【Gilles et Catherine VERGÉジルとカトリーヌ・ヴェルジェ】NO2– Par Madoka KIKUCHI 彼らが主宰するS.A.I.N.Sは、SO2を一切使用することなくワインを造る生産者のグループ。条件はそれだけではなく、自らが所有する畑からのみワインを造っている生産者でないと仲間に入ることを許されない。グループに属する生産者がネゴスを始めた場合でも、すぐに退会を言い渡される。 それは昨今のフランス各生産地にとってはブルゴーニュに限らず非常に厳しい条件で、メンバーの数は年々減少している。現在14生産者。 それでも二人の思いは強く一切の妥協も許さない。 そんな彼らにも 買い葡萄でワインを造ることを勧める相手がいた。 二人の息子ジャンマリーだ。 2009年からワイン造りを始めた彼は幾度となく霧や雹などの被害に遭い、いきなり厳しい現実を突きつけられた。 2012年には一度ワイン造りを断念し借金を返すために近くの工場で働き始める。 母親であるキャトリンヌは私たちにこう言った。「ジャンマリーは苦労した。今でも苦労している。借金を返すために工場で働いている。それでも彼が造るワインはとびきり美味しいの!とびきりに!」 2015年には両親の勧めで買い葡萄でワインを造った。 それがT’inquiètes M’man! ママ心配しないで!… その味わいはピュアで独創的。天才的なタッチでガメイのキュートな果実味を表現した。 私たちが輸入元となり日本にも入荷した。 魅力的ではあったが決して買い求め安い価格ではなかった。 安くないでしょ?私たちのワインもそう。でも命をかけている。生活をするために切り詰めている。畑仕事に手を抜いたことは無い。妥協もしない。 だから理解してくれる人たちがワインを買ってくれれば良い。 キャトリンヌの言葉には説得力があった。 35年間働いてきた。ジルは64歳になった。疲れてきたけど一番大切なのは畑!という想いは変わらない。 自分たちに対しても妥協を許さない厳しさが常にある。頑なにみえる拘りも借金を返すために工場で働くという現実といつも隣り合わせだ。 2017年は雹害でほぼ全滅だった。 所有する畑の葡萄90%を失った。 樹の元の雹にあたらなかった部分の葡萄のみを収穫し、ビュルアゼロ(彼らが造る唯一のペティヤン)にした。 収穫がゼロになった時は在庫していたワインの値段を上げないと生きていけない。畑も売ることになる。とても深刻だ。 全ての醸造は琺瑯タンクで行われる。密閉しているのに酸化のニュアンスがあるのはなぜ? ジルは天体とくに月と地球と生体についての学者でもある。タンクの蓋を年に2回一瞬だけあける。それが回答。 実際にその蓋を見せてもらった。なんと!直径10cmくらいのまるい小さな蓋だった。ジルは片手で回しあけてみせた。 年に2回のタイミングというのは新月になる直前、重力が一番強くなるタイミングに人間でいうと治癒力が下がる。酸化が一番進み速度が上がるタイミングがあるという。 蓋をあける長さは、どれだけ酸化させたいかによる。3,4分の場合もあれば2009年に関しては15分間あけた。 時間も場合によるので、そのタイミングが深夜2時になることもある。 Organisateurs de S.A.I.N.S.Vin Nature, Gilles et Catherine Vergé, Aucun compromis!! écrit par Madoka KIKUCHI Le S.A.I.N.S. est un groupe des viticulteurs qui font le vin sans aucun SO2 et uniquement de leurs propres vignobles. Pour ce règlement, tolérance zero!!! Actuellement 14 viticulteurs courageux. Quelle volonté de Gilles et Catherine!! Mais une seul personne peut leur proposer de faire un vin avec les raisins achetés. C’est leur fils Jean-Marie!! Il […]
【Gilles et Catherine VERGÉジルとカトリーヌ・ヴェルジェ】NO1– Par Madoka KIKUCHI ずっとずーっと訪れてみたかった場所。 マコンの生産者で一番、いやブルゴーニュ、フランス全土をみても、ここまでテロワールを表現するために生活をかけて挑戦し続けている生産者を他に知らない。その信念には少し異常さを感じるほど。 始めてワインを口にしたときから その液体が持つ不思議な魅力に取り憑かれている。 二人とは2年前、ロワールのオリヴィエ・クザンを訪れたときにバッタリ会って以来。 その時は偶然に遭遇出来たわけだけど、ロワールの試飲会レザノニムを終えた翌日で二日酔いにグッタリしていたキャトリンヌとは ろくに会話も出来なかった。 今回は万全で迎えてくれる。 ワクワクの気持ちを抑えきれなかった。 楽しみで仕方ない。 明るくてパワフルなキャラクターのキャトリンヌと温厚で物静かなイメージのジル。ガハハと笑いながら豪快に話すキャトリンヌに対しジルは お茶目に冗談を交えながら穏やかに語ってくれる。 二人はまるで夫婦漫才のようなやり取りで楽しく私たちをもてなしてくれた。ワインの話になると物静かだと思っていたジルが語る語る!それに触発されたキャトリンヌも真剣に想いを伝えてくれた。 Gilles et Catherine VERGE: Pureté du terroir en Bourgogne, leur conviction infinie écrit par Madaka KIKUCHI Le meilleur à Macon,ou plutôt en Bourgogne, voire en France. Pour exprimer la nature du terroir, ils s’exposent à leur vie, n’arrêtent pas de lancer un défi. Leur conviction est énorme!! Depuis la première dégustation, je suis séduite par une charme mystérieuse de cette liquide. Catherine rayonnante et énergique qui parle dynamiquement et chaleureusement. Gilles doux, calme et farceur. Ils nous accueillent toujours avec gaieté et joie. Une fois commencé à parler du […]
銀座でもう21年前からダール・エ・リボやプリューレ・ロックをガンガン、ビストロで売っていたあのオザミ・デ・ヴァンのトップ、丸山弘人さんからフォトが送られてきた。 そう、あのお好み焼き“きじ”のトップ土田さんと銀座でRoch and Rosé ロッカン・ロゼを楽しんでいる。 ♪~🎶ロックン・ロールのリズムに乗って、 Roch and Roséロッカン・ロゼで暑さをぶっ飛ばそう!!🎶♪~🎶 Roc and Rosé à Ginza M.Hiroto Maruyama,président de AUX AMIS DES VINS, qui vend une grande quantité de vins de Dard et Ribo et Prieuré Roch depuis 21 ans, m’a envoyé les photos hors du commun. Bien sûr!! Avec son copain M.Tsuchida,président de bistro OKONOMIYAKI KIJI, ils fêtent ensemble avec Roch and Rosé à Ginza. ♪♪ Au rythme du Rock’n Roll, oublions la chaleur en buvant Roch and Rosé!! ♪♪
ブルゴーニュのビオ・ディナミのレジェンドDominique DERAINドミニック・ドゥラン あのaligotéアリゴテ品種のビシーットとした酸を逆手にとってメトッド・トラディションの発泡ワイン。 ナ・なんて、ビシット目が覚めるような爽やかな酸、スーット伸びるミネラル感、猛暑にシャンパンは いらない。 あの冗談ばかり飛ばして自分と周りを笑わせるドゥランのエスプリそのもの! 冗談の様な酸とミネラルで笑顔が爆発、猛暑も吹っ飛ぶ!! Chut・・・・・Derain シュット ドゥラン ブルゴーニュの石灰質からくるダシ汁のような旨味ものっている。 Eté Canicule, rien ne vaut le vin de Derain Une légende de Biodynamie Bourgogne, c’est Dominique DERAIN. Le vin pétillant d’une façon traditionnelle malgré une acidité de l’aligoté. Une acidité merveilleuse, une fraîcheur éclatante, une longue durée de la sensation minérale!! Déjà pas besoin du champagne en canicule. Son vin est exactement un reflet de l’esprit de Derain: un blagueur agréable qui fait rire tout le monde. Une acidité et un minéral agréablement étonnants!! Autour de son vin, les gens rigolent et rient en oubliant la chaleur de la canicule!! Le vin de Derain efface la canicule!! Son vin a […]
蔵でアペロをやって、じゃーCave Madeleinneカーヴ・マドレーヌに行こう!という事になった。 ここの料理はいつも満足させてくれる。 ここボーヌも36度を超す猛暑。 こんな時は、ここCave Madeleinneカーヴ・マドレーヌに限る。 料理が涼しい!どの一皿にも酸・フレッシュさが工夫されている。 その上、サーヴィスが心地良い。 美味しいワインもあり。 ボーヌで洗練された本格ビストロジー料理といえばここに限る。 今日はパカレのNTGの11年と12年のミレジムを開けた。 11年の太陽からくる酒質、12年のミネラルからくる酒質が明らかな比較になった。 今日の様な猛暑の日は、12年の涼しさ、スート長く伸びてくるミネラル感が爽やかさを演出してくれる。 今日のここの酸の乗った料理に完璧。 柳沼さん、フィリップとも話しが弾む。初対面とは思えなく打ち解けた話ができた。 ワインの話しが生き方に連動しているフィリップの話しは面白い。 子供を育てるようにワインを育てる話しなど。 『樽熟成中、ワインを好き勝手朴っておいたら、子供と同じように我儘な妙な子になってしまう。 だからよく観察していなければならない。曲がった方向に行きかけたら修正してやらなければならない。自然だからと云って,朴って置くことではないんだ。』 『樽熟の最終段階は、人間でいえば思春期の若者、ある程度、方向性が落ち着いたところで、 そのいい状態と方向性を失わないように写真を撮るようにSO2を僅かだけ入れている。 その後はそのいい方向にゆっくり熟成するのがビン熟なんだ。』 『思春期はまだ微妙なんだ。朴っておけばとんでもない方向に行ってしまう可能性があるんだ。』など。 実に例えが面白い。 Cave Madeleinneカーヴ・マドレーヌの料理 最高のひと時でした。 柳沼さん、楽しい旅を続けてください。 美味しく、楽しい、元気のでるレストランを沢山プロデュースしてください。 その片隅に自然なワインも、是非よろしくお願いします。 次回は是非、日本で!! Bon Voyage! Après un apéro à la cave de Philippe Pacalet, on est allé à Cave Madeleinne. Sous la canicule 36 ℃ à Beaune, justement les plats de Cave Madeleinne nous rafraîchissent grâce à leur acidité agréable. Le service sympa, les bons vins!! On a dégusté les NIT de Pacalet 2011 et 2012. Le 11 du soleil, le 12 du minéral qui donne une fraîcheur grâce au prolongement du minéral. Bon mariage avec les plats agréablement acidulés!! […]
村名からプルミエ・クリュ、そしてグラン・クリュ畑までなんと18種類を試飲させて頂いた。 フィリップのブルゴーニュのパッファン(香り)はパカレ風味と云ってもよい独特なものがある。 シソウの葉とイチゴの中間的な風味。これはプリューレ・ロック時代から共通している。 村名 Ladoix , Pommard Nuits St George Gevrey Chambertin 17年村名にしてエレガント、やさしいピノ。ポマールは開いている。 ニュイは涼しい、やや硬い。 ジブリーは石灰質のより強さ、ミネラリーさがある。 一級畑 Aloxe Corton Premier cru Pommard Premier cru Chambolle Musigny 1er Cru Nuits Saint Georges 1er Cru Aux Argillas Corton les Bressandes フィリップのコメントを聞きながらのテースティングは実に面白い。 造りはすべて同じ、違いはテロワール土壌のみ。 一級畑は、レベルが違う。上品さが出ている。 酒質の強さも土壌からくるものと、太陽からくるものの違いを飲みながら説明してくれる。 特級畑 Clos de Vougeot Grand Cru Echezeaux Grand Cru Ruchottes Chambertin Grand Cru 特級畑のものは、もう今でも上品で、エレガントで、ミネラリーで別格の品質。 エシェゾー、ルショットなどは、ロック時代の特級の風味を備えながらも、フィリップ自身の進化が 見事に表現されている エモーションが伝わってくる。これぞ、ブルゴーニュ!! 自然派だとか、ブルゴーニュだとか、飲み物としてこんな液体、エネルギーを感じながらエレガントな スタイルを醸せる人は何人もいない。 和の世界のトビッキリ上品な食の世界と合わせてほしい。 他の地方 Cornas. Côtes Rotie フィリップは気候変化の中、ブルゴーニュ以外のテロワールで自分の技を試してみたく、 いろんな挑戦をやっている。 この経験が今のブルゴーニュにも生かされている。 いつも留まることを知らないフィリップがここにいる。 ブルゴーニュ手法をもって造るコート・ロッティ、コルナス、フィリップにかかるとここまで 上品になってしまう。 白 Corton Charlemagne 最後に白、コルトン・シャルマーニュ、よく熟したシャルドネ、北側斜面に近いのでどんなに熟しても 酸がのこっている。 ロック時代からずっとおって来た柳沼さんも感激のテースティングでした。 柳沼さんは、日本八芳園を基本に多くのレストランのプロデュースに関わっている人。 今、和食に合わせるワインを物色中、このテースティングにいい発想の契機になっていただければ 幸いです。 (17年産の白はまだ発酵中、テロワールの音を聞く柳沼さん。) 途中からアメリカの熱狂的なパカレ・ファンも合流してに賑やかなテースティングとなった。 Merci Philippe. ありがとう、フィリップ! Dégustaion directe, 14 cuvées en 2017 Des Lieux-dits,passant les Premiers Crus,aux Grands Crus. Au total nous avons dégusté les 18 vins. Le […]