その時の筋肉がいまでも葡萄つくりに役立っているよ。』とジャンクロード。  Jean Claude LAPALUの葡萄は毎年どこよりも早く熟す。ブイイ山の南東に位置して特殊なミクロクリマがある。 いつも自然派では最も早く収穫するのに最も濃縮感のあるワインに仕上がるのもジャンクロードの特徴だ。  今年も自然派では最速8月26日に収穫を始めた。既に十分熟している、これ以上待つ必要はない、と判断。腐った葡萄は皆無だった。素晴らしく健全な葡萄を収穫できた。 風光明媚な絶景を見ながらの収穫   今日はコート・ド・ブルイ地区のブルイ山の斜面にある風光明媚な畑。左奥ニレニエ地区の丘、真ん中から右にフルーリ、モルゴンの葡萄園の丘が見渡せる。ここは100歳の古木多くある。生産量が極端に少ない。  ジャンクロード・ラパリュは自分自ら葡萄園に入り収穫をやる。一緒にやらないと大切なことを見落とすからだ。 区画ごとに葡萄の状態が微妙に違う。それらをチェックしておく必要もある。  また収穫時の温度なども実際に葡萄園にいないと判断できないことが沢山ある。自然な造りはSO2(殺菌・酸化防止剤)を添加しないので収穫時の温度は大切だ。  収穫人が疲れてくると、熟していない葡萄を入れてまったり、葉っぱが入ったり仕事が雑になりがちになる。 要注意だ。 ジャンクロードは時々考え込んでいるときがある。一年間育ててきた結果がすべてこの日の収穫で決まってしまう。  最後のこの瞬間を間違えると一年間の仕事がすべて台無しになってしまうからだ。    ジャンクロード・ラパリュのワインはガメ品種とは思えない繊細さ、上品さ、フィネスを備えている。作業の一つ一つの心遣いの積み重ねがそのフィネスを生み出す。その一つに葡萄運搬用のケースだ。底が薄いので葡萄が潰れることが絶対にない。ここまで細心にやっているところは少ない。  この小単位での運搬作業だけでも2、3人必要になる。人件費をかけても実行。目に見えない大切な真実。 この元気・陽気なエネルギーがワインの中に! 収穫時の“喜び”は超重要ポイント!

7
Oct

究極の超自然派 PHILIPPE JAMBON フィリップ・ジャンボン 2011年収穫

栽培も、醸造も、自然を極める! 自然派仲間の中でも“そこまでやるか?”と云われるほど極を行っている自然派の造り手だ。 畑に草を生やしてより良い葡萄を栽培する為に20%分の葡萄木を抜いてしまったり、自分の思うような味わいになるまで樽熟成を5年も7年も続けたり、醸造学の先生達が見たら腰を抜かしてしまうような事をやりきっているフィリップ・ジャンボンだ。 自分の理想に真っ直ぐ進むジャンボンだ。 彼の思いに濁りが全くない。お金、名声など彼にはとっては屁のような存在。 09、10の2年間は全く収穫が無かった。不運にも雹で壊滅的打撃を受けた。2年間の収入がゼロである。普通の神経なら気が狂いそうになる。でもジャンボンは動かない。自分の理想は絶対に曲げない。収穫が無かった畑を今年も黙って畑作業を続けてきた。 今日は収穫の真最中、夕方に訪問。3年ぶりの収穫だ。やはりジャンボンも人の子、笑顔がでる。収穫した葡萄の糖度を図っていた。今年の葡萄はどうですか?『ジュースがこんなに色が濃いのは初めてだよ。マチュリテー・フェノリック(ポリフェノールの熟度)が高いのだろう。』 『今年は葡萄の量も品質もかなり高いよ。』こんなに嬉しそうなフィリップを見るのは久々だ。こんなに嬉しそうなフィリップを見ていると、こちらのほうまで嬉しくなってきた。ジュースを一緒に試飲した。ドロップキャンディ―のような果実味と爽やかさが口中に広がった。旨い! ジャンボンの畑は葡萄、雑草、昆虫たちの住む小宇宙 PHILIPPE JAMBONの畑は葡萄、雑草、微生物、昆虫たちの住む小宇宙だ!まるで草と葡萄が会話を楽しんでいるようだ。微生物、ミミズが葡萄木の成長を助ける土壌を活性化してくれる。葡萄木が日陰で陽だまりを作り微生物達を助ける。小宇宙の自然相互援助システムがある。 ジャンボンの葡萄園は不思議なエネルギーが充満している。イルージョンの畑では収穫を待つシャルドネを最後までセッセと宇宙の光を集めて光合成をフル回転させながら葡萄にエネルギーを与え続ける葉っぱ達がいる。一年最後の仕事に力を振り絞って働いている。 この畑にいると、本当に宇宙から草、微生物まですべてが繋がっていてその多様なものが寄り集まって1房の葡萄を作っていることを実感する。 ジャンボンの畑には野生のサラダが一杯とれる。タネを蒔いていないのにバラエティーに富んだ草、花、サラダが生きている。訪問する度に食事用のサラダをフィリップの子供達と葡萄園に採りに行く。美人の奥さんカトリーヌがドレッシッグと美味しい料理を作って待っている。 フィリップ・ジャンボンは毎年子供と家族全員で収穫をやる日を設けている。フィリップの理想の中に家族も含まれている。自然派の極の人にありがちな奇人変人では決してないところがフィリップの凄いところだと思う。これには勿論カトリーヌの理解が絶大だ!『家には子供が4人いるようなものよ。』とニコっと笑う、明るいカトリーヌがいる。 フィリップ・ジャンボンは典型的なマルセル・ラピエールの薫陶をえた自然派醸造家だ。グランプアンチエール(除梗なしの房丸ごと)発酵槽の中に入れる。勿論自生酵母のみで発酵。だから葡萄の健全度は超重要、ケースは絶対葡萄が潰れない底の浅いもの使用。勿論、SO2(殺菌・酸化防止剤)完全無添加、自生酵母のみ。 PHILIPPE JAMBOMのところには熱狂的ファンが遠方かやってくる。今日も自然派ワインを広めた一人クリストフ・ピケボワッソンのお兄さんピエールがロワールからやって来た。ワインを直買いに来たのだ。予約したはずのワインがなくなる原因はこのような人が多いからだ。 友が来るとブラインド飲み会をやらずにはいられないのがフィリップだ。ボトルを袋に詰めて次々と出してきた。3本ほど開けたところで、フィリップのお爺さんとお婆さんが収穫状況を見にやってきた。これで完璧に飲み会になってしまった。まだ仕事がいっぱい残っているのに。 2年間収穫のないフィリップを先輩達が心配している。フィリップも尊敬しているゴネさんがフィリップに提案した。ゴネさんはもう結構高年齢だ。何十年も最初からビオ栽培だ。ゴネさん『俺は疲れたから君が俺の畑でとれた葡萄で造ってくれないか?』 ル・トランシュがもうじき出る。 7年間も熟成したバタイユが今年末までには出てきそうだ。自分が納得する品質になるまでは絶対に出荷しない。2005年だ。濃厚な色、グルナッシュを思わせるほどスパイシー、ミネラルの旨味、プイサン力強い。フィリップ『30年は自信もって熟成できるよ』7年の歳月かかった。

6
Oct

RAYMOND DUPONT FAHN

RAYMOND DUPONT FAHNレーモン・デュポン・ファンのレーモンはボーヌのモンテリー村にあるドメーヌ・デュポン・ファンの4代目にあたる。現在はまだお父さんが健在の為、TAILLY村に独自の醸造元を立ち上げた。ムルソー、ピューリニ・モンラッシェなどを醸す。 15歳の時にお父さんよりシャルドネの畑をもらい試に造ったのが切っ掛けでワイン造りに熱中していった。良きと思った事はすぐ実行に移す猛進型。良き美味しいワインを追及していったら自然な造りにたどり着いた。この世代で白を造らせたら右に出る者はいない。 レーモンの2011年の収穫は8月後半の猛暑で葡萄の皮の一部が焦げたところがあった。その後の雨で一挙に水分を吸い取り、葡萄粒がパンパンになって焦げた皮の部分からジュースが漏れ出しそうだった。まだ腐った葡萄は皆無だった。8月29日に35人で一挙に収穫した。 2011年の白は完璧な状態で収穫ができた。葡萄の熟度はかなり進んでいた。そこに4日間の40度近い猛暑が続いた。ちょっと酸が少なくなるのではとレーモンは心配だった。そこに雨が降って、熟度と酸のバランスが最高の状態で収穫できた。樽発酵している。 レーモン・デュポン・ファンの10年産が瓶詰された。その試飲をやった。Aligoteはボリューム感の中にヴィーフな(キリッとした)酸がアリゴテらしい。Bourgogne Blanc Perieresは本人が過去最高と言い切っているだけあってミネラル、酸、ボリューム感最高のバランス。第1級だ!?実は本来1級の畑だったところ。 レーモンの10年産はすべて上品だ。09より瓶詰に機械をやめてすべて手摘みにした。しかもポンプを使わないで20倍の時間をかけて一本づつ手詰めをやった。 Puligny-Montrachet 1er Les Charmesは力強いのにエレガントに感じる。単なる“瓶詰”と馬鹿にしてはいけない。ワインが上品になるには多くの要素の積み重ねなんです。 Folatieresはもう絶品だ。ミネラルの旨味、力強さ、グラと云われる濃縮感、心地よい樽、マニフック・素晴らしいの一言。 こんなワインを飲むと元気がでるね。

5
Oct

ブルゴーニュの未開拓テロワールの発掘チャレンジャー“ヤン・ドリュー”

偉大なるブルゴーニュに超自然派若手が誕生!その名はヤン・ドリュ。HAUTES COTES DE NUITS オート・コート・ド・ニュイ地区に属している。ブルゴーニュで待ちに待った若きチャレンジャーだ。プリューレ・ロックで栽培を担当、自分の畑を持ち10年が初リリースだ。 ヤン・ドリューはブルゴーニュのまだ発見されていない名土壌発掘への挑戦に燃えている。他の地域では彼のような若きチャレンジャーを時々見かける。ヤン『ブルゴーニュの土壌は今評価されている区画以外にもまだ誰も挑戦してない土壌が埋まっている。その開発実践が私の人生だ。』と語る。 ロックで栽培を担当しているだけあって、自然栽培理論にはうるさい。古き先達の話を聞き、実践の中で自分が確認したこと融合させて独自の理論を持っている。9月中旬、皆が収穫を終えた時期にまだ収穫を始めていないヤンの畑。丁度この時期に熟成するように栽培している。 ヤンにとっては9月後半に収穫するように最初から自然調整が利いている。なんと剪定を開始したのが4月という遅さ。上に伸びるつるの先端を切る作業(rognierロニエ)を最後までやらない、など先輩達が知ってるけどリスクが伴うのでやってない事をヤンは実践しているだけ。 ヤンの葡萄を食べてみると決して超完熟していない。酸も残っている。マチュリテー・フェノリックと呼ばれるポリフェノールの熟度は高い。まさに真っ黒に色づいているピノノワールだ。酸が残っているということは糖度も強すぎることなくミネラル感もあるのだろう。 ヤン・ドリューのお爺さんは葡萄栽培、ワイン醸造をやっていた。お爺さんの影響を多く受けて育った。お爺さんがやっていたことは正に自然派ワイン造りだった。ヤンのワインに賭ける情熱を評価して村の年輩者から『俺の葡萄園でワインを造ってくれ』と頼まれている。村一番の樹齢古く、ミクロクリマと土壌条件がよい畑だ。ヤンの情熱が村の年輩者に通じたのだろう。 ヤンの初リリース10年が樽の中でまだ熟成している。シャルドネ、アリゴテ・ムスカッテという2種類の白ワイン、ミネラリーで真っ直ぐなワインだ。、最初の赤はまだやや硬かったが、ヴィリエール・ラ・ファイエ村の畑のピノ・ノワールは抜群に潮っぽくミネラルと昆布だしのような旨味。 ヤンのヴィリエール・ラ・ファイエ村のピノ・ノワールは驚くべき美味しさだ。ミネラル中心の果実味、エレガントでグイグイいける心地よい軽めのワイン。そして古木VVは2樽しかないけどニュイ・サンジョルジュを思わせる構成のしっかりしたザ・ブルゴーニュタイプのテロワールワインがある。 ブルゴーニュの大型新人ヤンは多くの自然派の作り手に愛されている。ロックでパカレのあと醸造を担当していたニコラ・テスタやブルイのジャンクロード・ラパリュ、マコンのジュリアン・ギヨなどと深く付き合っている。久々に出現したバガンデーの大型新人を応援したい。

15
Août

ブルゴーニュの大物自然派生産者にも引けを取らない新星登場!!!

ブルゴーニュの大物自然派生産者にも引けを取らない新星登場!!! DOMAINE PICATIER ドメーヌ・ピカティエ レ・クラパスでのお祭りの翌日は、ローヌ・アルプ地方、ロワール県(42)、サン・タオン・ル・ヴュ[Saint Haon Le Vieux (42370)]のドメーヌ・デュ・ピカティエ(Domaine du Picatier)を初訪問。クリストフとジェラルディーヌが温かく迎えてくれた。ドメーヌ自体は何年もの間生産者が替わりながらも存在してきたが、2007年に2人が買い取ったドメーヌである。ドメーヌを取り巻く自然環境、生活環境に大いに魅了され、彼らが自らのドメーヌを立ち上げることを決心してから場所選びに2年の歳月を費やした末にようやくこの地を選んだのであった。もともとクレルモン・フェランで景観整備の勉強をしていた2人がワインの道に入ったのは、ジェラルディーヌの仕事がきっかけで1999年にブルゴーニュへ引越したことに始まる。クリストフはコート・シャロネーズのビュクシー(Buxy)協同組合にブドウを売るブドウ農家の下で働いている間にワイン造りに興味を持ち始めた。ボーヌの学校で醸造を学びながら、7年間ポマールのドメーヌ・ラエ(Domaine Lahaye)で畑作業、醸造、瓶詰めまで全て行っていた。ある日、丁寧な畑仕事、天然酵母の賜物である率直、ピュアで自然なワインを親友に飲ませてもらって以来、徐々に自然なワイン造りに対する情熱がわいてきた。ドミニク・ドゥランとの出会いも決定的だった。ドミニクからビオディナミ栽培について多くのことを教わった。そして、自分達のワインを造って新しい人生を楽しみたい!と言う思いが強くなっていったのだった。「ワインへのパッションが私達の血を巡るようになり、自分達のワイン造りをして新しい人生を踏み出したいという欲求に抗うことができなくなったんだよ!(La Passion du vin se répand dans nos veines et difficile de résister à l’envie de s’installer ensemble et de commencer une nouvelle vie!)」というクリストフの言葉が印象的である。 ドメーヌの概要 ローヌ・アルプ地方、ロワール県[Loire(42)]のオーベルニュ地方、ブルゴーニュ地方との境界にドメーヌは位置している。南はサン・ジョゼフとコンドリウの畑、西はコート・デュ・フォレズの畑、東にはボージョレの畑、そして北にはコート・ロアネーズの畑に囲まれている。標高は400m。栽培面積は2007年当初は、7ha(ガメイ 5 ha + シャルドネ 1 ha + ピノ・ノワール 1 ha)だったが、2009年には、新たに3品種(ヴィオニエ 0.60 ha + ルサンヌ 0.30 ha + アリゴテ 0.30 ha)の栽培を開始した。この新しい3品種で造られるワインは、2012年が最初のヴィンテージになるだろうとのことだが、まだ詳細は未定。現時点では、白のキュヴェがひとつ、赤が3キュヴェ造られている。 ブドウ畑の概要 2007年以来、有機栽培およびビオディナミの原則に従いながら土壌と植物を大事にした作業(機械を使わない耕作作業、収穫作業)を継続している。寄生虫に対するブドウ樹の自然抵抗力を高めるために、植物性、動物性、ミネラル(トクサやシリカ)をベースにした調合剤を使用している。2011年から、ビオ認証を受ける。2人の言葉を借りれば「私達のワインは、つまり喜びと同義語であり、ブドウ畑での丁寧な作業と土壌を大事にすることで、ワインを通じてテロワールを表現できる」のである。 醸造の概要 テロワールを最大限に表現するために、ブドウ栽培の過程のみならず醸造の過程でも、手を加えるのは最小限にとどめている。収穫の際に、(最大でも30kgの)小さな容器を使用することによって傷の無い完全な形で手摘みしたブドウを天然酵母で発酵させる。そのために、SO2は瓶詰め時にごく少量使用するにとどめる。発酵が終わった後、瓶詰めまで、細かい澱と共にシュール・リ熟成。 ヴィンテージ毎の特徴 2009年:  気温が高く、太陽タップリの年。水が不足した。綺麗な熟成度。熟成度が高いため、通常より長めのマセラシオン。この年の9月は気候に恵まれ、最高の収穫時期(9月19日から27日)。 2010 年:  雨が多く、太陽が少ない年。最高な熟成度に至るまで時間が掛かった。収穫時期は、10月9日から15日。 2011年 :  訪問時点(8月3日)では、ピノ・ノワールの方がガメイよりも熟成が進んでいた。シャルドネは、ガメイよりも開花が一週間ほど遅い6月3日だったため、シャルドネの区画は収穫が最後になりそうな模様。 4つのキュヴェの説明 ★ル・ブラン(Le Blanc)2009 品種:シャルドネ100% 土壌:花崗岩+粘土質(5%) 樹齢:26年 醸造・熟成:  半日のマセラシオン後(2010ヴィンテージは1日半)、圧搾。デブルバージュ(不溶成分を沈殿させて上澄みだけを発酵させるために、前清澄、発酵前に行う果モロミの澱引き)を行った後、樹脂タンク内で10ヶ月間発酵。樹脂タンク内で5ヶ月間のシュール・リ熟成。ちなみに、2010ヴィンテージは酸が多いため樽熟成。コラージュ無、フィルター使用無。 瓶詰め:2011年3月18日(SO2 Total:< 30mg/L) 味わい: 綺麗なミネラル感を備えた、とてもフレッシュな辛口ワイン。羊、ヤギのチーズ、魚料理と好相性。 ★キュヴェ100%(Cuvée 100%) 2010 品種:ガメイ100%(3,5ha) 土壌:ピンクの花崗岩・砂質 樹齢:15~40年 醸造・熟成:  ブドウを除梗せずに、天然酵母で1ヶ月間キュヴェゾンを行う。SO2無添加、18℃から25℃でマセラシオン・セミ・カルボニック(ブドウから自然発生する炭酸ガスを利用した炭酸ガス浸漬)を行った後、樹脂タンク内で、4ヶ月間のシュール・リ熟成。コラージュ無、フィルター使用無。 瓶詰め:2011年3月18日(SO2 Total:< 10mg/L) 味わい: フレッシュで繊細、フルーティでスパイシーな余韻があるワイン。フレッシュさと繊細さとを兼ね備えた典型的なガメイの特徴を十分に引き出すことに成功している。サラダ、シャルキュトリー盛り合わせ、魚料理にばっちり。 ★ラントロ(L’Intro )2009 品種 : ガメイ100%(1,5ha) 土壌:白い花崗岩 樹齢:30年 醸造・熟成:  1/3除梗+2/3除梗無のブドウを天然酵母で1ヶ月間キュヴェゾンを行う。SO2無添加、18℃から25℃でマセラシオン・セミ・カルボニックを行う。複数回、ピジャージュ(果もろみの発酵を均一化するため、櫂棒で果帽を液中に突き崩す作業)した後、圧搾。樹脂タンク内で18ヶ月間のシュール・リ熟成。コラージュ無、フィルター使用無。 瓶詰め:2011年3月18日(SO2 Total:< 20mg/L) 味わい:ミネラル感があり、胡椒のようなスパイシーな余韻を特徴とする。赤身の肉とよく合う。 ★オーベル・ナット・ノワール(Auver Nat Noir) […]

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Avr

エロディー・バルムとマルセル・リショーの新ビンテージ試飲!

今日は、3月末に来日する予定だったこの二人の2010年ビンテージ・ワインに付いて語ります! 2010年のローヌ地方のワインは、とても綺麗なバランス! マルセル曰く、『2010年はエレガントで繊細なビンテージ。綺麗な骨格で、フレッシュ感バッチリ!エレガントな年は、何年後かに飲むと更に上品になっているんだ。私はこのビンテージが大好きだ!口に含むとワインが踊ると言うか、とても良いハーモニーでハッピーな気分になる。私にとって、綺麗なワインは濃厚でタンニンが抽出しているワインではない。パワフルな部分は、抽出からではなく、テロワールから引き出されるものだ。私が目指しているワインはバランスが良く、飲みやすく、皆で楽しめるワイン!』さすがアセンブラージュの王! ではでは、アセンブラージュしたてのワインを試飲です! Terres d’Aigues*テール・デグ2010 グルナッシュ80%、ムルベードル20% オリーブ、グリオット、野イチゴなど、熟成されたブドウの香り。 豊富で濃厚な味わいにフレッシュ感が足され、タンニンの渋みもちょうど良い! 全然重くなく、丸みのある気持ち良いワインです。 Terres de Galets*テール・ドゥ・ガレ2010 グルナッシュ50%、カリニャン30%、シラー20% 樹齢30年 小さな石と、赤粘土質のテロワール 黒実フルーツのジャムを思い出させる、甘くて深い香り。 口に含むと、南仏のワインのように厚みがあり、ガリッグ(香草)の特徴が出ていてスパイシー!ミネラル感もタップリと感じられ、エレガントで繊細なワインです。 Cairanne Blanc *ケランヌ・ブラン2010 ルサンヌ、マルサンヌ、ビオニエ、グルナッシュ・ブラン、クレレット、ブルブラン 白い花と洋ナシの香りが綺麗に混ざり合い、表現豊かなワイン。 後味が長く残り、フルーティーで飲みやすい!アペタイザーにはピッタリです! Cairanne *ケランヌ2010 グルナッシュ46%、ムルベードル20%、シラー16%、カリニャン16%、クノワーズ2% 樹齢40年から70年 赤フルーツの濃厚な香りが漂うワイン。 厚みとボリューム感タップリで滑らかなタンニン!なおかつ酸味も効いていて爽やか! マルセルからのアドバイスは、『ちゃんとしたカーブだったら5年間保管出来るよ!』と。 5年後どのようにこのワインが化けているか、是非飲んでみたいです! Ebrescade*エブレスカード2009 各品種をバリックで熟成した後、アセンブラージュを終えフードルでの熟成。 とてもまろやかでボリューム感タップリ。 熟成された黒実のフルーツの甘さが口いっぱいに広がります。 トーストとスパイスの香ばしい香り、そしてフレッシュ感もあり、上品な一本。 2010年はより爽やか!ピュアなブドウの後味が長く残ります! 個人的には、トップ10に入る大好きなワインです!ちょっとセレブな時間を味わいたい時に飲んでいます! 続いて、エロディーのワインも試飲! 彼女も、朝アセンブラージュを行ったばっかり。 エロディーに2010年の特徴を聞いてみると・・・ 『今年も、過去10年間と同じパワフルさ。アルコール度数は15%なの・・・でも2009年より酸味がより強いので、フレッシュで飲みやすいよ。今年は、完璧な熟成度に達するまで時間が掛かったんだ。普段は9月の頭に収穫がスタートするんだけど、2010年は9月の20日から開始したんだ。前年に比べると遅いかもしれないけど、昔は9月の下旬から収穫時期が始まっていたんだよ。だから、早いと言うより、普通に戻ったと言った方が正しいのかも。でも、ブドウがゆっくりと熟成した分、バランスが良く爽やかさも感じるワインに仕上がったよ!2010年はバランスも良く、骨格もよく、綺麗なタンニンが味わえるよ。』と笑顔で話す彼女。 『でも開花時期に、グルナッシュのブドウにクーリュールが発生しちゃったんだ・・・その分収穫量が落ちてしまったの・・2009年の収穫量は少なかったけれど、今年も更に低くなっちゃった・・』とちょっと困った様子。。。 確かに、パリでは知らないカービストはいないほど人気なエロディー。御客さんは増えてもワインが少なくなってしまってどうしようと・・・ でもそんな問題も2011年からは解決!今年から畑の面積が、今ある8Haから13Haに拡大! 皆さん!彼女の2010年ワインをゲットするには早い者勝ちです! Vin de Pays de Vaucluse*ヴァン・ドゥ・ペイ・ド・ヴォークリューズ2010 カリニャン50% - 40年 グルナッシュ25% - 40年 メルロー25% - 8年 グルナッシュとメルローは同じタンクで醸造。カリニャンがフレッシュ感を与えている、綺麗なフルーティーなワイン。空気のように、スーっと喉を通っていき飲みやすい!エロディー・タッチが綺麗に出ている、女性的なワインです。 Côtes du Rhône*コート・デュ・ローヌ2010 グルナッシュ(80年)、シラー ラストーから北斜面にある、ビュイッソン村に位置しています。 深い部分は粘土質、そして表面は砂岩質(小さな粒が石灰で固まり、出来た堆積岩) 鮮やかな色合いからは、熟成された濃厚なフルーツとスパイスの香りが!ミネラル感が多いに感じられ、パワフルでありながら上品な骨格。とてもエレガントでフェミナンなワインです。 Rasteau*ラストー2010 グルナッシュとシラーのアセンブラージュワイン。 テロワールは粘土石灰質。 今回は、まだブレンドをしていなかったので、ラストーのグルナッシュだけを試飲。まだ残糖が残っていましたが、綺麗で甘いフルーツやレグリス、チョコレートの香りが!そしてまろやかなタンニンが印象的! Les Champs Libres, AOC Roaix*レ・シャン・リーブル、AOC ロエ2010 グルナッシュ70% ムルベードル20% シラー10% テロワールは、鉄分を含んだ赤い泥灰岩。表面には大きな石が。 2010年からアペラシオンを取得したこのワインは、野生的で繊細な香りが魅力的。 フレッシュ感あり、ミネラル感あり、とても綺麗なバランス。4年前に植えられたムルベードル、そして立体感を与えるために足したシラー。去年とは一味違うレ・シャン・リーブルをお楽しみに! エロディー 、そしてマルセルのワインについてのお問い合わせは、 こちらまでお願いします: BMO 株式会社 TEL : 03-5459-4243 FAX:03-5459-4248 MAIL: wine@bmo-wine.com http://www.bmo-wine.com

24
Mar

Arnaud Combier *アルノー・コンビエ - 最高にピュアでミネラルな白ワイン!

今回は、ブルゴーニュ地方で白ワインを生産している、アルノー・コンビエ氏を訪問して来ました! 山の中にポツンとある瓦礫の家。ここが彼のスウィート・ホームです! しかし立派な『シャトー』のような家! 今ちょうどリニューアルをしている最中! ピエールクロという村に、家族4人暮らしをしているアルノー。 眺めも抜群、そして自然度100%! 家の前には、小さな川も流れていて、とにかく空気がピュアで気持ちいい! マイナスイオンがどんどん体に吸収されていきます。 彼からの提案で、今年の夏は、ここでプチ・バカンスを楽しみたいと思います! アルノーはブルゴーニュ地方にあるプイイ・フィッセの南、St Véran*サン・ヴェランで栽培をしています。 彼の祖祖父から始まったこの家庭ワイナリーは、アルノーの父の世代で一時的終了・・・何故かと言うと、アルノーの父がワインの世界に興味が無かったため、他人に畑を貸してしまったからなのです! アルノーに物心が付いたときには、ブドウ畑はもう他人のもの・・・仕方なく、彼はフィリップ・ヴァレット氏など、偉大な生産者の下でワイン造りに関する知識をマスターしました。 そして1999年に嬉しいニュースが!何と祖祖父の宝だったあの畑を、再び自分の手に入れるチャンスが!当時アルノーはまだ25歳。しかしワインに対する思いは人一番強く、彼はドメーヌを引き取り、全面積をビオ栽培に転向し、なるべくナチュラルなワイン造りを開始したのです! そして今になっては、これほどピュアで、繊細でミネラル感豊富なワインは非常に少ない!とワイン愛好家が語るほど、ビッグなワイン造り手に変身! そんなアルノーの醸造所は・・・今ちょうどリニューアル中。 去年まではこの醸造所がまだ出来上がっていなく、他人のカーブを借りながらワインを造っていました。そして2010年からは、この新たな場所でワイン造りを! 写真は無いのですが、その代わり、熟成しているカーブをご覧下さい。 ここも、去年綺麗に創り上げ、今では2010年の白ワインが眠っています・・・ まだ発酵中のワイン・・・ アルノーは、そんな自分の『赤ちゃん』をなるべく邪魔しないように、そっと、ゆっくりと、しかも短時間しかこの不思議な場所には居ないそうです。 しかし湿気が凄い! 壁には雫が沢山! どう説明していいか分かりませんが、何か異常なパワーを感じます。 もちろん、ワンちゃんも出入り禁止! そんなアルノーのワインは、アロマがとても華やか。口当たりもまろやかで飲みやすく、後味が永遠と続く、濃厚でエレガントなワインです! Les Mandeliers*レ・マンドゥリエ2009 1.5Haに植えてある、若いブドウ木から収穫されたブドウは、フレッシュ感と甘みがタップリ! 一言で言うと、『ピュア』!! 柑橘類とミネラル感のバランスがとても良く、スイスイ飲めてしまいます! 白ワインが苦手な人には是非お勧め! 軽くてエレガントなワインです! La Barnaudière*ラ・バルノディエール2007 先ほどのワインに比べ、よりまろやか感が味わえます。 そして樹齢50年以上の木から生るブドウは、ミネラル感タップリ。 ハチミツのようなトローっとした甘さと、ピーチや梨のフレッシュな香りが凄い! 同じシャルドネなのに、テロワールが違うだけでこんなにもの違いが(上のテロワールは泥土質、こっちは粘土石灰質)!とにかく優しい味です! Pouilly Fuissé*プイイ・フィッセ これは美味しい!とても爽やかで柑橘類やお花のアロマが混ざり、とても複雑な香り。とにかく花畑!という感覚が強いです!そして綺麗な酸味と、やはりハチミツのような甘さが口の中で長く残る一押しワインです! 2008年ビンテージ:ブリオッシュやトーストの香ばしさが、このキュベの複雑感を引き出しています。やはりミネラルが強く、真っ直ぐな美味しさ。最後には、ちょっとした渋みと、洋ナシのアロマが印象的。 2009年ビンテージ:は雹が畑を荒らしてしまったので、生産無しです・・・ 2010年ビンテージ:香りが一瞬で広がり、とてもリッチなワイン。前ビンテージに比べ、よりパワフルでボリューム感があり、とにかくショッパイともいえるミネラル感が!このキュベだけが、今現在SO2無しでの醸造・熟成。初めてSO2無しでのワインの安定感を保てました!これも、長年の研究と、健全なブドウの使用の結果です! 彼のワインのように、アルノーはとても純粋で優しく、流れる時間を大切にする平和主義者。 私の一押しの生産者です。 彼曰く、『畑を取り囲む自然環境を守ることが大事。そうすると健全できれいなブドウが収穫出来る。となると、自然に良いワインが出来上がる。綺麗なブドウとは、収穫量を抑え、成熟のバランスがしっかりと取れているブドウだと僕は思うんだ。』 初ヴィンテージから早10年。 彼のワインは毎年レベル・アップしています。 これから数年後、彼は一体どんな新しいワインを造り、どんな偉大な醸造家へと変身しているんだろう・・・?! 期待溢れるアルノー。彼のワインを是非楽しんで下さい! Arnaud Combier *アルノー・コンビエのワインについてのお問い合わせは、こちらまでお願いします: 大園様 Tl : 03-5565-5884 Fx : 03-5565-5886 MAIL : oeno-j@sta.att.ne.jp

8
Mar

確実性の男・ジェロームDOMAINE LES CLAPAS

南ローヌ・アルデシュ地区の確実性の男・ジェローム・ジュレ DOMAINE LES CLAPAS  ドメーヌ・レ・クラパス アルデッシュといえば自然派の大御所マゼル・やジル・アゾニがいる。自然派が育つ人的土壌が存在する。二人の大先輩の影響を享けて、今、アルデッシュを代表する自然派醸造家に成長しつつある確実性の男ジェローム。 何故、確実性の男か? ジェロームには浮いたところが一切ない。ここまで来るのに充分な準備と経験を己に架してきた。自分が確実に行けると思うまでは試行錯誤を繰り返し研究を続行する。ジェロームが動いた時は、確実に本当に美味しいワインがそこにある。安心してワインを飲むことができる。よく自然派醸造家にみる還元臭ビンビンとかやや酸化気味というようなことはない。自然派独特の果実味がたっぷり乗っていて、なおかつクリアーでしびれるほど美味しい。いつ飲んでも満足度の高いワインを造りだしてくれる。 6年間の修行時代を超えて積み重ねた現在 独立する前は、6年間のあいだコート・デュ・ローヌ、ボジョレー、ブルゴーニュ、ボルドーのいろんな産地で働き、生産者から現場で教わりながら経験を積んだ。自然派ワインに興味を抱くようになったのは、ローヌ地方南部を代表する二人の自然派ヴィニュロン、ジル・アゾーニと、マゼルのジェラルド・ウストリックに出会ったからである。 また、ボジョレのフィリップ・ジャンボンとも大の仲良しだ。それでも、一歩一歩しか進まない、(PAS A PASパ・ザ・パ)、その姿勢がそのままワインの名前になっている。 3月に入り剪定も最終段階のレクラパス PAS A PASに入るカリニャン レ・クラパスの醸造所に最も近い畑“ラブリ” 。ここにはカリニャン、グルナッシュの古木、34歳のカベルネ・ソーヴィニョンがある。区画の横のイビリ小川が流れていて、比較的遅熟の畑区画である。カリニャンとカベルネ・ソーヴィニョンはお父さんが植えた。グルナナッシュはお祖父さんが植えたものだ。先代達が残してくれた畑で、ジェロームは今、美味しいワインが醸せる。 剪定は樹液が上に登りだす頃が最もよい。 最近は収穫が終わるとすぐ剪定を初めてしまう醸造家が増えている。しかし、11月はまだ樹液が下に向かっている時期である。切り口から樹液と一緒に菌が根まで入りやすい。病気にかかりやすい。3月は右の写真のように樹液が登ってきている。この時期に剪定するのが最もよい。理想的だ。菌が内部に入る心配がない。 L`ABRI ラブリというここの畑区画が名前になっているワインがある。お父さんが1976年に植えた自慢のカベルネ・ソーヴィニョン100%を仕込んだワインだ。左がカベルネ・ソーヴィニョンの葡萄。 ジェロームのトラックでレクラパスの畑巡り 標高が高いフェスキエ区画 この区画はお父さんが1980年に開拓して植えたグルナッシュが植わっている。ここからはEN AVANT DOUTE アナヴァン・ドゥットという名のワインを醸している。 グルナッシュ100%のSO2なしの果実味豊かでグイグイ飲めてしまう感動的なワインだ。 この区画のグルナッシュに特別な感情を持っているジェロム、観察する目が違う。 ジェロームはこの区画が大好きだ。 何故なら、ここのグルナッシュが最も健全に完璧な葡萄が収穫される区画だからだ。 自分が狙っている自然な造りを思うように挑戦できる確実性の高い区画だ。 フィロキセラ以来中断していた歴史的テラス式葡萄園を復活させたジェローム COTEAU DE SAINT GIRAUD コトー・ド・サン・ジロ区画 村役場も歴史あるこの葡萄園の復活を模索していた。若いやる気のある醸造家を探していた。ジェロームが6年間の修行を終えて村に帰って来た時だった。ジェロームにとってまたとないチャンスに恵まれた。結局、ジェロームがこの歴史あるコトー・ド・サン・ジロ区画を栽培・醸造することになった。 ジェロームが多きな期待を寄せるメラニ区画とファントリー区画のシラー品種 この二つの区画は斜面続きで上下に隣り合わせになっている。最も風通しがよく、水分も土壌に蓄積されていて、どんなに乾燥した年でも酸を確保できる土壌だ。ジェロームはここにシラー品種を植えた。北ローヌと南ローヌの中間に位置しているアルデッシュでもここならシラーが素晴らしくなると確信した。 素晴らしく複雑性を備えた土壌 粘土石灰質土壌の20センチ地下には太古の昔、元海底だった頃の石灰岩盤の層があり、場所によっては貝類の化石が地表に転がっている。根っこは岩盤の割れ目に沿って地中深く伸びている。10メートル上下に歩くと土の色が全く変わってしまうほどバラエティーに富んだ土壌だ。 さあ、醸造所に戻ってテースティングだ。 なんと2009、2010と2年分のミレジムは発酵・熟成中だ! 2009年は非常に乾燥した年で4月から一切雨が降らなかった。だから非常に濃縮された葡萄が仕込まれた。自生酵母のみで発酵させる自然派の造りは、こんな乾燥年はアルコール発酵が大変ゆっくりだ。09がまだゆっくり発酵している。冬の寒い時期はアルコール発酵が止まってしまい、3月に入って発酵が再び始まってきた。 非常に危険を伴う醸造方法をあえてとっている。あくまで自生酵母と妙な人的テクニックを使って早く発酵を終わらせようとはしない。これが、自然派の人達の見えないところで大きなリスクをおいながら、自然を尊重してワイン造りをしている大切な事実だ。 ★ソーヴィニョン・ブラン10 92年に植えた若い木、10年は開花時期に霜にやられて50%しか収穫できなかった。6樽しかない。25HL/Hの収穫量、まだ発酵中で濁っているけど、キリットしまった酸が心地よい、旨味も乗っている。 ★シャルドネ1010年のシャルドネは6月の雹の為に壊滅的な被害を蒙った。たった1タル分しかなかった。まだ、残糖が多く甘い状態だった。収量が少なかった分濃縮感のあるスタイルに仕上がりそう。 ★ヴィオニエ10 これはかなり発酵がすすんでほぼ残糖が感じられなかった。南のヴィオニエ独特の過ぎた果実風味がなく実にスカットしたスタイルに仕上がっている。酸もヴィーフと言ってよいほどスカットしている。 ★ユニ・ブラン09 ほぼアルコール発酵が終わっていた。収量が少ない分、濃縮されているが、品種独特のスッキリ感がある心地よいスタイルだ。 ★シャルドネ09 まだ、わずかに残糖が残っている。今は発酵もストップしている状態。まだ一回もスーティラージをしていない。つまり、1年以上もシュール・リ状態である。その為か、かなりグラな脂質を感じさせている。その上、ミネラル感も素晴らしく締まりもある。仕上がりが楽しみなシャルドネだ。 ★カベルネ・ソヴィニョン10 CUVEE L`ABRIラブリ用のCSだ。樹齢34歳となりずっと自然栽培のおかげで根っ子も深く伸びていてミネラルも酸もバランスが良くなる頃合いだ。09は残念ながら揮発酸が発生してしまったから出荷はしない。 そのかわり10年は素晴らしい品質となっている。まだ熟成中ながら濃縮感と酸のバランスが抜群で爽やかな果実味のバランスとなっている。グイグイ飲めてしまうカベルネ・ソーヴィニョンとなるだろう。ジェロームも過去最高の品質だと思うと満足している。でも09年の失敗を踏まえての10年の成功といえるだろう。10年は除梗を一部実行している。グラップ・アンティエールの難しさを経験しているからの成功といえる。 ★PAS A PAS パ・ザ・パ09 やっと09のパ・ザ・パが4月にビン詰めされる予定だ。すでに品種間のアッサンブラージが済んでいた。アルコール度数11.50の上に果実味がたっぷりでグイグイ飲めてしまうザ・シゼンハのワインだ。 カリニャン、グルナッシュ、アリカントのアッサンブラージ。 アリカントのお蔭で色調は薄くはない。アタックでグルナッシュとアリカントの果実味が広がって、次にカリニャンの涼しい果実味と旨味、爽やかさが広がり、実に心地よいグイグイ・タイプのワインだ。 ★EN AVANT DOUTE アナヴァン・ドゥト 09 グルナッシュ100%、この蔵でも最も健全に葡萄が育つフェスキエ区画の畑の31歳のグルナッシュを仕込んだもの。果実味の濃縮感が素晴らしい。ミネラルからくる旨味がたっぷりである。心が躍るほど美味しい。全生産量が3000本しかない。売りに出せばすぐ完売となるだろう。 ★L`IBIE リビ 09 ラブリ区画の最も川に近いところに栽培されているメルロー80%、とシラー20%。03並みに乾燥した09ならではの濃縮感があるスタイルとなった。アルコール度も14度とレ・クラパスでは強いワインとなった。 その他、試作中のワインを色々テースティングした。 ★VENDANGE TARDIVE ヴァンダージ・タルディヴ06 ヴィオニエのボトリティスがも混じったもの。4年間アルコール発酵が続いているもの。70gの残糖で、SO2無添加の甘口ワイン。1樽しかない。 ★VIN DE PAILLE ヴァン・ド・パイユも試作中 など 家族を大切にしているジェローム 訪問中にお母さんがやって来た。 ジェロームの悩みは家族と過ごす時間をあまりとれないことだ。 自然派ワインの醸造と経営はなかなか難しい。 09年は2年間の発酵が続き出荷できない。 失敗にしないように最善を尽くすと家族との時間がとれない。 2人の娘がいる。今日は上の女の子の10歳の誕生日だった。 奥さんもシンプルで自然な気持ちの良い人だ。 幸せな家族を守っているジェロームの自然派を応援したい。 3年前に親友のフィリップ・ジャンボンと日本にやって来た。 オザミ・ブラッセリーでのひと時 日本のワインファンと接して本当に嬉しそうなジェロームでした。 心からお勧めできる人物であり。 心が和む美味しいワインです。 日本での問い合わせ先 野村ユニソン社   東京都中央区銀座1-10-19銀座一ビル7階  03-3538-7854 1-PAS A PAS パ・ザ・パ 2-EN AVANT DOUTE アナヴァン・ドゥト 3-L`ABRI ラブリ 4-LA […]

28
Fév

優しくてピュアー!飲む人を魅了するショーム・アルノーが来日!

以前より自然栽培していたが、10年前より正式にビオディナミ農法に転換、ヴァレリーとフィリップ 真っ白な丸い石が地表を覆っている土壌。 ヴァンソーヴル村の中でも特別な立地だ。ヴァレリーとフィリップはこの地の持っているカパシティーの偉大さを確信していた。 この土壌がとてつもないグラン・ヴァンを生み出すっことが出来ることを。 原石を磨いてダイヤモンドに! だから土壌を最大限に表現できるビオ・ディナミ農法を採用したのだった。その効果がやっと出始めてきた。 この南ローヌの問題点は太陽が強すぎることだ。 どうしても酸が欠けて、重いワインになってしまう。そして、水不足にも悩まされていた。 ビオ・ディナミ農法を採用して5年目頃から ワインに変化が表れてきた。根っこが地中深くに伸びている証拠である。乾燥が激しいこの地区にあって、真夏の乾燥時にも葡萄の葉がイキイキとしてること。そして、葡萄がどんなに熟しても酸が必ず残っていること。ミネラル感が味覚上にピュアーさを表現してくれている。 昨年9月に、ESPOAのメンバーがショーム・アルノーを訪問した。 今年はフィリップが日本にやって来た! 2011年1月は日本全国を走り周った。 2週間かけて九州から四国、東京、静岡、名古屋 石川、大阪、京都と各地のエスポア店が開催する 試飲会やワインパーティーに応援参加したフィリップ。 ラグビーの選手だったスポーツマンのフィリップ 最後に京都へやってきて、ESPOA店が全国から集まる 年に一回のミーティング・テースティング会に参加した。実際に自分のワインを売ってくれている人たちと 親交を深めることはフィリップにとって本当に大切なことなのだ。 フィリップは、全国のESPOAの人達が本当に一生懸命販売に努力している姿を目のあたりにして感謝の念を強く持った。お互いに感謝しあっている。 造るのも、売るのも思うようにはいかないことばかりだ。お互いがその努力を認めあって一緒に進んでいけたらいいなと思う。フィリップにとっては感動と感謝の日本滞在だった。 京都の自然派ワイン・バー “ドゥー・コション” にて貸切打ち上げ! パリにそのまま存在しても繁盛間違いなしのコンセプトとワイン品揃え! 横浜のしんかわやの竹ノ内さん 粟津夫妻、フィリップさん。 本当に心地よい空間です。 ESPOAのワインは竹ノ内さんが横浜から納めている。 オット思うような自然派ワインばかりがサラリと品揃えされている。日本の古都にこんな素晴らし店があるなんて、本当に感激です。 パリのヴェール・ヴォレーから始まって今はフランス全土に広がっているコンセプト・ワイン・バー フランスでもこのようなコンセプトのワイン・バーが地方にもドンドンできています。 気軽に入って、気軽にスイスイワインが飲めてしまい、多少飲み過ぎても翌日爽快な気分と体調を維持できるワインばかり DEUX COCHONS(2人の大食漢) 京都市中京区新町通蛸薬師下ル 18:00~24:00 火曜日定休 Phone 075-241-6255 2011年も全国のESPOAP店はパワー全開だ! 店内に気持ちの良い空気が流れている。 皆の話が弾む。 昨年、納得のいくまで頑張った人。 同じ方向に頑張っている同士は目を見ただけで “頑張っているな!”とお互いに分かる。 また、今年一年の切磋琢磨を誓い合う。 ESPOAグループの素晴らしさは、全国に本気で相談できる仲間がいることだ。 いざ,と云う時はお互いに団結して事に当たれることだ。 それぞれの店が各地方で本当にコツコツ信頼造りの商売をやっている。大型の酒販店は一店もない。 小規模な酒販店ながら、良い商品を説明しながらコツコツと地味な啓蒙活動をやっている。 トップ20店くらいのお店はホントにお客さん達と親戚のような付き合いをしている。これは一朝一夕にはできないことだ。醸造元が畑を耕して、地中の微生物を育てることに似ている。 世の中、本当に佳い仕事をしている人がいるもんです。 南ローヌの片田舎のヴァンソヴル村から日本にやって来たフィリップさんは、ヴァンソーヴルと京都も繋がっているし、日本中と繋がっていることが分かってホントに喜んでいました。 冷たいミストラルの風の中で、ブドウ園にて剪定作業をする時、きっと日本の皆さんのことを思い出すと思います。ドゥー・コションさん、お世話になりました。 頑張ってください。応援しています。伊藤 PARIS

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Fév

元祖自然派『ダール・エ・リボ』の ルネ・ジャン来日!

まだ、“自然派”なんて言葉が存在するズッと以前、1980年代初頭から自然な手法でワインを造り、多くのワインファンをつくってきたルネ・ジャンが、今年も日本にやってきた! どうしてルネ・ジャンは自然なワイン造りをするようになったのだろうか? 理由は簡単!お父さんが造っていたワインを日頃飲んでいて、自分もそのようなワインを造りたいと思ったからだ。しかし、若くしてお父さんを亡くしてしまったルネ・ジャンは、父から造りを教わったというよりは、お父さんと同年代、或いは昔ながらのワインを造るお爺さんの造り手の話を聞きながら自分なりに会得していったのだった。 そのルネ・ジャンが今年も日本にやってきた!フランスでも根強い『ダール・エ・リボ』ファンが沢山いるが、日本でも同じ。今回は各地のワインショップで行なったイヴェントをレポートします! 第一弾は、神奈川県藤沢市にある個性派ワインショップ「ロックス・オフ」さん。 一見すると「やってるの?」といった趣ですが、お店に入ると既にお客さんで満員! ルネ・ジャンの来店を待っているお客さんの熱気でムンムンしてました。 まずはドメーヌの説明から。 お父さんを若くして失ってしまったルネ・ジャンは、1975年から一人でワイン造りを始めました。その後、ボーヌの醸造学校でワインの勉強をしましたが、栽培や醸造に化学物質を多用するその内容が嫌で嫌でなりませんでした。しかし、同じような思いを抱いていたフランソワ・リボと意気投合し、1984年から2人でドメーヌを共同経営するようになりました。 2人の目指しているワイン造りの哲学は、「自分が飲んで美味しいワインを造ること」と実にユニーク!そして、「余ったワインを売る」のだそうです。誤解なく。半分は冗談ですが、これは本音です。本当に美味しいワインを生みだす為とことん本気で努力し、自分のワインを飲んでくれる人たちに喜んでもらいたい、という気持ちの表れなのです。 そして早速試飲です。本日のワインは ①シャン・リーブル/サンペレ・泡 ②クローズ・エルミタージュ・ブランK2006 ③セ・ル・プランタン、クローズ・エルミタージュ2008 ④クローズ・エルミタージュ(赤)2007 ⑤サン・ジョゼフ(赤)2007 の5アイテム。 なかでも②のワインは、厚みと複雑さが秀でた傑出した美味しさでした! ワインの味わいに納得頂けたお客様たちから沢山ご購入いただけました。お礼にルネ・ジャンからボトルにサイン! 日本語が少々分かるルネ・ジャンは、”DAI SUKI DESU” など・・・ 店主の若林さん、スタッフの黒石さんと記念のショット! イヴェント大成功でした!皆様、ありがとうございました!!! ■ROCKS OFF 神奈川県藤沢市鵠沼石上2-11-16  TEL.0466(24)0745 ************************************ お次は、東京・銀座のど真ん中に昨年OPENしたばかりの自然派ワインショップ『カーヴ・フジキ』さんです。 さすが麗しい女性たちによって運営されているお店だけあって、店頭でのご案内もオシャレでかわいい! この日は、またまた麗しい女性カルテットによるサックスアンサンブル「ラ・メール」に続いての登場です。 お客さんたちは、「ダール・エ・リボ」のワインを楽しみながら、 美しい音色に酔いしれていらっしゃいました。 ルネ・ジャンは、美しい女性たちの後でしきりに「やりずらいな・・」と漏らしておりましたが、ルネ・ジャンが登場するや否や、お客様皆様興味深々で話に聞き入っていらっしゃいました。 その中で、興味深い話がありました。「ダール・エ・リボ」の赤ワインは、シラーという単一品種で造られております。よく“シラー”という品種は男性的で力強い品種だ、と言われますが、「ダール・エ・リボ」の赤ワインはとてもエレガントなスタイルで女性的だ!フランス語では、すべての名詞に対して男性名詞か女性名詞か決められていて、普通「シラー」は男性名詞とされてますが、「ダール・エ・リボ」では”女性名詞“だ!と力説しておりました。 エレガントなスタイルの「ダール・エ・リボ」の“シラー”には、まさに女性名詞が相応しいと一同納得! さて、本日試飲のワインは次の通り。 ① ラール・デ・ショワ(赤) ② クローズ・エルミタージュ(赤)2007 ③ サン・ジョゼフ(白)2007 ④ サン・ジョゼフ(赤)2007 ⑤ エルミタージュ(赤)2004 =マグナム 試飲しながらお客様と質疑応答。 「自分の飲みたいワインを造って、余りを売る」という哲学(?)に、とてもご納得・共感頂いた紳士の方。 自然派ワインを飲み始めた愛好家のご婦人からは、自然派ワインの味わいの違いをご質問いただきました。 ルネ・ジャンは、自然派ワインの味わいは、そうでないワインには決して表れない“ダシが効いている”と言っておりました。自然に栽培するとぶどうの根っこは地中深くまで張り巡らされるので、地中に含まれているミネラルや味わい成分が十分に吸い上げられ、それがダシのような味わいとなってワインに表れるのだという。なるほど納得だ! 今日のイヴェントを聞きつけ、「ダール・エ・リボ」で収穫の手伝いを1週間行なったマッチャンが駆けつけてきた! マッチャンは、オザミ・グループでソムリエとして活躍する重要人物だ。「ダール・エ・リボ」での貴重な体験を語ってくれた。 →写真中央 藤木社長、加藤店長、スタッフの岡元さんと、“ダー!” ⇒解説 「ダール・エ・リボ」では、写真を撮るとき “チーズ”ではなく、“ダー!”で撮ります。 (ダール・エ・リボの“ダー”) チャッカリ“ラ・メール”の美女の皆さんとも! ■CAVE FUJIKI 東京都中央区銀座4-7-12  三越新館1階   TEL.03(6228)6111 ************************************ 第3弾目はやはり昨年末に新装開店した隠れ家ワインショップ『野崎酒店』さん。東京都世田谷区にあります。何とこのお店、看板も表札もありません! でも、通りがかりの方気になるらしく、窓から覗き込んではお店に入ってくる、何とも不思議なお店です。 しかし、ワインの品揃えはかなり気合が入ってます!自然で美味しいワインが所狭しと並んでます。 もちろん『ダール・エ・リボ』も、殆ど日本に輸入された当初より扱って頂いております。店主の野崎さん、ありがとうございます! お店に入るや否や、すでにお客様でイッパイ! 熱気ムンムンで、皆様ワインの試飲をして頂いております。 今日お越しいただいている方は殆ど近くのレストランの方で、いつも自然で美味しいワインを扱っていらっしゃる方ばかりです! 本日の試飲ワインは、 ① クローズ・エルミタージュ(白)2007 ② サン・ジョゼフ(白)2006 ③ セ・ル・プランタン(赤)2008 ④ クローズ・エルミタージュ(赤)2007 ⑤ サン・ジョゼフ(赤)2006 ⑥ エルミタージュ(赤)2004 と、他にも程良く熟成した2002の白の試飲など、貴重な機会となりました。 ルネ・ジャンから店主の野崎さんに、お礼として「ラール・デ・ショワ」とソーシッソンのサイン入り写真が贈られ、歓喜する野崎さん! 「ラール・デ・ショワ」は、ルネ・ジャンが買いぶどうで「ダール・エ・リボ」と同様に造っているワインです。このワインは、フランスの日常食であるソーシッソンやシャルキュトリと一緒に気楽に楽しめる、リーズナブルで美味しいワインです! いつも満席で予約を取るのが困難な「ウグイス」のオーナーシェフ紺野さんは、自分のコックコートにサインをもらいご満悦! 「ウグイス」のスタッフの皆様と 野崎さんご夫妻、そして野崎さん2世もご一緒に! 野崎さん、これからも「ダール・エ・リボ」よろしくお願い致します! また、お店頑張ってください。 本日は、ありがとうございました。 ■野崎酒店   東京都世田谷区下馬1-22-13   TEL.03(3422)4770

13
Nov

Christophe Foucher – La Lunotte の最高ビンテージ!

今日はラ・リュノッテ*La Lunotte の クリストフ・フシェ*Christophe Foucherさんが来てくれました! 相変わらずのボサボサ・ヘアはナチュール感そのもの! ずっと熟成中だった2009年の白ワインも瓶詰めし終わり、2010年のブドウもただ今発酵中。 ですので、3日間、クリストフは地元を離れ、息抜きがてら、パリでのシティー・ライフを楽しみにしてやって来ました! 今日はそんな瓶詰めしたてのワインを持ってきてくれました! 2009年ビンテージは、彼にとっても自慢な年。 何せ赤にしても白にしても、 とても上品で飲みやすく、 フルーツ・テロワール・ビンテージの特徴全てが綺麗に引き出されているからです! * * * * * * 早速試飲開始!* * * * * * 最初に試飲したワインはキュベ・オ・プレシ*Cuvée Haut Plessis。 オ・プレシとは区画の名前。 ここでは 泥土と砂質のテロワールが特徴的で、ブドウ品種はこの地区独特のムニュー・ピノ、しかも70年! この品種はジュラのサヴァニャンの従兄弟品種でもあり、香りが華やかでフレッシュ! しかも、しっかりと樽で長い間熟成しているので、複雑感とエレガントさはバッチリ! 5月撮影。ちょうどブドウ木に葉っぱが生え始める時期。 キリッとした、柑橘類のような酸味のアタックの後、ハチミツのようなトロミ感が感じられ、 まるでサン・ヴェランのような味わい。 バランスがとても綺麗で真っ直ぐなワイン。ボリューム感もタップリあるのですが、 とてもフレッシュでジューシーなので、グイグイと飲めてしまう一本です! 友達とアペタイザーに飲むにはピッタリ! そして2本目はキュベ・レ・ロシニュー*Cuvée Les Rossignouxです。 これは2つの区画で収穫された、50年のソビニョン・ブラン品種で出来たワイン。 テロワールは粘土とシレックス質。 そして先ほどと同じよう、14ヶ月間樽熟成されているので、味わいがとても深い! 同じく5月撮影。 マスカットのような、まさに熟成されたブドウのアロマ、そしてフレッシュ感を感じさせる香りが凄い! 『オー・プレシ』に比べると、よりスパイシーでパワフル感のあるワインです。 タンニンの渋みと少々感じる樽の香りが、とても綺麗に調和されていて、これもまた飲みやすい! 最後に広がる酸味は、徐々にりんごのような味に変わり、長く続く後味はとても華やかでサッパリとしています。 このワインは、お食事用にお勧めです! 2009年の品質は最高に良い!と言い切るクリストッフ。 『2005年も美味しかったけれども、2009年は僕の一番お気に入りビンテージになるかも。初めてこんなに美味しいワインが出来たよ!』と2年間雹や天候のわがままで納得いく収穫が出来なかった彼。 今年は丸み感あり、繊細さあり、ミネラル感あり、2008年とは全く違ったワインをお楽しみに! La Lunotte に関する記事(1)はこちらをクリック! La Lunotte に関する記事(2)はこちらをクリック! ラ・リュノッテ のワインについてのお問い合わせは、こちらまでお願いします: BMO 株式会社 TEL : 03-5459-4243 FAX:03-5459-4248 MAIL: wine@bmo-wine.com http://www.bmo-wine.com

8
Nov

TERRE DOREE-ジャンポ-ル ブランヌ-ヴォ-2010

南ボジョレの孤高の自然派・ジャンポール・ブラン ハーモニー・ド・テロワール、 ドメーヌ・テール・ドレー 大都市リヨンに最も近い南ボジョレの村、シャルネ村に位置している。 ボジョレの自然派の殆んどはモルゴン、フルーリを中心に北ボジョレに多くいる。南ボジョレとしては、ジャンポ-ル・ブランしかいない。孤軍奮闘している。土壌的にも全く異なっている。北ボジョレでは花崗岩が主体、ここでは石灰質土壌である。しかも土も岩盤も黄金色に近い黄色である。 ここでジャンポールはガメイ種、シャルドネ、ピノ・ノワールを栽培している。醸造方法も南ボジョレのようなグラップ・アンティエール(除梗なし)のセミ・マセラシオン・カルボニックをやらない。 ジャンポール『ここの石灰質土壌ではグラップ・アンティエールは合わないんだ。だからすべて除梗しているんだ。ブルゴーニュ・トラディションの醸造方法をとっているんだ。』 確かにジャンポールのガメイの風味は北のそれとは全く違う。南だけど標高が高い為に、よりフレッシュさを残しタンニンのスタイルも確立したバランスになっている。 黄金色の土壌 醸造所のドメーヌの名はテール・ドレー、直訳すると黄金色の土壌。この村の建物はこの土地の岩盤を切り取って造ったもの。だから村の建物全体が黄金色に輝いている。 ジャンポールのワインは他のボジョレとは全く違うスタイルを持っている。この黄色の石灰質土壌からのミネラルがブルゴーニュを思わせる風味も備えている。 ここのシャルドネやピノ・ノワールには熱狂的ファンがいる。そして価格的にも手頃で値ごろ感がある。 ←醸造所   試飲用サロン→ ハーモニー・ド・テロワール、ジャンポール・ブラン・ヌーヴォー2010年 今年も元気一杯なジタン家族が集まりました。毎年同じ家族一同がこの収穫の為に来ています。もうベテランの人も何人かいるのでジャンポールも安心して任す事ができます。 2010年の葡萄は酸を中心に果実味が周りを包んでいる感じになるだろう。 この南ボジョレでも冷夏の為に、収穫が例年より遅れて行なわれました。収穫日の9月最終週は天気に恵まれて、非常に良いコンディションの中で実施されました。葡萄も待ったお陰でよく熟していました。それでも、2010年はフレッシュな酸が中心になります。補糖をしてない為、アルコ-ル度も低めでグイグイいけるヌ-ヴォ-らしい典型的なスタイルになるでしょう。 モザイク的頭脳を持ち、あらゆる種類のワインを造っているスーパー醸造家 お父さんの代からビオ栽培をやっている。だから葡萄の樹は本当に元気が良い。収穫された葡萄自身に活力がある。土壌には微生物が活き活きしている。畑に住む自生酵母も元気がある。だから、当然自生酵母のみで醗酵させている。当然、SO2も収穫時には添加しない。 そこの土壌独特の風味を醸してくれるのは自生酵母だから、大切にしている。今ジャンポールは北ボジョレにも畑を持っている。モルゴン、ブルイィ、北ローヌにも畑を持っている。コート・ロティのワインも造っている。ジャンポールの好奇心はやまない。 ワインもロゼ微発泡ワイン(ガメイ種)、メトッド・シャンプノワ(シャルドネ)、貴腐ワイン(シャルドネ)、ヴァンダンジュ・タルディヴ(シャルドネ)色んな土壌から収穫した葡萄を色んな方法で醸造してしまう。 まるで料理人が色んな素材を使って調理してしまうように。 赤、白、ロゼ、発泡酒、デザートワインまで、あらゆる種類のワインを一人で造ってしまうスーパー醸造家である。 何よりもこんな「ふかふかな」畑で育った葡萄を使って、 ジャンポ-ルが料理したワインは実に美味しい。そして価格も安いから嬉しい。 除梗した造りで醸したユニークなボジョレ・ヌーヴォーを 試してみてください。グイグイいってしまいますよ。 Harmonie des Terroirs のワインについてのお問い合わせは、こちらまで! 野村ユニソン株式会社 TEL : 03-3538-7854 FAX : 03-3538-7855 MAIL : wine@nomura-g.co.jp http://www.nomura-g.co.jp Jean Paul Brun のワインについてのお問い合わせは、こちらまで! 株式会社ウェスト・エンド・ジャパン TEL : 04-2628-2597

5
Nov

シリル アロンゾのピュア-ヌ-ヴォ-

天才的アイデアの頭脳を持つアロンゾのピュア・ヌーヴォー 2010も次々と新しいヒラメキで行動を展開する異才 今までは自社葡萄園を持たず、醸造所もそれぞれの醸造元の一角を借りて、色んなアペラシオンのワインを次々と生み出しているアロンゾです。そんなアロンゾが出荷する2010年ピュア・ヌーヴォーはその名のように実にピュアに仕上がりました。比較的、薄めのヌーヴォーが多い2010年の中でも、しっかりした構成を持っているスタイルに仕上がりました。ご期待ください。 シリル・アロンゾのほとばしるヒラメキがいっぱい詰ったヌーヴォーです。ヒラメキが必要な方是非ピュア・ヌーヴォーをお試しください。 葡萄栽培が難しかった2010年でした。しかしアロンゾが選んだ葡萄はきっちり熟成して、健全な状態で収穫されました。 2009年ほどではないけど、そこそこの濃縮度を備えています。 ヴィルフランシュの街に自然派ワイン小売店“P・U・R”を開店 ボジョレー地区で最も大きな街といえばヴィルフランシュの街である。その街にワイン小売店を昨年開店した。シリル・アロンゾは若い時、スイスの有名ワイン専門店で働いていたことがある。一般消費者と直接に触れて、近いところにいる事の重要さを良く知っている。自分達や自然派の仲間が造るワインを販売しながら、愛好家達の生の声を常に聞いていたかったのです。 自分のアイデアでネ-ミング、デザインしたワインをお客が接した時のリアクションを確かめたかったのです。 例えば、フランスのシャンソン歌手のエディット・ピアフが歌った、“ラ・ヴィ・アン・ロ-ズ”をシャレで“ラ・ヴィ・アン・ルージュ”とネーミングしたボジョレーワインを出荷し大人気でした。 いよいよ、2010年はヴィルフランシュの街に醸造所を設置しました。 今年はまだ試作段階の醸造しかしていませんが、その試作が実に素晴らしかった。ほんの僅かな量しか造っていない為今年は、まだ日本出荷は出来ませんでした。来年はご期待ください! 何と来年から、フランス初の自然派ワイン学校を設立いたします。 アイデアが次々と湧いてきてしまう、アロンゾのピュア・ヌーヴォーを是非お試しください! Cyril Alonso のワインについてのお問い合わせは、こちらまでお願いします: ディオニー株式会社 TEL : 03-5778-0170 FAX : 03-5778-0278 www.diony.com