今日2月18日から1週間の出張だ。来週から始まるVINI SUDヴィニ・シュードの為に南下していく。 今回はボルドー経由で行くことになった。TGVでパリ・モンパルナス駅からボルドーまでノンストップで行く便が3:50にある。3時間でボルドーに着く。 久々のボルドーだ。私にとってボルドーは第2の故郷のようなものだ。24歳から32歳までの6年間、遅めの青春時代を過ごしたところだ。残念ながら最近あまり来る機会が少ない。 私はグランヴァンを一切やっていないからだ。私がやらなくても多くの人達がやっている。私の仕事ではないと思っている。無名で美味しいものを発掘する方が数倍面白いからだ。 ボルドーにも自然派がありますよ! ボルドーには自然派が今のところまだ少ない。しかし最近良いものが出てきた。 このHPでも時々紹介していますが、CH-JEAN FAUX ジャン・フォー、やCH-LES JONQUIERESシャトー・レ・ジョンキエールなどは素晴らしいボルドーワインだ。 よく自然派愛好家や専門家で樽香が付いているだけで、批判する人達がいるけど、それは辞めてもらいたい。 ジャンフォー ジョンキエール 土壌がしっかり生きていて、自然酵母で発酵させて、SO2の添加も抑えて自然な造りをしているボルドーワインは結構存在している。樽熟成もさせているので当然に樽香はある。これはスタイルの問題で批判すべき対象ではない。勿論、セミ・マセラッション・カルボニック方式の果実味豊かなスタイルも素晴らしいと思う。しかし、そのスタイルしか受付けない自然派は偏狭な自然派と云わざるをえない。かって私はボルドーワインに浸かっていた時代があった。ボルドーワインが一番だと思っていた時期もあった。そして、自然派を知って大ファンになり、果実味をマスクさせる樽香を嫌いになった時期もあった。しかし天と地の力が健全に入った造りであれば立派な自然派であると今は思っている。旨いものは旨い。樽香があってもスーと入っていくことには変わりがない。純な透明感ある果実味は共通している。 19時にボルドーに着いた。明日、久々にメドックに行くつもりだ。駅でレンタカーを借りた。ボルドーでの定宿はグランテアトル(劇場)の横にあるマジェスチックだ。20年来使っているホテルだ。ボルドーのセンターで動きやすく、静かで何より顔馴染みなのが一番気楽でよい。混んでいる時期でもムッシュ・イトウというと何とかしてくれる。 さあ、夕食だ。 5年前にオープンした自然派ワインビストロがボルドーにある。BO BARがある。 ⇒ ボルドーで自然派ワイン・ビストロ第1号 BO BAR ボ・バール もう5年が過ぎたボ・バール ボルドー自然派第1号 ブノワはPARISのヴェール・ヴォレで働いていた。5年前にボルドーに移り、ヴェール・ヴォレスタイルの自然派ビストロを始めた。 酒屋としての機能も備えている。ここでワインを販売もできるようになっている。 何でも最初にやるのは勇気がいるものだ。 油と水ほど違うワインのメッカでの自然派ワインビストロを成功! 私が店に着いた時は満員だった。ボルドー大学の醸造学部の生徒が10名ほどで自然派を楽しんでいた。世の中、変わったものだ。最新技術を学んでいる学生達が自然派に興味を持っていることは素晴らしいことだ。 ボルドーも大きく変わる可能性を秘めている。 ボ・バ-ルに来ればフランス全土のワインが飲める。 しかも、大学では絶対に教材として試飲することがない種類のワインだ。学生達も興味があるのだろ。 ラングロル ラトー エリアン・ダロス ブー・ド・モンド マゼル ダール・エ・リボ ジョルジュ・デコンブ ブルノー・シュラール バカント(エステザルグ) どれも自然派の世界ではスター的存在のワインだ。 昔なら、もし醸造学部の教材で使うとすれば、欠陥ワインの対象として使われるものだろう。 ブノワの話では、時々飲みに来ているとのことである。世の中、自然派への流れは着実に進んでいる。 質問 サーヴィスのマチュ 伊藤 『ボルドーで他の地方のワイン勧めるとき、ボルドー人の反応はどうだったの?』 ブルノ 『最初は難しかったよ!最初の頃は産地を表示してやっていたんだ。例えばデコンブのワインをボジョレです、って勧めると100パーセント断られたんだ。だから今は一切地方名は名乗らないことにしているんだ。例えばボジョレのデコンブのワインは←LE FRUITE DE BO BAR・ボ・バールの果実!と名付けいる。ボジョレって分らないようにしてある。お客さんは実際に飲んでみて美味しいので喜んで飲んでもらえるんだ!まず、飲んでもらえるかどうか?が大事なことなんだ。自然派ワインは変な先入観なしに飲んでもらえば、ほぼ100%喜んでもらえる自信があるよ!』 グラスワインの表示は地方名なし。 グラスワインの黒板に地方名原産地は一切表示してない。 ボルドー中心街のレストランでフランスの各地方のワインを品揃えしてあるところは珍しい。若い人達はボルドー人といえども新しいもの求めるのだろ。客層はやはり若者が中心だ。 BO BARの最近のヒットお勧めワインは? さて、私はシャクトリ(生ハム・ソーセージ盛り合わせ)でお勧めワインを飲んだ。 『最近のヒットワインはなんだい?』 『この2本だね!エリアン・ダロスのアブリュウとオブー・ド・モンドのタン・タンだ !』 ELIAN DA ROS エリアン・ダロスのABOURIOUアブリュ エリアン・ダロスは西南部地方、アブリュウABOURIOU品種はほぼ絶滅しかけている品種だ。葡萄の皮が極端に薄くて栽培が難しい品種だからだ。フランスではエリアンダロス とマーク・ペノの2人しかいない。 エリアンが除梗しない造りはこのワインだけだ。濃縮度もそこそこありながら果実味が濃厚なワインだ。基本は爽やかなワイン。 LE BOUT DU MONDE・ル・ブド・モンド(世界の果て)という醸造元オーナーのラフィットさんは、今日本で激旨安で話題のエステザルグの元醸造責任者。5年前にルシオン地方の山の中に葡萄園を買って始めた。あまりにも雄大かつ人里から離れた風光明美なところにあるので“世界の果て”と名を付けた。フラール・ルージュの弟分のような関係だ。優しくて明るい、いつもニコニコしている人柄だ。 タン・タン・TAM,TAM シラー50%、カリニャン30%、グルナッシュ20%、 フレッシュな果実味が全面に出ていて、グイグイ飲める典型的な自然派ワインの風味!タンタンとはアフリカの太鼓、リズムに乗って自然に踊りがでてくるように、スーと自然にからだに入ってしまうようなワイン。 除梗なしのセミ・マセラッション・カルボ方式。自然酵母、SO2最小。 BO BAR・ボ・バール ADDRES 9,Place St Pierre 33000 BORDEAUX TEL :05-5679-9203 世界遺産ボルドーの旧市街地の真ん中 サンピエール教会のある広場に面している。ガロンヌ川のも近く美しいボルドーの街角を見学しながら、その合間に美味しいワインを飲むのは最高だ!ボルドーにお越しの節はお勧めです。 30年前この近所にあった柔道場で空手、剣道をやっていました。 ボ・バールで人気ワイン中、日本で買えるワインの紹介 1-DOMAINE LE BOUT DU MONDE・ドメーヌ・ル・ブ・ド・モンド 1-タンタンTam Tam, AOC Côtes du Roussillon Villages 2008 2-レキュム・デ・ジュールL’Ecume des jours, AOC […]