9
Mai

150歳を超えるフィロキセラを乗り越えた葡萄の木がオ-・メドックMARGAUXの隣村に存在

[TEST] 1855年にボルドー・グラン・クリュ・クラッセが制定されました。 この写真に写っている葡萄の木たちは、それと同時期に植えられたものばかりです。 すごいことだと思いませんか? . 私はこの葡萄園に立った時、体が震えるほど感動しました。 . ワインを勉強した方は、皆記憶に残っていると思いますが、1800年代中盤から後半にかけて、ヨーロッパにある葡萄の木がほぼ全滅した時期があります。 それは、あの根っこをダメにしてしまうフィロキセラという害虫が原因だったのです。 . それ以降アメリカの葡萄の木を台木にして、フランスの葡萄の木を接木し現在に至っているのです。 . これだけまとまった面積の純フランス産の葡萄の木が生き残っている葡萄園は他には存在しません。 奇跡的にフィロキセラが活動できない何かが、このテロワールにはあるのでしょう。 . もう感動、感動です。 思わず葡萄の木たちに触りながら話かけてしまいました。 「やあ、本当によく頑張っていますね! ありがとう!」 . しかもここは金融資本的ワイン・ビジネスの世界のオー・メドック。そのど真ん中で生き残っているとはすごいことです。 この畑の周りには、シャトー・マルゴーをはじめ、ボルドー・グランクリュ・クラッセの畑がずらりと並んでいます。 . 2009年にこの畑を初めて見た瞬間、ワインの醸造元を設立することを決意した二人の女性がいます。 CLOSERIES DES MOUSSISクローズリー・デ・ムシー醸造のLaurence et Pascale ローランスとパスカルさんです。 尊敬すべき素晴らしい二人です。 14年間この奇跡的な葡萄園をビオ栽培で育て、馬を使い丹念に丹念に畑の世話をしています。 1ha当たり、たったの10hlしか収穫できません(ボルドー・グラン・クリュの30%以下)。 品種構成については、150年前のフランスでは混植だらけだったのです。 そのためこの葡萄園には11種類の葡萄品種が植えられています(専門家が調査をし、各品種を調べたそうです)。 とても採算の合うような仕事ではありませんが、凄まじいPASSIONと使命感をもってワイン造りをしています。 もちろん、自然な造り方です。 手で収穫して、除梗して、破砕はしません。健全な葡萄粒だけを発酵槽へ入れて、この葡萄園で育った自生酵母のみで発酵しています。醸し期間は3週間ほどですが、アンフージョンのようなやさしい抽出のやり方で醸造しています。 瓶詰めまでSO2は添加しません。 必要があればごく少量だけ、瓶詰め時に使用します。 . ☆BARAGANE バラガンヌ 奇跡のテロワールのワイン! グラン・クリュ・クラッセ制定とほぼ同時期に植えられたフランス産原木の葡萄の木。しかも当時はまだ現在のような醸造テクニックが存在していなかった時代、すべて自然派ワインだった時代。 だから本当のメドックの原点ワインとは、こんな感じではなかっただろうか!? この二人にこれからも頑張ってもらいたい気持ちでいっぱいです。 最近になって、フィロキセラがこの畑でも見られるようになってきたようです。 ちょっと危険な状況になってきました。 メドックの原点であり、フランスの原点。なんとか頑張ってほしいものです。 CLOSERIES DES MOUSSISクローズリー・デ・ムシー醸造! Laurence et Pascale ローランスとパスカルを応援しましょう!

4
Mai

Cassiniのアルノーとボルドー右岸のLibourneリブルヌの街の日曜市場へ

ボルドー右岸には、サンテミリオン、ポムロルの銘醸産地がある。歴史的にそれらのワインを世界に流す切っ掛けとなった役割を演じたドルドーニュ河の港があった街だ。 今でも、右岸ボルドーの有数のワインネゴアン(ワイン商)の本社がある街でもある。 この街には、宇宙学者のCassiniカッシニー家の子孫であるアルノー・カッシニーが、居を構えてとびっきり美味しいワインを自然な手法で造っている。 日曜日にも関わらず、訪問を受け入れてくれたアルノーと、日曜市場へ出かけた。フランスでは、いたるところで日曜市場が開かれている。日曜市場は、フランスの深い日常文化の一つ。 日曜は、市場に家族や友と出かけて、素材を仕入れて家に持ちかえってゆっくりと昼食を皆で楽しむ。市場に行けば知り合いや、行きつけの店でアペリティフをやりながら、あることないこと話して時を楽しむ。これって、フランス日常文化の深いところ。 当然、陽気なアルノーには、毎日曜日に逢う知り合いが多く、至るところでとめられてアペロになる。買い物がなかなか進まない。 市場に隣接しているワイン屋・ビストロはアルノーの知り合いが居て危険なところ。もうワインを何本もあけてアルノーを待っていた。 市場から新鮮なカキをあけて、ツマミにしていた。 アルノーは醸造所をもっていないので、友人の蔵の一部を借りてワイン造りをしている。その友人と一緒にアペロをしながら、今後のワイン造りの話をしていて、面白い話になった。彼も、今年から自然な造りに挑戦するとのことになった。楽しみだ。 もう一人、若手のフレドにあった。今は地ビールを造って、この市場で試飲販売していた人だ。フレドもアルノーのワインのファンでもあり、近年中に自然派ワインを造ると豪語していた。ボルドーもホントに変化の時期に来ているな、と感じる。 アルノーと歩いていると実に楽しい。Libourne リブルヌの街の日曜市場を満喫した。

1
Mai

POUPILLEのインポーターであるモトックス社のスタッフが、プピーユにやって来た。

プピーユを日本へ輸入してもう何年もたっているけど、毎年、醸造現場を訪問して情報収集するモトックス社。 ネットでも、メールでも豊富な情報が入手できるけど、やっぱり現場に来ないとホントに大切なことは見えてこない。 畑の微妙な変化、近年の天候事情によって明らかに葡萄木の状態が違ったり、フィリップの考え方の進化で栽培方法も微妙に変化している。実際に来て自分の目でみて、質問して確認する作業は超大切。 この中には、もう10回以上訪問しているメンバーもいる。 蔵元の家族と触れ合って、子供達の成長によってフィリップの思考も、生き方も微妙に変化していく。 醸造所もまた新設した部分もあり、発酵槽も新しくなった、樽塾の場所も変化したり、垂直式圧搾機も新たに増やしている。 フィリップは常により良い品質を追求しながら、ベストを狙って進化している。 このレベルからの進化は、小さなコトの積み重ねが、少しずつフィネス、上品さへの進化に繋がっていく。 こんな小さな積み重ねの一つ一つは、実際に現場にこないと気付かないことが多い。 特に、フィリップは熟成のやり方、期間の長さを大切にしている。特に樽の使い方は天性のセンスがある。 こんな微妙は変化に気づき、即、質問攻めするモトックスメンバーの熱心さは凄いものがある。 フィリップもメンバーの熱心さに、感謝、感動していた。 ☆ボルドーのワインは、テーブルでその威力がわかる。CHEZ POUPILLEにて☆ ボルドーワインは大人のワイン。 造りたてのワインを飲んで、スイスイと体に入っていくスタイルではない。 濃縮感の中にある旨味がジワリとでてくるには、熟成が必要になる。

1
Mai

Poupille Atypiqueプピーユ・アティピックを醸すフィリップとは30年前からの付き合いだ。

知り合ったのは、フィリップが20歳の時だった。 子供の心を持ちながら、自分の決めたことに突き進むPassionは今も変わらない。 30年前からワインを造らせたら、自分を転写したようなワインを造る。 ボルドーでSO2ゼロのワインを誰よりもはやく造った男だ。 “Atypique アティピック” ボルドースタイルのワインを理解するには、時間と文化が必要。 最近の若いワイン愛好家の皆さんは、造りたてで直ぐスイスイ入っていくワインを求めている人が多い。 ボルドーワインには、チョット時間的なものと、テーブルで飲まれる食との融合を考慮する“ゆとり”のようなものがあると評価しやすくなる。 Atypique アティピック、この濃縮感の奥にある透明なテロワールを感じさせてくれる美味しさに、感動させられる。。 これがボルドーのワインなのだ。ウーン、やっぱりボルドーだ! 特に、このAtypique アティピックはSO2ゼロゼロで醸造されている。 常に完璧を求めるフィップは、細心の注意力でこのワインを醸している。 ホントに完璧な葡萄を収穫した年しか造っていない。 何故?  自然な造りだからと云って、“欠点”のあるワインを絶対に許さないからである。 Atypique アティピック、なんて美味しいんだろう。 ボルドーでワインを始めた私の根底には、やっぱりこのボルドーが流れている。 フィリップは、カスティヨンでも早くビオ栽培に転換して、カスティヨンのエリアをすべてBIOにするために運動している。 プピーユの葡萄木は、サンテミリヨンから続いている同様な石灰質土壌の地中深くに根が入り込んでいる。 微生物がイキイキしている土壌は素晴らしい。 やっぱり、美味しいワインは、畑、土壌が命です。 ボルドーの本物ナチュール“Poupille Atypique プピーユ・アティピック”美味しいですよ! まだ、日本にも在庫が僅かにあるようです。 (Poupilleのワイン、日本での問い合わせはモトックス社です。)

15
Fév

★これからの世の流れと自然なワイン・物々交換?いや物心交換の世界★

★ESPOAグループとミレーヌ・ブリュ醸造(Visite chez Myrene BRU) 世の中は劇的に変化している。 小さな変化が大きな変化になっていく可能性を秘めた時代に突入してきた。 今までの利益ばかりを追い続ける世界から、人々の心とモノが和して共鳴して繋がっていく世界がやってくる。 . ワインの世界で云えば、大切なことは、有名だとか、公式格付けとか、評価点数が良いとか、ではない。 そんなものが、どれだけ当てにならないかは、もう誰でもが知っている。 . ただ美味しいだけでは、心まで共鳴していかない。 どんな人が? どんな考えで、どんな風に造っているか? . その造り手とワインが、飲み手の心を共鳴させるものをもっているか? . 勿論、自分が生きる為に地球を汚すようなエゴ的な栽培をやっていないことは当たり前。 そして、味を自分の思うように繕う為に体によくない添加物などをあまり使用していない造り。 . そこにあるのは、顔と顔をみながらの“信頼”だ。 この人なら安心。 ワインを通して心と心が共鳴して繋がっていく。 ★福岡市のESPOAナカムラ店(Visite chez Myrene BRU) 九州・福岡のワイン愛好家の皆さん。ESPOAナカムラ店の中村さんがお客さんと一緒にミレーヌ・ブリュ醸造を訪問。 ミレーヌさんのワインの原点である畑にて、テーブルを囲んで造り手と飲み手が一期一会のひと時。 まだ、今の醸造所が建設される前の頃だった。 夏のラングドック日和の気持ちのよい一日だった。 ミレーヌさんは葡萄園の横の広場に長いテーブルを設置してバーベキューをやってくれた。 あまりにも、気持ちよく、時間を過ぎるのを忘れて、昼から初めて日が暮れて暗くなってもまだ終わらなかった。 と云うより、この心地いい場を誰も離れたくなかった。 後半は世界旅行を実施中の中村さんのお客さんが合流して、ギターを持ちだして蝋燭の光の下で歌った。 ミレーヌさんファミリーとも素晴らしい心の交流できた一期一会となりました。今でも語り継がれている夜だった。 中村さんのギター弾き語りでステン・バイミーは本当に素晴らしかった。 造り手と、私達、飲み手のお客さん達とワインを通して心と心が和して繋がっていく世界。 お店を中心にこんなコミュニティーを築けるなんて凄いこと。 ミレーヌさんにとっても、私達にとっても、お客さんにとっても、お互いにお互いが必要としている世界。 . 今、コロナで世界が揺れている。 コロナ後のビジネスのあり方がよく語られている。 . 人として真っ当な生き方、哲学に基づいた栽培・醸造が行われてできたワインへの信頼、そんなワインを究極セレクションして提供する人・中村さんの存在。 真っ当な本物の美味しいワインが生まれた畑で今、皆が飲んでいる。 皆の心が和して繋がっている。 皆の顔に“笑顔”“喜び”がもたらされる特別な小宇宙空間。 この延長線上に中村さんのお店がある。 . フランスに初めて来た人もいる。でもパリを素通りして南仏のラングドック地方の片田舎にやって来た皆。 中村さんを信じてやってきて、こんな忘れがたい特別な一期一会に出逢った。 . 皆が皆を必要としている! 物々交換?いや物心交換の世界である。 これからの世界の変化への重要なヒントがここにはある。 . 人類が文化らしい生活をしだした頃、物々交換経済の世界だった。相手の顔みて、“信頼”できるか否かを判断しながら物々交換をしていた。あまりにも巨大化した現代社会で、再びこの物々交換の時代の根幹である“信頼”というものがより大切な時代になってきている。お互いがお互いを必要として、人間的基本の“信頼”で色んなものを交換し合っていく世界。 . 昔と違うのは、世界中、遠くの人達とも心と心が共鳴して繋がることが可能であることである。 単なるインターネット売買の世界とは全く違う世界。真っ当なワインは人と人が大切。 ☆人間的魅力と“信頼”に集まるボランタリ―的小コミュニティー☆ ★静岡県浜松市のESPOAごとう店(Visite chez Myrene BRU) 後藤さんが、お客さんと一緒にレーヌ・ブリュさんに逢いにやって来た。 ミレーヌ・ブリュさんが住んでいる地中海の美しいセットの街で、ミレーヌさんの日常に触れる。 そしてミレーヌさんのワイン造りにかけるPASSIONや人柄に触れて一人の女性としての生き方に感動,共感した。   後藤さんのグループにはレストランを経営している人もいたり、浜松らしくオートバイやピアノの大手メイカーの人達も多い。 そんな色んな人生を送っている一人一人が、後藤さんが情熱を傾けているワインを飲んで感動して、一同に集まってきたメンバーだ。皆さん、それぞれの分野で大活躍している人達ばかりで、本当に楽しいコミュニティーを築いている。 . いつも頑張り屋のマダム・ロゼこと後藤さん、その明るく積極的な性格、そして、色んなことに気付く思いやりの人柄に 皆が頼りにして、慕って人が集まりコミュニティーが出来上がっている。 . 巨大化した社会システム経済の中で、これからの変化を観る時、絶対に見逃せない現象がある。 それが、色んなカタチで発生してきている小コミュニティーの存在だ。 . 特定の人の人間的魅力と“信頼”に集まるボランタリ―的小コミュニティーが、これからの経済において大切な役割を演じてくるのではないだろうか。 特に真っ当なワインの世界では、人の心と心が繋がっていくことが大切。 

22
Déc

★2020年版、世界一位のワインを造る!!ジャンポール・ドーマン氏★

ワインには、生き方とか、心の葛藤とかが表現されている。 長年に渡ってパップのテロワールとは? パップの真髄を探究し続けてきたジャンポール・ドーマン氏が、何かを超えた境地にたどり着いた。 最近の作品は、Papパップらしい力強さ、ワインのやさしさ、柔らかさを濃淳な中に繊細に表現されている。 Jeb Dunnuck氏がTop 100 of 2020にて ナンバーワンにこのVieille Julienneのドーマン氏のワインを選んだ。 まさに、世界一位の造り手だと思う。 ヴィエイユ・ジュリアンヌ醸造の土壌は、よく云われるパップのガレールレーと呼ばれる丸い大きな石が転がっている土壌ではない。砂状が中心に僅かに小さ目の丸石が存在している。 砂状だから、何とフィロキセラを生き残った120歳を超えたフランス産の原木が残っている。 このパップの濃淳さの中の繊細さは、この砂状土壌の良さを探究し続けてきたドーマン氏のライフワークの結果だ。

4
Mai

★あのマルセルの息がかかった三大お勧め“家飲みワイン”★

すこぶる軽快で、フルーティーで、果実味が豊かで最高に心地よいい。 そして、何よりも嬉しいのは、求めやすい価格帯であること。 欠点は、美味し過ぎてスイスイ入ってしまうので、早く一本が終わってしまうこと!! 1-Raisins gaulois レーザン・ゴロワ(野村ユニソン社) 2-Cuvee Passion キューヴェ・パッション(ESPOA社) 3-La Cuvee du Chat ラ・キューヴェ・ドゥ・シャ(テラヴェール社) あの自然派ワインの原点の人マルセル・ラピエールに深く繋がりがある人達のワインです。 勿論、ガメ品種100%、マセラッション・カルボニック醸造で、果実味が全面にでたグイグイワインです。 家で気分を変えるには、もってこいのワイン達!!元気がわいてきますよ!! こんな時こそ、やっぱり原点は大切!!   

3
Mai

★コロナにも負けず、いつも元気で現役を続けるジャッキー・プレイさん★

  今、私は毎日ワイン造り手さん達とメールや電話で話しています。 ロワール地方のジャッキー・プレイさんから、メールと電話がはいりました。 我々はコロナに負けず、元気にやってます。 外出禁止ですが、幸いにも私達のような農家は畑へでるのは許可されているよ。 葡萄木はコロナより強いから、問題なくドンドン成長しているよ。 例年より20日ほど成長が進んでいる。 毎日、畑仕事が忙しくなってきたよ。 コロナ予防、コロナ退治に最も良いのは、ワインを沢山飲むことさ! 毎日、よく飲んでいるよ。 最高のアンチ・ビールスさ! 特に、私のワインはこの火打石のミネラルがタップリ! 日本の皆さんも、コロナに気をつけて頑張ってください! 一緒にこのコロナをやっつけましょう!! ESPOAの仲間達によろしく!! Bonjour Cher Monsieur ITO, Suite à votre mail du 7 avril, nous vous remercions beaucoup de prendre des nouvelles de la production. Ne vous inquiétez pas, Jacky et toute l’équipe du Domaine Preys est en bonne santé à ce jour mais il faut cependant faire très attention. Nous sommes heureusement tous confinés mais nous pouvons toutefois aller travailler dans les vignes. Cette année, nous avons 20 jours d’avance sur une année normale et les vignes se fichent du Coronavirus !… Et pour notre protection face à ce fichu virus, nous buvons beaucoup de vin car […]

2
Mai

★あのレジェンド醸造家マルセル・リショーさんも日本を応援してくれてます!★

コロナ攻撃で外出禁止令の中、マルセル・リショーさんより電話が入りました。 . 『伊藤、元気でやっているか?』 マルセルの明るい元気な声が聞こえてきた。 . お互いにコロナの影響を心配している。 『私の愛する日本の状況はどうだ?BMOの山田さん達は元気でやっているか?』 . 『私、ドメーヌの皆は元気でやっているよ。葡萄木が元気で芽も伸びて活力があるよ。だから、毎日畑に出ている。農家の私達は畑に出るのはOKだから。毎日、トラクターの中で外出禁止しているよ。』 相変わらずのお笑いオチがついている。 . 『ドメーヌに変わったことはないの?』伊藤 最近、ラストー村に素晴らしい畑が売りにでたので、子供達(クレール、トーマ)達が19Hを手に入れた。 今、現在は借り畑もあってその中には、この畑よりやや満足できない区画もあるので、このいい畑に集中できるように進化させていきたい、と思っているよ。長期計画になるけど、二人の子供達がいて頑張っているので、よりよく進化できる伸びしろがあるのが嬉しい! この先が楽しみだよ。 . 『早くこのコロナを終わらせて、また日本に行きたいよ! BMOの山田さんにも会いに行きたい!日本も早くコロナを終わらせて皆で楽しく一杯やりたいね。私にとって、日本は特別なんだ!皆、頑張ってほしい!』 . そうです。私達、インポター、造り手は、何があっても同じ船に乗って、皆さんに喜びを送り続けますよ。!

17
Fév

トーマ・ピコが大阪・福島のPassion et Natureパッション・エ・ナチュールへ

シャブリの希少な自然派ワインを醸すトーマ・ピコが初来日。 まず、日本の庶民の食の街、大阪かはいった。 大阪といえば、古くからVin Natureを広めている老舗パッション・エ・ナチュールからスタート。 大阪の日常へ自然派ワインを広めることに全社的に推進している小松屋酒販のお店だ。 Passion et Natureで大切なことは、フランスの雰囲気を大阪文化に馴染ませた日常の美味しさを目指している。 気楽に入って美味しい洋食を食べながら、自然派ワインを気軽に飲めるビストロ。 私が大好きなお店。新大阪の駅にもある。 藤田社長も来てくれました。小松屋はフランスのラングドック地方に葡萄園を購入して、フランスに醸造会社を設立した。 フランスから自社生産のフランスワインをここ大阪で販売している凄い社長。 ここ大阪にも多くのトーマ・ピコのファンがいる。昼にもかかわらず熱狂的なファンが集まってくれた。 いろんな質問をして、説明を聞きながらトーマのワインを一緒に飲んだ。

30
Juil

ビックリ!葡萄園!フィロキセラの害虫に侵されなかった150歳の葡萄木達

フィロキセラに侵されていない葡萄木が約0.7ヘクタールも残って生存して、純粋フランス葡萄が育っている。 つまり、アメリカ産の台木なしで、ダイレクトにフランス産葡萄木が植えられている。これはもう奇跡! しかも、世界のボルドー有名グランクリュ・シャトーが立ち並ぶHaut Medocオー・メドック地区のど真ん中である。 栽培は草を倒して藁のようにして土に混ぜこんで土壌を作る超自然な栽培。 微生物を育て、ミミズが生存しやすい環境をつくっている。 耕すのはすべて馬でやる。何故なら、150年前は葡萄木と葡萄木の間隔が狭すぎてトラクターが入れない。 こんな世界遺産級の葡萄園がオー・メドックに残っていたこと自体が奇跡的出来事だし、過去から我々に何かメッセージを送っているのに違いないと思ってしまう。 そんな畑を耕して我々に貴重な数百本のワインを提供してくれるのは、二人の女性です。 Pascale Choimeパスカル・ショワメさん、 Laurence Alias ローランス・アリアスさんの二人。 年間800本も取れないこの畑。周りの人達は忠告してくれる。 『古木過ぎて生産性が悪いから、引き抜いて若い木に植え替えた方がいい!!』 でも、この二人は、150年間のフィロキセラ虫にも耐え抜いてきた葡萄達を尊敬している。だから、植え替えない。 そして、150年間もこのお金が流れるメドックの中心でこの畑を守り抜いてきた先人達も尊敬している。 間違いなく、大金を積んでこの畑を買収しようとした企業があったに違いない。 お金に動かない心を持った農家が何代も続けてきた貴重な畑。 色んな誘惑に耐えてこの世界遺産級の葡萄園が存在している。 Closeries des Moussisクロスリ・デ・ムシス醸造 この奇跡の葡萄園から造られるワインはこれです。 ★Baragane バラガン 150歳の13種類の品種が混植されている畑からとれた葡萄を仕込んだもの。 150年前はメドックと云えども色んな品種の混植だったんです。これがメドック・ワインの原型です。 何事も原点、原型を知ることは大切です。この原型からどうして今のようなメドックになっていったか? 過去からのメッセージを想像しながら飲むだけでも、楽しい。メドックの150年の歴史が映し出される。 クロスリ・デ・ムシス醸造では、他にもメドックで数少ない希少な自然派ワインを造っています。 巨大有名シャトーの中で、小さな小さな蔵で魂を込めて造っています。 (問合せはサンフォニー社)

19
Juil

Nostalgie de La Fete de 14 Juillet de Marcel LAPIERRE

★このラピエール夏祭りはどれだけの人達に“勇気と知恵と喜び”を与えたどろうか!★ La Fete de 14 Juillet a Morgon Chez Lapierre 、a donne le courage ,la sagesse et la joie aux gens. この7月14日になると、自然派ワインを愛する多くの人達の心に、浮かぶ“お祭り”がある。 そう、あのマルセル・ラピエールが開催していた自然派ワインの夏祭りである。 世界中から自然派ワインを愛する醸造家、インポーター、レストラン・ビストロ経営者、愛好家などが集まって朝までラピエールを飲んで、踊って、語り合って、笑って朝まで楽しむお祭りだった。 初期の頃は、前日に造り手達が集まり、色んな意見交換をする“場”でもあった。 このお蔭でお互いの自然な栽培技術・醸造技術が,どれだけ改良・進歩したものであっただろうか。 図りしれない。 このお祭りは、今は大御所的存在になっている醸造家達が若き頃、一度は顔を出す登竜門の一つであった。 マルセル・ラピエール、ピエール・オヴェルノワもいて、多くの若手醸造家達と交流をとっていた“場”であった。 祭りの始めに、マルセルはすべての来場者に直接ワインを配るのが常だった。 豚の丸焼きを朝から準備して、焼きあがった豚を解体するハードな仕事をしたのは石田さんとダニーの名コンビ。 もう、それは格闘技のような作業でした! 食事の後は、ミュージック、とディスコ。語らいとただただラピエールを飲み続けた。 真夏の暑い夜、もう皆、結構出来上がっていました。 暑い中で踊るから一挙に酔いがまわるけど、ワインがワインだけにいつまでも飲み続けられるのが、危ないところ。 夜更けまで、朝まで最後まで飲んでいるメンバーはいつも同じだった。 祭りの後の翌朝も、集まってきて飲み会が始まる。この時は各自が持ち寄ったワインを飲むのでした。 ラピエール家も全員で一緒に楽しんだ。 本当に、忘れられない佳き時代の一コマ。Nostalgie. 7月14日になるといつも思い出す。 Merci Marcel !

17
Juil

南ローヌ自然派の原点RICHAUD Famille リショー・ファミリー

Par Masaki TAKESHITA     自然派の世界も第1世代からの世代交代が進んできている。 自然派巨匠マルセル・リショーも、長男トマが2009年から長女クレールが2014年からドメーヌに参画。新たな風をドメーヌに吹かせている。 更にエルメスで働いていた次女も、現在ドメーヌに数ヶ月戻ってきて、引っ切り無しに来る世界各国からのプロや愛好家達のレセプションを受けおっている。 長女クレールはマルセル・ラピエールでの経験を活かし、収穫したぶどうを10度まで冷やしてからの醸造も始めた。 昨年は例外だが、乾燥と酷暑の南ローヌで、フルーティーでエレガントなワインを造るための、いろいろなアプローチを行なっている。 アルコール度数が15度あっても、それを感じさせない果実味。リショーマジックのレベルは更に上がっている。 この日残念ながらマルセルは友人生産者達とジョージア訪問。 アンフォラ買ってくるかも。。。とマルセルあるあるの話しで盛り上がりました。 家族の愛、家族のパワー、エネルギーがワインにたっぷり詰まっている。

5
Juil

クリストフ・パカレ醸造のドゥニー・ペノDenis Pesnot

芸術家、ソムリエなど多彩な才能を持つ、ご存知、ミュスカデ、セネシャリエールのマルク・ペノの弟。1987年にマルセル・ラピエールとの出会いからボジョレーに根をおろし、まさに30年間以上。自然派ワインの流れのど真ん中にいた男。ラピエール学校第1期卒業生と言える。 またこの30年の気候の変化を感じ、それに対応する術も知っている。 そんな経験豊かなドゥニがクリストフ・パカレの右腕として、その才覚を思う存分発揮して長らく経つが、そんなドゥニさんも59歳。 今年2019年、来年2020年の収穫、醸造で定年となる。。。 まさに開花真っ只中で、すでに収穫に向けて、頭の中はアイデアがいっぱい。 2018年クリストフはフルーリーに自社畑をカーブと共に取得。新しい冒険がスタートした。 マドンヌと同じく、標高が花崗岩の風化した砂質になった区画のポテンシャルは凄い!とドゥニは言う。 凝縮度とフレッシュ感を合わせ持つワインのできる区画だと! 野生酵母の重要性を熱く語るドゥニ。今週はクリストフがカナダ遠征で不在だったが、 ドゥニ節をゆっくり聞けた貴重な時間だった。 最後に簡単ですが、2018年のクリストフ・パカレ。凝縮度の中に各クリュのテロワールがはっきり出ているミレジム。 ボジョレー・ヴィラージュはいちご、グレナデン。シルーブルはブラック・チェリー。 フルーリーはエレガント、ムーラン・ア・ヴァンはタンニンとキャラメルのような甘みが。コート・ド・ブリュイは火山岩を感じるミネラル感。 最強コンビ、クリストフ&ドゥニ。

18
Juin

初のルネジョンのおうちに行って chez champs Libres

初めてのブドウ畑 もちろん、リヨンより南を車で走ると、名も知らない畑は通り抜けますよ。 雨の予報が、一晩中、集まった人たちのおかげで、降らずに済んだものの、写真は、曇り空。 ジャーン。 ブドウたち。 この傾斜。 だから、作業するのも、機械なんて使えないから、手作業。 途中、ルネジョンの奥さん、マリアネスと、その他、楽器メンバーが集まり楽器片手に、畑を登っていった。 演奏するから、きいていてねと、言われたものの、しばらくして、うえを眺めると、かすかに、きこえてくる音色が。。。 なにしろ、100人近い人が、おのおのワインやビールを片手に話しているので、かき消されてしまっていた。残念。 見えますか。かすかに、畑に人がいるのが。 そのあとは、日本人の味がたくさん。 リヨンのカツミさんは、やきそば。しめには、特製かす汁。 ヴァランスのハリウッドスター・マサさんは、からあげ。 お祭りの屋台並みの手際の良さで、大きなコンロと大きなお鍋で、おいしいお料理。 今回、ルネジョンの2人の息子と1人の娘さんに会ったよ! 優しい。の、かたまりの家族で、大勢の人がいるのに、みんなのことを、ニコニコ、手伝っていたよ。しかも、部屋まで譲ってもらってしまい、彼らは、テントで寝ていた! 日付が変わる頃、ルネジョンのお宝カーヴへ、息子たちとついていきました! 聞き覚えのある年号が聞こえてきます・・・ 私が、もしかすると、私と同い年のワインだね!?と。 ルネジョンから、飲んだことないなんて言われたら、しょうがないな~ と、この写真頂きました! 私は、もちろん、他のお友達も、大喜びで、花にあつまるハチのように、どんどん人が寄ってきて、あっという間に、マグナムが空っぽに。 改め、ありがとう。ルネジョン! 彼が持つと、マグナムの大きさが、あまり伝わらない! 他に、 **カガミケンジロウさんも13年のマグナム。 **スオー・エルヴェ(Souhaut Herve)もマグナムをあけてくれた 。 初めて頂きましたが、一際目立って、おいしく、今でも忘れられない味。 edtiée par Miho

29
Mai

最高の品質と価格と自然度のコストパフォーマンス・ワインPOMPON ルージュ

★ワインは農業! と云う言葉はズバリこの蔵の為にあるのではないかと思う。 50ヘクタールある畑のほぼ半分が葡萄園で、あとは麦や他の野菜の栽培などを行っている。 60年ほど遡ればあのブルゴーニュでさえ、またフランス中が、こんな兼業農家の醸造家が殆どだった。 勿論、畑は馬で耕すのは当たり前。 ★ワインは人! と云う言葉も、ここのファミリーの生き方そのものが、牧歌的で素朴なフランスの農家を再現させたもの。 麦も自分で栽培して、石臼で麦をひいて小麦粉を造り、それで毎日のパンも自分で焼いてしまう。 そんな暖かな家族の生活がワインに表現されている。どこまでも素朴で透明感がある。 そして、誰よりもワインを愛しているヴァンサンがいる。 ★ワインは葡萄園で造る。 健全な葡萄を収穫して自生酵母で発酵。醸造設備は最小必要限のもので充分。これぞ究極の自然なワインである。 葡萄は土着の品種、あのミティークなアラモン品種を主体にサンソー、カリニャン、アリカント品種。 なんて、美味しいんだろう! POMPON ROUGEポンポン・ルージュ! (問合せは日本酒類販売社まで) 日本のレストラン、小売店の皆さんがPOMPONを訪問(日酒販ツアー) 皆さん、東京・パリ・モンペリエ(ラングドック地方)と乗り継いで昨夜に到着。 そして、いきなり超自然な牧歌的農家を訪問。 家の周り広がる50ヘクタールの一部23ヘクタールのテロワールを自分の足で歩いてミクロクリマを体感。 日当たり具合いや、風の流れが微妙に違い、そこに住む微生物・酵母が違う。それぞれの区画のミクロクリマを体感できる。 19年は低気温のせいで2週間ほど例年より成長が遅れている。 そして、シンプルな醸造所の中でテースティング。 そして、おばあちゃん、子供達も学校から昼食を抜き出てきて家族全員で歓待してくれた。 そして、すべて自分達の畑で栽培された野菜ラタトゥイユ、葡萄木を焼いた炭で焼いたソーセージ、をご馳走になった。 勿論、畑で採れたフルーツの自家製のデザートなど心温まる昼食をご馳走になった。 同じテーブルを囲んでひと時を共に過ごす。言葉が違っても、気心が通じ合うものです。 実に大切なことなのです。 馬の扱いを習う。 葡萄木を焼いた炭。 奥さんが焼いたトビッキリ美味しい自家製パン。 おばあちゃんが作ってくれたロールケーキ、チョコレートケーキ、庭で採れたサクランボのタルト。 POMPONポンポンとは、馬の頭についている赤いボンボリのこと。

10
Avr

“幸せ”を創る人達の集まり宴!カタルーション上野原

綺麗な空気、景色、と共に濃縮された 幸せ、が、ここから日本中に、いや世界中に広がっていく。 モノ、コトを創る人達のエネルギーは凄い! ここフランスまで伝わってきます。 素晴らしい! BY Masaki TAKESHITA 山梨県上野原の富岡棚田。 桜の花も満開、まさに春を感じる、この日に100名以上のワイン愛好家が集合。 スペインからの2生産者を囲んで楽しい宴が開催された。 Cosmic・Salvadorコスミック醸造のサルバドール とOriole ARTIGASオリオル・アルティガス。 新宿から70分移動すれば、こんな恵まれた自然環境があることにびっくり。 そこに集まった8店舗のシェフ達。 環境もワインも数々の料理も最高。 自然の中で飲む自然派ワインの味わいはさらに美味い。参加した人達の笑顔笑顔! 上野原の自然の中で、素晴らしい時間を共有したイベントだった。 この大きなイベントを成功させたBMO山田聖子さん、恭路さん、スタッフの皆さん、美味しい料理を作ってくれた ▪️ハヤリテラス▪️namida▪️shinori▪️TAKI BAKE▪️パルク▪️ペグ▪️シンバ▪️ピヨッシュ▪️小泉さん、歴史に残る素晴らしいイベントでした! 参加させて頂き感謝です!