3
Déc

東京の思い出 ことり

日本に居る内に絶対に来たかった店 “ことり” 水上さんとの付き合いは2004年頃からだ。 BMO主催の弾丸ツアーで一週間一緒に、フランスの葡萄畑を走り周った。 その後も2回はフランス一緒に走っている。 今は世界のラングロールになってしまったけど、水上さんが訪問した当時はまだ無名時代だった。 当時、典型的な東京下町の居酒屋で自然派ワインをガンガン売りまくっていた人。 どこから見ても普通の居酒屋で自然派ワインを始めたパイオニアだった。 今は世界のラングロールになってしまったけど、水上さんが訪問した当時はまだ無名時代。    水上さんは、自分が取り扱っているワインが、 どんな人が? どんなところで? どんな気持ちで?どんな風に? 造っているの見たかったのだろう。 そんな水上さんが独立して“ことり”をオープン。 何事も最初に手掛けた人は、人が持っていない何かを持っている。 そんな水上さんがオープンした店と聞いたら来ないわけにはいかない。 何事にも、敏感な人が造った店だ。 流石に、今頃の世で最も求められている急所を突いている店だ。 どこまでも自然体で、家にいるのか、レストランにいるのか、区別が付かなくなる程心地よい店だ。 料理もどこまでも優しくて、気張らずスーット体に入ってしまうものばかり。 私にとっては、フランスに是非、欲しいスタイルのレストランだ。 近所のおじさん夫婦がカンターで、仕事帰りの女性は一人でワインを飲みながらゆったり食べていた。チョット遅れて、むかえの奥さんが3歳ぐらいの子供を連れて食べにきた。皆、親戚の家で食べているようにリラックスしている。 私はこの空間に感動した。 流石、水上さん。 先の先を行っている。 料理もどこまでも優しいものばかり、ほぼ全メニューを食べてしまいました。 ワインは勿論、水上さんの厳選した優しい中にも、ちょいと個性があるものばかり。 流石、水上さん、当たり前の、単に優しいスタイルのワインばかりではない。    ホワーッとした煮込み料理に、Jacky preysジャッキー・プレスのFie Gris フィエ・グリ品種を合わせた。 火打石が敷き詰められた畑がジャッキーの土壌。 ミネラリーでスカッとしたワイン。 ここでジャッキーのワインを飲めるとは感激だ。 ジャッキーは90年台の最初にパリに出だした自然派初期の骨董ものの貴重な蔵元だ。 いつも笑顔でパリのレストランまで毎週配達にやって来る。 自然派などと自分からは一切云う事がない。 コツコツと自分のやるべきことをこなしている愛すべきジャッキーだ。 ジャッキーのところへ行くと、火打石を擦って、香ばしい香りを嗅がせてくれる。 最近、価格が高い自然派ワインが多い。 ジャッキーのワインは価格がリーズナブルなことだ。 その上、ミネラリーで美味しい!! このワインに、今夜は勢いついてっしまった。 その後、2人で5本も開けました。 3週間前の南ローヌからマルセル・リショさんが羽田に着いて、その足でことりにやって来て、長旅の疲れもなく夜中までここで飲んでいたとのこと。余程に心地よかったのでしょう。 よく解りました。 今夜はCPV Japonの竹下と二人で飲みました。    ヤアー、よく食べ、よく飲みました。 エネルギー充電。 有難うございました。

11
Nov

Bistro Simba (ビストロ・シンバ)

今、日本で一番食べに行きたいレストランは? と聞かれれば、即、“SIMBAシンバ”と答える。 何故? まず、大変、美味しい。 そして、飛っきり心地よい。 ワインのセレクションが凄い。 これだけ、三拍子揃ったレストランは本当に少ない。 最後に、菊池シェフの“気”が店中に行き届いている。私にとっては間違いなく三ツ星だ。 まずは、Stéphane Tissot*ステファン・ティソの 発泡ワイン Crémant du Jura Nature クレマン・ドゥ・ジュラ、ナチュールで乾杯 !! な,何て!スッキリ爽やかで真っ直ぐなミネラル感。 これがあればシャンパーニュはいらない。 ツマミに小魚の揚げ物。 もみじの黄葉、稲の穂、まるで俳句の世界だ。 ムール貝蒸し。 目の前で、磯野の香りがプーン。 ウーン、香草の香りが混じって潮の風味タップリ。 菊地さん自ら演出してくれました。 ウワー、こんなワインもありました。 Domaine de la Borde, Julien Mareschal*ドメーヌ・ド・ラ・ボルド、ジュリアン・マレシャル Jura ジュラ地方のArbois Pupillinアルボワ・ピュピラン. Cote de Caillot コート・ド・カイヨ。 石灰質の石ころが転がる標高500mnの急斜面にシャルドネである。 どこまでも繊細でミネラリーなワイン。 菊地さんの繊細な魚貝料理にはピッタリのスタイルだ。 これ以上マッチするワインは少ないだろう。    今日はこんなメンバーでやって来た。 ローヌのターン・エルミタージからDard et Ribo*ダール・エ・リボのRené Jean*ルネ・ジャンを囲んでCPVメンバーの勢ぞろい。 PARISスタッフの貴翔も、大阪の石川君も参加。 CPV JAPON の竹下君、そして、CPVの太陽であるまどかさん。 チョット、早目の忘年会のようなもの。 この辺から、皆、調子に乗ってきた。 ワインをポンポンと開けた。 料理もフル回転。 今、南ローヌで限りなくL’Anglore に似ていると北ヨーロッパで大人気の醸造家 Valentin Vallès*ヴァランタン・ヴァレスのワインがもうリストに乗っている速さ。 そして、スペインに最も近く、世界で最も美しい景観の葡萄園Banyulsの名畑を引き継いだJordy Pérez*ジョルダン・ペレズのLe Casot des Mailloles*ル・カゾ・デ・マイヨルのロゼ。 菊地さんの料理にマニフィックなマリアージだ。     何という旨味のかたまりスープ。 私の大好物カニ入りブイヤベース風魚スープ。 このカニの旨味に全く負けていない旨味を備えているラングロールのワインを合わせた。 まどかさんもしびれるほどの美味しさ。 ヤアー美味しかった!!    何を食べても驚きの美味しさ!! Precisionの世界。 精度の世界。 有難う!!シェフ!   

15
Oct

Elmer Restaurant

一年前にオープンした、Elmer*エルメールへゴー! 会社の裏道にある、隠れレストラン!自然派ワインたくさん、お肉は豪快、是非行ってみてください! 豪華なアペタイザー 豪快なラム肉と牛肉の丸焼き! ワインはもちろん自然派 デザートも可愛くておいしい! ニコラ・カルマランと彼女のビバさん アサミ & キショウ 会計士のキャム・ヨン